ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4255】 中華蕎麦 はる (東京・下井草) 冷やし中華蕎麦+麻婆ごはん 〜コロナ喧騒もどこへやら・・・和食センスの旨さでしっとり心を落ち着ける崇高冷やし麺!

和食感満載の冷やし中華ならここ!

 

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 だいたい月ごとに季節メニューを展開してくれるのが、こちら「中華蕎麦はる@下井草」さん。前回の「冷やしつけ蕎麦」が絶品でして、次なる展開は「冷やし中華蕎麦」。これは毎年提供してくれる、言わば季節定番でして今回もそれを狙いましょう!。
 

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 お盆weekなので、電車で行ってお酒も絡めたいところですが・・・この猛暑では駅まで歩くのがもう辛抱できん!絶対に体感温度以上出てるようで、もう横断歩道で信号待ちしていると、遠くが陽炎のように見えるではないか・・・。なのでクルマを利用することとしましたー。だから今回は酒無し!。
 

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 で、酒をしないので今回はサイドメニューを追加!。こちらは本日限定のごはんってのが人気でして、バリエーション豊富で質感も高くてお安め!。激しく期待!・・・だったんですが、この日は売り切れランプが光っており、ちょとがっかり。ま、基本的に何を食っても旨い店なので、レギュラーの「麻婆ごはん」を今回は追加させてもらいました。
 

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<全体> 和の趣をゆったりと表現!夏野菜にご馳走感覚を織り込む麺顔!

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 ピークタイム過ぎたというのに満席・中待ちです。今年はお盆weekでも旅行や帰省をみんな避けてるので、普段と変わりないみたい。いや、お盆で休む店もあるから逆に混んでいるのかもしれません。ひとりオペでシッカリ丁寧に調理しておられるので・・・多少待つのも仕方なし。入店してから45分弱で漸く実食にこぎつけました。それはこんな麺顔!。
 

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 おおお!何と心からほっこり!ゆったりと感じさせてくれる柔らかい麺顔ではありませんか!。この店のシンボル具材「筍」が夏とは季節外れではあるものの、和風な落ち着きをまず与えてくれる。そして夏野菜たちが周囲を飾っており、トッピングされた肉も上品そう。そして温泉卵がプルンとトップに配置され、全体的にご馳走感覚を高めてくれているかのよう。この暑さだから、他客の半数弱はこれを注文しておられるようで、わりと年配の方も多そう。これはミドル以上の方々のセンスには、確実に響くでしょうな!。
 

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<タレ> 酸味抑えめで円やかなカエシと甘味が主体的!コクも溶けて胡麻油の香ばしさがナイス!

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 まずかき混ぜる前に、タレを素直に味わいましょう。ちょっと強引に具材と麺を端に寄せてレンゲで味わいますが・・・これが実に「円やか」としか言いようがない!。いわゆる酢醤油系のサッパリ感を連想しそうだが、実に酸味が抑えめで緩い。酸味排除でもなく淡く残る程度で、冷やし中華たるプレゼンスはキープしてるようです。そしてカエシ感が優しい。醤油の尖った感覚はなく優しい塩気の中に甘味がのぞくイメージ。なま醤油がどうこうというより、出汁がしっかり結びついたようで醤油味自体が旨し!。鰹のコクというより個人的には味醂があるのかと妄想しており、そこに淡い酸味がチアチラしてて、複雑だけど楽しい味わい。
 

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 味醂と言い切れなかったのは香ばしさもあったためです。それ程濃ゆくはないが胡麻風味も感じられたようで、その馴染みあるコク深さはまさに、食欲もそそるか!。ゴクゴクの飲み干せる円やか醤油ダレ旨し!。あとで温泉卵も混じるから尚更コク深し!。
 
 

 

 
 
<薬味> 山葵:これで一気に和風感覚へ一気に趣向が傾く旨さ!やはり日本人なら薬味はこれ!

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 冷やし中華ならではの酸味が低めである上に、山葵が薬味として備わってるため、これで実に「和風」と言う感覚に引き寄せられてゆきましょう。これは一気に醤油味が凛々しく引き締まるね!。やはり日本人なら薬味はこれでしょ!。麺にねじ付けるかで迷ったが、今回は気分的に円やかだったタレに溶かしてみたー。
 

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<麺> 三河屋製麺:平打ちで軽く波打つ中太麺!麺の風味に絡みつくタレと具材の旨味!

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 先月、冷やしつけ蕎麦で心を打たれた平型ちょいボコ麺!。麺は平打ち型です。美しく揃って折りたたまれたように器に鎮座してますので、キッパリとしたストレート麺かと思いきや、よく見ると微妙に波を打っており、素朴とまではいかないが、馴染み易さを感じます。しっかり冷えてて、しかも水切りが完璧なのが、実にいい仕事っぷり。
 

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 多加水という感じもしますが、しっかりと締められて密度感があります。なので前歯の差し込みから淡い抵抗感があって、千切ると麺の素地からくる旨味がするよう。奥歯ではクニクニっと横ずれしつつも強い反発を感じて、コシの強さをアピール。そして麺の上全体には、ものすごく細かい刻み玉ねぎ乗せられてる。これが一気に絡んできて、啜り上げる時にタレも吸い込んだりして・・・ズボボボーーーッと気持ちよく豪快にも啜りあげると快感です。
 

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<具材①> 鶏胸肉・筍!両極端な歯応えフィールと滋味深さ!タレに絶妙マッチ!

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 鶏胸肉のしっとりしつつもパフパフしたチャーシューもいい出来具合。薄味は言わずもがなですが、肉の滋味ってのも感じるし、出汁と絡めて吸わせてから食うとかなり旨い。特に山葵が濃ゆめに溶けた部分と交らせると最高に旨いかと!。嗚呼、こういう時に限ってやっぱり酒を激しく欲してしまいます。
 

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 そして筍のサクサクシャクリとした歯応えも痛快!。初は旬ではないのだがこの具材がこの店のイメージ。柔らかさが最高で繊維質は細かいため、どの方向からでもシャクシャクと千切れるのです。味付けも穏やかで和の風貌。これが冷やし中華にあるとは恐るべし。元々京都生まれだから、こういう素材が好きなんですよねー。
 

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<具材②> 温泉卵!あっさり系の味風景を一気にコク深く仕上げる!満足感が一気に高まる!

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 温泉卵が全体をコク深く、一気に高めてくれます。このタレは酢の酸味を極力排除しているので、出汁の旨味がとても素直に訴えかけます。節系の旨味が冷えててもかなり伝わるし、和蕎麦の冷がけの割りしたのように感じるほどに、しっくりとした味府警。
 

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 これを割ったところで麺を思いっきり絡めて食らうのがまた最高!白身の緩い部分も絡まるから、スベリは意外と滑らか。ニュルニュルとゆっくり啜り上げてハネが飛ぶのにも注意ですな。
 

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<具材③> トマト・アスパラ・ゴーヤ!夏野菜で季節と気分を演出!

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 あとは夏らしいアイテムを散らすと言ったところ。かなり全体で色々入ってるので、一つ一つは多くはないが、夏の高原野菜と南国の夏野菜をバランスよく並べている感がイイね。こういうの、種類を多くすると下処理が増える一方だろうけど、ひとりオペレーションのお店とは言え手抜きがないのが、尊敬に値します。
 

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<具材④> 茗荷・ワカメ!これで感覚を和風に強く引き寄せる!

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 これらは和風麺類とくれば定番のアイテムですね。これもあることが嬉しくて、べらぼうにボリューム乗っけるのも興ざめなんだろう。だけど、あるだけでやっぱり和風感が高まる!。やっぱり和風冷やし中華のプレゼンスはこれでも決まり!。
 

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<〆飯> 麻婆ごはん!かなり本格的な仕上がり!醤油もタレも本場仕込みか!?

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 そう言えば・・・前回、時期限定で「麦とろごはん」を食ったんだっけか・・・あれは度肝を抜く旨さでした。200円の麻婆ごはん。これがかなり本格的で丁度良いボリュームもあり、最高に良かった!。
 
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 これは調味料自体が実に凝ってます。本場の醤を多用してるのか?という感覚で、甜面醤・豆板醤は言わずもがな、花椒の刺激もまた堪らなく本場と感じさせてくれます。それぞれの醤の麹が生きているのかと感じるほど、滋味深くて華やかなる麻婆!。これが200円で味わえるなら食うべし!。このお店・・・ここまで味わうと実に奥深い店であります。
 
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総じまして「コロナ喧騒もどこへやら・・・和食センスの旨さでしっとり心を落ち着ける崇高冷やし麺!」

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 ・・・と言う感動!。中華そば屋というより和食屋へ来たみたいな、落ち着き感もあって、食えばもっと落ち着いてほっこりさせる!それが、今回も素晴らしいと感じました。晩飯機会で、日本酒とハートランドと、優しい旨さの和風な中華蕎麦・・・近くに住んでたら毎週通うのに(笑)。うー・・・西武新宿線界隈・・・羨ましさが過ぎて狂おしい思い。この路線利用者なら一回食っとけですよ!間違いなく激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠っていつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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