ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン3301】 RAMEN CiQUE (東京・阿佐ヶ谷) 塩ラーメン+焼きトマト+ネギ+エビスビール 〜淡麗の極みにして味のパレット!自分で思い切り染めて極ウマ塩ラーメン!

<大人の休日の過ごし方・・・ちょと贅沢なビール♪♪♪>
 
 この数週間は、ラーメン&ビールな週末が増えてる。しかも、自分のお気に入りな、あのグリーンなボトルのあの銘柄のある店。たしかこちら「CIQUE」さんも置いてあったはずと、食べログにて事前確認して訪問して見ました。ところが、ちょっと計算が違っていて、黄金色の銘柄のビールでございました。まぁ、これも大好きなので(嫌いなビールはないのだが)、素直にいただくことといたしましょう。
 

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 訪問時は、カップルか、ラーメン女子ばかりで・・・昼間っから酒飲んでるオヤジは私一人で、なんだか雰囲気壊していたようならごめんちゃい。相変わらず、一人営業のストイックなスタイルで、しかも音響セットが渋い。またBGMの選曲もすごく大人びたフュージョンであり、店のモダンな雰囲気ととてもマッチしております。こういう雰囲気だと、また味わうビールも一味違うと言ったところだわ。
 

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<この寛ぎを得るために・・・プレミアムにエビスビール>
 
 やっぱり、グリーンボトルに固執しないで、素直にここでエビス飲んで良かった。しっかりと冷えた中瓶。よくあるのは、プレミアムなビールは良しとして小瓶で対応してくるところかな。財布の紐が最近緩いので、二本飲んでしまうこともしばしばだが、やはりしっかりと二杯三杯四杯と継ぎ足しては、飲み干すことを繰り替えしたい。
 

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 それにグラスがワイングラスだった!。これだけでも、「ちょっと贅沢なビール♪」が「すごく贅沢なビール♪♪」とステージアップしたような気になります。確かにグラスでビールの味が変わるのだ(感覚的な話しだね)。実際これで飲んだエビスは美味かった。以前、一番搾りのCMで「うすはりグラス」が映ってて美味そうに飲んでた堤真一。それを真似して買ったけど、確かに美味く感じたっけ。その後、息子がすぐに割ってしまったけど・・・。また、たまに新婚時代に買ったバカラでビールをやることがあるのですが、あとで洗うのが気を使うので、最近しなくなった(面倒臭がり屋さん)。せめて・・・リーデルのグラスでも買ってみようかと、ちょっと真剣に考え込んでしまいました。
 

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<見目麗しく、味重ねでステージアップして昇華してゆく・・・そんな塩スープに唸る>
 
 そんなことを考えながら、グビグビとやりつつ、その一杯がやってくるのを、静々と待っておりました。雰囲気よし、酒よし、・・・・当然、これからやってくる一杯もよし!なのは知っているので、ワクワクしながらね。それがこんな麺顔でした。
 

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 おおおおおおお!品の良いカラフルさ!。青ネギ・白ネギ・焼きトマト・・・まるでイタリアン!。イタリアの出ないワールドカップは、少し寂しいけれども(オランダもね)、ラーメンで妙な国際親善を感じてしまいました。焼きトマトは以前から必須アイテムとして選び続けてますが、ネギは今回初めてで、こんなに麺顔に映えるとは思っても見ませんでした。しかも、青ネギ豊富で、白ネギは立体的に盛り付けられて、辣油っぽい味付けが垂らされてて実に美味そう。ネギ大好き「ネギ星人」な私としては、大興奮。
 

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 さてこの、実に穏やかな霞を持つ透き通った塩スープですが、今回は焼きトマトの影響以外にも色々と、ステージアップするような楽しみ方を感じました。
 

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ステージ①:柚子胡椒でさらに淡麗塩味に甘みの磨きをかける!
 
 淡麗塩ラーメンの定番薬味と言えば「柚子胡椒」。麺類なら何にでも合う不思議なペーストで、そば・うどん・ラーメンは言うに及ばず、時々和風パスタにも応用したりしております。外国の知り合いに以前この薬味を紹介したところ大ウケでした。
 

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 言わずもがな、小さじで大きくすくい取り、丼の淵に貼り付ける。そして塩スープにゆっくりと溶かしながら、調整して味わいを楽しみますよね。鶏ガラじんわりで、穏やかな魚介が品良く、全体的に落ち着きがある塩スープは、柚子胡椒が混じると急に色気を放ちます。穏やかだった塩気が、急に後味に甘みを感じる。また鼻腔を駆け抜ける風に清涼感がいきなり存在感をアピールしたりと・・・・静まり返っていたいた湖の水面が、にわかにざわめき出す。そんなイメージが、この塩スープには感じられます。 
 
 
ステージ②:淡麗の塩味が焼きトマトで甘みを増す・・・塩ラーのモダニズムを感じる!!
 
 この一杯はここからが楽しいのだ。「焼きトマト」の存在。これは以前に、懇意にしていただいてるラーメン好きな町田のご隠居に伺ったような記憶なのだが・・・、トマトのアミノ酸グルタミン酸らしい。いわば昆布と同じ成分なのだとか。だから、スープに溶かして美味くなるのは当然の方程式なのだと曰われる。
 

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 さてどうやってこれを食べるか?。半分はレンゲでスープと焼きトマトを両方すくって、一気に口へと運んで食う。口の中で旨さを融合させるのだわ〜。これが、酸味の断末魔が甘みに支配されてゆく・・・一連の味風景の変化がとても面白くて唸る。旨さがストーリー展開されているようで、楽しみがつきません。

 

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 残りはどうするかって・・・最後に残ったのは、焦げが多めの部位でしたが、軽く「焼酎の梅割りをグチャグチャにする」ような感覚で、果肉を溶かしてみました。これで一応、塩ラーメンにおける焼きトマト活用の完成形。トマトのエキスは焼きによって凝縮され、また酸味と甘みが塩味に滲むと、塩気が甘みと感じるような、ステージアップした旨味と昇華してゆきます。ここがいつもなら最高潮な瞬間。
 
 
ステージ③:トドメにネギと辣油の円やかさをプラスしてカオスを楽しむ!!!
 
 トドメは、「ネギ」でした。実はこれほど全体にネギの役割が影響を及ぼすとは想定外。この店で食うなら、焼きトマト以外にも「ネギ」が有力候補であることを、強くお伝えしたい。特に「醤油ラーメン」だったら、これは騙されたと思ってトッピング追加することを主張したい。
 

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 青ネギがまず、これだけ豊富だとは思っておらず。塩スープに青ネギの洪水は、「ネギ塩」の味構成を成立させるから定番な旨さを誘います。ザクザクと奥歯で潰される青ネギは、清涼感もあるけど、野菜ならではの甘みを感じさせて、スープをより滑らか・・・柔らかにさせるようです。そして白ネギだが、白髪ネギ風で、青ネギよりももっと繊細な清涼感と歯ごたえを伝えてくれます。ただ今回はそれだけではなかった!。上に軽くかかっている辣油が見事でした。胡麻も少し香る辣油は、ネギのエキスを一気に吸着し、塩スープへと流れ込みます。わずかに流れたら一気にこの辣油の香りが伝わる感じ。
 

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 淡麗(ステージ①)→芳醇(ステージ②)・・・と続いて、この段階では「カオス(ステージ③)」。辣油に胡麻成分があるのか、これが円やかな味わいを伝えることから、全体的にカオスな旨さと昇華してゆくようです。久しぶりに、スープで、これだけでももっと語りたいと思ったのは久しぶりです。
 
 
 
<それぞれのステージで汁の持ち上げ良さで食わせる、風流な全粒入り細麺旨し>
 
 今更ながら、三河製麺だったのね・・・・とちょっと気がついてしまいました。村上朝日・酒井製麺・草野製麺などなど、だいたいそれだけで特徴が掴みやすいのがある一方、このブランドはどこかオールマイティーですかね(個人的な感覚)。
 

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 マイクロウェーブというか、細かいボコボコ感がある中多加水麺なイメージです。全体的に透き通った風貌に、全粒が打ち込まれているところが大好きで、とても風味を感じさせる麺。スープ自体も穏やかなので、とても麺の質感・上質さ・上品さを強く感じさせる逸品です。歯ごたえも淡くクツクツと感じさせると思ったら、後半にはスープを吸い込んだりする。また滑らかな表面と微妙な凸凹から、ズボボボボっとすすり上げると抵抗感が楽しいです。今回は、ビールを飲んでなかったら大盛りにしたかった。
 

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<自重で崩れて砕ける肩ロースチャーシュー!汁を含んでさらに旨し!>
 
 いつもなら、トッピングの主役であるべきチャーシューが今回はどうも脇役に回ってしまいましたね。次回訪問では肉増しにしてあげよう。さてこの肉は、肩ロース肉と思われる部位で、実に丁寧な煮豚です。割としっかりと塩だれ系の味わいを感じるし、また肉自体の旨味もストレートに感じます。しかも、トロトロになるまで柔らかいので、スマホ撮影のために箸で持ち上げようとしたら、崩れてしまいました。
 

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 なのでそこからは、崩れたカケラをレンゲでレスキュー。そこに焼きトマトのカケラと、麺の嚙みちぎりの短い残りなどをかき集めて一つにまとめる。そしてそれら全部を一体にして口へと運び入れて楽しみました。肉・野菜・炭水化物の旨さの一体感がたまらん!
 
 
 
 
 総じまして、「淡麗の極みにして味のパレット!自分で思い切り染めて極ウマ塩ラーメン!」と言う感覚でして、ちょっと今回は感動の域かもしれません。久しぶりに、ラーメンを食うことに全神経が集中したような感覚で、食ったあと店から出て軽く茫然としてしまいました。そこから、少し腹ごなしをしながら荻窪へと歩きました。途中のコンビニの店前でタバコを吸いながら、少し前の実食の記憶を反芻なんかしたりして、余暇を充実して過ごす。まさに、味の感動スペクタルでした。今回はこれ以上何も考えず、素直な心で、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 
   梅雨空に
   陽射始まり
   蒸し暑く
 
 
   快楽麦酒
   極楽拉麵
 
 
 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 
YouTubeにまとめてみました!
 

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