ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン776】 大とら (京都・堀川五条) ラーメン 〜客の方がはらはらする・・・・自発的に店主の作業を協力したい

【京都ラーメンの深みにハマるなら・・・堀川五条へ】

 年末に、実家のある京都に上洛し、プチ同窓会メンバーで忘年会をいたしました。もう・・・一次会の居酒屋で飲み放題!二次会のカラオケでも飲み放題!!ベロベロに酔いつぶれて、たどり着いたのがこちら堀川五条にある「大とら」さんです。そもそも・・・なぜこの店に行く事になったのかというと、同じ日に昼ご飯として、麺友である「関東らー友」氏がここを訪ねられたとのこと。オマエも食っとけとのお導きによりました。同じ店に二回顔出すという奴の行動力と発想には・・・誠に頭が下がります。



【客の方がはらはらする・・・・自発的に店主の作業を協力したい】

 ご店主が、明らかに自分の親よりも年齢を重ねておられる・・・おばあちゃん。それも一人体制で営業です。いろいろな作業も本当に大変そうです。ため息をつきながら、よっこらしょと弾みをつけながらの調理です。しかも、深夜3時まで営業で、翌日は午前11時に開店ですから「疲労困憊コンパニオンガール」でありますな・・・。アタクシの一杯を作りながら・・・・深いため息が漏れます。

 ため息にはもう一つ原因があります。先客のおじいちゃん。もはや何を言っているのか分からない状態でして、酔っているのかボケているのかも変わらない状態で店主や、アタクシ達に絡んできます。まぁ、こっちも酔っぱらい状態でしたので、適当に絡み返して過ごします。恐らく・・・・アタクシ達が来る前は、すべてこのおばあちゃん店主が対応しとったんでしょう・・・・。しかも、100%エロ話しかせーへん爺さんでして・・・・1分間の間に必ず1回は、性器の名称を口に出します(泣)。アタクシは、そんな状態でこの一杯を食ったのでございます。



【昔の京都系食堂ラーメンでっせ!かえって新鮮に受け止めます!】

 白濁したシャバめのスープが、なぜかとても懐かしく感じます。鶏ガラといか・・・鶏骨の髄をにわかに感じるコクと、豚のあっさり目のコクの合わせがナイスなのです。しかも、甘めなニュアンス(実際に甘いわけではない)が食堂スタイルなフィーリングでして、例え酔っていても、エロ話をしこたま聞かされようとも、そのおばあちゃんの質実さとかやさしさを十二分に感じるのです!

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ 」
 「さらに青葱も柔らかい苦みが爽やかで、スープににじみ出て貢献しとるがな!」

 この青葱のダイナミックさが、関西!特に京都の下町を感じます。こんなラーメン食って成長しましたさかい、関東で「葱トッピング100円」などの券売機ボタンを押す気になりまへんのや・・・・。サラリとした全体感ゆえに、葱の甘みが素早く溶ける!時間が経つにつれ、「トッピング」から「スープの具」に変化する青葱・・・・。永遠に終わらないエロ話。あげくにロシア人のサイズまで発展するこの空想力・・・・。「関東らー友」にその爺の相手をまかせて、さらにアタクシは、ラーメンに集中するのです・・・。

 ※味のグラデーション:鶏骨由来のコク>サラリ系の豚(骨)コク>僅かに味醂みたいな甘み>葱のエキス!?調味料等



【それは仕方ないけど、逆に良い!業務用市販品で何が悪い!!】

 当たり前ですが、自家製麺がどうのこうのと言うのが馬鹿らしくなってくるのですよ、こういう一杯を食うと・・・。日常の一杯というものをありがたく感じるこの麺です。加水量がどうのこうのとか、スベリがどうのとか言うのさえ、はばかられるような感覚。

 「あーーー、こういうのも好き!(*′ω`)b゛ок!!」
 ※つるつる系の加水多めなフィーリング
 ※角が立った奇麗な細麺ストレート
 ※柔らかめが好きなひとには絶品と思える奥歯感、しかし頼りなくはない

 おばあちゃんの細腕で、一生懸命「ちゃっちゃ!」と湯切りする姿に敬礼したい気分!



【豚肉厚めでーす!】

 チャーシュー麺でもないのに、この肉のボリューム!しかも、京都系にしては厚めに切られていて嬉しい限り!特に脂の部分が好きやねん!葱は言うに及ばず・・・・アタクシは更に「細もやし」に注目したいんです!葱の山に隠れてますが、細もやしがやや多めに入っております。京都ラーメンには、やはりこの細もやしが必要と感じるのですが・・・・。シャキシャキを明らかに通り越した「へなり・・・」とした感覚でもええんです。ややシャキなフィーリングを楽しもう!

 ※具のおさらい:チャーシュー多数、葱山盛、細もやし、メンマ



 総じまして、あと・・・・何年、この一杯を食う事ができるのだろうかととても心配になる。このおばあちゃんは、おそらく何十年もこの一杯を作り続けて、家計をささえ、そして今も暮らしている・・・・。もうゆっくりと生活してくださいよと語りかけたいが・・・・エロ爺の話が止まない!食べ終えたアタクシに向かい、「バトンタッチ」とも言える目線を、「関東らー友」から受ける。もうええわいと立ち上がり、「おばちゃん!ありがとう!ごちそうさま!!」と感謝の言葉を伝えて店を去りました・・・・。エロ爺の「兄ちゃんら、ここの払い出したるがな!」の言葉を振り払いながら・・・・。なので詠います。

 京女
 幾久しくも
 元気でね

 語り継がんや
 我この一杯

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。

 実は焼きそばやお好みが旨い!らしい


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