ハイソな自由が丘でリーズナブルな価格設定！
この日は午後から出先と言うことで、東横線に乗って横浜方面へ。途中腹ごしらえということで、自由が丘で途中下車。実は「麺うらた」の２号店が出来たと知り、それが醤油系だとのことで実に久しぶりの新店舗ハンター気分で盛り上がっておりましたー。ところが・・・なぜか休業してた：汗。そんな感じで、２号店がダメなら１号店へ！とリベンジマッチな流ですー。
それにしても昨今の物価高騰と、自由が丘という土地柄を考えると、デフォが850円というのはとても頑張ってると思うよねー。３年前は730円だったというのも驚き。
＜全体＞ ハイセンスな琥珀透明感！九条葱と細麺の流麗さ！餡が大きく期待寄せる海老雲呑！
うう！淡麗系の白出汁そばって風貌ですが明るさ感じさせます。出汁の琥珀色がとても美しく、透明感ある上に旨味の溶け込みがありありと感じます。表層を漂う脂はおそらく鶏系の旨味！。乾物類のエキスは霞みがかって優しい色合いだし、麺線だって整って見てて気持ちいい。
肉は低温調理のピンク色。そして海老雲呑！餡のデカさが気前良く、大人の耳サイズくらい。この質感でこの立地でデフォルトがこの質感とは毎回恐れ入ります。
＜出汁＞ ゆったりとコク深く食べ応えある鶏豚芳醇な煮出し！乾物溶けこむ白出汁感！鯛の旨味と香ばしさ！
確か「鯛」が響いたような記憶。思い出しながら食らうが、今回は鶏豚の旨味が実に芳醇で、実に食べ応えを感じさせるほどに満足度をアップさせています。香味油は、鶏油のバターのような濃厚余韻は感じず、実にナチュラルで上澄みのようなスッキリしたコク！。鯛から始まって乾物類の旨味、そして動物系のコクが実にバランスよく溶け込んで、見栄えも美しい琥珀出汁と仕上がっているようです。
そして香味油も今回は記憶のそれより響いていたかと。トリュフオイル独特の芳醇さが厚みのある甘味と香りを漂わせておりました。
そんな味の変遷を経て、舌が慣れた頃合いで乾物と鯛のベースを感じることとなります。こちらの鯛の印象は、旨味もいいが「香ばしさ」の方が実に好みです。「鯛塩」と言うより「鯛白出汁」みたいな雰囲気で、微かな甘味が心地よいと感じます。なので節系や煮干、香味野菜など幅を効かせているようなイメージに近い様子です。
＜麺＞ エッジ感じる凛々しいシルエットと喉越し！汁の持ち上げの良さ！中加水で引き締まるクツクツ歯応えが快感！
しなやかなようでキッパリとした麺線！。美しく整うストレート細麺。加水は中レベル？で見た目はモチモチとしそうに感じたが、歯応え感が実にクツクツと小気味良いのです。この歯切れのクツクツとしたところが楽しい。
一方、熱ダレを一切寄せ付けない感覚で、少し膨れた角麺のようなエッジングが最後まで持続する。それでいて物腰は柔らかいから、麺と麺が寄り添い熱々スープは持ち上がってくる。その出汁を多少吸い込むものの、喉越しのシルエット感が凛々しいとすら感じます。穂先メンマと絡ませて一緒に味わいましょう。ややスリムなメンマであったので、麺のクツクツさとマッチした歯応えが印象的に楽しめました。
＜チャーシュー＞ 溶ける脂の甘味と鯛出汁を吸い込み旨味高まる赤身がナイス！オイル漬けトリュフの香りが染みる！
黒く小さい物体が乗せられてアクセント。オイル漬けのトリュフです。そして肉は、低温調理系の豚肩ロースのスライス。
下味が薄味で、スープと熱を吸い込んで仕上がる感覚。脂身は溶け出して半透明。その脂身の甘味と、ベースのスープを赤身が受け取って旨いです。
＜海老わんたん＞ 大ぶり剥き海老２尾！弾ける歯応えと上品な海老身の味わい！たっぷり餡で食応え有！
割とデカい皮なのに餡がたっぷりで棒餃子か焼売に匹敵です。皮は黄色みが深いのが印象的。デカさが気持ち良い。
そして餡は、海老のすり身も多少ありましょうが・・・ほぼ海老の剥き身って感覚。デカめの海老剥き身が一つに２尾しっかりと入っており、食感が弾けるようで海老味が口の中で炸裂！。またスープも吸い込むから全体的に、味わいとしてもフィットするしスープ海老雲呑としても実に仕上がってます。
総じまして「お手頃価格でハイセンス！美しさと明るさと柔らかさが染み入る極上塩そば！」
・・・と言う感動の嵐！。近年この界隈も開発工事が進み更に発展しそうですが、その一方で拉麺は激戦区？。何たって自由が丘駅から超近いし通し営業ってのがサラリーマンなら嬉しいはず！更にコスパも高し！激しくオススメ！旨し！なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！
