<今年の冷し中華のスタートは「いそじ 」から!>
そろそろタオルハンカチが一枚では足らなくなってきたか。暑さに蒸し蒸しした湿気感も強さを増し、いよいよ汗だくラーメンの季節に入りました。そして外出がしんどくなって来たー。もう都内の徒歩移動は、できるだけ地下を歩くように心がけています。ナビタイムが非常に役立つー。こんなに便利だとはおもいませんでした。雨はもちろんのこと、ピーカン照りの際にも、地下をすり抜け案内してもらって、今年の夏はクレバーに過ごそうと思ってます。
そんなこの時節、もうそろそろ冷やし中華も大所も出揃うころ。2018夏の幕開けという感覚です。昨年は、冷やし中華を食い続けたからな・・・・。結構散財してしまって、その反動で秋にはワンコインラーメンとか、町中華ラーメンばかり食っておりました。今年の夏はバランスよく、冷やし中華を楽しみたいとおもいます。
ちょっと早めに退社できたある日、ひょっとして・・・・もうやってるか?と思って「麺恋処いそじ@代々木」さんへと足を運んでみました。感というヤツですね〜ラヲタの。そしたらビンゴ!でして、早速入店して食券を購入です。割と中途半端な時間帯だったようで、客入り7割程度で余裕で座れました。こちら接客も丁寧だし、とっても気持ちよし。そんなのに影響を受けたのか、慌ててビールの食券も買い足して、自分一人で気楽に乾杯をさせていただきました。
<まずは一日の疲れをビールで流し落とす〜>
嗚呼、この一杯の為に生きている!という感じで溜息から声が漏れそうになります。店員さんが、「すみません、今日はアサヒしかないんですよ〜」と恐縮気味。全然構わないのですが、出されたグラスを見て、嗚呼そういうことかと納得してしまいました。という感じで、「男は黙ってアサヒビール」というコピーで、辛口の味わいと泡を堪能。喉奥がジリジリして、辛口が甘くも感じる。仕事終わったばかりの余韻が残るうちに飲むビールは、週末のビールと味が違うよね。気分的に。
<今年も豚骨魚介の冷しジェルだれは、キンキン冷え冷えで最高だぜ〜!>
汁系の時は「柚子」、冷やしの時は「辛子」。ここはいつも「入れてもよろしいですか」と皆さんに丁寧に確認してくれますよね。客に合わせようとしている姿勢が、ずっと変わらないところが偉いんです。少し酔いが回り始めたら、そんなことを考えてました。もうすっかり癒され和んでいた表れなんでしょう。多少ニンマリとしていたに違いない私の前に、タイミングよく、今年も配膳がされました。それはこんな麺顔です。
うおーー!待ってましたよ一年ぶりに!今年も会えて嬉しい!。オリジナリティ感溢れる一杯。こういう冷やし中華は唯一無二で比類なきか。餡かけのような表情でもあり、創作和食のような具材の配列と飾り方。全体的な色合いの調和も素晴らしい。これを食わずして、私の夏は本格的には始まらないのです。
まずこのタレ!。餡かけと例えたけど、ハードジェルのような粘り感。豚骨魚介の濃密なエキス感が、冷えて固まるどころかジェルになるところが奇想天外。豚魚のあの馴染んだ甘みがしっかりと伝わっております。しかし、冷やし中華らしい酸味のほのかに感じられ、そこがまた新しい味わいにすり替わって感じてしまいます。
そしてスープの氷。子供の頃、夏休みの宿題で、いろいろなあらゆるものを凍らせて、氷かたの違いをレポートしたことがあるんだけど、油が混じってる奴は大抵こんな感じに凍るんだった記憶。毎年、同じ例えなのだが、昔あった「ハウス食品シャービック」のような氷です。これを少し齧るのもいいし、また放置して冷えをキープしてもらうのも手です。少し崩して具材とともに食らっても、面白い歯ごたえと新しい感覚が楽しめるかも。
<引き締まった中太モチモチ感覚は、食べ応え満載!もちろん中盛無料でガッツリいくぜ!>
中盛だと「315g」だったはず。結構量が多いのでこの無料サービス対応は実に嬉しいです。もともと明るいモチモチ感覚が印象深い、ストレート多加水中太麺。これが十分に粗熱を排除し、ある程度しっかりと冷水でしめて、完璧に水切りをすると、すごく引き締まったハードモチモチへと変化します。なので、グルテンの風合いがいつにもまして楽しめる。前歯でやや力を入れてプツプツと千切りが必要だし、またググーーーと箸で引っ張ると、縦伸びするような伸びやかさが生まれます。
もともと持ち上げよりも、麺の汁浸透感を楽しんでいるのですが、これがタレを異様に絡めまくります。その中に、先ほど述べたスープ氷の欠けらが混じったりすると、シャリシャリモツモツ〜〜な何とも言えない歯ごたえが生まれ、それが妙に気持ち良い。
また啜り上げはとても重め。タレの絡み具合からして、ズボボボーーーと一気に啜りあげるには、マラソン選手級の相当量な肺活量が必要でしょう。だから、ズボ!ズボ!ズボボ!っとやや細切れに啜りあげるしかないよ。だから、いつもより多めに麺リフトして、短くカットして食い続けてゆきます。
<トッピングの美しさもポイント高し!どれを摘んでも質感高し!>
トッピングがまず隙がない。チャーシューはお馴染みの豚ロース肉だと思うけど、冷えたからといって味わいのきめ細やかさはキープで、むしろ冷製肉皿みたいに、ビールのお供としてもちょうど良いです。
また味玉はハズレなし!。やや深めなタレ浸透を感じますが、よく卵黄と馴染んで濃密なる甘みを高めています。また白身がしっかりと浸透で引き締まったようにも感じ、白身だけ食ってみたけど味が適度に染みているのがナイスバランスです。
また野菜類が、どれも手が込んでる。ヤングコーンのシャキシャキ度と優しい甘みがとてもいい。またトマトは綺麗に皮むきされてて、まるで軽くマリネでもされたかのような果肉の柔らかさがとても印象的。キュウリも非常にコリコリシャキシャキしてて、鮮度の良さを感じます。また飾り包丁が入っていてこれも見栄えが全然変わってくるし、いい心配りです。さらに、海苔ばかりでなく、味玉の座布団になっている大葉もいい感じ。タレが辛子に混じったところを、大葉の風味が駆け抜けると、タレのレベルがまた数段上がったのでは?と思うほどに、香り立つ旨さになるんです!。
<スープ割のしっかり感が素晴らしい!最後まで感動!>
冷し中華で、スープ割をしてくれる・・・・これも比類なき哉。丼を丸ごと返して、残ったタレをすくい取ってくれて、別の小さな丼に入れなおして仕上げてくれます。ここも最後まで気をぬくどころか、ホスピタリティの高さすら覚えます。
そのスープ割りがまた美味い。いつもの汁系にすごく近いんだけど、冷し中華なりの酸味が残っているから、ちょっと変わった味わいになる。割ると味が薄まるのが多い中、しっかりと濃ゆめの味わいを楽しませてくれます。最後の最後まで感動!。
総じまして、「やっと来た夏!独創性がもはや風物詩の極上冷し中華も来たる!」と言う感じでして、まとめにもなってませんが、ごめんちゃい!。これは何度でも食べたくなる、そんな冷し中華。一度これを食ったら、きっと毎年夏には思い出すことになりましょう。冷やし中華苦手な人こそ、一度これは試してほしいなー。これ食った後の帰り道は、妙なやり遂げた感があって、気分的にも幸せに包まれました。それにしても、中盛とビールで腹がパンパン!。明日の朝飯は必要ない気分かも。食った幸せ感がこぼれ落ちないうちに、とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
いそいそと
せっせと仕事
片付けて
いそじで癒し
いそじの冷し
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
YouTubeにまとめてみました!