蔓防明けてめでたし!久しぶりに都心!話題の新店舗へ!
蔓延防止も明けたわけだし、中央線一本で行ける範囲で、休日にちょっぴりだけ遠出してラーメン活動!。実に久しぶりの千代田区神田でございます。いやぁーすっかり話題の新店舗開拓をサボって、今更ながらの訪問です。特に貝出汁のお店と知ってからは、このところずっと狙っていたわけで、ちょっとした念願成就なる一杯。


<酒> アサヒスーパードライ!休日昼にキレッキレの淡麗辛口!メジャーな味わいが昼から沁みるぜ!思わず唸る?
蔓延防止などとなんだかんだ言っても、結構店で飲んでる私です。やっぱり一口目の痛快さはスーパードライが世界一!?まさにドンピシャで冷えており、グラスも冷えてて曇ってる。気持ちよく飲み干せる小ぶりのタイプがいいね!
泡立ちの良さを醸し出すらしい。泡立ち良さも素晴らしい!。さらに喉越し良し!。やっぱりスーパードライならではの泡立ちの刺激感に切れ味が重なります。あゝ旨さハンパなしで身震いしそう!。眩暈すら覚えわ(笑)。
<アテ> 鴨コンフィ!肉身柔らか滋味深さの中に野趣を感じる旨さ!脂は蕩ける感覚で甘味濃密に広がる!
へへへ・・・鴨肉好きとしては見逃せないのがこのアイテム。鴨ロースの皮の部分や脂が炙りで蕩けており、そして全体的にはコンフィ仕上がりで、酒好きとしては泣かせます。鶏の場合、ロースは豚と違って胸に当たるから、きめ細かい肉繊維が柔らかくてフカフカとした歯応え。そして噛み締めるとやっぱり鴨らしい野趣が溢れる旨味がジュワーっと広がります。
それに合わせて脂身が、口の中の温度でとろとろと蕩けるような展開で、濃密な甘味と旨味を、肉身全体にも染み渡らせるのがいいね。やっぱり鴨肉の旨さは図太い。口の中に残った脂を、キンキンキレキレ淡麗辛口のビールで洗い流し、そしてまた次の鴨肉をつまみ味わうこの楽しさよ!。
<全体> 芳醇鶏出汁に魚介系のじっとり感が染み入る出汁感!肉の重なりに特製薬味の存在感!質実雲呑が豪華さを演出!
配膳の瞬間からアタリ!って感じる質感の高さ。まるで旨さのオーラがダダ漏れです。淡麗な塩そばの割には、エキス感がしっかりしてる様子。鶏エキスのキラキラした漂いは言わずもがなですが、個人的には魚介系の溶け込みがしっかりしてるとお見受けいたします。
特にスープ表層が空気に触れて、微妙に膜が張るところなどは煮干しのニュアンスなのかと感じ入る次第。速攻でスープから味わいます。
<スープ> 淡麗でも分厚い鶏エキス感!主張する貝出汁の輪郭!複雑でカオスに溶け入る魚介系が深し!
見た目以上に重層的な旨さです。これはハマった!。やはりベースの鶏出汁の分厚さがしっかりしている様子で、淡麗な色合いしているが食べ応えをしっかり感じさせる仕上がり。蘊蓄では各種ブランド鶏を丸鶏で使用とあるのが伺えます。個人的には「親鶏ガラ」というところがピン!と来るようで、ここが図太いと感じさせるニュアンスなのかもと妄想が止まらない。
そしてやっぱり貝出汁エキス感覚!。控えめのようでもあり、味わいの輪郭にはちゃんと主張するように明確な旨さを伝えます。貝出汁といえばやっぱり浅利!。鶏エキスの分厚さと拮抗した感覚で実に頼もしくもあり、滋味深くもあり、実に落ち着く旨さです。
ふふ・・鯖節が効いてるね!。うどん文化圏で生まれ育った私には、実に馴染んだ味わいで見逃せません。と、ほくそ笑んでいたら、後で蘊蓄読めば鯖煮干しも使用とあります!。てっきり鰯系と勘違いしてた私はやっぱり駄舌ぶりを露呈してしまいます。他に昆布の旨味もしっかりベースにある様子で・・・この出汁のカオスさが旨さを高める感覚ですよ!。
<麺> 菅野製麺所!しっとり地肌に腰つき品やかな細麺!出汁を吸い込んで素地の甘さと一体化!味わい上品な展開!
スープとの相性抜群ですね。塩そばらしい、スリムでエッジを感じるフォルムのストレート細麺です。加水はやや多めで、ツルツルと滑る表層にきめ細かさと、出汁の持ち上げによるスベリの良さがナイス!。そして出汁を吸いがちで素地の甘味に出汁の旨味が一体化するのが超旨いじゃないか。しかも上品とすら思える品やかさ。
こんなことならケチらないで大盛にしておけばよかったわ(泣)。ふふふ・・・性懲りも無く、肉に絡めてしっかりと堪能し尽くすのみ!
<チャーシュー> 周囲香ばしく中は甘味ある下味浸透する豚肩ロース!出汁を吸い込む淡白で滋味深い鶏胸肉コンフィ!
見た目よりずっと柔らかい豚肩ロース。周いは香ばしさを仄かに残し、しかも下味の浸透が深くて味わいが濃ゆいです。炙りと煮込みを両方併せ持つような食感。そして鶏&貝のエキスに塗れて全体的に旨さをスポンジのように吸い込みます。なので噛み締めると赤身の肉味と出汁の旨味!そして控えめな脂の甘味が口の中に押し寄せる感覚!。これでまた酒が進みます。
そして鶏胸肉コンフィ。これは淡白な滋味が、これも鶏&貝出汁を吸い込みます。そしてどちらかというと魚介系の味わいも伝える感じで、豚以上に上品な旨さ!。鴨コンフィとはどこか対局的な旨さですね。
<薬味1> 椎茸とポルチーニが溶け入るデュクセル!和風エキスに一気に広がる洋風感覚!和洋折衷が完成!
いまだに「タルトゥファータ」と「デュクセル」の違いがよく分からんが、邪魔くさいので調べるのやめたー。キノコ類を合わせると旨味三元素の一つグアニル酸が広がるから、旨さが完成する味設計ですな。溶かして旨いに決まってるのです。これで一気に味の重層化が深まる!。少し和洋折衷な展開にも感じるところが面白くて旨し!。
<薬味2> 柚子胡椒!和のジリリとした清涼刺激が溶け込んで一層カオスな旨さなり!
デュクセルで既に味が完成してるのだが・・・口卑しくも目の前に柚子胡椒があるので溶かしてみた!。だって塩ラーメンに柚子胡椒はテッパンのアイテム。嘘だと思うなら、サッポロ一番塩らーめんか、エースコックのワンタンメンに溶かすと抜群に旨くなるからお試しあれ。ちなみに我が家では大根おろしも少し溶かすがこちらもおすすめ。・・・そんなことはどうでもいいが(話が脇道それてスンマソン)、確かに変化でうまいのだが、デュクセルのインパクトは薄らいでしまうので、人によりけりでしょうね。サバ節・サバ煮干の甘味にジリリと柔らかい刺激が溶けるので、個人的には好きな味変化。
<ワンタン> 楽しさと旨さが極まる一級品!ふわふわつるつるぷりぷり海老ワンタン!絶対食っとけ!
おいおい・・・ワンタンも素晴らしいじゃないか!。海老雲呑という設定がまた泣ける。海老のプリプリ感と海鮮の旨味に染みる貝出汁のコラボレーションも素晴らしいのだった!。
結構大きめのシュリンプがマルッと入っており、食感のプリプリアピールもハンパなし!。次は雲呑尽くしで食らおうと既に心に決めておりまする。
<味玉> 節系と昆布の優しい出汁が深く浸透!マチュアな卵黄と淡白な白身に甘味を深める旨さなり!
もうここまで旨いと味玉も素晴らしいに違いないと確信です。これは魚介と昆布の出汁がしっかり浸透したイメージで、ナチュラルに甘味を楽しむ感覚。濃密な卵黄は卵本来の濃密さを保ちますが、やっぱり出汁の浸透でジュレの状態で舌に絡みつくと、濃厚な甘味として感じられるじゃないか。
そして白身は元々淡白な味わいだけに、すっかり出汁に染まって旨しです。やっぱりこれも食わなきゃね!。
総じまして「都心でいきなりハイテンションな旨さの新店!今後が期待!神田で昼飯なら激しくオススメ!」
・・・と言う感動の嵐!。既に常連がついてる様子で人気も高い様子。訪問のタイミングでは限定がよく注文されており、評判も良くて中々のテクニシャンぶりを発揮です。鴨と雲呑が旨いだけでも通いそう。滅多に来ないエリアだけどまた必ず来ますよ!神田に来たら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!