ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2136】 麺屋 正路 (東京・荻窪) 鯛煮干らーめん・お正月限定

 今年の麺初めは、「麺屋 正路」さんでスタート。お正月三が日だけ提供の「鯛煮干らーめん」を狙わせていただきました。








 今年の年末年始休暇が短いもんで、帰省から早めに東京に戻ってきてしまったため、どこかもどかしい思いをしており、ちょっと「お正月限定」でも食って気分を高めたかった次第。今日は厨房2名、ホール1名と云う万全体制。店内は、いかにも常連さんか、都内の麺好きばかりで、お正月から「ラーメンLOVE」な雰囲気が充満しております。


   











【シッカリしつつも華やぎある魚介感覚!醤油ダレもまったり】


 お正月三が日から営業、しかも「お正月限定」というメニュー一本に絞ったところに、なんだか気合いの入れようを感じます。今年に賭ける!なんだかそんな気合いを受け止めるようでして、私自身が武者震いを覚えます。さてその麺顔ですが、一見は定番の醤油らーめんに通じる落ち着いた醤油感覚。鯛という食材から、塩系?と勝手に邪推していたのですが、塩も得意技なれど鶏コラーゲンが聞いてたはずだから、それを外したんでしょうか。また、醤油系も「鶏と鰹の中華そば」という定番絶品メニューもありますし、魚介との相性で言えば、この店では「醤油」という選択だったのは腑に落ちるところです。







 さてスープを啜ろう・・・とレンゲですくいあげた途端に、ふわっと感じる煮干し風味。しかしニボニボっとした躍動ではなく、香ばしさが効いていてどこかスッキリとしたところが「鯛」の煮干し感のか?非常に大人というか、万人ウケも感じます。味わいは?と言うと「ダブルの香ばしさ」と個人的には脳裏に浮かびます。鯛煮干しの「シッカリ」した煮干しはなかなか出汁に色濃く響いていて、煮干し食べ慣れた方にとっても、しっくりと琴線に響くはず。しかもやっぱり鯛は鯛だけあって、出汁が効いててどことなく・・・そして確かに、「華やか」と響き渡ります。







 そして一方で、「醤油も躍動して香ばしい」と感じるのです。醤油味が出汁化しとる・・・。潮気のキレというより、ダシの一部というかダシそのものになっているような醤油味。トッピングの魚粉が目を引きますが、粉ぽい魚甘さが少ないのも好印象。鶏の美味と鯛の風合いが寄り添う美味さか? 忍ばせた鰹出汁が響いているのか??ともかく、意外にも醤油味が生き生きした鯛煮干しであったというのが私の感想でして、気持ちよい裏切りを覚えました。うーん・・・これはまた通いたくなるな、今年も(笑)。













【適度な加水の低さと熟成度!香り感じる良麺!】


 こちらは細めんを二種類持ち合わせていて、今回はやや低めの加水のタイプ。「鶏と鰹の中華そば」と同じ麺ですね。どっちも好きですが、どちらかと言えばこっちの方が少し好き。微妙に、乾いたグルテンのような柔らかい芯があって、前歯で千切る瞬間から薫たつような粉の風合いが前半では楽しめます。







 後半は、やや汁を吸い込んで滑らかな物腰に変化。ツルツルと言うより、スベスベとした表面の感覚がとても口当たりよし。汁を吸い込んでからはそれがより加速する感覚で、シルキーにすすり上げる気分が最高です。お正月は御節を食い過ぎて体重が気になりますが、それがなければ大盛りにしたかったところ。












【初体験!レア鶏つくね!】


 レアチャーシューも、メンマも高品質!特にチャーシューは洋風御節にあるローストビーフよりは美味のではと思ってしまうほど。メンマも大きくて繊維質がきめ細かい。味わいも薄からず濃ゆからず。ベストバランス。







 注目すべきは、『レア鶏つくね』とでも呼ぶべき一品でありましょう。初めて食べました。レアの鶏つくね。でも「安心してください、加熱調理されてますよ!」ってな感じで、大きく説明書きがカウンターに貼られています。これは絶対に冷酒と合うはず!表面だけ、まるで薄皮シュウマイのように軽く熱が通っている上に、歯で噛むとねっとりとした肉の感覚。鶏のたたきに、いろいろな旨味が混じり合っており、舌にまとわりつくような「つくね」なのであります。これは・・・お正月しか食えない特別メニュー。お年玉感覚でありがたくいただきました。















 総じまして、「寿と旨さと初物の醍醐味!」と言うような感覚で、マイペースながら良い麺ライフのスタートを切れたかと言う充実の一杯。大久保時代も良かったけど、荻窪に移転して腰が据わったような仕事ぶりを強く感じてしまいました。こちらの移転前の「麺屋鯱」は、限定を提供するイメージがもともと強かったんですが、そのたびにわざわざ店名を変えてきたんですよね。ようやく一本の店名に絞られたんですが、今後も不定期で結構ですから、いろいろな限定を繰りなしてほしいところです。ともあれ、良いスタートで食えた今日の私。気分も良く・・・・なので詠います!



    穏やかに
    今年めでたく
    麺初め



    幸先感じる
    鯛煮干哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!






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