寒いうちに味噌行っとけぇ〜って横浜へ
- <全体&スープ> 炒めの力に麦味噌と擂り胡麻の甘いコクと香ばしさ!分厚めラードがコク深く~まさに旨さの熱気!
- <麺> デフォルトでもクシクシ中太強縮れ麺の質実さ!噛み締めて味わいたい逸品!
- <チャーシュー> 見事にスカスカした引き締まり度を感じるハードなロース肉!?汁にたっぷり沈めて食らう!
- 総じまして「やはりハズレなし!北からやって来た冬のご褒美的味噌ラーメン!」
いよいよ本格的に年度末らしくなってきたー・・・めちゃ忙しい。今のうちにイメなきゃいけないことだらけで、昼飯タイムでも平気で打ち合わせ設定されてしまいます。管理職だったら仕方ないねと諦め顔を決め込みますが、こうも続くとしかめっ面に変化してゆくというもの・・・。そんな憂さ晴らしには、やっぱりラーメン!。毎度やること同じで成長しない輩です。
どうせなら混雑回避で、行列見込まれる店でも狙っておこう!。そんな感じでオフィスに戻る途中、やや遠回りして野毛へと逃れる。狙いは今、関東のラーメンヲタクの間ではホットな話題であろうと思われる「すみれ横浜店」。流石に昼間は閑散とした野毛の飲み屋街。ここに小奇麗な居酒屋かと思える店箱があって、それが「すみれ」です。しめしめ・・・・行列ゼロ。と思って店内に入ったら店内待ち多数(汗)。なんだよ・・・こんな時間にも盛況混雑かよ。とほほ・・・。
待ち時間をスタフのお姉さんに確認したところ、テーブル相席なら直ぐにご用意を!と言うことなので是非是非!ってな感じで運よく着席できました。ラッキー!。案内された相席テーブルには同年代と思われるオジサンが詰め込まれた状況。自分に似た匂いって感じる。丁度ひとコマだけ、オジサンスペースが空いたので埋めたというテトリス気分な案内だったかもしれませんな。何だか接待してる気分になる相席だったぜ(苦笑)。
<全体&スープ> 炒めの力に麦味噌と擂り胡麻の甘いコクと香ばしさ!分厚めラードがコク深く~まさに旨さの熱気!
ともあれ時間帯の割にはオジサン比率が高いのは、周囲にビジネス街があるから仕方がないね。こうなったら逆にオヤジ同志、いつもより気兼ねなく食おうじゃないか!。テーブルへ配膳の際に、どのオヤジか迷っているスタフさんには、こちらの方ですよ!!なんて誘導しちゃったりして、気持ちの上だけ無言の意気投合。そして大盛がやって来た際には、オレしかそんなオーダーするオッサンおらんので、迷いなく配膳完了!。胃がお元気ですね的な、周囲の優しい眼差しの中、食い進める麺顔はこんな感じです。
おおお!セブンイレブンでみたカップ麺印刷とそっくりそのまま!。久しぶりに本物見た感でかなり嬉しいかも。カップ麺の陳列棚で必ず目にする「すみれ」。それに印刷された麺顔が焼き付いており、それが飛び出して来たかのように思えてならないっす。味より3D化したものが目の前にある感動が先・・・。
しげしげと舐めるように見まわしたあとは、味を堪能ですが・・・うう、札幌味噌のイメージの通り。経験値の浅いオレに王道を示してくれているような、オヤジのデカさで受け止めてくれるよう。まずその味噌だが、最近の流行に背を向けるかのような甘味が実に深い。この甘味には3つあって、まず麦味噌かと思える麹の芳醇な甘み。これに尽きるきがします。味噌って塩気を期待したいものだが、甘めの味噌というのは、白味噌とはまた違った素朴さとワイルドさがあって、またなじみ深い味わい。そんなのがいい。そして野菜の甘味。モヤシの炒めっぷりが、そのしなしなとした状態に表れていて、スープに溶けだした野菜エキスの甘さを吐き出し、味噌に合体したイメージが容易にできそうです。そして胡麻の擂りこみ・・・入ってるよね?。前半にはイメージしたが後半には消えてしまった・・・。
そして「香ばしさ」がいい!。もちろん、これには既述の「炒め」がすごく貢献していると思いますが、併せて胡麻も香ばしさを少し貢献しているし、また何と言ってもラードの風味。全体を薄く膜を作るようなラードの層が、コク深くしていると同時に、何となく香ばしいエキスを含んでいるようなイメージ。まさに熱気も旨さも逃がさないように、蓋をしているような役割もありましょう。
薬味はシンプルにネギの刻み。つべこべ言わなくても「多め」なのが嬉しい。結構最後まで汁や麺に絡んでザクザクと楽しませてくれます。またデフォルトで微妙に・・・・一味が泳いでいるシーンもあって、味の輪郭形成に貢献しているのかもしれません。テーブルセットにはいろいろ薬味があったんだけど、全く不要でそおままが本当に美味しいと思った!
<麺> デフォルトでもクシクシ中太強縮れ麺の質実さ!噛み締めて味わいたい逸品!
いかにも北海道の製麺所らしい麺ですね・・・。力強く感じる太くて強い縮れ麺。全体的に黄色くて玉子打ち込み感強く、潰しこみ高くて密度感ある麺。ゆで時間もそれなりにかかるタイプかと。今回はこの日初めてまともなものを口にするとあって、猛烈に腹が減り大盛とさせてもらいました。
同席の他客などは、麺の指定をカタメなどと伝えてましたが、いやー・・・このままデフォルトでも結構なクシクシ感ですよ。まさに噛んで味わう感じで、迂闊にも気を抜いてズボボボっとすすり上げると、ブルンっと力強く跳ねて滴が飛ぶ。短くズボっと啜り、あとは箸で引き込みワシワシと食らうのが常道でしょう。
珍しく噛むのが楽しい。中華鍋で炒めたモヤシと挽肉が麺の縮れに挟まって、ともずれに食らう歯応えも楽しいし、また素のままで麺を潰すのも、麺自体に味があるようで、味噌味とかぶるグルテンの風合いがいちいち旨い。もちろん、ネギをひっかけてくるときの、ザックリ感と、麺のクッシリ感が混じるのも最高。大盛があっと言う間になくなるではないか!。
<チャーシュー> 見事にスカスカした引き締まり度を感じるハードなロース肉!?汁にたっぷり沈めて食らう!
一つだけ難を言えば、デフォルトスタートが高めな設定なこと。900円スタート(ハーフ除く)だから、味玉もチャーシューその他も追加躊躇ってしまった。トッピングの1枚と真剣勝負で味わいましょう。これが見事な昭和イメージな肉味。平成と共に進化した「すみれ」だと思いますが、肉のスピリットは前の世代ですね。スープ生成に貢献したと思われる、脂少なめのスカスカなフィーリング。そこに濃い味を重ねて味わう肉のイメージ。なので、端っこを食ったとたん、しばらく汁に沈めて放置しますが、それでも汁吸い切らない部分のクシクシ感を楽しむのがいい感じです。意外にこれは、飯よりも酒に合うかも。
総じまして「やはりハズレなし!北からやって来た冬のご褒美的味噌ラーメン!」
・・・と言うしかないでしょう。毎日ラーメン食ってるオレですが、味噌ラー経験値は誇れるものではなく、今後基準の一つとさせてもらおうかなと感じる北の王道味でした。大盛が軽く食えて、最後の汁まで完飲!。丼の底には「感謝」の文字。こちらの心もそんなイメージ。食い終わって感謝をイメージで重ね合わせました。ごちそうさまより、ありがとう。そんな気分で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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