ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3645】 麺屋 さくら井 (東京・JR三鷹駅) 煮干らぁ麺+味付き替え玉生卵+梅乃宿純米吟醸〜春の生酒〜

一日一食、一日一麺・・・どうせなら優雅に!
 

 

 実は、朝は食が細いオレです。と言うかほぼ食わない。独身の頃はコーヒーだけで済ませてたが、結婚したら味噌汁に置き換わった。やがて責任が増して早朝出勤するようになって、妻に朝それに付き合わすのが悪いのと、子供中心になっていったので・・・やがて食わなくなった。それでも体調に問題はなく、昼間はガッツリ食う。そんな私だから、業務が忙しすぎて昼飯が食えなくなったりすると、それはもう午後3時を回るとめまいがする。急場凌ぎで二つだけ「ハッピーターン」と言う菓子で凌ぐが、限界だった帰りの満員電車で揺られながら、「思い切り食って一日の憂さを晴らそう!」の一心だわ・・・。
 

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 ところがこう言うタイミングに限って、妻が珍しくママさん飲み会で外出不在なのだ(泣)。そこで思いついたのが「麺屋 さくら井」。駅から少し歩くが、大きく括れば自宅方向だもんね!。妻から駅のR1/2で惣菜買って帰るとメールあったものの、丁重にお断りを入れていざ向かいます。
 

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 ところで三鷹駅は、北側は少し暗いー。駅周辺以外は飲み屋が少ない。「麺屋さくら井」は基本的に住宅エリアにあるから、近くにしたがってもっと暗くなる。よくもこんなところに店やってやれるなと感心しますが、いざ行くと満席。旨さに吸引力は町の暗さとか、住宅地エリアの不便さとか関係ないみたい。ちょうど一人抜けたからそこに入れ替わって座りました。
 

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<今宵の酒> 梅乃宿 純米吟醸 〜春の生酒〜 吟醸だけに飲みやすさのバランス優良!
 
 酒じゃ酒じゃ!酒もってこい!!頭の中だけでは「どアホウ春団治」気分。そして「今宵の酒」ボタンを押す。今回の酒蔵は「梅乃宿」。この店ではよく見かける酒蔵です。季節に応じてシリーズ化されてる銘柄?「純米吟醸」。辛口純米酒がこの店では多い中、純米吟醸ですが・・・やっぱり吟醸になると旨さが分かりやすいです。ボディーはやや軽めになりつつも甘さをキープ。そしてキレを感じさせるような軽やかな辛口風合いが素敵。
 

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 それほど辛口カッターな切れ込みはなくとも、香りの華やかさに旋律を感じる旨さです。例えば純米がノクターンだとしたら、吟醸はワルツだ。大吟醸なら子犬のワルツに感じるかもしれない(笑)。
 

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 そんな妄想してたら・・・ご店主が「よろしければ」とメンマを差し出してくれました。実に繊維質がコリコリして旨い。後味が酒に合う。記憶が間違ってなければだが、磯野波平はメンマが好きすぎて子供の頃、食い過ぎてお腹を相当壊したらしい。繊維質多そうだからね。それ以来、トラウマで嫌いになったというが、酒が飲めるようになって、メンマが食えないとは誠に残念な男である。
 
 
<全体&スープ> 煮干旨味芳醇にして濃厚でなくサラサラなるスープ感!カエシと海苔の風味で膨らむ旨味感!
 
 波平と言えば、双子の兄弟がいたっけ・・・確か「海平」。そして静岡に住んでたっけ??。波平と海平には、妹が確かいて名前が思い出せない。ノリスケはその妹の息子だから、波平をおじさんと呼んでいるはず。子供の頃、テレビでサザエさんスペシャルの回が楽しみだったのだが、先日の飲み会でサザエさんネタを話したら、結構みんなそれほど好きじゃないのに驚いてしまった。ああ、変なオヤジに見られたよ(泣)。メンマをアテに酒飲んでるだけなのに、そんな悲しい記憶にぶち当たってしまった。そんなタイミングで配膳完了。さあ、いいものが目の前だから、気を取り直そうぜ!。
 

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 おおお!いつもながら・・・関東各地で様々な煮干しラーメンを提供してるが、妙にこの一杯のスタンスは独特です。時には淡麗にも似たあっさりタイプと思うが、また別機械では苦味はなくともしっかりした煮干と感じてしまう。決してセメント系には交わらないポリシーは感じますが、あっさりなのかコク深いのか印象が移ろう味わい。それがいいね!。そして魚介一辺倒かと思えば、艶かしきレア肉がトッピングされており、これが煮干イメージとは真逆なミスマッチで面白い組み合わせかも。
 

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 今回はいつになく、表層の煮干成分の泡が表層をうごめきます。煮干湯を垂らしたような感じはしませんが、レンゲで早速掬って味わいますと、そこには滑らかな煮干の甘み。今日もニボニボ感は皆無で、その分甘みに煮干の成分が溶けているような魚介なイメージ。とても香ばしく荒々しさがないので、乾物系の旨味も相当溶け込んでいるのかもしれません。特に昆布系とかどんこ系とか。煮干旨味を引き出しはすれど、苦味は持ってこない。実に不思議な感覚で味わい続ける。
 

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 ふと思うけど、醤油ダレの印象なのか?カエシがあってこそ、対極の甘みが生きると思うが一体感が素晴らしくこの上なし。また乾物の甘みもバックアップしておりますが、そのほかにトッピングの海苔が溶け込んでいい仕事をしております。燕三条系によく観られる岩海苔のゴツゴツした感じとは違い、もっともっとフレッシュに近い風合いがスープに移る。それが磯の雰囲気を高めるが、えぐみは皆無で煮干味とコラボが素晴らしい。薬味の玉ねぎ微塵のナチュラルな甘みも加わって、味のアンサンブルを形成しております。
 

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 また後半になり気がつくと、麺の風味も溶け出しているのか、糖化に近い旨味すら煮干の合間に垣間見る。おいおい・・・今日は俗に言う「上振れ」の日なのか!?妙に旨くて心が震えた!!
 
 

 

 
 
<麺> シルキーな物腰で湿感滑らか!併せて感じる麺の風味感!優雅な煮干用そば感覚!
 
 スープはそれ自体が日々進化して、また食う方も体調が変わったり、また天候により感じ方も変わり、いろいろ変数が多い。一方、麺も湿度により多少の変動はあろうと、まあ一定の不変度を感じる旨さ。それがまた安心を与える旨さであり、通うきっかけにもなると思います。個人的に感じるのは、「滑らかさ」と「風味の良さ」そいて「一体感」です。
 

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 「滑らかさ」はその形状からも汁との相性の良さを感じます。絡みつくからスープの持ち上げの良さがいい上に、地肌が微妙に汁の抜けが少ない。一般的にすべりがいい。さらに言うなら「しなり」がいい。適度なしなやかさを保ちつつ、流れに逆らわない啜り上げが気持ち良いです。そして啜り上げた後の切れ味に感じる風味。単に芯に当たる部分が少し残っているだけだったりして(爆)。イヤイヤ、例えそうだとしても、麺のグルテンにはやや熟成に似た感覚があり、ひょっとしたら生麺でも食えるのでは?と想像させてくれる部分があります。そう言うのが個人的には好きなんです。
 

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 そして何と言っても「一体感」。汁とグルテンとの混じり合いには相互作用が感じられます。例えば麺の「しなり」にはグルテンの密度感も左右しますが、汁の浸透度合いが絶妙であることが伺える。噛みちぎった時の麺に感じる「風合い」は、刹那で味わうならそれで良しだが、やはり噛んで咀嚼して、唾液が絡んで旨味に変わった方がうまいに決まってる。いろんな相互作用でそれぞれが昇華している。そんな「「一体感」がこの麺を啜っているだけで、いちいち感じ取れるから実に飽きませんねー。
 
 

 

 
 
<チャーシュー> レアさをイキイキ感じながら甘みを感じ取れる肉!酒が進みまくる!
 
 意外と好き嫌いがあるかもしれない「レアチャーシュー」。時代が平成と移り変わって、ラーメンが一番変わったところは、チャーシューかもしれません。単なるラーメンの飾りだった役割から、お酒のアテになる程出来具合が進化し、今や肉料理の一部としても成立するんじゃないかと思える程。レアチャーシューは、ラーメン・中華そばと言うこれまでの中華系譜を一気に飛び越えて、西洋風なエッセンスと新たな風をラーメン吹き込みました。酒とやり合いながら、ラーメンを食うことが、一気にスタイリッシュに思えてさせてくれたのが、このレアチャーシュー。素晴らしい移り変わりと思いませんか?。煮干そばのトッピングになるなんて・・・煮干出汁も進化したが、トッピングも発展し続ける・・・。
 

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<味付き替え玉> 貼り付きがとっても少なめで滑らかにすすり食える汁無し感覚!
 
 さて、最近この店では「醤油」と「塩」が旨すぎて、「煮干」ごぶさただったっけ。その影響か随分と「味付き替え玉」から遠ざかっておりました。今回は、特別疲れてヘロヘロだったご褒美に、酒と追加で「味付き替え玉」を久しぶりに食いました。久しぶりなので以前の記憶が飛んでるかもしれませんが、悪しからず。これ・・・こんなに旨かったっけ???というのが今回の正直な印象。
 

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 今では味付き替え玉はポピュラーになりました。しかしそれだけに「よくある味」と思うことしばしば。例えば「煮干油」を使っていれば似たような味になりやすいし、また気を利かせて「魚粉」を加えるとどうしても似た味になってしまう。そして汁なし系であり、魚の粉が混じるので、コペコペと全体が混ざりにくい事ってありがち。ところが、こちらのは面白いほどに、箸でリフトすると揃って麺が持ち上がるし、混ぜてもひっつき度合いが低めで扱いやすい。麺同士が混じり合ったら、少し残しておいた煮干出汁を少し入れようとスタンバッて担だけど、無意味でした。
  
 基本構成は煮干らぁ面と同様。ただよくよくタレを絡ませて上下にトングを動かせて、タレを混ぜ合わせたらしい。混ぜが完璧だと、麺同士のハズレがとても容易くなるよ。よくありがちな、替え玉を箸で持ち上げると、麺の大部分がズゴっと持ち上がったって事がない。そして混ぜ返しが完璧だったら、タレそのものが少なくて済むしヘルシー。これだけでも旨しだったのだ・・・・・しかし、「生卵に絡める」事でさらに一層旨さグレードアップ。
 
 

 

 
 
<生卵> 嗚呼、味付き替え玉にこんなに合うとは知らずに、これまでの機会損出を嘆く
 
 すき焼き風にして、麺を食べる。外国人の方が苦手とする食べ方ですが、日本人にはDNAに組み込まれたかのように、当たり前にうまいと反応してしまう。本当にただそれだけなのかもしれないが・・・・それにしても、シンプルに旨すぎるのだ!。リアルに旨いんじゃ!。上述の通り、麺同士が外れやすくて、ススっと持ちがるから卵に絡めやすい。そこをずずっと啜り上げる。
 

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 卵はかき混ぜすぎない方が良い。卵黄と白身が軽く分かれるくらいがちょうどよく、麺も白身と卵黄の絡み方が違ってくる。この場合、卵黄に絡んだ方が旨いと思うでしょ。事実そうなのですが、実は白身と絡んだ替え玉もめちゃ旨い。薬味のフライドオニオンは、完全に卵黄より白身の方がマッチ!。これまで何度も替え玉を食ってきたが、生卵添えは今回が初めて。これは・・・随分と機会損失を重ねてしまった。これから盛り返して行きたい。煮干を食うときは、この組み合わせだ!。
 
 

 

 
 
総じまして「煮干の独特な優雅を感じる旨味!滑らかな替え玉に最高に合う生卵のコラボ!旨すぎて一回以上は食っとけ!」
 
 ・・・と言う感想。特に今回は、煮干スープの上振れ感と自分勝手に興奮してるが、替え玉&生卵の妙技なる旨さに惚れ込んでしまった。常連のつもりが、まだ知らない旨さがあったことに驚きだという、それだけの話ですがね。まぁ再発見の喜びをお店の宣伝に変換するとして・・・、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

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