半日代休有効活用!自由が丘でいい感じ!
今回も代休平日で麺活動!と意気込んでみたものの、思い通りに行かないものね。だって師走だから忙しくて当然。そんな流れで出勤を余儀なくされたものの、諦めが付かず午後少し仕事してから解放されましたー・・・。横浜から東京へ早く戻るつもりが、それだと昼の営業が終わってしまいそうなタイミングだったので、今回は東横線自由が丘で途中下車。雨降ってたんで、駅から近くて、旨くて、通し営業という理由から「麺うらた」さんへと突撃ですー。
<酒> ヱビスビール中瓶!やっぱりプレミアム感ありありの麦酒酵母の華やかさ!そして濃ゆくズシリとした飲み口!
ま、いつものパターンでまずビール。久しぶりにヱビス飲んだがやっぱり迫力と華やかさがあるね。若いときは、ただ高くて苦味のあるビールと思ってたんだが、酵母の華やかさ自体が重厚って感じ。明るい気持ちにさせますが、深く味合わせる凄味がありますな・・・。
特に腹が減ってたタイミングだったので余計に沁みるように旨し。グラスが大き目でゴクゴクとみるみるうちに飲み干してしまいそうなのだった。こんなことなら、つまみを何か選べばよかった・・・。
<全体> 柚子皮の明るい黄色と雲呑皮の優しい黄色!琥珀で透明な出汁はいかにも芳醇!ハイセンス感覚レベルアップ!
接客はハンパない。ホール担当の女性が完璧です。冷たい雨の昼下がりだったんだが、少しでも外待ちで寒い思いしてる客への心配りが泣かせます。いいタイミングでお声かけるのね・・・・。そんなことで感心しながら待ち受けたのがこの麺顔です。
おおお!とても明るさが広がる淡麗系の白出汁ですな。とにかく出汁の琥珀色がとても美しく、透明感ある上に旨味の溶け込みがありあり!。そして今回は柚子がのりますから、黄色みが広がって華やかです。乾物類は霞みがかって優しい色合いは相変わらず。表層を漂うのは鶏系の旨味?。麺線も整って美しき哉。更に肉は低温調理のピンク色して優しい感じ。柚子の黄色と呼応するような海老雲呑もナイス!結構大き目なのも好印象!。
<スープ> 鯛の旨味と香り高さ!乾物芳醇な白出汁感覚!深い鶏豚芳醇な煮出しに柚子皮の上品清涼感!!
さてスープ。こちらは前回食して鯛の印象だったんですが、鯛のアラから出汁を取ってるならアラを焼いたような香ばしさがあるんだろうか?。香ばしさがナイスバランスで、更に鶏豚の旨味が実に芳醇です。
香味油は、鶏油のバターのような濃厚余韻は感じず、実にナチュラル!。その仕上がりは、上澄みのようなスッキリしたコク!。乾物類の旨味もしっかり感じられます。見栄えも美しいしまさに琥珀出汁と仕上がり!。
そして柚子皮がいいね。柚子特有の金属的な柑橘苦味は全くなく、ナチュラルで仄かなピールの苦みに甘味と清涼感が和風に漂う感覚です。そのため一般的な柚子塩とは一線を画しており、下味的に漂うが、味わっているうちに無意識に柚子味を求めてしまうような様子。実に上品な柚子味だわ!。
<麺> 菅野製麺所!スリムな角細直麺!引き締まってクツクツ歯応え爽快!凛々しい喉越しシルエットと汁と絡んだ持上げ感覚!
キッパリとした麺線!美しく整うストレート角細麺!。殆ど分からない程度に細かく粒子レベルで全粒が打ち込まれている様子。それもかなり少量で、麺が変わったのかと誤解してしまいそうでした。加水は中レベルで、歯応え感が実にクツクツと小気味良い。菅野製麺所のイメージ通りですな。
酒のみつつ、画像を収めつつ、割とゆっくり食らい進めますが、それが面白いほどに熱ダレを寄せ付けません。少し膨れた角麺のようなエッジングが最後まで持続するようですが、それでいて物腰は柔らか。なので、麺と麺が寄り添い熱々スープは絡まるように持ち上がります。出汁も多少吸い込むものの、喉越しのシルエット感が凛々しいと感じられて堪らん旨さ!。
へへへ・・・穂先メンマと混じらせ戯させ、肉に巻き込ませながら今回も一緒に味わいました。ややスリムなメンマであったので、麺のクツクツさとマッチした歯応えが印象的に楽しめるよね!。
<チャーシュー> オイル漬けトリュフでお化粧!赤身本来の肉味に脂身の甘味!鯛出汁と柚子風味み濡れて味わい深し!
黒く小さい物体は、オイル漬けのトリュフ。出汁にも風合いが溶けているようです。肉の脂の混じっており、つまみで食らうと酒が進みそう。
そして低温調理系の豚肩ロースのスライス。下味が薄味で出汁の熱を吸い込んでゆっくりと仕上がります。やがて脂身は溶け出して半透明。その脂身の甘味と、ベースのスープを赤身が受け取って味わい深しです。今回はまた忖度したので、特製とか肉増しをしなかったが・・・次回は迷わず特製で!。
<海老わんたん> 注文受けて包む手作り感!大ぶり剥き海老の弾ける食感!海老のすり身も上品で高級餡の感覚!
このデカいサイズがナイス!。割と餡がたっぷりで棒餃子か焼売に匹敵です。皮は黄色みが深いのが印象的。卵麺ならぬ卵打ち込み皮って感覚。そして気に入ったのが、これ注文を受けてから包み込むみたいね。厨房がのぞける位置だったので、更に好きになってしまいます。
海老のすり身に海老剥き身が一つに2尾しっかりと入ってる!。食感が弾けるようで海老味が口の中で炸裂の旨さです!。更にスープも吸い込み海老雲呑としても味わい高まると言う印象です。この店来たなら絶対食っておくべきです!。
<味玉> 見た目以上に味が濃ゆい!カエシの主張を受け止める濃密卵黄深し!
味玉って味が濃ゆいものなのだが、出汁が優しい味わいの中にあると余計にそう感じます。ジュレっぽい卵黄は濃密さありありですが、個人的にはカエシの浸透が深めでしょうか。なので玉子かけご飯の卵黄に垂れた醤油が混じるような、ナチュラルな旨味を連想してしまいました。出汁に感じた白醤油風じゃなく、薄口な生醤油の浸透したような風合い??。いやはやこりゃ白飯の上に乗せて潰すと旨そうな妄想が止まらん・・・。
総じまして「見目麗しく優しく淡麗なるハイセンス柚子塩そば!一回食っとけ!」
・・・と言う感動の嵐!。やっぱり自由が丘駅から超近く通し営業ってのが泣かせます。ゆず塩は特製がない設定ですが味玉がデフォで乗ります。肉+雲呑追加で特製の完成?。鯛めしも旨し!。共に激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!