ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3643】 鶏そば かぐら屋 (東京・水道橋) 味玉あっさり鶏そば 〜誠に抵抗感少なく上品さ漂うあっさり鶏そば!飲み〆にも最適なる一杯!

疲れた時は都内でゆっくりあっさり系〜
 何も人事部だけが、人事系の仕事をやっているわけではないのよね〜。特に今の会社がそういう傾向なのか、3月になると新年度の準備などあったりして、結構これで忙しくなる。本業が忙しい時期と重なるし、人事系ってのはまた別の神経を使う仕事だから、かなり疲労困憊気味になります。つまり、その業務ってオレにとても合ってない証拠の表れ・・・。花粉症の時期に、業務アレルギーも背負い込んでいるのです(号泣)。
 

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 そんな時期の週末は、いつも以上に弾けたラーメン探訪をして気を紛らすのですが、これも年々歳を感じ始めて、これまた疲れたりする。かと言ってやめられないし・・・・悶々としていたところで都心で新しい店がオープンした情報を発見。それが「鶏そば かぐら屋」。すでに先人が訪問実食済みで、レビューを拝読すると、とてもあっさり系が看板だと分かるので、すごく心境的にそそられます。空を見上げればいい天気だったし、中央線で座り揺られて訪問するのも楽しそうだと思い始めたら、もう行動に移っておりました。
 

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 敢えてオレンジ色じゃなく、黄色の各駅停車でゆっくりと移動。必ず南側の座席に座る。神田川添いに並ぶビルや、釣り堀がある風景などを眺めながら、ボケーっとするのがとても好きなのです。もしもオレがラーメンヲタクじゃなく鉄道ヲタクになってたら、きっと「乗り鉄」と呼ばれる鉄ヲタになっていたんだろうな・・・。
 

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<全体&スープ> ストレス皆無のナチュラルあっさり鶏煮出汁!乾物・鶏挽肉の滋味に加え薬味の香りも滲む上品さ!
 
 風景を眺めていたら、急に心が緩んだのか座ったまま眠り込んでしまいました。中野あたりから記憶がなく、気がついたら、新宿どころか四谷も越えていて、御茶ノ水(汗)。少し運動も兼ねて、そこから水道橋まで歩いて行きました。オープン戦でもやっているのか?やけに東京ドームが賑やかだったが、オレは逆方向に歩きラーメン店へ。少しばかり行列が発生してたが、これならすぐだろうと連結したら結構それから20分くらい待たされた。でも春の陽射しが心地よく、悪い気もしなかった。優しい陽射しの軽い日焼けを感じた頃合いに店内に案内されて、お目当のあっさり系と対峙することなります。それがこんな麺顔。
 

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 おおお!これは何とも絵に描いたような「あっさりラーメン」。単に清湯というのでもなく程よく霞がかったスープ感が奥深さを語ります。トッピングがデフォルトでも華やかでまさに春本番といった明るさが彼岸の空にマッチ!。更に鶏肉チャーシューが炙りタイプで焦げ目とタレ感が一点重視の重厚感!。さすが都心のハイセンスを感じますよ!
 

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 もう大体に見ただけで分かる味わいですが、神経を集中して味わいますと・・・鶏ガラのエキス感にストレスの一字も感じません。神奈川系の鶏油色気はほとんどなく、鶏エキス濃ゆいながらもコラーゲン感覚を敢えて低めに抑えたのが、如何にも東京都心のラーメンらしい印象。それなのにコクに多少の複雑を感じます。一言で鶏ガラといっても、部位や調理法で色々と出方が違うらしい・・・。
 

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 それに鶏そばと言いつつ、淡麗さと華やかさを持ち合わせるエキスのコンプレックスも感じます。魚介ど真ん中と言いませんが、色々な乾物の溶け込みもありなむかと。そして感心したのは鶏ひき肉を、だしの素として使っているという点です。これは、「そぼろトッピング」ではなく、コンソメ手法にも似た肉身のエキス引き出しだと思うのですが、これは考えすぎでしょうか。鶏ガラだけじゃなく、柔らかいエキス感はここにポイントがあるのかもしれません。
 

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 更にトッピングの風合いも後半以降にバシバシと染み入るように感じます。代表的なのは鶏肉。このタレと鶏皮のエキスも滲みますが、更に焦げ目が香ばしくこれがスープの風味にもしっかりと影響を与えます。ここがあっさり系の中で食欲中枢を一番に刺激する役割です。また野菜エキスの溶け込みと同時に、薬味とトッピングが色合いを目と舌で感じさせます。薬味ネギは言わずもがなですが、隣の水菜もネギとコラボして清涼感を醸し出す。そして半ジュレっぽい柚子の薬味も、塩そばにはテッパンの相性良さなので、このスープ映えには抜群に合います。何気にフツーの鶏そばのようで計算尽くされた感がありますよねー。
 

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<麺> 極細ストレート麺!クスクスと麺風味を楽しみながら汁との一体感が旨し麺!
 
 これは「征麺屋 かぐら屋」を連想させる極細ストレート麺ですかね。個人的には初めて食う感覚は全然ありません。サラサラスープですから、極細ストレート麺だと汁の持ち上げ良さが期待通りに出ています。しかし汁の持ち上げと浸透あるにせよ、淡くクスクスと感じさせる麺風合いも楽しめる。見た通りとても白い地肌で上品さ溢れる表情ですが、前半には汁浸透の甘みと同時に、麺自体の風味を感じさえるハイブリッド感が印象的です。
 

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 割と軽めに食えるので他客の様子を見ていると大盛が多そう。東京ドームのイベント前に一杯すすってから行こうかという感じで、少々がっつり食ってる方々が多そうです。歯ごたえは淡白ですが、水菜とよく絡むので、ザクザク感も入り混じる食感も多々あり。また汁の持ち上げあってもスベスベな細麺ですから、口当たりがか喉奥まで一気にズボボボボボーーーーとライトに啜りあげられます。後半からは蕎麦ライクに加速して食いまくったオレでして、一緒に行列して並んで食った中では早々に食い終わり、いち抜けで退店してしまいました。毎度毎度落ち着きが足りない大人ですかな〜。
 

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<チャーシュー> あっさり清湯に敢えてタレの甘みと香ばしさ!エキスを交換して旨味の高さへ!
 
 少し甘めの醤油ダレに漬け焼きされたモモ肉。オレの息子ならファミチキの方が好きと言うだろう。しかしオッサンになってくるとこんなハンドメイドと家庭的馴染み感ある肉の方が落ち着くというものです。皮の脂身が余計部分が抜け落ちて、引き締まり気味にねっとりと感じられる。そして表面には焦げ目があり、炙り焼きによる旨味の凝縮が、カットされスープに浸されることにより、エキスを吐き出しているのがわかります。
 

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 一方、肉身の方がいたって淡白な風合いですが、調理処理がいいのかフカフカな柔らかさと優しい味わい。皮でエキスを吐き出したのが、またここで吸い込まれて味を高めています。焼いたものを汁に浸してふやかせながら、エキス交換して、双方を高めているような感覚。近年、胸肉のコンフィタイプが流行っているけど、こういうトラディショナルな鶏肉チャーシューが、実に一周回って新鮮味を覚えるのはオレだけだろうか?。嗚呼、やっぱり特製にして肉増しにした方が良かったのかもしれないと後になって後悔。
 

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<味玉にハズレなし!> トロミの絡み方完璧でマチュアな甘みと出汁塩気のバランスが旨し!
 
 鶏そば専門店ですからねー、味玉は手を抜けませんよね!。その期待とハードルの高さを十分に叶えてくれました。割って白身を見ただけで分かるのは、薄味タレを時間をかけて浸透させたこと。ほぼ均一かゆるいグラデーションの浸透具合が美しい。そして卵黄部分は、ほぼ全体が固めジェルタイプで全体で舌を絡んで濃密さを感じます。味わいとしては出汁が効いて熟成したような甘み。そして卵本来の味と非常にマッチする塩気。その甘みと塩気がどちらも濃密で、それらのバランスが非常に良い。甘いのか塩味なのか一瞬で判別つかないカオスな旨さがいいね!。嗚呼、やっぱり味玉にハズレなし!
 

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総じまして「誠に抵抗感少なく上品さ漂うあっさり鶏そば!飲み〆にも最適なる一杯!」
 
 ・・・と言う感想。あっさり味の他にも濃厚タイプも、そしてつけ麺もありますから、鶏好きには飽きない店。しかも開店間なしなのに、すでにアゴ出汁の醤油系の特製まで準備されていたのは流石です。この界隈、コッテリ系が多いので味的には重宝するかも。飲み屋も多いエリアなので、本作品は〆の一杯には最適と思います。そんな応援気分が収まりませんが、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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