ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3644】 ラーメン 健やか (東京・JR三鷹駅) 醤油と貝のラーメン+炊き込みご飯 〜もはや三鷹武蔵野エリアをとどまらず!都内トップレベルの貝出汁ラーメン!?

もはや三鷹エリア人気店の貫禄である
 

 

 春ですな・・・・。ウキウキする陽気にじっとしておられず、今回もラーメン活動を実行。ただ二日酔いが酷くてスタートが遅れてしまいました。クルマを使って気になる店へ遠征する予定でしたが、すっかり気分が削がれてしまった。しかし、心配することはない。三鷹駅界隈まで行けばいい店がかなりあるのだから。今回はマイローテーション順序を守って、「ラーメン健やか」さんへ行こうではないか。
 

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 チャリを漕いで「健やか」へと急ぐ。近くに市の駐輪場があるから、短時間駐輪なら便利です。信号も全て青で通り抜けられ、これは新記録が生まれるのでは?と思うほど順調。ところがだ・・・急にペダルが重くなり、全体がグラグラとしてくる。気がつけば、嗚呼・・・・パンク。そう言えば交差点入る段差で何か踏んだ気がする。パンク修理の前にラーメンか?、ラーメンの前にパンク修理か?。まだ少し距離があったので・・・あえなくパンク修理を優先。とほほ・・・・
 

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 そんなトラブルあってやっぱりさらに出遅れた!。そりゃそうだ・・・やっぱり満席状態ではありました。しかし、運がいいのかたまたまなのか、長く並ぶことがあまりないのが好印象で、回転が非常によろしいお店。すぐに入店することができたんだが、この店で長く並んだ記憶がそもそもあまりない。きっと理由は酒をおいてはいるものの、飲んでまったり過ごすことがあまりないからじゃないでしょうかね。最近酒を抑えている私にとっては酒誘惑が少ない分、今回は好都合なお店となっております。
 

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<全体&スープ> ゆっくりと進化感じる・・・尖らずに全体的に調和する厳かな貝エキスの広がり
 
 さてこのお店。私の三鷹駅界隈ローテーションの中では、一番店の空気感が凛としてるイメージで、それは厨房内のコーチングが体育系ばりにしっかりとしているのが溢れているような感覚。ご店主麺釜を含めメイン調理担当ですが、店の隅々にまで目が行き届いてます。それはまるで360度感覚で、一番遠いはずなのに券売機で両替困ってそうな客には一番早く気付くし、見た目に全く分からなくても、カウンターの手拭い拭きが終わってないなど、気付くのがバリバリ早いです。厳しそうだけど、合間合間に店を回す手順をお弟子さんに指導してる。最近こう言う雰囲気も少なくなったけど、いろいろ気づきや考えさせてもらうこと多し。そんな色んな感心ごとの後に、うやうやしく配膳されて来たのがこの麺顔。きっちりとお盆に乗せられてそれはやって来た!
 

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 おおお!今風と申しましょうか、淡麗醤油系の王道なる麺顔!。ここ数年こう言う美的な麺顔が一気に広まりましたが、特徴的なのは麺線がきっちりと整って浮かび上がり、美しさを伝えるところ。そしてトッピングには低温調理の半レアチャーシューが浮かび、純和風な汁と麺とはミスマッチで逆に感覚に突き刺さるようなところ。それを抑え込むように薬味など他のトッピングでバランスを取ってます。神奈川淡麗系と違うところは、色気の落ち着き。香味油でギラつかせず、素顔か薄化粧のような親しみを覚えるスープ感覚でしょうか。
 

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 よく観察するとスープと丼の境目には表層に香味油がかかっているのが分かるのですが、それでもググッとしっとり感を全体で思うのは、薄く霞がかった清湯だからでしょう。この霞を動物系か?魚介系か?などと注意深く味わい出すのはラーメンヲタクの病的習性。そのラヲタな私の感性だと、うっすら鶏ガラ&昆布エキス等乾物・・・そして貝出汁との集まり。しかし店のウンチク書きによると、メインは「大山鶏」とのことで、丸鶏・モミジ等を使用。そして幾種類の貝と昆布等乾物と言う順列でして・・・私は大きく的外れ(爆)。
 

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 ともあれ構成は外れてもないとして・・・貝は最近の傾向で少しづつブラッシュアップされてきたなとは思ってます。基本的に開店当初とは大胆に変わったとは思わないのですが、貝の輪郭については気づかないうちに肉厚になってきたかと言う印象。「いかにも貝」と言う貝ニュアンスが少しづつ消えて行き、今となっては「滋味と思えば貝だった」と言うような存在感!?。貝の種類や配合を変えたのか?など色々邪推しますが、やはり今でもホンビノスとあさりの調合らしい。
 

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<薬味> 名物薬味「タルトゥファータ」:塩と醤油で微妙に風合いが変化するマッシュルームの風味
 
 それより、開店当時衝撃的だったのは「タルトゥファータ」と言う調味料。要するにマッシュルームと香味野菜とオリーブオイルのペースト状なんだけど、当時初耳だったっけ。高級スーパーに行けば案外フツーに売っておりますが結構高かった記憶あり。やはり自家製にはフレッシュさもコストも敵わないと痛感しました。これは私的にはブラウンマッシュルームの風合いが強く移るイメージで、溶かすと少し森のイメージな香りがする。貝風味が一番影響を受けると思うが、マスキングすると言うより「まろやかに仕立てる」ような役割ですね。これは味変化を楽しむものであり、どちらが好きかなどあまり考えない方が良いでしょう。
 

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 ところでそれなりに通って、塩と醤油を食べ比べているんだけど、今だにわからないのが「タルトゥファータ」の使い分け。塩と醤油でタルトゥファータを使い分けているらしいんだが・・・駄舌のオレは今だに区別がつかん。一度嫁さんを引っ張り込んで、別々に食べ比べてみたいと思うのだが、二人で活動すると昼は「はなまるうどん」か夜は息子合流でイタリアン系にどうしても流れてしまうので、今だに実現できてない。
 

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<麺> 自家製麺:パツパツ好きにはたまらない!ハードな歯ごたえを越えれば広がるフレッシュな風合い!
 
 人気店にはセールスポイントがある。例えばこの店のスープだと「貝エキス」「タルトゥファータ」。実はこちらはもう一つ「自家製麺」が実にポイントで、『麺がうまい店』と言う認識が高いのです。パツパツイメージの風合い良いストレート細麺。見た目は女性的な美しさがあるものの、食感は男性的な力強さがありなむ。この男性的という言い方も実は偏見でして、実はかなり若い女性客にもウケている様子が伺えます。客層がそれを物語ってる。
 

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 何も固い麺だと言ってはいない。しなやかさの中に力強さを感じる歯応えありと伝えたい。実際に箸でリフトするときは、表層にはもっちりとした部分が感じられるし、口当たりや喉ごしの滑らかさがそれを物語ってる。要するに歯応え。特に前歯の歯応えに注目すると、噛んだ直後のファーストインプレッションに集中したい。「パツパツ」とよく例えられるあの雰囲気の中に、粉の風味をふわっと感じるようではありませんか。それは淡麗な汁を少し含んで味わいとしても香ってくる。奥歯での潰しに至っては、咀嚼するたびに糖化が始まり出汁と一体化が進み旨味へと昇華いたします。あとは喉ごしのシルエット感を楽しむ蕎麦ライクな食べ方で堪能。実に素晴らしい自家製麺の世界です。
 

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 ところで・・・この店上級者になると個別に麺の注文を聞いてくれるようだ(汗)。なんと手揉み麺なるものも仕込んでいるのか?。これは知らなんだ!!。そして実に悩ましい!!。この店の選択で、パツパツ細麺を捨てることが私にはできるのかまだ分からない・・・。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> 舌の上に置くと知らぬ間に溶けて無くなるような低温レア肩ロース肉の削ぎ切り!
 
 今回はサイドメニューを食おうと思って、特製などの肉増しをしませんでした。一枚肉を大切に大切に味わい尽くします。しかしねぇ〜、美味すぎるのか、肉の性格なのか、口に入れて美味いと思った瞬間にはもう喉奥に落ちて無くなってしまったのだった。
 

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 今隆盛の低温調理の豚肩ロース肉。半レア状態で薄切りかつ削ぎ切りっぽい、大判ですが極薄スライスです。まるでしゃぶしゃぶ肉のようにスープ熱で徐々にサクラ色が消えてゆくのが分かるので、早々に食うしかないよね。
 

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 口に含むと、浸し液自体が崇高なのか、はたまた肉本来の味がいいのか、脂身の甘さが舌の熱で溶けたためなのか・・・肉らしい甘さが口の中で広がります。噛まなくてもきっと千切れる。口の中で折りたたんで、一番分厚いところを奥歯・・・歯医者で0(ゼロ)と呼ばれている部分で一気にプレスして微妙に横ずらし。すると肉汁が染み出すのと同じぐらい、唾液が噴き出すのが分かる。瞬間的に脳内麻薬が発生しバカになり、全体的な判断力がバカになり、オレの唾液腺も蛇口もバカになり・・・3バカ状態。ここで理性が全く失われてしまい、無意識で飲み込んでしまったようなのだった。気が付いた時には、もう口の中には何も残っていなかったと言う流れ。この短いとは言え3バカ状態でも自由に動き回れ存分に味わえるのは、もはやキングクリムゾン以外思い浮かびません。肉の旨味の前では全ての抑制力が無意味なのだった・・・・。
 
 

 

 
 
<炊き込みご飯> 日によって微妙に変化あり?全体的には「大人の炊き込みご飯」な風合いなのだ!
 
 どんなに美味い肉でも、一枚だけでは狭い時間と空間しか人間を支配する力は生まれません。その点「炊き込みご飯」は、長い時間楽しめて、複雑な味の広がり空間を感じられます。しかし、これは私個人的には「大人の炊き込みご飯」。
 

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 時々かやくの構成を変えておりますね。私が初めて食ったときは衝撃的で、鶏肉のみならず皮まで入っていて、かなり濃いめな味付け。それがさらにお焦げを作り込んでおり、それを混ぜ混ぜした時の感動が今でも忘れられません。単に甘めの味だけでなく、お焦げの苦味も旨しと言える味だったのだった。今回は少しニュアンスを変えて「貝」が含まれてました。この貝の出汁がなかなか大人の味わい。ちゃんと貝の内臓の旨味も微妙に感じられることから、ラーメンとの相性は抜群です。穂先メンマの切れ端か??そんなのも感じ取れたし、なかなか貝と筍イメージをしたならば、季節の先取り感あるじゃないか。
 

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 ここに少しレンゲでラーメンのスープを垂らしながら味わうと、米粒離れもよろしく食べやすく、さらに汁の旨味も加わりより微妙な味変化も楽しめます。その日の味わいによっては出汁茶漬けに切り替えて食えるかもしれませんよ・・・。へへへ・・・実は「炊き込みご飯」もこの店の看板メニューと思ってます。お腹に余裕がある時にぜひオススメです。
 

 

 
総じまして「もはや三鷹武蔵野エリアをとどまらず!都内トップレベルの貝出汁ラーメン!?」
 
 ・・・と言う感覚でしょうか。実はこの店まだまだポイントがあって、それはご店主厳選の「クラフトビール」。なぜか一度も手が出せないでいるオレ。行けば分かります(笑)。一度だけでは楽しみ尽くせない。商用の機会は無理なら、週末に井之頭公園散歩のついでに一駅移動のラーメン活動をオススメです。三鷹駅周辺もラーメンすごいぜ!そんな宣伝気分が冷めやらぬまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!

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