何度もまわるぜ・・・緊急事態宣言解除までは!万歳!三鷹・武蔵野エリア!
くじら食堂 bazar 三鷹店 (東京・JR三鷹) 生姜 + 味玉 〜ラーメン食べて詠います
- <全体> 濃ゆい鶏エキスと醤油の揺らめき!針生姜のアクセントが眩しい!
- <スープ> 濃ゆい鶏醤感に焦がし葱の香味感!そして摺り下ろし生姜の痛快刺激感が響く
- <麺> 三河屋製麺:どんなに汁を吸い込んでも旨味と甘味を感じさせる細麺が旨過ぎる!
- <チャーシュー> 成鳥しか出せない燻銀にも思える旨味と歯応え!鍋物でも通用するかも?
- <青葱> 甘し!たっぷり汁を吸い込んだ麺と絡めるとなお旨し!
- <味玉にハズレなし!> 濃ゆい鶏醤に埋もれないうまさ!ねっとりマチュアな濃密卵黄なればこそ!
- 総じまして「濃厚感と清涼感が拮抗する旨さ!じっとり!さっぱり!二面性旨しな鶏醤油生姜麺!」
やっぱ三鷹・武蔵野エリアは深いぜぇ〜・・・ラーメン的な話なんだけど。全部回ろうと思ったら更に半月以上もかかるし、都心に出るより厄介かも。ここは個人的なお気に入りでコアなところに絞ろうと思って(つまり楽したいだけ)、今一番気軽な「くじら食堂 bazar 三鷹店」へとやって参りました。近くにコーヒー豆買いに行くのにちょうど都合がいいしね。
ちょうど回転フィーバーが終わったところで、コロナ騒ぎに突入。今ではかなり落ち着いてます。おおお・・・店内独り占めな午前11時回ったところ、致し方なしだね。それでも後からポツポツの人が入りだし、ゆっくりと半数以上の席が埋まり出します。店内一人ぼっちというのも切ないから、ちょうどよかった。
それにしても、今が一番在宅ワークで気分的ストレスがピークだろうか。在宅勤務を通すと極端に会話する機会が減るので、何と声を出すことが少なくなったよ。その結果、いつもの通り声が張らない!声が絞れてくる!ような状態。それで、Zoom会議で愕然としたオレ・・・。
<全体> 濃ゆい鶏エキスと醤油の揺らめき!針生姜のアクセントが眩しい!
それ以来、いつも喉が気になってしまい、今回は何となく喉に良さそうな「生姜」をいただくこととしました。そして味玉追加!。それはこんな麺顔!
おおお!いつもながらのローカルラーメンを表す燻銀のような質実な麺顔!そこに艶かしい味玉と、フレッシュな針生姜がトッピングされ、実に明暗くっきりとして旨さがヴィヴィッドに伝わります。それにしてもデフォルトの鶏肉が迫力だ!。成鳥の肉が引き締まった感覚を醸し出し、醤油味に染まるに見惚れてしまう。隅でのぞけるスープには斑点が浮かび、麺は細いながらもボコボコとしたマイクロ縮れ。素朴さが実にいいではないか!。
<スープ> 濃ゆい鶏醤感に焦がし葱の香味感!そして摺り下ろし生姜の痛快刺激感が響く
もうすでに経験済みの味なのだが、やっぱりデフォルトの鶏醤油味の頭で構えてしまう。ゆっくりとレンゲで救って味わうと、生姜の風味が溶けた清涼感と、鶏エキスのじっとり感が同時に駆け抜けてゆくイメージです。針生姜に目が行きがちだが、すでにそれを汁に沈めなくとも、摺り下ろし生姜が予め溶けている。醤油のスッキリ感に鶏エキスのじっとり感・・・・塩気を感じ重そうになりそうなところに、ええ塩梅で生姜の風味が駆け抜けるって感じですね。
続いて針生姜をスープに溶かしだすが・・・、やや刺激が強まる程度で擦り下ろしほどの変化はありません。しかしこれはこれで、細いメンマと絡みあったり、そのメンマとコラボしてスパイスに刺激を与えたりして面白い出汁感も滲むというものです。
更にこれだけで終わらない・・・スープのあちこちに浮遊している黒い斑点。これは「焦がし葱」。葱油状態になって香味油として存在する?というより、スパイス的に放り込まれたような印象です。この葱の甘くも香ばしい焦げが、素朴な鶏肉とスープに実に合う!。
<麺> 三河屋製麺:どんなに汁を吸い込んでも旨味と甘味を感じさせる細麺が旨過ぎる!
bazar 三鷹店の真髄は、鶏肉とこの麺!。実は私はもともとは「カタ麺主義者」。なので、汁を十分に吸い込んだ麺は、峠を超えた二次的な味わい方だったかもしれません。ところが、この麺は絶対に汁を吸い込んでからの方が爆ウマ!。マイクロウェーブのようなボコボコ縮れには、加水高めでも妙に風味を感じるところがあり、甘味すら覚える。
そしてじっとりとした鶏醤油の味わいが沁みると・・・妙に相対的に麺に甘味を更に感じてしまうようです。熱ダレとか、伸びるっていうダレは一切なし。この麺を体験するだけでも来る価値ありかと。
そんないい麺だから、まだ未開発の「油そば」と「味噌」への興味が尽きません。汁なし系だと、この醤油ダレがどのようにチューニングされるのか?。また太麺系の味噌ラーに、このマイクロ縮れ細麺がどんな展開されるのか・・・・嗚呼、新メニューが待ち遠しい。
<チャーシュー> 成鳥しか出せない燻銀にも思える旨味と歯応え!鍋物でも通用するかも?
これからこの店を訪れる度に語ることになろう鶏肉。ブロイラー若鶏なんかには負けない燻銀の旨さでございます。いつの頃からか・・・「柔らかい=旨い」となってしまったのは。和牛なんか特にそうだけど、アメリカ的なステーキ肉の旨さってやっぱり別物であると信じる次第。似たような思いが、この鶏肉にはある。
つまり若鶏の旨さとは「別の旨さ」だと感じます。好き嫌いはあっても優劣はない。固い焼き鳥は嫌いだが、炒鶏・煮鶏・鍋物ならこの固さがナイスかと。噛み締める旨さが今の時代は少なすぎる気がするよね・・・。そしてこの肉、結構ハマってるオレです。だから思わず足が向くのかと!。
<青葱> 甘し!たっぷり汁を吸い込んだ麺と絡めるとなお旨し!
振り返れば青葱をあまり語っておりませんでした。九条ネギ?だと思う。なんでも青葱が九条ネギだというのは迷うんだけど、甘味がしっかりある!。なので大切に味わいたいところですが、是非とも麺と絡めて食っていただきたい!。ネギだけだとあっという間に終わってしまうからね・・・。
またネギの食感と混じった麺の歯応えも楽しい!。麺の甘味と汁のコク&塩気・・・それに混じってネギの豊潤な甘味が広がる。嗚呼、甘し!たっぷり汁を吸い込んだ麺麺と絡めるとなお旨し!
<味玉にハズレなし!> 濃ゆい鶏醤に埋もれないうまさ!ねっとりマチュアな濃密卵黄なればこそ!
汁もトッピングも麺も・・・とっても個性的。迫力は感じませんが存在感は埋もれない・・・そんな味玉。きれいすぎるほどなカット断面ですが、卵黄は実にねっとり。ゆるい飴色状態に見えます。醤油出汁がしっかり入っておりますが、程々に卵感を残すようなイメージ。ねっとりマチュアな濃密卵黄に仕上がっております。これなら白飯と一緒に食えそうなイメージ。嗚呼やっぱり味玉にハズレなし!。
総じまして「濃厚感と清涼感が拮抗する旨さ!じっとり!さっぱり!二面性旨しな鶏醤油生姜麺!」
・・・と言う感想。笠岡ラーメン縛りでも、これほどいろんな醤油でバリエーションを増やすとは、さすがとしか言いようがありません。今回も知った味でも崇高に楽しく完食!。この時期訪問頻度が一気に上がってしまうかもですが、コロナ影響の中でも一つの嬉しい誤算でしょうか。今ならサラッと混まずにいいのを食えますから、JR三鷹駅利用者には激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!