すっかり味噌の季節真っ最中なのだ!
土曜日のプレゼンの失敗にやっぱり少し落ち込んでいるようで、明けて日曜日は拉麺で気晴らししてやろうと・・・荻窪で相当な肉三昧をかまして・・・吉祥寺で少し買い物。そして土日通し営業と知って、くじら食堂@東小金井さんへとやって参りました。へへへ・・・限定の「辛味噌」やってるの知ってたしね。すっかり味噌は秋冬レギュラー化しておりますが、期間限定なのでお早めにいただくこととしました。
<酒> サッポロラガービール赤星!苦味の中に旨味あり!熱々辛味噌と冷え冷え赤星が合いそうさ!
コロナ禍があったとは言え、今年後半から本当にお世話になったブランドだよ。今日もサッポロの小ぶりグラスは冷え冷えで曇っている。瓶ビールも生がすっかり主流になって長いが、やっぱり昔ながらの熱処理ラガービールの苦味の風合いはやはり良いね!。
特に今回は辛味噌と対峙するから、熱々と冷え冷えが交錯するのを想像すると気が早る!。
<全体> 更にワイルドさアップ?見るからに分厚そうな味噌出汁!辛味に染まって赤身も加わりパワーアップ!
この日二杯目とは言え、憂さ晴らしすると決めたからには「大盛」とさせてもらいましょう!(特盛だったら死ぬか?)。おおお!やっぱり辛味噌だとちょっとワイルドさがアップするね。そしてしっかりと背脂感がありありとしており、肉と野菜の上にははっきりと炙りが入りカイエンペッパー!。更に生姜がトッピングされて、写真で見るより実物は、かなりガッツリとした感じです。
<スープ> しっかり旨味を醸し出す辛味噌!麹の甘味風合い伝わりつつ辛子と山椒の刺激の程よいことよ!濃密豚骨エキスにじっとり背脂!生姜とカイエンがそそる!
さあスープ!辛さを待ち構えて味わうと・・・確かに辛い!。辛いが味が多いというか、味わえる辛さなのでちょっと驚き!。これまでこのブランドで食ってきた味噌系では、一番ハマったかも。七彩系のやっさしい甘味ある味噌はベースのままだと思うのだけど、しょぼい担々麺よりはずっと味わいが複雑。味噌の麹感がしっかり風味高く、しっかり辛いのに辛子がマスキングしない?。しかし、微妙に山椒が溶けているようでもあり、刺激はしっかりしています。
ベースの出汁がまた分厚い。豚骨の煮出しがしっかり。口の周りに微妙に感じる貼り付きもあり、ともかくボディーがしっかりしています。そこに仄かに擂りおろし生姜が響く!味噌と豚骨の分厚いコクにジリリと響く清涼感!グイグイ飲ませる!カイエンペッパーとも喧嘩せずで、実にいい感じ!。これ是非ともずっと裏メニューにしてくれないだろうか?。
<麺> 味噌専用の少しハードな平打ち手揉み太麺!濃厚豚骨と辛味噌を受け止める風味の強さと歯応え!肉野菜を絡みつけて存分に素地甘味も楽しむ!
味噌系だけ麺を変えてる様子。手揉み作業はしておられるようだが、麺のフィーリングがいつもピロピロ麺とは違います。いつもの定番手もみの平打ち太麺と比べて、ヌチヌチした歯応えに引き締まりがあり!。そして仄かに物腰がハードです。また赤味噌出汁に濡れて分かりにくいが、色合いも少し明るいようで、濃厚な味わいをしっかり受け止め風味を楽しませてくれるよう。
ふふふ・・・それにしても、背脂とスープを絡めまくるのがナイス。噛むたびに麺の甘味と出汁の旨味が一体化し、唾液で糖化を促され一気に別の旨さに昇華するようです。やっぱりまだ小腹張ってたけど、今回も大盛にしてよかったとお思います。あゝ、やらかしてしまった。太麺がブルブル震えて暴れる。しっかり汁ハネでシャツを汚してもうた:汗。
<チャーシュー> 辛味噌出汁に濡れて蕩ける脂身!脂の甘さが赤身と出汁に染み入る!思わず白飯欲する!?
いつもの定番豚バラ肉!。分厚く長めが一枚!。整った赤身と脂身のストライプがナイスです。箸で持ち上げるだけで崩れそう!めちゃ柔らかい。辛味噌出汁に濡れて、やがてスポンジのように吸込み、旨さがじわじわと広る。赤身は下味とロースト風味を醸し、脂身は蕩けて円やかな甘み!。汁が染みこんだ部分は、まさにトロトロで崩れそう・・・・。最終的にはやっぱり麺に巻き付けて一気に食らい味わう。

<野菜> カイエンと生姜に塗れて熱々シャキシャキのモヤシ歯応え!辛味噌と濃厚豚骨ベースを和ませる!
熱々シャキシャキのモヤシ山でいい感じ。ともかく背脂が滲み濃密濃厚!更にモヤシ汁が染みて仄かな野菜甘味が溶ける旨さです。麺に混じると歯応えが実に複雑!旨さの体感が倍増かと!。生姜が混じるのもいい感じで、単に野菜の甘味でほっこりさせるだけでなく、具材としての逞しさも感じるようでした。もやし追加ってできたっけ?並盛りでそれできたら次やってみたいかも。
<ワンタン> 大ぶりふわふわな粗挽き肉餡!軽やかな生姜の風味に辛味噌出汁の旨味が染みる!
ふわふわな粗挽き肉餡!そして皮が大判で2つ。一つでもとても食べ応えあるもので、大きめな肉餡を噛み締めると、優しくゴツゴツとした感触が楽しくも旨いです。シンプルな塩胡椒ベースの味付けに、微かに生姜が込められているよう。これだけでも十分旨いが、そこから赤味噌出汁に塗れてじわじわ浸透します。その刺激が生姜にも伝わり、清涼さが増幅するようなイメージ。
皮も旨い。肉厚で皮自体も味わいとして楽しめるが、今回ここにも担々の味わいが沁みるので、余計に旨い。ちゅるっとした感触の後に、辛味噌の後味を引くよう。辛い系にこそワンタンって合うと思うよ!激しくオススメ!。この辛味噌ワンタンで残りのビールが進みまくる!。
<味変化> ちょいと味の厚化粧!おろしニンニク投入!山椒とコラボする刺激感がナイス!
デフォでも十分に味は複雑なのですが、もっとカオスな旨さを楽しもうと味変厚化粧!。これが微妙に溶けた山椒と相性がよろしいよで、非常にマッチするのでした!。そのまま辛味噌出汁を白飯にかけて食ういたいかも。
総じまして「麹の甘味に辛さの刺激感!背脂と具材の旨味!味わいの極旨辛味噌麺!」
・・・と言う感動の嵐!。前日の土曜日は気持ち的に凹んで何も食らう気分になれなかったのを、これで一気に挽回です。やはりお腹一杯になると、気持ちも前向き明るくなる。それが旨いもんだったら幸せになる。冬は苦手なんですが、旨い味噌拉麺が更に甘く味わえると考えれば気が軽くなります。この冬は、ストレス溜まる局面が増えるのできっと味噌が増えるだろうな・・・ま、いいか。ともあれ「限定 辛味噌」は、かなり完成度高いですよ。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!