9月の思い出・・・実は「ざる中華」マニア?
元々ざる中華ってものに興味津々で、5年程前に妙にハマって日々食い続けたこともあったっけか?。その時少しまとめたのがこのブログ記事。まだまだ他にあるのは承知してたんだが・・・途中で探究心力尽きたって感じか?。今から思えばどこにそんなエネルギーがあったのかと、自分でも不思議に思えます。
そんな感じで実は「中華そば べぃしっく」で夏季限定で提供中であることはSNSで早くから知っていたんだが、忙しくて行けず。8月末になって何度か突撃してみたんだが、とても分かり辛いロケーションで朝から昼過ぎのみ営業という変わった営業時間な割に、結構認知度が上がったのか混んでたのでありました。そこで休みの日にわざわざ朝ラーの時間帯を狙ってみまして、ようやくゲットです。
<全体> 素朴さ溢れる中に特製具材溢れる豪華さ!冷たさ演出の質実つけダレ!何と大盛2玉?
ざる中華って見栄えが素朴になりがちだから、休日気分弾けて特製で飾り付けてやろう!そして朝飯抜いてきたから大盛!って感じで意気込んだ流れです。そして配膳されたのがこの麺顔!。
うわぁ!何だこの麺のボリューム感は!ざるの底上げ感かと思いきや、ざるは平皿に敷かれただけなので底の空間はほぼない。確実に2玉と思われ、いやそれ以上にも感じ取れ、量的迫力がハンパない。そして当然特製だから具材もしっかり。特にこのお店は豚肉へのこだわりが強く、炙りと煮込みと低温調理という技巧を尽くしまくっている。さらにワンタンと味玉がつくわけだから値頃感もしっかりしております。また技巧といえば・・・つけダレ。昔ながらの甘塩っぽい醤油つけだれじゃなく、キンキンに冷やされ薬味もふんだんで清涼感が溢れまくりじゃないか。はっきり言って全体的によくできてる!。
<つけダレ> 葱他香味刻みふんだんの柑橘系醤油つけダレ!鶏エキスの煮凝りがプルプル浮遊し楽し!
まず薬味がふんだん!。青葱の他に、茗荷、貝割れ、大葉が細かく刻まれており、また麺皿の方には柚子皮も刻まれておりので、清涼感溢れまくりです。醤油感は抑えめでお出汁感覚もあって円やかかつ上品な仕上がり。まさに柑橘系醤油つけダレといったニュアンスです。
また鶏エキスの煮凝りが秀逸。これも結構入っており、単に清涼感だけでなく旨みをしっかりと伝える設計となってます。これが結構細麺の隙間に絡みまくるので味わい深い演出となってます。全体的にはゴクゴクと飲み干せる濃ゆさですし、ざる中華なので麺を投入しても薄まりも低く、麺の風合いも次第に溶けてカオスな味わいへとゆっくり変化してゆくようです。
<麺> プツプツシコシコとした歯応え!風味良く素地の甘味も仄かに感じる細麺!大盛に感激!
ざる中華だと多加水系のモチモチ麺かと思いきや、とても風味よく質感も楽しめる細麺でした。想像より素地の風味がナチュラルに楽しめる感覚で、表層はツルツルとして粘りが少ないイメージ。出汁を絡めて浸透しやすくも感じます。また歯応えがとても好みで、プツプツシコシコとした歯応え!。
それにしても大盛がこんなに量が多いとは想定外。ざる中華ってシンプルかつ素朴な味わいという先入観だから、これだけ麺が多いと実は途中で飽きるかなと心配ありましたが、そんなことは全くなし。むしろ大盛で快感!。とは言え・・・ブランチタイムでこれだけ食うと昼飯はスルー。夕飯になっても腹が減った気がしない。満足感が1日中支配しましたー。
<チャーシュー> 大判で脂と赤身の旨さ溢れる豚肩ロース!上品鶏胸コンフィ!柔らかさ極まるバラ肉煮豚の炙り!
まずは実に艶かしい半レアなチャーシュー!。肩ロースでしかもかなりの大判!。面白いほどにサクッと柔らかく千切れ、噛むほどに赤身の肉味と脂身の甘味!。
続いて鶏胸肉。低温調理系のコンフィのような肉で、実に上品で淡白な旨味がナイス。化粧パフに匹敵の柔らかさで、これが柔らかい醤油出汁をスポンジのように吸い込み、噛み締めて鶏肉の滋味と合わせて一気に吐き出すようでこれまた旨い。
最後に煮豚バラ肉の炙りでが投入!。分厚くブロックカットされ、とろとろな状態で炙りです。染みたタレとつけダレの味わいも染みて旨し!。
<材木メンマ> 歯切れ良いで美味しさ快感!優しい出汁の深い浸透に素材の旨み!
かなりご立派な材木メンマで、優しい出汁がしっかりと浸透した味わいです。繊維質が細かくて柔らかい。前歯を当てて力を入れると、どの方向からでもサクリと気持ちよく千切れます。さらにつけダレの味わいも浸透させるとこれまた旨い!。
<ワンタン> 確か豚挽肉&海老すり身?肉餡ふわふわ皮つるつるで食感が実に軽やか!
とても全体がしっとりとした歯応えと舌触り。もう夢中で食ってたから記憶が確かではありませんが、確か肉と海老が一体化てたっけか?。皮は完全に出汁と一体化しており、滑らかな舌触りをあえて奥歯に引っ掛け噛み締めて味わう。これは酒と絡めたい気分。
<味玉> 出汁の深さと素材の味わいのバランスがナイス!ほんのりマチュアで上品な旨さ!
かなり上質!。白身が硬くならずにふわふわ感を少し残すような様子。さらに卵黄は全体的にジュレっぽい仕上がりで、甘味を感じる仕上がりです。決して濃ゆい味でなく、マチュアと感じる濃密感にも優しさがある様子。この質感ならかなり納得!激しくオススメ!。
総じまして「過ぎ去る暑さで味の総決算!旨さの集結!極上豪勢ざる中華!」
・・・と言う感動の嵐!。おそらく夏期間限定のメニューと思われ、9月中旬に食えたのがラッキーでしたが、しばらく残暑も続くようですのでもしタイミングに間に合えば激しくオススメ!。これ毎シーズン食いたい気分!自信を持って旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!