ラーメンよりも高いクラフトビール・・・ついに意を決して頂きにきたよ
- <酒> クラフトビール SIERRA NEVADA PALE ALE: グレープフルーツやシトラスのアロマフレーバーが感じられる爽快系テイスト
- <全体> 規律と気合の入った整然たるお姿・・・凛とした空気感も醸し出す崇高なる淡麗塩系ラーメン!
- <スープ> 煙るような薄透明感が滲む塩スープ!ゆっくり円やかに進化する軽やか煮干系+ホンビノス貝エキスの結晶!
- <麺> 自家製麺:毎度おなじみのパツパツストレート麺!麺の風味と出汁との結合を自分の咀嚼で愉しむ逸品!
- <味変> タルトゥファータ:海エキス旨みの中に森の穏やかさが浸透する旨み変化!?
- <チャーシュー> 淡麗なる薄味豚肩ロース肉!半レアの旨みもよし、汁吸いかけた熱通り旨みもよし!
- <味玉にハズレなし> 玉子本来的味わいをしっかり感じる塩系味玉!白身も卵黄もフレッシュな旨みに溢れる!
- 総じまして「淡麗貝塩から穏やか味変化!タルトゥファータ魔力全開!塩系好きなら一回食っとけ!」
この店に、一つだけ券売機に酒表示があり、それが「クラフトビール」。850円という単価です。デフォルトのラーメンが800円という設定ですから、かなり無茶振りな設定かな?。もっとも銀座のラーメン店ならシャンパンなど設定もありましょうが、ここは三鷹駅界隈。
どうもこちらのご店主が相当のクラフトビールマニアらしく、お気に入りのを1つだけ置いているということらしいのです。2番・3番のビールは置かない。1番好きなものだけ置くとは・・・なかなか職人気質でこだわりを感じるご店主らしい考えと設定ですね。ラーメンより高いビールってどうよ?ってことでこれまでスルーしてまいりましたが・・・、そこそここの店に通う者としては、その魂のビールを味あわずいつまでも放置もできないでしょう。今回は、その崇高で謎めいたクラフトビール目当てでやって参りました。そして、定番の貝と塩のラーメンも頂戴してきました。
<酒> クラフトビール SIERRA NEVADA PALE ALE: グレープフルーツやシトラスのアロマフレーバーが感じられる爽快系テイスト
うんちく書きをそのまま記しましたが・・・アメリカ産のビールらしいです。そして「カスケードホップ」を先駆けて使用した有名銘柄らしい。本当にグレープフルーツの味とか、シトラスの香りとかするわけねーんだが、ともかく爽やかな感じはするのは確か。それを柑橘系とひっくるめるとするなら、それもありだなって・・・オレなりに分かるきがします。グレープフルーツってのはその部分なのかも。
重くてズシリと来るわけでもないが、決してライトではありません。クラフトビール特有の華やかなアロマに包まれること請け合いです。そしてその華やかさは、日本の地ビールにもどれか似たような感覚があり、なじみ深さはないが未体験って感じでもなさそう。つまり分かりやすく旨い!。清涼感ある香りが突き抜けるから、飲み干し感との鼻孔や喉の突き抜け感が爽やかで心地よいです。苦みの中に甘味があるようで、泡立ち感がとてもきめ細やかで喉が潤う感じがいいね。そして苦みは香りの一部で心地よい・・・。嗚呼、これもう少し飲みたいわ。カクヤス通販で探してみようかしら・・・。
<全体> 規律と気合の入った整然たるお姿・・・凛とした空気感も醸し出す崇高なる淡麗塩系ラーメン!
・・・とまあビールを飲み干した時点でもう本日のラーメン活動は終わったも同然なんだが、そう言うわけにもいかず、しっかりと一杯いただいてまいりました。ビールの余韻をあまり払拭しきらなようにと、一番淡麗な「貝と塩のラーメン」に味玉をつけましょう。それはこんな麺顔です。
おおお!いつもながらキッチリと寸分の狂いもなくお盆に乗った凛々しさ。飾りっ気がなさそうで実は細かい配慮です。スープは半透明で透けてみえる麺線は枯山水の流線のように美しく整っておる。また縁どる穂先メンマは額縁のような風流な存在感であり、中央にはフレッシュな薬味が立体的に盛り上がっているという図式。ちょっと贅沢に味玉も追加したよ。そして脇には小皿があって、この店の名物薬味「タルトゥファータ」が小さく鎮座。・・・いつもの健やかスタイルが完璧です。
<スープ> 煙るような薄透明感が滲む塩スープ!ゆっくり円やかに進化する軽やか煮干系+ホンビノス貝エキスの結晶!
この店がオープンして一番最初に味わったのが確かこの淡麗塩系だったかと言う記憶。当時はそのホンビノス貝の出汁が相当キリリとしたイメージで、実にインパクトを感じたものでした。そしてそこそこ通いだすのだが、慣れてしまったのかその貝のシャープさ少しづつ表に感じなくなったような気分だったっけ。しかしそれ、実は変化?進化?ってやつじゃないのかと最近になって思う次第です。今になって思うと随分と食べやすく、すんなりと旨みが沁みる印象が深いです。昆布や煮干し・節系などの濃度が増したのかもしれませんが、そのバランスも実にふわっと感じる上品さありでして・・・確かにウケがいい。
塩ダレが少しづつ変化したのかもしれませんね。ラーメン自体も流行や好みに変遷がありますから、いくら王道メニューでも変化を付けているのかもしれません。そしてベースの鶏ガラも実にあっさりとして素晴らしい下支え感覚!。どこぞ有名な地鶏って感覚でしょうか?。鶏油の艶やかさはとても低くてバターのようなアピールは全くないのに滋味深い動物感がいいわぁー。牛エキスのような浸透に近いかもね・・・。そして塩味のレベルがセンスありあり。旨味エキスと塩味って混同しやすいんだが、塩味ってアピールもあるよね。この優しく貝出汁と一体感あるエッジングは海塩だと思うけど、後味に全く嫌味と尖りが残らない・・・。
<麺> 自家製麺:毎度おなじみのパツパツストレート麺!麺の風味と出汁との結合を自分の咀嚼で愉しむ逸品!
隣の家族客が面白いことを話してたので、ついつい耳を傾けてしまいます。どうもここの麺が好き!とのことで盛りあがってるようで、「パツパツ」とした歯応えと香りが好きだとのこと。オレ・・・激しく同意っすよ!。話に混ぜてもらいたかった(大嘘です)。固い麺が好きすぎて、九州豚骨系の店で思いっきりカタメの注文飛ばしたら、生っぽくて大失敗したと爆笑手前で話してました。
中央線界隈で、これほど凛々しくパツパツ麺を提供してくれるのは、ここ「健やか」さんに他なりませんぞ。粉の素性も相当こだわりのようで、いちいち薀蓄コピーは割愛しますが、濡れているのに乾いたような風味の良さは抜群だと思います!。それでいて本当にカタイわけではなく、粉風合いを感じさせてくれます・・・。博多麺の感覚は、カタサの中に熟成した風味と生感を感じさせる一方で、このパツパツ麺はフレッシュ感あるのです。この違いは何となく言葉に表現しずらいのですが、要するに旨けりゃそれでいいってことであしからず。
<味変> タルトゥファータ:海エキス旨みの中に森の穏やかさが浸透する旨み変化!?
こちらの名物薬味「タルトゥファータ」。最近、オレの面が割れてきたからか、この薬味に関するスタフからの説明が省かれているのだが(笑)、いつも丁寧に説明をしてくれます。海系の味わいが深いスープに溶かしてゆくと、何だか急に森の味わいが膨らみます。素材がマッシュルームとオリーブ・・・そしてトリュフオイルだったっけ??。
旨さってのはカオスと一体感のバランス。海と真逆な森の風味が入ると、一瞬は味の混乱を起こしそうだが・・・馴染むと全く別の旨みへと昇華したような一体感!。たった少しの欠片だけど・・・面白い味変化だからやってみてね!。おススメは後半。汁も少し飲んで減った状態の方が、より変化を楽しめますから!。
<チャーシュー> 淡麗なる薄味豚肩ロース肉!半レアの旨みもよし、汁吸いかけた熱通り旨みもよし!
クラフトビールを飲み干してしまったから、後の祭りなんだが・・・結局酒と合う肉なんです。上品で薄味な豚の肩ロース肉。薄いピンク色したレアさも残す質感で、塩気をほとんど感じないが、肉味がしっかりしてそのままでも旨いです。
しかし少しだけ汁に放置と浸透させて、熱通しと味含めしてから食らうのも旨し。チャーシュー追加ならいろいろバリエーション楽しめそうです。今回はすこしだけ、しゃぶしゃぶっぽく楽しませていただきました。
<味玉にハズレなし> 玉子本来的味わいをしっかり感じる塩系味玉!白身も卵黄もフレッシュな旨みに溢れる!
ほぼ塩味玉か?と思えるほど美しい味玉。隣の家族客も味玉食って喜びあってます(笑)。私個人的に、味玉を大きく分類すると「マチュア」タイプか「フレッシュ」タイプ。そして「醤油ダレ」か「塩ダレ」か。そのほかタレの浸透とか気にします。そして卵黄が「トロトロ」状態か「芋羊羹」状態か・・・。そんな観点からだと、「フレッシュ」な「塩ダレ」系で「浸透が深い」タイプで「トロトロ」状態でございます。
ただ「塩ダレ」ってやつはややこしく「白醤油」「白出汁」ってのを鑑みると、区分不能ですので勝手にそれらをひっくるめてますから、ごめんちゃい。それはそのもっともたるケースで、決してシンプルな塩味ではないけれど、玉子のフレッシュさをキープしつつ、本来の卵黄の旨みも感じ取れるのがナイスすぎる!。嗚呼、今回もやっぱり味玉いハズレなし!。
総じまして「淡麗貝塩から穏やか味変化!タルトゥファータ魔力全開!塩系好きなら一回食っとけ!」
・・・と言う感動。そして本当はクラフトビール万歳でして沼にハマりそうな感覚です。いい日本酒を出すラーメン店も多いけど、唸るほど旨いクラフトビール出すラーメン店も多いのだろうか・・・。ますます探究心が尽きないオレですが、これ以上、ハマる沼が増えると破滅しそう。しかし一回味わっとけ!SIERRA NEVADA PALE ALE!。激しくおススメ!。そんな興奮さめやらぬですが・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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