ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1656】 煮干しらーめん 玉五郎 東京新宿店 (東京・新宿) 特製煮干しらーめん

 日曜日の休日出勤。なんだかんだ言っても早めに切り上げようという魂胆はあったのですが、なんとドツボに嵌ったというか・・・超ロングランで昼飯もロクに食えずという状況です。空調切った部屋にこもって仕事という環境的にも褒められたものでもなく、心身ともに疲れた夜。帰り道にどこかで途中下車していいもん食いたいと思えど、電車で座席に座ったとたん睡魔に襲われて・・・・気づいたときには、乗り換えの新宿でした。この日は、家族が外出しててね・・・・、家に帰っても食うものないのでここで降りて食うことにしました。


 新宿で一杯と言えば「凪」かな・・・。と思うけど、ちょっと少しばかりのパンチも重く感じられる気分。なので今回は、久しぶりに「玉五郎」へと足を運びました。


  













【スープ:ライト&ペッパー・・・そして甘いコクが広がる煮干し感】


<「凪」とは対極的な甘コク煮干し!普通が一番!かもしれぬ味わい>


 そういえばこのところ、すっかり「凪」ばかりに通っているものだから、関西人としては少し後ろめたさもあったのだわ。だけど、今回は本当に「特製煮干しを食いたい!と思えてきた。そうだね・・・「凪」は苦みとカエシの融合系だとしたら、「玉五郎」は甘みと仄かなスパイス系といった感覚でしょうか。私はそんな風に捉えております。それと、「凪」は東京煮干のエキストリーム系だとしたら、「玉五郎」は、大阪煮干の大衆系だと思えます。煮干らーめんの砂漠地帯だった浪速の地に、今やれっきとした「煮干」というジャンルが確立されておりますからね。その貢献たるや、大阪では不動の煮干ブランドなのです。







 私の幸せだった関西転勤時代を彷彿とさせるやさしい味わいの煮干ですね。苦いところが微塵もなく、イリコ出汁が好きな関西人のテイストには非常にマッチ。またカエシのエッジングも丸く、そいういうところが「甘い」と東京では評されるのかもしれませんね。アメリカ人の「Sweet is Tasty」という感覚とは別です。「甘み=旨味」と思えるニュアンスが広がります。西では煮干しの香りは・・・「甘さ」エッセンスの方を強く感じているのかもです。


 それはそうと、今回久しぶりにインターバルが空いて食った次第ですが、前の印象よりも、スマートになったような煮干感かな。非常に飲みやすく、煮干云々などあまり関係なく、広く受け入れられやすい円やかさと感じました。その日の食べ手の体調にもよって印象は変わるのですが、あしからず。








<豚骨出汁のライトさと、ペッパー風味がテッパンの如しの相性>


 以前食った感覚よりも、あっさりだな・・・と思えたのは豚骨出汁の方も同じ。煮干とのバランスは期待通り。ここ新宿では、煮干では差別化した方がいいと前から思っていたのですが、「さっぱり&甘コク煮干」でいいのでは?と段々と思えてきました。煮干には中毒性があるのか、豚骨ベースもそれを受け止める濃厚なのを求めがちですが、「ほどほど感」がまた落ち着く。それに、ブラックペッパーの風味とか味わいが、この「ほどほど感」豚骨には良く合う。豚エキスとブラックペッパーのコンビネーションは、まさにテッパン!煮干にはミスマッチのように思えるが、ベースの豚コクがとても生きるね〜。こういうところが、中華麺とは一線を画するところですかな。いやいや〜、食い続けると、懐かしさが段々とこみ上げて来て、涙の塩気が滲むぞ・・・・。








 




【麺:ハードモチモチな歯ごたえと、縮れでブルブル震わせながら滑る中太麺】


<ややカタメのモチモチ感覚が堪らん!縮れの弾力麺!>
 

 ラヲタになる前は、この程度の中太さに感動したもんですな。前歯で千切る感覚・・・「モチモチ」とはこのことか!といちいち唸って食ってたもんです。大阪天満での日々・・・・。


 そんなことを思い出しながら、今味わうとまさに当時も感じた多加水のモチモチ感です。しかし密度感も少しあるね。カタメのモチモチ感がまた食べ応え感があってなかなか良いではないか。少し縮れたフォルムもまた、反発度合いにランダムさを演出して、複雑なモチモチ感を与えてグッドです。奥歯でのプレスでは、クンニリ〜と時間差で反発してくるし・・・。やはりもっと定期的に通いたいもんだなと再認識です。








<丸めの形状にコーティング施したようなツルツル感覚!>


 スベリが良いのだね〜。表面がきめ細かいというより、コーティングを施したようなツルツル感。練り水と卵白粉の影響でしょうか・・・。また麺の形状が丸麺なのがまたスベリの良さに貢献しているようにも思えます。このタイプなら、啜るタイミングで汁の「ハネ」に気をつけねばなりません。たまたまお隣がとてもいい感じのお嬢さんがお一人で食しておられましたが、彼女の衣服へのハネの方が気になるくらい(大きなお世話)。でも、とっても女性らしく食されておられてナイスな方だ。ラーメン店で働く女性も食する女性も、みな美しきかな。










【具:相変わらずのハードなスポンジ歯ごたえチャーシュー、少し変わった味玉スタイル】


<定番の肩ロース肉、肉厚でしっかりした歯応えにペッパーが合う!>


 関西時代、一番好きだったラーメンチャーシューだったかもしれません。そんなことを以前レビューで書いて、先輩方と共感を交わしたことも懐かしいね〜。お元気でやっておられますでしょうか?


 少しスカスカっとした肩ロース肉で、スポンジのような仕上がりに、スープが浸透する。そんなところをがぶりと歯を立ててクシリと千切るのだ!ブラックペッパーが少しかかっていてこれまた旨い!今回も相変わらず少し厚めに肉で食べ応えがあり満足でしたが、少し歯応えがあったところが心象とは少し違ったかも。ま、旨さには代わり無し。









<オレンジ色したニクいやつ>


 何も知らなかったころ、このオレンジ色した黄身のトロミがとても衝撃的で、「めっさ旨いがなぁぁぁあ!」などと叫んでました。ラー友から、鶏に与える餌によって黄身の色が変わるのだと教えられましたが、この濃厚なまったりと絡み付くような味わいは、いつ食っても堪らん!最近は、味玉も控えているが、やはり味玉開眼のこの店では、「特製」を食わねば気が収まらない。


 最後に・・・・、味玉の盛りつけ変わりましたね! 以前は半分に切って配置していたのが、今は切らずに丸々一個。どちらがいいかは、食べ手それぞれですね。












 総じまして、個人的には「浪速の思い出深い・・・甘コク煮干し」というセンチメンタルラーメンであります。嗚呼・・・心身共に疲れたときは、どこかでスパーっと有名店へ速攻とか、新規開拓を進める気になりませんな。食べなれた味に浸りつつ、日曜日の夜は更けていくのです。こういう日に限って、家族は用事で外出だもんね・・・・・。なので詠います!



   休出し
   昼飯抜いて
   ヘロヘロで


   遅い昼飯
   もはや晩飯




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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