家系で柔わ麺！パート２・・・マイブーム加速！
ううう・・・完全に家系の柔わ麺が気になって仕方がない。先日、「麺家 龍＠荻窪」でトライしたばかりですが、とある休日に、今度は同じ武道家系ということで、「囗（くにがまえ）＠国分寺」へとやってまいりました。他の候補もあったのですが、近場で割と開店時間が早かったもので。で・・・某グルメ系ＳＮＳを念の為に確認して10:30に乗り込んでみたが、あれ？まだ準備中？？。お店公式Ｘを確認を確認してみたところ、11 :00に開店時間変更されてる様ですー。仕方ないし寒いし、隣のドンキで時間潰しました（汗）。
さて訪問してびっくり！ここ本当に開店して１０年以上経った店か？。改装したのかもしれんが。それにしてもとにかく店箱の隅々までキレイ！。換気扇フードの隅までも磨かれたようではないか。こんな気持ち良い本格的家系なお店は初めてかも。そして家系らしい威勢よい出迎え挨拶もよく、接客の言葉や態度、オペレーションまでもが気持ち良いではないか・・・。
＜キリン一番搾り＞ 凍りつくオリジナルグラス！注ぐときめ細かい泡立ち！華やぐ一番搾り麦汁の旨さ！
券売機の瓶ビールボタンは500円表示。これが結構読めないパターンで、店に小瓶だったりする。まぁ飲むき満々だったし押さない手はないんだが、中瓶が出てきてほっといたします。しかしそれだけでなくグラスがナイス！。洗った直後に冷凍庫に保管したのか、雫がそのまま貼り付くほどグラス全体が凍りついておるではないか！。しかもキリンオリジナルグラス。
こういう凍ったグラスの注ぐのが実に良いね。泡立ちがいつもよりきめ細かくなる上に、凍ったグラスの霜が溶けるのを眺めるのも楽しい。
やっぱり一番搾りも侮れない旨さですな。特にグラスのみならずボトルもキンキンに冷やされており、ひと口目の喉越しが身震いするほど痛快でございます。ずしりとした苦味に一番搾り独特の華やかさが広がる上に、キーーーーーンと感じるほどの涼感が素晴らしいじゃないか！。つまみが無くともゴクゴクと意識を集中して味わい楽しみます。
＜全体＞ 手っ取り早く初訪店で全体を楽しむならこれ！重厚な出汁と裏腹に野菜のヘルシーさ広がる！
キャベツがあるんだね・・・。それと激しく迷うが、チャーシューメンも捨てがたい。いっそのこと合わせりゃいいじゃん！と思ったところで「全部のせ」ってボタンを発見！。ねぎも味玉ものるのならかなりお得じゃないか！。それに手っ取り早く初訪問店の全体が分かる気もするし！。
で、実際の配膳されたのがこれです。おおお！期待通りとはこのこと。読み通り味玉プラスな上に青葱が多めじゃないか。そしてキャベツが予想以上にしっかり入っとるのが更に嬉しい。チャーシューと海苔の厚さと整う重なりは、見ていて凛々しく感じる。特製ラーメンより迫力あるんじゃないかな？。オススメかと！。
＜出汁＞ 家系らしく赤みがかった重厚豚骨の野趣感！鶏油アシストで分厚くガッツリ響く満足感！
そんなに家系に詳しくないものの、実に王道なる豚骨醤油感ですな。まず色合いがそんな感じ。近年、家系を名乗らないニューウェーブ家系が活躍していますが、豚骨醤油感も微妙に違いがありバリエーション増えたのではないかと。鶏油を感じる琥珀色強めだったり、豚骨煮出しがメインに押し出された乳化系白濁強めだったり色々とあるかと。そんな中で、実に家系と感じる「赤みがかり」を感じる出汁感です。
ううう・・・味わうと実に重厚。重厚豚骨の野趣感！鶏油アシストで分厚くガッツリ響く満足感です。コラーゲン感を感じるものの、口の周りに貼り付くほどでもなく、まったりとした濃度感かと。塩気と鶏油がアシスト的で豚骨がメインってはっきりした味わいがいい感じです。どこの家系でもそうやんけ！と言われると身も蓋もないがー。
＜麺＞ 今日も柔わ麺！重厚な出汁とよく絡み持ち上げる！クチリと奥歯で潰すと素地と出汁の一体感！
今日も「柔わ」。これがやりたかった。私の他の客は全員カタメコール。若い女性も慣れた感じでコールです。私一人だけヘタレなオヤジみたいでしょうが、実は柔わ麺も旨いんだぜ！と心で叫びます。
お馴染み酒井製麺！微妙に平型フォルムな多加水中太麺。密度が低めなため腰つきが滑らか。柔らかめだと特にそうで、微妙に捩れたところもチュルン！とした箸の持ち上げです。柔らかいと特に出汁と絡みやすいため、持ち上げがナイス。そしてスベリも優れます。前歯でプツプツと軽くキレて奥歯へ運ぶと容易にクチリとつぶれる。そして麺の甘みと出汁の旨みが一体化して旨し！。
もうこうなったら・・・海苔を巻きつけ倒して味わいます！。海苔を乾いたまま麺の上にかぶせ、箸で両端を押さえながら沈めたところで箸を閉じ、静かに持ち上げる・・・そして口にそのまま運ぶという作業をただ繰り返すします。これが世界一楽しい単純作業といえましょう。
＜チャーシュー＞ 細かくみっしりと赤身にさす脂身！出汁の熱と咀嚼で溶けて肉味を甘みに昇華！
部位は多分肩ロース。赤身には細かくメッシュが入るかのように脂がさしており、周囲には醤油ダレが染みたよな色変化があります。大判でスライス厚めが２枚。なのでひと口で食べるのに無理っぽさを感じるほど量感ありです。少し引き締まったような肉質ですが、歯応え柔らかめ。少し出汁を吸い込むようで、沈めて少し放置すると隙間に豚骨醤油が入り込み、スポンジのように吸い込んだ後で噛み締めて旨さ吐き出すってな感じで楽しめましょう。
またこれも徹底的に麺に巻きながら食います。それだけでなく無料ライスに少し移動させて飯粒ととも楽しむ算段。やはり肉が少し多いだけで楽しさ増えますー。
＜キャベツ＞ ホクホク一歩手前の温野菜！温かみのあるフレッシュな感覚でキャベツ甘みを体感！
まぁ単純に言えば茹で野菜なのだが、これ結構侮れない旨さです。ほうれん草の様に茹ですぎると台無しだし、また加減が低いと歯応えが拉麺とはミスマッチ。程よさがポイントで当然のことながら茹で上げは、葉脈の太いところがホクホク一歩手前の温野菜感覚。少し醤油タレがかかってますので、そのまま食しても旨しです。これも出汁に一旦沈めて麺に絡ませていただきましょう。
＜ほうれん草＞ 微妙に峠を越えた仕上がりがまさに家系感覚！出汁に濡れて青菜の甘み高まる！
これも家系なら言わずもがなのアイテム。お浸し状態よりも茹で時間ながめな仕上がり。なのでクタっているがこれは家系ではいい意味です。青菜の甘みがしっかり残っており、そこに出汁に濡れて浸るとまさにうまい。ほうれん草で白飯ガッツリ食えそうな気にもさせる旨さかと！。
＜青葱＞ ザクザク歯応えが痛快！葱の苦味なく青い香りに混じる甘さ！重厚な味を整える！
元々関西人な私は、葱と言えば青葱。こういう緑多めな葱が好みです。ネギラーメンってな手もあるなと次回訪問のプランも考え中。これ入れすぎるとラーメン全体の温度を下げ気味なのが唯一の懸念点。かと言って茹でると薬味として機能しなくなるしね。実はこの程度の量がベストなのかもしれません。
＜味玉＞ 淡麗な出汁が深く染み込んだ半熟玉子！とろとろな卵黄の濃密なコクが口の中で絡む！
家系で味玉を滅多に入れないんですが、今回は全部のせなので。全体的にワイルドな味の展開の中で、味玉はほっこりとさせます。淡麗な薄出汁がしっかり浸透した様な丁寧な仕上がり。まさに半熟玉子の様な柔らかさで、白身はプルプルとしており出汁が染みてそのままでも味わいがいい。
また卵黄はジュレ状にトロトロとなっており、これまたそそる質感です。濃厚な豚骨醤油の出汁に負けない濃密な卵黄のコクが口の中に広がる楽しさでしょう。
＜味変＞ 言わずもがなおろしニンニクと豆板醤！出汁と野菜の甘みにシャープな刺激をプラス！
まぁ・・・これは必須ですね。仕事合間に食らうのが憚れますが、ここは生姜はなく、ニンニクをもし代用するとしたらブラックペッパーとなりましょうか？。今回はラーメンだけでなくライスにも少し乗せてみましょう。だって休日！臭くなってもええんですから！。
＜ライス＞ やはり家系の醍醐味はサービスライス！薬味と海苔・肉・出汁で仕上がる旨さ！
まぁこれも説明必須ですよね、家系ファンなら当たり前の所業。私、家系のライスではあまり漬物を入れない人なのですよ。時々マヨネーズは入れますが。白飯とは合うがその他とは合わない気がして？。また海苔は、スープに浸してから乗せるのではなく、そのまま乾いたままライスに移して、後からスープをレンゲでかける。飯と合わせるなら溶け切らない海苔の方が合うと思ってるから。人ぞれぞれですよねー。食べ方って。
総じまして「重厚な旨さはもちろん！のみならず店の美しさと接客サービスも素晴らしい！お手本となる店と旨さ！」
・・・と言う感動の嵐！。なぜか開店以来１０年もスルーしておりましたが実に機会損失と感じ入ります。味はもちろんサービス良し！清潔感あり！勢いよし！。拉麺活動のローテーションの一角に勝手に入れさせてもらいます。国分寺も拉麺激戦区だけど家系だったら激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
