ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2135】 門扇 御池店 (京都・京都市役所前) 限定 酒粕らーめん

 あけましておめでとうございます。
 昨年はいろいろありましょうが、出来事もラーメンも、しみじみと味わって行きたいと思っております。
 よろしくお願いいたします。




 さて・・・大晦日の午後、旧友たちと忘年会。いきなり「カラオケ+アルコール類飲み放題」から始まるというトップギアな状態から始まり、開始二時間あたりから、声の変質を覚えます。こんな日に、こんな時間帯で騒ぐ客などレアだったのか、3名なのに20人部屋に通されたりして・・・・カラオケ採点機能に3名が意地の張り合いバトル。この時点で相当疲れてました。やっていることは、巷の中学2年生と変わりません。


 そのあと、羊と豚のシャブシャブを食いに行って・・・これが薬膳基調だったため、比較的静かに心を落ち着けて、昔談義などを滔々と語り合うなどしました。ああ、オレたちもいい加減年をくっちまったな〜・・・的な話も少ししたりして。こう言うのをしたかったんだよね〜、京都の大晦日の過ごし方ってさ・・・。


   





 その流れで、もう一軒、渋く日本酒を飲ませる店へ行って、サクッと大人飲みをしようということに。いや〜、年を重ねた分だけしみじみくるのが日本酒ですよ!燻りがっこと、ホタルイカ。これを来年のオレたちの幸運を祈願して「開運」と言う銘柄でしみじみ味わう・・・。ここまでは良かったのだ。実に良かったのだ。


   



   





 どうも静かに飲むのが実はストレスだったのか(笑)・・・、この後どうしても最後にラーメン食おうという話になり、京都木屋町の名店「みよし」などを通りすぎたのだけど、なぜか「門扇 小池店」へ。なぜここだったのかは未だ不明。ともあれ・・・ここに入店して、とても心が和んだのか、すっぽりといい空間だったのか、まず熱燗を次々と注文してしまったから、また収まりがつかなくなってしまった(爆)。












【甘いラーメンの常識を覆す「粕汁風味感」の旨さなり!】


 こちらのお店には、呑んだくれ状態で雪崩れ込んでまた呑んだくれ・・・・、あれこれうるさくさせて、今となってはつくづく申し訳ない。ようやく時間と腹具合を鑑みて重い腰をあげるように、ラーメンをいよいよ注文。オヤジ3人が何にするか決めるのに、あーでもないこーでもないと、グダグダ状態がまだ続きます。私自身、「野菜らーめん」にして優しく収めるつもりだったのですが、「俺と同じものを食え」と、ラー友からやや強引にオーダーを覆されました。しかし、これが結果的に良かったわけだ。







 実は私自身、「酒粕らーめん」は、伏見桃山のとある店で体験済みですが、今回改めて「このジャンルはあり!」と確信しました。「酒粕のらーめん」というより、「粕汁アレンジ」のらーめんと言った方が、人によってはピンとくるかもしれません。







 白菜の甘みが滲んだり、酒粕自体の甘さもナチュラルに広がります。そこに、根菜系・・・・大根やら人参の美味が広がり、豆腐などの味わいで優しくまとまるといった感覚。京都の寒い冬には、よくこの「粕汁」があちこちの家庭で提供されており、酒蔵が多い京都では新鮮な酒粕がよく市場で売っていたもんです。いわゆる京庶民の味でして、京都オリジンな私は、何よりもじんわりくる出汁加減。これがらーめんにしても合うのだから、酒粕が深い、いやらーめんが深い?












【しっかり受け止める粉風味感が素晴らしい!】


 スープは、アッサリ味噌と同等程度の濃厚さ。それをしっかりと受け止める麺の風味感が素晴らしいと思えます。やや黄色いのかと最初は思ったけれど、いえいえ・・・・ねり水の化学反応など感じ取れない良質な麺です。芯雨を感じないで全体的なクッションで押し潰され、また切れ込むキャラクター。角がやや膨れたような形状が、フォルムとしては穏やかな外観。







 いわゆる前歯で千切る所作が、「スパスパ」と千切れる代表的とも思える感覚でして、そこにトッピングの細切り大根などが絡むと、大変複雑な歯ごたえ。そこがまたいいところでして、麺を食っているはずが「粕汁食ってる」感覚をエスカレートするかのよう。







 箸でリフトすると、ずいぶんとスープを絡め取って盛り上げているのがわかります。しかし鶏白湯と同じような色合いと粘度にもかかわらず、重くないスープの味わい!それがそのまま麺へと乗り移っているかのようでウマし!です。







【肉の代わりに「おあげさん」が唸るほどしっくりベストマッチ!】


 これは逆大胆というか、肉なしの一杯でして、それがまたツボを押さえてます。冒頭感じたようにこれは「粕汁風」な味わいのため、どちらかと言うと野菜メインの味わい。それで満足なのですが、どうもそれ以外のエッセンスがないと少し口淋しく思えてしまうと言うもの。そこに、わずかですが京都弁で言うところの「お揚げさん」が細かくカットされて投入です。植物性とはいえタンパク質があると、食った気がする!腹落ちする!という胃袋の気持ち。わずかなボリュームなんですが嬉からずや、このお揚げ。












 総じまして、「酒処京の街、風情満載の酒粕らーめん!」と言うそのままの感想で、何の捻りなくごめんちゃい! 正直申して、ラーメンうまかった!ただ、何をこの店で居座って仲間と話したのかが、思い出せん。女将さんはいい感じで胸中にハートマークが浮かんだような記憶はある。とにかく一年いろいろあったけど最高の〆ラーメンに引き合わせてくれたことに大感謝!なので詠います!



    京の町
    幼馴染と
    連れ添いて



    やってることは
    今も変わらん



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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