※緊急事態宣言発令前
やっと気軽に店で飲めるようになったと思ったら、いきなり4回目の緊急事態宣言発令とのこと。これはショック!この週末しか飲めないではないか!ということで、宣言前に駆け込むように近場の中華そば店で、拉麺&麦酒とさせてもらいましょう!。すごく早めの晩飯ということで、丸幸@武蔵境へと突撃して参りました。とにかく店でビール中瓶を空けた買った次第!。
<酒> アサヒスーパードライ:また暫く店で会えない寂しさよ!冷えたグラスの心配り!お通し付きのサービス精神素晴らしい!
ここではサービスでお通しメンマが付くから嬉しいね。昭和の中華そば店ってな雰囲気と実にこれがマッチしております。生ビールよりは瓶ビールなオレ。今回はアサヒスーパードライを堪能です。嗚呼・・・いい感じで今日も冷えている。いわゆるキン冷えってなやつで手に冷気が伝わる。大衆らしい「コップ」も冷えてるよ!。大衆酒場感ありありでキン冷えビールを注ぐ瞬間が最高な気分です。泡立ちが冷気に曇ったコップから透けて見えるのが、これまたオツだわ。
ううう!これこれ!スーパードライらしいカキーン!と響く辛口の刺激!。続いて喉越しで刺激を与えつつ、ライトな味わいと鋭いキレ味が実に痛快!。緊急事態宣言のストレスを一気に軽くしてくれるような展開じゃないか。ビールは切れ味優先!って感じる人の気持ちが分かる気がします。さてサービスお通しのメンマ。古風にも似た素朴さそのもので、今風にキレが鋭いドライビールにはミスマッチなようで妙に合う。いつまでもこのままで楽しんでいたい気分です。
<全体> オーソドックスな中華そばに大胆なチャーシュー2種増し迫力!これで850円とはお得!
さてこの店異様に安い。デフォルトの中華そばが450円というボランティア価格。それでは申し訳ないと、今回はチャーシューメンにしたんだがそれでも850円。令和では一般的にはデフォルト価格で食えるのだからありがたい。固定費を回収し切った故の価格戦略ですかな。そういう商売やってみたい・・・などと酔った頭でアホなことを考えてたら配膳完了です。
おおお!肉肉しいと思いきやすごく優しい表情。実は少し地味に感じる麺顔なんだが、いい意味でこれは素朴で雰囲気です。バラ肉多めな一杯に見えるが、実は2種類のチャーシューが入っており、バラ肉の下に別の肉が隠れている。単なる大衆中華そばだと侮れずなのです!そして2種類から選べる自家製麺も相変わらず中々!ハンドメイド感ありありで、オヤジなラーメンラバーの心を鷲掴み。現代令和の拉麺は、どれも随分と華やかで楽しいんだが、手を抜かずとも・・・やり過ぎない「ほどほど」感覚がむしろ安寧を感じて心地よいかも。高級素材を一切謳わないがそれで十分な気がするのです。むしろ素晴らしい。
<スープ> 乾物が溶けみ素朴な展開!豚鶏系の煮出しに玉葱の甘味が浸透!ゴクゴク飲み干せるライト系
嗚呼、出汁がとても優しい。これをいい塩梅と言うのか、醤油は結構深い色合いをしているが見た目よりライトな印象。ベースは豚鶏でどちらかと言うと豚のイメージ?。玉ねぎが乗ってて全体の雰囲気から八王子系にも感じてしまうが、それよりはずっと出汁感が優しくので豚と乾物の味わいが響いている様子です。乾物の溶け込みには昆布??その他に野菜類の煮出しかもしれません。
薬味の甘味がストレート。玉葱の微塵切りがシャリシャリとして歯応えが心地良いし、それで溢れるフレッシュさがとても分かりやすいのです。また浸っているメンマも自身の下味を出汁に移しているかのようで、あっさり味の中に幾重にも乾物系の旨味が重なるイメージ。まさにカオスな旨さ。また国産そば粉使用と言う中華麺からも甘味と風味が溶けてるようでもあります。なので後半になるほど味わいが深くなりカオスが高まるイメージ。
<麺> 自家製麺&国産そば粉入り!食感はスパスパ!クチクチ!と楽しい展開!出汁と一体化して旨し!
こちらは麺を選べる。「玉子麺」と「国産そば粉入り」の2種類ですが、どうしても毎回「そば粉入り」を選んでしまう私。その麺のポリシーからもあまり八王子系らしくないのかもしれません(これまでずっと一貫して似ていると語っておきながらですが:汗)。ご覧の通りの地肌の色合いは淡い褐色系。多分色合いが好きなのだろうと思ってます。スパスパととても安易に小気味好く歯切れる。そして奥歯でプレスするとあっけなくクチリと潰れます。特にそば粉の味わいを感じることもないのですが、頭が勝手に蕎麦ライクと解釈してくれてるようです。そんな感覚も好きです。
緩くボコボコと捩れたところがいいね。弱い縮れが入っても捩れが強めに感じられるようで、ボコボコとした部分に啜り心地を伝えます。引っかかりの少ない喉越しと言うイメージで快感かも。加水はやや高めなのも喉越しや啜りもライトに感じさせる。そんな柔らかめの茹で上げがナイス。個別に要望すればカタメ対応もしてくれるようです。また汁を吸い込み易い感覚ですから、物腰がとてもしなやか。ズボボボボボボボーーっと勢いよく啜ってみましょう。後に続く喉奥シルエットはとても軽やかかと!。
<チャーシュー> 脂身蕩ける豚バラロール!赤身に旨さ滲む豚ロース! 甘辛だれとスープの旨味が共に染みて旨し!
煮豚タイプの豚バラ肉は、自重で崩れる柔らかさ!出汁の浸透に脂の甘味が一体化する旨さです。そこそこ薄いのですが、昭和のラーメンならこれで十分。格安で提供していることを考えれば上出来ですよ。煮豚タイプなので脂身がすでに半透明。そして余分な脂が抜けているところに、スープが浸透しております。程よい脂甘さがいい感じ!。そして自重で崩れる柔らかい。リフトした途端に崩れるので、崩れた破片を集めては麺に絡めたりして味わい倒しました。
そして豚のロース。淡白な味わいを想像しがちだが、しっかりとここにも醤油系のタレが浸透しており、甘辛い上に肉の旨味と脂の甘味が染み込んでいるイメージ。なので白飯にも合う感覚です。そこにスポンジのようにベーススープを吸い込むから、案外とジューシーに楽しめる。こちらは崩れにくいので、また性懲りも無く麺に巻き付けたりして楽しんでみました。
<メンマ> 短冊型のフニャコリとした歯応え!素材と出汁を感じる素直な味付け!麦酒に最適!
これぞ素朴!実にオーソドックス!。見慣れた短冊タイプでやや幅広い。繊維質はキッパリとしてるようですが、とても柔らかくて、歯切れがとてもソフトです。フニャっとする感覚とコリっとした感覚が合体したような歯切れが心地よいかと!。そんな優しい歯応えでありながら、味わいは深いです。
全体的に醤油感ある見栄えですが、塩気はほとんどなく、下味出汁の円やかさがいい感じです。白飯に乗せてメンマごはんとしても通用しそうかも。スープに浸っているとその味を吸い込むので、これでまた味も穏やかになる様子。素朴さに温かみが増すイメージですので、これまた麦酒がさらに進むのでした。
総じまして「世代を越え受継がれる味!やっぱり落ち着く昭和のご馳走チャーシューメン!迷ったらこれ!」
・・・と言った感動!。店の雰囲気も含めて、実にほっこりさせるチャーシューメンです。まさに癒しの一杯かと。仕事終わりに晩酌の後には最高と思われます。緊急事態宣言が明けるまではそんなことも出来なくなりますが、拉麺だけでも癒されるので三鷹・武蔵野エリアのラーメンファンには激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!