ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5328】there is ramen(東京・荻窪)ワンタン麺 + チャーシュー + キリンハートランドビール 〜もはや荻窪の有名店!?ネオクラシカルな仕上がりに煮干&鶏豚が明るく深く染み入る一杯!

最近ツイてる!

 日曜朝から明日の準備で一仕事終えて荻窪へ移動。今回は大勝軒で酒でもあおろうと思ったものの、少し開店時間まで間があるので、遠回りがてら「there is ramen」の並び具合でも確認してから向かおう。どうせ休日はすごい行列なことだろう・・・と思いきや、店前の待ち用丸椅子が空いとる。実は店前とは別の場所に、メインの待ち行列プレイスがあるのだが、そちらに並びなし。こりゃラッキーということで思いがけず一巡目ゲットです。
 

 
 ちょうど開店前10分余りだったっけか。そしたら開店時には10名強の新たな行列が発生してた様子。たった10分違いでえらい違いだわ。最近ツイてる気がする!うん!!今日はこれを食えと拉麺神の思召しだったのであろう。ありがたやありがたや・・・。
 

 
 
 
<キリンハートランド> 妙に嬉しい中瓶グリーンボトル!麦芽甘味とホップ苦味がズシリとしつつ清涼感!華やか麦酒!

 
 いまだにこの店箱は「迂直」のイメージがあって、サッポロ赤星の頭でした。ハートランドが配膳され妙に気分新鮮です。ハートランドは小瓶で提供するシーンが多いが、やっぱり中瓶のグリーンボトルを眺めるとワクワクしてしまうね。この深緑のようで透明感あるボトルが、妙にラーメン店カウンターにあると置き物のように五つきます。
 

 
 キリンの中では割と古いブランド。バブルの余韻があった頃に登場したっけか。洒落たボトルですが中身は実にしっかりとした味わいです。麦芽100%ビールのズシリとした味わい。麦芽100%は一番搾りも同様ですが、ビール酵母の素朴さとホップが効いた爽やかな苦味は、ハートランドの方が深い気がします。ボトルの華やかさで軽快な印象を受け付けられますが、実は大人のビールだと個人的には思ってる。
 

 
 
 
<全体> レトロ焼豚の絨毯飾り!やすり雲の如くな皮雲呑!エキスが明るく琥珀に輝く出汁!

 
 開店以来一年余り。もっと前からあったような気すらするのは既に貫禄を醸し出すからか?。その麺顔のプレゼンスが見事です。琥珀にすら覚える黄色がちな清湯スープ。そこに浸りながら漂う雲呑が、まるで日本絵巻のやすり雲の如し優雅な表情で迎えます。
 

 
 また敷き詰められた焼豚がまた素朴かつ贅沢。喜多方系のような並びだがそれとは違う肉の質感で、実に美味そう。また海苔とメンマの漆黒さが全体のコントラストを高めるようで迫力を高めているような気がします。とにかく美味そう!ただそれだけ!。
 

 
 
 
<出汁> 冒頭からインパクトある煮干煮出し!力強く支える鶏豚エキス!落ち着きの和出汁のニュアンス!

 
 おや!以前より煮干インパクトが強いと感じるのは気のせいか?。香ばしい煮干苦味に甘味を感じる味展開。序盤は塩煮干しに近いスタートです。中華そばというより煮干そばと名乗っても違和感ないどころか、腑に落ちるといったところか。その煮干しの表現が濃厚かつ芳醇なのに、実に整ったようです。苦味と香ばしさと甘味に加えて塩気をしっかり伝えるバランス感覚が見事!。
 

 
 またその煮干しを支える鶏豚エキスも重厚に感じます。芳醇な煮干しに染みる動物エキスがかなり重厚。されど琥珀にも感じる透明感の通り、すっきりとした表現になっており、煮干しの力強さに負けず下支えの逞しさを覚える味わいでしょう。個人的妄想の範囲で語るなら、鶏出汁に白醤油系と塩煮干が合体したような感覚。
 

 
 
 
<麺> 出汁を吸込みスパスパと小気味よい歯切れ!膨れて丸麺とすら感じる細麺フォルム!噛締めて素地と出汁との一体感!

 
 とても力強い出汁と合わせるのがストレート細麺。ですが少し膨れた感覚があるように思え多少グラマスにも感じる食感でしょうか?。まるでようで丸麺とも感じる口当たりで、啜りも実に滑らか。そして出汁の持ち上げもよく、その一方で素地の風合いを甘味と感じさせる旨味でございます。
 

 
 プツプツと歯切れ良さがまし、奥歯で潰す旨味がアップ。中盤以降は流石に出汁を吸って、素地と出汁の味の一体化が図られますが、そこから海苔・焼豚と一緒に絡め倒して味を楽しみまくります。 
 

 
 
 
<チャーシュー> トロトロ豚バラ肉絨毯!出汁を吸った赤身とトロトロ脂身が食欲刺激する旨さ!

 
 その敷詰め肉絨毯が実に痛快です!。肉そばとも感じる小ぶりな肉!それは定番の煮豚タイプのバラ肉。赤身部分は下味が浸透したところに更に煮干深い出汁が染み入り味わい深い。肉と煮干の旨味が凝縮しております。
 

 
 また脂身は反してトロトロな状態で、箸で持ち上げたり麺に絡めたりすると、崩れ落ちてしまうほど。出汁に濡れても弾くようす。そこを奥歯で噛み締めた瞬間に、脂身の甘さと出汁の香ばしさと一体化する旨さでございます。
 

 
 
<ワンタン> まさに羽衣のような皮だけワンタン!出汁をいっぱい吸い込んで柔らか!崩れて出汁に溶ける!

 
 いわゆる皮だけワンタン。いや、本来ワンタンはこういうものだったのか?。挽肉餡の楽しさもいいですが、皮だけを味わうのもまた一興かと。麺とはまた違った炭水化物と出汁の融合感が楽しめます。チュルチュルチュルリンとしたなめらかな食感と喉越しを楽しむが飽きない。また麺にも良く貼りつきますし、また終盤になると全体が細っかく崩れて出汁自体に溶けるようなほどです。
 

 
 
 
<メンマ> 実に醤油が深く染みた古風な色合い!香りよくさっぱりした味わい旨し!

 
 まるでダークキャラメルカラーですね。醤油出汁が深く浸透している割には、とても明るい色合い。とても繊維質が細かくて歯切れは抜群。小ぶりなのでサクサクと軽快に味わえます。それに色合い以上にあっさり旨さなので、酒が飲めるなら合わせてみたいかと。
 

 

 
 
<味変> 青唐辛子味噌+一味!味噌の発酵感のコク深さに青唐辛子のキレキレな辛味が染みる!

 
 このまま終わってもよかったのだけど、目の前にあるからツイ使ってしまう。これが案外と良かったです。味噌は想像しやすい分厚い麹感覚を広めますが、そこに青唐辛子が混じって軽やかにシャープなエッジが広がる感覚。また一味は青唐辛子と辛味と被らず、辛味の幅を広げるような展開でこれまた相性が良いじゃいか。その他に辛子やラーメンタレがあったが、次回以降順次試してみたと思います。
 

 
 
 
総じまして「もはや荻窪の有名店!?ネオクラシカルな仕上がりに煮干&鶏豚が明るく深く染み入る一杯!近くに来るなら一回食うべし!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。超人気店の居抜きで入って早や一年。ずっと人気衰えずというのも旨さの実績かと!。行列の多さで億劫になりがちですが、店主のXポストなどを参考にすると比較的すんなりと食えそうです。シンプルなメニュー構成でこれだけの人気ですから、実力は保証済みかと。確かなる旨さと質感の吸引力あり!激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 


 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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