すっかり地元に溶け込む良店になってるねぇ〜
- <酒> アサヒスーパードライ:汗掻いた後なら一番旨い液体がこれだ!
- <全体> 牡蛎2粒だけじゃない!まさに牡蛎三昧!色んな仕掛けが牡蠣なのだ!
- <浸しスープ> 非常に淡い牡蠣の出汁感!仄かに旨味で甘い後の割スープ!
- <つけダレ> しっかり牡蛎感覚!デフォルトでいい塩梅で牡蛎のマイナスイメージが非常に少ない!
- <麺> 自家製麺:微妙に全粒配合の加水高めで極細ストレート麺!汁とタレの持ち上げとしなやかさ抜群!
- <チャーシュー> 肉感欲しいところを牡蛎味の邪魔をしない!ナイスコラボな鶏胸肉!
- <牡蛎身> 文句なしの牡蠣!さっぱりしている滋味深さがいいね!
- <ワンタン> 何と「牡蛎ワンタン」!隅々まで牡蠣三昧!
- 総じまして「牡蛎ミラクルなつけ麺!牡蠣好きラヲタなら一回食っとけオモロイ旨さ!」
最近、ラーメン以外に新しい趣味を開拓しまして、それが「ロードバイク」、つまり自転車ね。何も考えずに単純作業のようにペダルを回すだけ。これが結構な気分発散になるわけで、ハマってるこの頃です。とある週末、張り切りすぎて・・・●●キロも、西東京エリアを駆け抜けてしまった(汗)。腹が減ったのと、喉が渇いたのもあって切り上げましたが、たまたま挫折の至近距離にあったのが「寿製麺よしかわ 保谷店」さん。迷わず並びます。
おおお!地元民のウケが良いね。待ちながらカウンターの先客を眺めますが、地元の子供連れ家族やらご老人やらで賑わってる。すっかり地元に溶け込む良店になってるねぇ〜。そして今回は、厨房では、社長が後見役的にサブの位置で。おそらくこの保谷店のエースと見込まれる方がメインで作業進行。一本立ちに向かって準備中って感覚です。
ようやく店内へ。前回は、名物ではあるがサイドメニューばかり食ったから、今回はメインストリームを食おう!。煮干わんたんめんか、地鶏わんたんめんか。迷って券売機の前に立った瞬間「牡蛎つけそば」なるメニューを発見。前回訪問でそれ無かったやん!。ここに相当にショックを受けてしまい、無意識にそれを押してしまいました。そしてビールもついでに・・・。
<酒> アサヒスーパードライ:汗掻いた後なら一番旨い液体がこれだ!
正直言って、早く日本酒系を提供して欲しいと願うわけだが、週末酒を飲まずにラーメン活動できなくなってしまった身体なので・・・スーパードライ!。この一週間、いろいろ夜の付き合いもあって、この銘柄ばかりだったような(笑)。しかし今回は運動して汗をかいた後だったから・・・異様にうまいぜ。興奮しすぎて、動画メモを大失敗してしまいました。あれだけ慎重にやったのに、ONとOFFを逆にしてた(泣)。
<全体> 牡蛎2粒だけじゃない!まさに牡蛎三昧!色んな仕掛けが牡蠣なのだ!
そんな動画メモの失敗も知らず、ウキウキ気分で待ってたオレ。実は「牡蛎つけそば」が旨すぎて、ビールを飲まずに食い進めたほどだよ。そんな痛快な一杯の麺顔はこんな感じ!。
おおお?正直言って「牡蛎つけそば」と言うことで牡蠣は2粒・・・少し期待外れと一瞬躊躇いますが、浸っている出汁を見よ!・・・これは牡蛎エキスの溶け込みも期待です。それよりもつけダレがどうよ!・・・茶褐色なんだがこれまた牡蛎の内臓をイメージさせる色合いでして、実物は仄かに深緑の片鱗なんかも見受けられる。牡蛎の溶け込みってやつか。正直言ってこの配膳時点では、目に見える範囲でしか牡蛎は感じなかったが、実際食い始めると「まさに牡蛎三昧」な感じでして、さすが寿製麺よしかわ!って痛快さバリバリですよ!。
<浸しスープ> 非常に淡い牡蠣の出汁感!仄かに旨味で甘い後の割スープ!
麺もろとも浸っているスープは、一見蛤のお吸い物に近い霞がかった透明感です。これは只者ではないと思って恐る恐るレンゲで啜りますと、嗚呼なんと柔らかい淡麗さ!仄かな滋味の広がりが優しいのだ!って感じます。はっきり言って、これは多分割スープも兼ねているのでかなり味わいとしては淡い!薄い!。
しかし研ぎ澄まさらたエキス感と言うか、牡蛎の仄かな旨味が洗練されて漂っているのがお分かりいただけるだろうか・・・。うっ薄〜って感じる方もおられるかもだが、後味に仄かな甘味もあるだろうか。少し昆布のエキスも溶け込んでいる?。この淡さを楽しんで欲しいと思う流れで、この一杯はスタートします。
<つけダレ> しっかり牡蛎感覚!デフォルトでいい塩梅で牡蛎のマイナスイメージが非常に少ない!
さあここからが本番です。思い起こすと、よしかわで牡蛎と言えば・・・以前坂戸店で、「牡蛎そば」をいただきましたが、それは見た目淡麗にして牡蠣エキス感がかなり強かったのが印象的。そのイメージで味わい始めると確かにつけダレイメージに牡蛎の濃厚さは伝わるが、気になりがちなクセが非常に少ない!。牡蛎好き野郎としては、そのクセも含めて好きなんだが。いや、クセも好きなんだが、こんなに食べやすくて良いのかと驚きを隠せない。
勝手に妄想してしまうが、まず若い牡蠣を使っているのかもしれないよ。牡蛎のクセ味って成長した牡蛎の方が多く含まれているとか、小耳に挟んだことがあるんだが・・・。大粒の牡蛎は焼きにすればそれが消し飛ぶらしが、若い牡蛎はそれ自体含有するのが少ないから食べやすいとか?。その分、成長した牡蛎は芳醇なんだが、どちらも良いところあるって話。
そして塩加減が非常に良いね!。そのままでも飲み干せるぐらいでキープしながらも、やや味強めって感じ。麺を浸して食い進める内に、ええ感じで円やかにもなって行きます。ここには麺のグルテンの風合いも溶け込むから、そのように円やかに感じるんだろうが・・・「浸しスープに昆布エキス?」って感じたのはこの変化があったから。味風景の変化もお楽しみあれ。
<麺> 自家製麺:微妙に全粒配合の加水高めで極細ストレート麺!汁とタレの持ち上げとしなやかさ抜群!
この「よしかわ」と言うブランド。実は麺も天才かもしれないと思うよ。魚貝系でもシンボリックな牡蛎エキスに合わせるのは、多加水系ストレート麺。どちらかと言うと極細に寄せている感覚にして、全粒も配合していると言う計算高さです。
多加水細麺でも、つけ麺として流水で引き締めてるから、モチモチ感にもやや引き締まりがあります。そしてしなやかにまとまる腰つき。箸で引き上げるだけで、麺と麺同士が寄り添い合うようにまとまります。この結果、浸しスープとつけダレの持ち上げが非常によろしく、滑りが異様によろしいのです。そして、浸しスープとつけダレの交配も同時進行ですから、味変化にしっかりと対応しとる!。
前歯に力をかけて千切る。するとプツプツと抵抗感少なく小気味好い歯切れが気持ち良いです。汁とかタレのエキスを感じながらも麺の風合いを微かに感じる。あまりグルテンの風合い主張をしないところが全体的にはマッチしてるのかもね。ただし無個性ではツマラナイと思うところは、しっかりと全粒配合等でカバーしてるような印象。だから麺もうまいよ、はっきり言って。牡蛎の味で埋もれた感じはしないぜ。
<チャーシュー> 肉感欲しいところを牡蛎味の邪魔をしない!ナイスコラボな鶏胸肉!
ひょっとしてこの一杯で一番感心したのは牡蛎でないかも!?。鶏胸肉を持ってきたところが最高センスだと思うのよ!。なぜなら、牡蛎三昧でも上等!完成!なんだが、もう少しどこかに「肉感」があっても良いんじゃない?って正直思う。そこをしっかりとカバーしてるのがこの鶏胸肉。つまり折角牡蛎の味世界で統一してるのに、動物系ってどこか不整合与えませんか?と感じ始めるところを、忍びのように牡蛎味世界に寄り添って、シレーってな顔して堂々と麺顔に鎮座してます。
鶏胸肉は、脂が非常に少ないのに滋味だけを深く保つ肉パーツ。どんな料理にだって寄り添えるかもですな。だからベースの味を邪魔しない。そのクセ、スポンジのように味を吸い込む部分も多少あるから頼もしい。そして・・・やっぱり動物系肉なのだ。その肉感満足もしっかり伝えてくれる。この一杯の鶏胸肉は明らかに白飯には合わない肉であり、料理に溶け込み、そして酒に合う肉だと思いました。
<牡蛎身> 文句なしの牡蠣!さっぱりしている滋味深さがいいね!
さあ!この一杯の醍醐味!蒸牡蛎の登場!。2粒なんだが大切に扱いましょう。上述の通り、浸っているスープはとても淡いから、そのまま食らうって手はないよ。当然、つけダレに浸し直してから食らうのだが、できれば早々につけダレの方に移してしまった方が良いと思います。
つけダレの味と熱を染み込ませるのが目的!。中盤からゆっくりと味わい始めますが・・・牡蛎好き冥利に尽きますな。やはり若い牡蛎なのか、蒸してもさっぱり感がいい感じです。それを力強くつけダレエキスがパワーアップ!。思わずビールが進む味わい。嗚呼・・・早く、日本酒の提供を開始して欲しいと強く思う瞬間です。
<ワンタン> 何と「牡蛎ワンタン」!隅々まで牡蠣三昧!
さてフィナーレは「ワンタン」。保谷店の看板は「煮干わんたんめん・地鶏わんたんめん」なので、当然その流れかと思ってた。製造業の需要な命題は、部品の共通化。ものづくり日本の古くからある考え方で、当たり前のように思ってたが・・・これが何と「牡蛎ワンタン」だったのだ!。
正直言って驚きが先行して、味の記憶が薄い(笑)。ただ気づいてから、速攻でつけダレの方に移し、レンゲでつけダレもろとも口の中へと運び味わう幸せよ!。この食べ方は、カキ大好き「カキ星人」も今まで食べたことなかったよ。この仕掛けにより、この一杯全体の「牡蛎三昧」が完結し、深い満足を覚えるのであります。いや〜・・・追加料金で、追加してくれるサービスを強く希望するよ!。
いや〜堪能したよ。さてこのお店、コンビニとスーパーに挟まれたロケーションなので、非常に好都合。私はこのあとスーパーの方へ移動し、イートインスペースで一気に余韻を楽しみながら・・・この一杯のレビューまとめに集中。おかげで長いレビューになってしまって申し訳ないです。段落だけ読み飛ばしてください・・・・。
総じまして「牡蛎ミラクルなつけ麺!牡蠣好きラヲタなら一回食っとけオモロイ旨さ!」
・・・と言う感動。牡蛎のバリエーションをこれだけ堪能できる一杯はそうはないよ。がっつり焼き牡蛎三昧が王道の醍醐味なんだろうが・・・ラーメンでこれほど牡蛎を感じることはそうないぜ。それでなくとも信頼のブランドなので、秋の散歩や遠征ついでいかがでしょうか!。激しくオススメ!。そんな応援と宣伝が高まったとことで。とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!