【今週のラーメン１９３３】中華そばみたか（東京・三鷹）大盛ラーメン

　外出先から直接帰宅を許されたこの夜、妙に先日大行列で食い逃した「麺尊RAGE＠西荻窪」の一杯が恋しくなります。すかさずご店主のTwitterをチェックし早めに出向いたはずなのですが・・・・あいにくスープ切れとのことで食えず。やはりすげー・・・・大手雑誌に紹介されただけあって、最近の人気はまた一段と加速した感覚です。しかし、個人的には喜べませんな・・・。そんな感じで別の店へと向かった先が「みたか」さん。私のベースとも言うべき店ですな・・。なんとか滑りこむことができた、平日の閉店間際です。朝昼と一杯のカップ麺しか食っとらなんだので、今回は「大盛ラーメン」とさせていただきました。しめて５００円なり！庶民の味方！！

　それにしても、今日は旨かったわ〜。久しぶりなのもあったんだろうけど、醤油の薄っすらなピッチリ感が最高で、ベーススープの豚と野菜の煮出しに、化調の旨味がナチュラルに染み渡る感覚が、いつもの通りで和みます。

　そして麺もいつもの通りの褐色で密度感が少ないながらも、蕎麦ライクでスパスパと食える。ここでしか食えない、独特のスープ感と麺の風合いが最高にコラボしております。この日は特に昼間が暑かったから、多客のオーダーが様々。油そばやら、冷やし中華やら、メニュー表には載っていなオーダーが飛び交います。この麺は、汁系も素敵なのだけど、汁なし系や、冷やし系でもなかなか落ち着く完成度があり、今後の季節を鑑みるとそういうのも久しぶりに食いたくさせます。

　この店での常連の流儀は、個人的にはこう思っています。

　　　①まず軽くビール、そしてチャーシュー皿・・・・しばらくボーッとしてつまんでは飲む。
　　　　（その間、店主と世間話に花を咲かせる）
　　　②小腹が落ち着いたころに、ラーメン！麺少なめで・・・などとボソッと言う。
　　　　（すると少なめでいいんですか？今日は・・・などのリアクションが返ってくるのを楽しむ）
　　　③ラーメンが到着したところで、チャーシュー皿に残るつゆを、ラーメンスープににプラス。そしていざ実食。

　①は、気分によっては、小瓶を２回に分けて注文するとか、中瓶ビールをもらうなどしてやりとりを楽しむ
　③は、店主と店へのリスペクトも少し混じる。
　　　（ちなみにチャーシュー皿は、醤油タレを少しかけてくれたり、薬味のネギの風合いなど楽しんで食う）

　ともあれ、無事に1日が終わったと実感できるのは、昼間食えずにして夜になって食うラーメンのうまさ。しかも、庶民的だから和む。

　総じまして、個人的には・・・「いろんな事に疲れたら食うラーメン」ですかな。もはや和みの一杯と言うより、救いの一杯かと思えます。今回も、ご店主と馴染み客のやりとりなどを聞きながら一人啜っておりましたが、コミュ二ティ化しておるこのラーメン屋の奥深さを今更ながら思い知ります。この界隈の住人として、今後も参加的に訪ねて食うことになりましょう。なんだか、食って肩の荷が軽くなった気分かも。なので詠います！

　　　久々に
　　　自分時間の
　　　馴染み店

　　　変わらぬ味に
　　　ため息ひとつ

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！