【今週のラーメン１９３２】 TOKYO 豚骨 BASE MADE by 博多一風堂 ecute品川サウス店（東京・品川）豚骨プレーン・バリカタ

　なんでしょうね〜・・・。もうすっかり夏！と思えるような快晴で気持ちのよい朝に限って休日出勤。精神的に良くない。脳内に悪い物質が発生しそうな気分で、いつもより遅い目の出勤のJRです。いつもなら、東京駅経由で、七彩の一杯を引っ掛けて気合をいれつつ出勤するのですが、閉店なんすね。これは痛い。それでも、時間がないなかでラーメン食って気合をいれたいので、品川駅のこちらのお店へ突撃です。ここでは、未食の味噌豚骨でも食おうかと思ったものの、プレーンと比較して１００円もアップするので、いつもの通り、豚骨プレーンでお願いしました。

【店：コロコロだらけで旅人の止まり木的なロケーション】

　店内は、旅行者の止まり木的な雰囲気。コロコロがあちこちに見られ、新幹線へ乗り込む前か、朝一で乗り込んで品川にたどり着いたかの人たちでごったかえします。その中には妙な爺さんもおりまして、良く喋るわ喋るわ・・・・・。連れの爺さんも爺さんだ。黙っていいてるのがイライラしてくるわ（笑）。「この俺が怒るというのは大変なことなんだぜ！！」って爺さん言ってる時点で、その人の薄っぺらさが感じられるが、一度気になってしまうと中々意識から離れない・・・。本当に妙な席に座ってしまったなと後悔していたら、配膳が完了して、意識断ち切り、ラーメンに対峙することができましたわ。ラーメン一つですごいセルフコントロールだ（驚）。

【スープ：一般ウケで間口が広くてマイルド旨しな博多豚骨】

　配膳の瞬間、その豚骨スープのホワイトさが印象的です。全く意味も関係もないけど、久しぶりに「Whity 梅田」を思い出してしまいました。大理石のような白を感じつつも、大きめ蓮華でスープをすくい上げ、まずはゆっくりと胃袋へと流し込みます。うん！豚骨エキスが実に濾過されたかのような洗練さを感じますね〜。シルキーといってもよいかも。臭みなど全くないのが研究成果というべきか、これなら家族でも食える感覚がいいです。よくよく見てみると、背脂感が少し浮遊しているのもあって、動物系がしっとりと決まっている感覚。塩気は完全に脂に飲み込まれていて、角が一切感じられません。強いて言えば、チャーシューダレの醤油系エッセンスが少し混じったところだけは、香ばしさが光るか・・・・。ともあれ、何のひっかかりもないマイルドな豚骨でして、一般に広くウケると思われます。６８０円也。

【麺：低加水の中の水分多めという微妙なニュアンスが、これまたウケるかも】

　やわらかめ・ふつう・かための３つから選ぶシステムのところを、あえて「バリカタ」と言ってしまいましたが、はいわかりましたと厨房へと帰っていく店員さん。配膳時には、すぐ後ろ客の伝えた「かため」と同時配膳されてきたが、私が、カタメ＝バリカタと受け取ってるという認識でしょうね。ま、ここはこだわらなくてもいいかな。いつもながらの博多麺で、極細で綺麗なストレート麺。クツクツとした食めばの千切りの抵抗感が、小気味よくて快感です。熟成感も利いた粉感が鼻腔に抜けてきもちよい。しかし、ハードな麺か？と言えばそうでもない。ややゆったりとした感覚も感じられていい。こういうのを「低加水レンジの中での、水分多め」という感覚なのだろうか。博多系って本当に奥が深い・・・。

【具：ちゃんとしてるセンターキッチン】

　妙な感覚なのですが、このスペース感とコンセプト感から、肉はセンターキッチン製造だと思いますが、そんな雰囲気を感じながらも、脂身の厚さ甘さの感覚に、醤油ダレの風味感などあって、よくできている肉かもです。その他、もやしとキクラゲは、淡さとハードさの歯ごたえを共演していて、全体的に食っていて楽しさが持続します。センターキッチン、集中購買、きっちり製造業としての基本を感じる肉だったかもしれませんね。

　総じまして、「優秀な平均点といった重宝さ感じる博多ラーメン」といったところか。食べ終わり、気が付いたら、食べる前に近くにいた煩い爺さん達は食い終わり、先に出て行ったようだ。ようやく平和が訪れた・・・。なんだか、年はとりたくねーなー・・・ってな感じで、また新たな憂鬱を背負い込んだ形。そしてそこから出勤へと相成りました。なんだかやっぱりやる気がでねえ・・・。ま、空腹感からは解放されただけでも、よしとするか。なので詠います！

　　　やる気ない
　　　気分で駅ナカ
　　　博多麺

　　　マイルド豚骨
　　　体が目覚め

　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！

TOKYO豚骨BASE MADE by博多一風堂品川店

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