【今週のラーメン２９４１】麺屋さすらい（川崎・元住吉）咖喱らーめん＋白ごはん　〜ゆるゆるキーマカレートッピングが程よい酸味と香ばしさ！

＜ユニコーン全面押しのユニークさは変わらず！価格は以前よりリーズナブルに！＞

　「ナルトもメンマもないけれど／あるけれど」のお店が、いつの間にか平日は別ブランドで営業開始という情報を知りまして、早速に行ってまいりました。しかもカレー系が追加ということですから、夏気分がまだあるうちに行かねばです。その名も「麺屋さすらい」。これも奥田民生のナンバーから引用ですよね。店内はあいからわらず、ユニコーン、奥田愛に包まれております。６席しかありませんので、ランチタイムには店先まで少し待ち列があふれてました。しかし、時間の都合か暑さのせいかで退散する客も多く、私はなんとか店内待ちで過ごすことができました。

　しかし別ブランド化以外にも驚きました。安くなっとります。咖喱らーめんは７５０円とまあリーズナブルさを感じますが、塩らーめんがなんと４８０円。さらにヱビスビール中瓶が３５０円でっせ。これは嬉しい・・・相場より２００円は安い感覚。その一方で麺の大盛りとライスは１２０円でちょびっとだけお高め。カレーにはライスでしょ！ということで、太るのを承知でライスも追加させていただきました。

＜さらさらスープカレータイプでコク深し！レストラン感覚の崇高さも見え隠れ＞

　６席だからコントロールしやすいのか、座ったらあっと言う間に配膳完了です。そしてその麺顔はなかなか専門店に比類するほどに本格的な質感。ターメリック、クローブ他いろいろスパイスを駆使いるんでしょうが、ローストしたスパイスかと思われるほどに、濃ゆい色合いが印象的です。そして薫り高い上にヒリヒリとした刺激感がほどほど。粘りも低めでどちらかと言うとカレースープ的なサラサラ感がします。ライスにかければシャブシャブっと隙間に入り込んでしまうほどのサラサラさ。しかも鶏系のコクを感じさせる油分が、ペイズリー文様のように表層を漂い、旨みを引き立てます。

　トッピングからもエキスがにじみ出るのが良くわかる。鶏節を粗く削った「鶏厚」なるものも歯ごたえと共に程よい塩気に近い旨みを放出するし、キーマの味わいもまた絶妙で後半になると完全にスープと同化。レンゲで啜るのも良いけど、後半はゴクゴクっと汁を飲み干してしまいそうになりました。

　全体的に辛味でガツンと来ることはありません。温泉卵にもよく合いそうですし、また温泉卵でマイルド方向に無理にしなくても、そのままダイレクトに香ばしさを楽しめます。辛さ苦手の人、カレールーの喉の貼りつき感が苦手な人、両方にも気に入るカレーではないでしょうか。

＜ゆるゆるキーマカレートッピングが程よい酸味と香ばしさ！＞

　トッピングにもこだわりあり。ピーマンは相変わらずこの店の主張みたいですが、カレーラーメンだと他のラーメンより相性が良い。また鶏厚は、細かく刻まれて施されていますが、歯ごたえも感じてこれも良い相性です。

　キーマも良い出来です。緩い挽肉餡感覚で、カレー別種の風味高さと、マッシュルーム等キノコ系の風味もじわじわと感じます。さらにトマトから来ているのか淡い酸味も感じますし、このままスープに溶かさずに白ごはんの上にトッピングしてしまおうかと思うほど。サイドメニューにプチ・カレー丼なんてのがあったら更にうれしいかも。

＜パツパツ感が小気味よいナイスな低加水感覚！カレー味にも馴染む＞

　麺はこれまでにも経験がある低加水のストレート細麺です。密度感が高めで少しパツパツとしているところが、食っていて小気味よく感じる。と同時にグルテンの風味をストレートに感じさせるタイプです。この風合いがカレーによくマッチしていてご飯食にも通じるかも。前歯のパツパツ感の後に、奥歯でプレスするときは特にそう感じますー。

　とても綺麗なストレートですから、リフトしてもまとまりがあります。なので汁ハネが飛び散りにくいですが、紙エプロンはした方が無難でしょう。券売機横に備えてあるのでセルフで利用しましょう。

＜カレーはご飯割に限る・・・・どっちが主役かわからなくなる＞

　博多豚骨だと替玉をせずにはおれない。カレーラーメンだとライスを余ったスープに投入しないわけにはいかない。もう何も考えずに、固形物を食い終わった瞬間に一気に白ごはんを全部投入してしまいます。即席カレーライス・・・と言うより、カレーおじやのような風貌です。それにしてもカレーがしっかりとしているせいか、ごはんを投入しても味が薄まるような残念感はなし。十分にに最後までカレー風味を楽しめました。温泉玉子は、このタイミングでならアリかもしれません、個人的には・・・。

　総じまして、「今後もリニューアル応援！再度メニュー制覇！」と言う感じで、月一回くらいは通わねばと激しく思いました。次回は、塩らーめんの変化を楽しみたいと思います。ところで・・・話は変わるけど、この日はとても暑くてたまらない日。店舗に入ってもそれほど冷房も効いた感じもせず。そこへ熱々なカレーラーメンを汁まで全部飲み干して、総熱量を体内に吸収。店舗内で体が冷やされることもなく、炎天下を移動しましたから・・・軽い熱中症かと思うほどクラクラしてしまいました。こういう暑い日こそ「冷やし中華」を食えばよいのですが・・・・何にせよ間が悪いところは、死ぬまで治りそうにもありません（笑）。帰り道は、コンビニエンスストアのはしごをし、休憩しながらオフィスに戻りました・・・・。熱中症侮るべからず。てなことで、夜になってようやく体力が復活してきましたー。それでも寝る時間なので、とっとと最後の締めに詠って、明日に備えてもうねますー。

　　　真夏日に
　　　汗をかきつつ
　　　咖喱麺

　　　忘るべからず
　　　熱中対策

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！