ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3890】 中華料理 小岩 大勝軒 (東京・小岩) ワンタン麺 〜消費税アップに立ち向かう昭和の心意気!コスパと和みの溢れる一杯!

絶滅危惧種・・・人形町系大勝軒!
 

 

 

 JR小岩駅と京成小岩駅のほぼ中間地点にある大勝軒。今では貴重な「人形町系大勝軒」の系譜。それってどんななの?って方には、以前拙ブログで少しまとめてあるので、下記ご参考まで。

 

  

 実は、この店はこの記事をまとめている時に、何度も訪問していたんですが、いつ行っても店が閉まっており、すっかり休業していると思い込んでおりました。先日、ひょんなことから、ラーメンデータベースに新規レビューアップされたのを見て、驚きを隠せませんでした。そして早速の訪問です。
 

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 この系統は「中華屋」であり、フツーに町中華として楽しめるようになっております。なので永福町系や東池系と並べると、中華そば専門じゃないから少し違和感あるかもしれません。それも本丸の人形町大勝軒が業態変化して、今や喫茶店となってしまったのも影響あるんじゃないかなと、個人的には思ってます。これも下記ご参考まで。

 

 

 
 
 
<全体> 消費税アップに立ち向かう昭和の心意気!コスパと和みの溢れる一杯!
 
 全くもって地元の町中華感あっていいねー。このご時世でラーメン一杯550円(2019/09時点)。
 

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 地元の常連客は、入店するなり、入り口側の冷蔵庫から勝手に瓶ビールを持ち出してカウンターに座る。おもむろに餃子!と告げていつもの昼飯スタートって感じで、店と常連の歴史ってもんすら感じますよ。そして会話が始まるが、ジャイアンツの試合の話で盛り上がる。話題がその後コロコロ変わってゆき、「消費税アップ」やら「ラグビーW杯日本対アイルランド戦」へと流れる・・・。この街の住人との一体感が捨てがたいよね。今回は、王道のラーメンと思ったんですが、ちょっとアウェー感丸出しのオレが、一番安いの食ってすぐさらばってのもやるせなく、もう少し高いめのワンタン麺とさせてもらいました。それでも680円(2019/09時点)ですがー。それはこんな麺顔!
 

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 おおお!王道の町中華ワンタン麺!ワンタンよりもワカメが気になるが(笑)、写真メモの見た目以上のしっかりワンタンですよ!。人形町系と言うより町中華感そのものって感じですが(爆)、それでいいんです。それがいいんです。ナルトなんかじゃなく、タンメンや野菜炒めにも流用するカマボコがSO GOOD!。メンマも大衆感覚あふれるし、スープのきっぱりした醤油ブラウンもイメージ通りでいい感じ。半チャンラーメンがよく似合う出来栄えって感じですよ!。
 

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<スープ> 豚肉・鶏ガラの懐かしいエキス感!大衆中華のあっさり醤油!
 
 ガチの人形町系は、鶏ガラ主体のあっさり醤油だったような記憶。それが今では大衆中華そばのオーディナリースタイルとなったものだか、逆に特徴的ではなくなったが、日頃新しいラーメンを追い求めているラーメンヲタクなオレとしては、むしろ斬新に映ったりします。
 

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 鶏ガラだけじゃなく、豚肉エキスもしっかり溶けている感じ。鶏豚混合の馴染みある旨さで、ティピカルなあっさり中華そばとなっとります。魚介ってな感じは私の中では意識がスルーしてしまい、むしろ野菜の煮込みと調味料の醸し出す味が、醤油ダレのエッジ感と結びつく。ごくごく飲み干しても、後から水を欲することない、マイルドな塩気です。これぞ関東昭和のスッキリ醤油!。クラシカルと言う、時代に淘汰されなかった存在感を感じるかもしれません。この味は滅びん駄ろうなこれからも。
 
 

 

 
 
<麺> 和みの多加水ストレート細麺!まさにチュルチュル啜る楽しさよ!
 
 ガチのクラシカル人形町系は、すごくスリムな細麺だったような記憶。今は屋号が変わった日本橋大勝軒でそれとなく体感しただけだが・・・なんだかそれも曖昧になってます。自家製麺や有名製麺所の個別オーダー品と、同じ列に並べるわけには行かなくとも・・・誰もが一度は慣れ親しんだ安寧な味わい。
 

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 麺は柔らかく、モチモチしているのがフツー。汁吸い込んで味が染み付いた感じの麺もいいね。麺の風味感は皆無なんだが、炭水化物にスープが浸透した旨味ってな奴が、懐かしい旨さに感じます。プツプツスパスパと異様に歯切れがよろしい。また、ラーメン大好き小池さん(オバQの方)気分でがズズズズズーーーーーって啜りあげる気分で食うのも楽しからずやです。そう言えば、オバQに出てた小池さんは、美人で料理上手な奥さんと結婚した回がなかったっけ。小池さんが結婚したラーメンが食えなくなって禁断症状起こしたのが今でも印象的で、それ以来、料理上手の奥さんがラーメン作るようになって幸せに暮らしましたとさ・・・。
 

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<チャーシュー> スープ生成にも貢献したあっさり肉感!仄かな塩味!
 
 どこの部位だかわからん肉だが、肩か腕の肉と推察。これはスープ生成にきっちり貢献した後って感じがありありで、脂身の差したところはいい感じでエキスが抜けてて、軽い感じでむしろ美味いです。そこには醤油系のタレがしっかりと浸透しており、淡い塩気で食えるのが旨い!。
 

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 固そうに見えて全然そうでなく、繊維質に沿って容易くほぐれます。令和のラーメンに乗るチャーシューは・・・すごくサイズも様態も変化と進化をしたようだけど、昔ってちょこっと肉が乗る程度だったよね。ちょい懐かしさもありなむか・・・。
 

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<ワンタン> 町中華のしっかりした雲呑!ビールのアテにもなりそう!
 
 写真メモで見るよりずっと本物は質感ありましたよ。皮が肉厚でチュルチュルと楽しく滑るし、汁が浸透して味が移ってるのが旨い。また肉粒もしっかり噛み応えある感じで、麺抜きの「ワンタン」として主役として通用する仕上がりとなっております。これは正直期待を超えた旨さ!常連がビールや酒の締めとして食うワンタンです。
 

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総じまして「地域性深くいつまでも大切にしたい町中華のワンタン麺!」
 
 ・・・と言う感想!。決して通過人口が多いエリアでなさそうだけど、地元に包まれた良店。貴重な人形町系なんて誰も意識せずなんだろうけど・・・ご後継者おられるのかしらなんてちょっと考えてしまいました。こう言う町中華を盛り上がるムーブメントが起きないかと密かに期待しているオレ。町中華の魅力がわかる人には激しくオススメ!。町中華の未来を信じて・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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