ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3607】 灼味噌らーめん 八堂八 (東京・中目黒) 味玉味噌 〜駅から通りから・・・少々離れてても十分に食らう価値ある味噌ラー!味噌好きならずとも一回食っとけ!

いつの間に・・・ドンキの本店中目黒!?目指して来れば驚きの味噌ラーと遭遇!
 

 

 まだ春は遠いよねー・・・こうも寒いとやっぱり味噌ラーメン気分。頭の中が味噌ラーメン一色で、これはいったいどうしたものか・・・。そんな感じで東急東横線に揺られながら、昼飯を考えてたところ、ブックマーク情報を整理してたら、忘れてた気になる店を再発見してしまいました。それが今回の「灼味噌らーめん 八堂八」さん。ここはいっちょ行っとけということで、途中下車して突撃です。しかし地図を甘く見てた。ドン・キホーテ目指して行けばよいのだが、結構中目黒から距離があるじゃねーか。しかも中目黒本店だなんてドンキの本店は府中じゃなかったのか?。泥棒市場のようなあの怪しい空間が懐かしい府中店。いまやドンキと言えば、一大流通事業者だよね。時代は変わるな・・・。
 

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 注意して探そう!。てっきり山手通り沿いだと思って来てみたら、一本奥まった通り(いや路地)だった。これは気が付かないよな・・・とちょっと不安になったりしますね。また来てみたら一瞬入口がどこか迷ってしまう。1階の裏口から入ろうとして失敗。よく見れば階段を上がるようになっており2階がお店となってます。ドキドキしながら扉を開ければ、そこはすごくハートフルな家族経営スタイルの雰囲気が明るく、一気にホッとさせるのですなー。
 

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 それにしても面白い店の作り。中にらせん階段があり3階にも席があるいたい。料理類を3階へ運ぶ昇降機も完備で何かの居抜きの店?。しかしながら、提供するラーメンは本格的札幌味噌らーめんって感じで、厨房の奥ではこの店の大将が威厳十分で鍋をふるっておいでです。なかなかこのミスマッチ感が中目黒っぽくていいかもしれない。
 

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<全体&スープ> 白味噌仕立てでコクプラス!麹と生姜で塩気と香味を立て!更に淡く山椒風味で華やか痛快!!
 
 券売機がとてもカラフルで多彩なメニューっぽいんだが、味噌と辛味噌の基本的2ラインです。どっちも味噌なので1.5ライン。トッピングを力入れてるみいたいで、隣客の味噌バターコーンなど見ると、なかなか具材としても頼もしい雰囲気。また山くらげというボタンに興味がそそられます。いろいろ悩みすぎた挙句、初訪問は基本から攻めようということで「味玉味噌」とさせていただきました。待つ覚悟でいたんだが、思いのほか早くやってきてビックリしたその麺顔はこんな感じ。
 

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 おおお!いかにも派手さがない質実さ。札幌味噌って落ち着きと迫力はありますね。やはり中華鍋で具材と一緒に炒めた味噌スープ感は、確実にオーラを放ちますよ。くたった野菜が妙に誇らしげに感じる。中央の擦りおろし生姜が目を引きますが、よく見ると一番特徴なのは「白味噌感」なのが良く分かる。この白味噌の複雑さがすごい決め手であった!。
 

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 スープと野菜等具材と一気に炒めたため、その白濁感が白味噌とかぶり、面白い白濁に感じます。しかもそこに白胡麻を擦ったような・・・湿ったザラツキ感の中に香ばしさとコクの深さを知ってしまう。食ってるときは胡麻と感じたが、コメントにまとめだすと・・・後で語る糀だったかも?と迷いがでてくる。しかしここに肉の上にあった擦りおろし生姜が溶ける。単に甘ったるくなく、生姜の滋味で輪郭と風味が立ち上がる味わいです。
 
 ポイントは他にも。例えばスープと一緒に痛めた具材たち。これらは炒(チャオ)されると香ばしさと甘味を吐き出しますが、これとベーススープの旨味は、炒め作業により一気に乳化される。このため、ここにも旨さの秘訣が溶け込んでいるようす。さらに店のうんちく書きによると、具材たちには「糀」を加えているため塩気にも旨みが滲むという仕掛け。改めて考えると凄い味重ね。味噌ラーの中華鍋仕立てってやつは、だから旨いのです。
 

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 まだ味重ねが終わらない。仕上げにどうも山椒を加えているようす。中華鍋に山椒とくれば四川系おジリジリ感を連想しますが、そのずっと低いレベル感の刺激。1/10程度の淡い軽やかさですが、コク深い白味噌仕立ての甘味にとてもコントラスト的に感じられ、味わいは立体的に広がる感覚です。スゲー・・・・こりゃスゲー。これはとても良い味噌ラーメン!!!。この時点ですえに心の中でボーダーを超えた。
 
 

 

 
 
<麺> 小林製麺:札幌の味噌麺イメージのハードクシクシタイプ!まさに「味わう」ための麺!
 
 先人の記録によると「小林製麺」の麺だそう。北海道の味噌ラーと言えばなんでも西山製麺に関連付けてしまうオレは恥ずかしいかも。しっかりと玉子が練り込まれてたような、プリプリした感覚が印象的で、しっかりと歯応えを感じつつ、汁との一体感・吸い込みなどを確かめながら食らう。スープとの一体感も味の内。
 

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 前歯でプツリと千切るとすでにブルンと切れ端がスープに落ちながら跳ねる。奥歯へ運んでプレスするとクッシリとした弾力を感じさせてくれるし、汁と一体となった炭水化物感が、唾液腺を刺激し始める。これはしっかりと噛んで味わう麺だと思うよね。ハードなクシクシとした味わいにスープの旨みを感じますが、同時に麺自体にも旨みの本質があるのを伝えてきます。これはいい、これは旨い。デフォルトで160gとのこと。これなら300gは軽く行けるはず。
 

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<チャーシュー> 何も言わなくとも分かる旨さ・・・それが王道豚肩ロースのスライス肉なのだ!
 
 もう説明することもないような、王道の豚肩ロースのチャーシュー。少し前まで生姜がたんまりと乗っていたため、口の中がその味を待ちかまえますが、実際は塩豚の脂の甘味、そして汁を吸い込んだ肉身の旨みに溢れます。
 

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 自重で崩れるほどに柔らかいし、大判サイズに文句はなし。まさに、何も言わなくとも伝わる味イメージじゃないだろうか。定番は定番なりにしっかり丁寧な作りこみだけで十分旨いと確信です。
 

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<具材> 具材も主役を食うほどの魅力的な旨さ!山くらげにぞっこんなのだ!
 
 いつも「その他」として扱われがちの脇役に注目したい。すでに主役を食うほどに旨い。白ネギとモヤシを少々炒め煮たものに、フレッシュな白ネギをプラス。それらの甘さと清涼感は流石なのだが、ここに「山クラゲ」が入っているのが実にいいね。コリコリとした歯応えは言うに及ばず、出汁が染みて味わい深い上に、麺と絡んで歯応えを複雑にする。さらにはその咀嚼により具材の旨みを麺に移すのでたまらん!。後から券売機を見ると「山くらげ」は追加トッピングも可能であった。これはこれから訪問する方には是非最初から追加トッピングをおススメしたいアイテム。
 

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<味玉にハズレなし!> 丁度いい塩梅・・・塩気と甘さバランス!加えて温かみの伝わる温度感!
 
 今回は味玉にたどり着くまでに感動が多かったので、味玉がイメージから浮いてしまうかもと思ったがさにあらず。全体的に塩気と甘味が拮抗している味わいの一杯にあり、味玉もそのバランス感が合ってました。タレ浸透の円やかな甘みが熟成した余裕を感じさせますが、仄かに塩気もまとう後味にバランスの良さを感じます。白飯でも熱燗で似合う味玉。また特に秀逸だったのは温度感。味玉って中心部の温度が時々冷えてて興ざめするんだが、こちらはねっとりと温度が感じられ、卵黄の熟成さに磨きがかかるという仕上がり。旨し!そしてやっぱり味玉にハズレはなし!。
 

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総じまして「駅から通りから・・・少々離れてても十分に食らう価値ある味噌ラー!味噌好きならずとも一回食っとけ!」
 
 ・・・と言う感動ものなる逸品。ちょっと無理して時間作って、寒いうちでもご賞味いただきたい次第です。私もすでに辛味噌が気になってるし、、トッピングをプラスして侍らす計画中。地元民だけの旨さに閉じ込めておくのは勿体ないので、大いに宣伝したい気分。まあ一回来てみなはれ・・・。八雲@池尻大橋からの連食も可能でっせ(へへ・・・)。そんな肩入れのまま、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいとます!。

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
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