ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン737】 魔乃巣 (千葉・松戸) らー麺

【今度は、バーで出すラーメンを食うたりましたわ!】

 最近、喫茶店みたいな、ビストロみたいな、そんな凝った雰囲気のラーメン屋さんに挑戦してきましたが、今回は「BAR」みたいなラーメン店に突撃してみました。その一杯は、実は、関東ラー友からの情報によるものでして、奴と一緒に挑戦でして、奴にとっては2夜連続となるそうで(笑)。しかも、何を血迷ったか前夜に「明日、知り合いのラーメンレビュアー連れて来るからな!」と店主に宣言して店を出たそうな(困)。奴も相当変態かもね・・・。

 さて場所は、かつて賑わった夜のラーメン二郎を横切って歩いてすぐのところにあります。いかにも「BAR」な雰囲気が重々しいし周りが暗いのであります。そいでもって「魔の巣」と書かれた看板が鈍く光りまして、ちょいとオヤジの心をくすぐります。後で聞きましたが、深夜はBARがメインとのこと。それでも麺も食せるのでご安心くださいですってさ!。



【似たものが思いつかないな・・・ユニークさが光る醤油スープ!】

 先客のカレーつけ麺が非常に香ばしく店内に広がり、激しく迷いますが定番の「らー麺」でまずは腕試しです。スコッチウィスキーのコレクションを眺めながら、BARタイムの雰囲気も良さそうと空想してたり、奴(関東ラー友)と話してたりして割と早く配膳された5〜6分程度。麺顔見て悩む・・・・。

 「これは、何ラーメンなのでしょうか・・・・」

 照明の加減もあって、醤油にもライト豚魚にも映りますが、透明度から醤油と判断します。出だしからユニークさがアピールですね。そしてスープをすすり始めますが、ますます分からなくなって来ます。

 「旨し!でもこれは、何味なのでしょうか・・・」

 すすった瞬間、焦がしニンニクチップと、マー油の香ばしさが広がり食欲を一気にエスカレートさせます。そして、醤油のちょい甘な感じと酸味と化合して、パンチある醤油やな!と先制攻撃を受けた感じです。しかも単純な醤油とも思えず、たまり醤油かいなと思える、重厚なアミノ酸のを感じます。

 しかし、そんなに単純じゃない・・・・ややライトなのに複雑な味のボディーを感じます。動物系のコクがとても豊かなんですが、臭みが一切なく、むしろサラサラとすら感じるのです。マー油と言えば熊本ラーメンの豚骨をイメージしますが、どちらかと言うとスマートに感じるゆえ、鶏?豚と鶏の両方??などと空想してしまいます。でも自分では結論つかずです。

 アタクシ:「これ・・・醤油ラーメンって呼んでいいですか?」
 ご店主 :「ええ。実は豚の背骨も加えてますが。げんこつじゃなくてね!」

 思わずご店主に帰りがけに訪ねたところこう解説されました。動物系のコクと感じたのは、背骨のエキスらしく、げんこつよりスマートなんだそう。げんこつ使うと重くなるので一切排除ですってさ! なるほどね〜。勉強になりました。でもそれだけでは無さそうですが、あとは企業秘密ということやね。

 ともかく、コレに似た一杯ってあるのだろうが、簡単に思いつかないな・・・・。醤油と豚の感覚だけでは、神保町の総本山を思い浮かべるが、まったり感が別世界です。また、醤油とニンニクパンチと甘さの関連でいうと、大阪・寺田町のお祭りみたいな名前の店も思いつくけど、動物系のマイルド感がこれまた別世界。などとブツブツ帰り道に行っていると、関東ラー友がニヤリ!

 関東ラー友:「まだまだ、おもろいラーメンありまっせぇ〜♪」

 ・・・・・くっ。まだあんたに敵わんな・・・・。

 ※味のグラデーション:(たまり)醤油ダレの旨味>マー油香ばしさ>豚背骨コク>トッピング類の味影響>その他



【いかにも関東ラー友が好きそうな麺なのです・・・つまりスベリがいい!】

 一方の麺ですが、中太麺で切り口丸め。ウネリとヨジレが同じ程度にやや強めで、喉越しの刺激を楽しめそうなスペックを外見からすぐに判断できます。などと麺をリフトして、じーっと5秒ほど眺めて・・・・、またスープにつけて、その間に考えたことを脳内で整理して、再リフトして、・・・・やっとクチに運び入れます。これが、ラーメンヲタクの習性。あなたの周りに、もしこんな事をしている人がいれば、それは、間違いなくアタクシ達のお仲間ですので、そーっとしておいてあげてください。などと妄想したところで、実食の感想ですが・・・・

 「つるつるを通り越して、「とぅるっとぅる」な麺!高速にスベリ落ちていきまっせ!」

 まー、いかにも関東ラー友の好きそうなすべり心地です。しかも、麺の潰し込みが高いというか、麺の密度も感じるというか、はたまたクッチリと歯ごたえあるコシが素敵と申しましょうか・・・・「噛んで良し」「飲み込んで良し」な食べ応えがナイスと言えます。

 またこのヨジレが上手い具合に、焦がしニンニクチップやら薬味を引っ掛けてくれます。このため、所々に味のクリッピングポイントを形成してくれて・・・・、麺のひとすすりの短いストーリーに、幾重にもドラマを感じさせてくれまんがな(ここまで言うと褒め過ぎでしょうか)。

 ※麺の感覚:スベリに優れて、密度感じるクッシリ麺なタイプ。舌と喉越しで快い抵抗感を楽しめる。
 ※麺の形状:丸切り口、ねじれ強く、よじれも強い麺。中太。黄色目の見栄えながらテカる肌。



【少し「洋」なニュアンス感じる炙りチャーシュー!もっとくれ!!もっとくれ!!!】

 お金に余裕があれば、追加でトッピングされることをお勧めしたいですね・・・。ロース肉の大きめに一枚、デロ〜ン!と配されていて、ハンディバーナーの焦げ目がいかにも旨そうです。脂身少ない繊維部分と、脂と赤身の交差する部分とが、どっちも味わえて旨し!と叫びます(心でね)。さらに、どちらかというと、ペッパー味な味の輪郭なので、普通にこれを食ってライスを食いたくなります。このペッパーと醤油系スープと混じっても、そう違和感ないんですよね〜・・・。

 また、薬味に優れます。マー油と焦がしニンニクチップは言うに及ばず。ネギもフレッシュなものと、焦がしチップなものと二種類配されます。この薬味達が、今回、すごく活躍しているので、準主役とも位置づけたい気分であります。さらに、よく見れば白ごまもありますし・・・・。薬味なかなか! あとはメンマですが、全般的に、柔らかすぎず、固すぎず、コリコリと歯ごたえ良く、何の違和感なく美味しくいただけましたので、補足まで。

 ※具のおさらい:炙りチャーシュー(大)、マー油、焦がしニンニクチップ、焦がしネギチップ、薬味ネギ、白ごま、メンマ




 総じまして、松戸の激戦区に、これまた一石を投じた感あるお店を発見!関東ラー友にやり!これは、「とみ田」食えないときに、ええかもしれません。丁度駅の反対側になりますがね・・・。それにしても、先客のカレーつけ麺がとても気にかかる!かつて大阪で10連続カレーラーメンを実食してしまったカレー変態ブリなアタクシですので、へんな虫が起きそうな感じ(笑)。さてどうなるか・・・、それは、ここのカレーつけ麺を食ってから様子をみることにしましょうかな。なので詠います。

 魔がひそむ
 重き扉を
 開けて食う

 無二な一杯
 魔の虜なり 

お粗末!ということで、合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




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