ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2710】 東池袋大勝軒 吉祥寺店 (東京・吉祥寺) らーめん【少】

<○ープランド近くの大勝軒


 所詮私はそういう男。・・・・つまらない人間、堅物!。昔っから色物は苦手で営業時代は先輩からよく泣かされたー。絶対に勘弁してくれと私が言うものだから、接待にならなかった。シラけて先輩からは翌朝ご指導を受けました。その後、今から考えてもすごいと思うのだけど、いろいろウルトラCを駆使して、他部門に異動したのだが・・・・実は、単に使えない奴と放り出されただけなのかもしれません。さてさて、吉祥寺は人気のある街なんだそうだが、このエリアに一個だけ場違いな看板がデカデカと掲げられてる。通勤時の中央線の車窓からも良く見えるので、知っているひとは知っているけど、それは、「○ープランド」と書かれた看板。昔は吉祥寺もいかがわしいエリアがしっかりあったらしいけど、その名残なんだと思う。このすぐそばにあるのが、「東池袋大勝軒 吉祥寺店」さんです。他に、○ープランドの近くにあるラーメン屋と言うと、横浜駅近くにある「濱虎」でしょうか。実は性欲と食欲は裏腹なのかもしれません。


   






 ・・・とまあ私は食欲を解放したいと思ったのですが、年度末の送迎会が連続して体調を崩してしまい、腹減ってるけどそうでもないというわがままな状態。なので「らーめん【少】」というヘタレな設定で食させていただきました。今回レビューをするにあたり、過去の自レビを確認したら、このメニューしか食ってないことが判明。ヘタレた時期に、この店に来るのが通例になってしまってます。


   











汁:「ライトな豚骨に仄かな魚介の溶け込み!醤油感が少し強めなのもいい感じ!」


 木製の大きな扉を左へスライドして入店へ。大きなL字型のカウンターのみのシンプルな作りで厨房も大きい。使い勝手がよさそうです。先客2名。どちらも左方向へ寄って座ってます。なので右の端に近い(つまりL字の長い部分の端)に腰掛けますが、すごい暖房が効いてる店だなという感想。ただ、そのまま座っていて何だか湿度が高いことに気付く。コートの次にジャケットも脱ぎますが、そこで気が付いた。できれば席は左方向がよろしかろう。厨房の茹釜方向にむけてダクトが風を吹きつけるので、それが右カウンターに少し影響を与えている様子。夏場は暑そうだ。








 そんなことを感じながら、数分だけのことなので気にせず待っていたら結構早めに配膳が完了。5分もかかってないのとちゃうか。受け取った麺顔を久しぶりの見慣れたものでした。茶色いスープの濁りが、いかにも魚介を込めた醤油スープという感じで、甘さを感じさせます。そしてコテコテ過ぎない分厚さも感じる麺顔。それでいて、丼の淵をのぞくと少し透明度も感じる部分もあって・・・薄いのか濃ゆいのか見ただけでは判別がつかない。







 味わうと・・・あーこれこれ!吉祥寺店の味!。確かに味わいは東池袋系の豚骨魚介を彷彿とさせる味わい。魚介に先導された旨みというか甘味というか、それがしっかりしているのにしつこくない。そして醤油ダレの影響が少しだけ強めに出ていて、塩気としては引き締まりも感じる部分あり。豚骨の煮出しが大人しいといか上品というか・・・・・スタイリッシュ。何となく「豚骨魚介」というより、煮出しが深い「醤油味」という感覚です。








 途中で単調に思えても、個人的にはここはニンニクじゃないと思う。一味かな・・・。最近一味系の味変化に凝ってるからのもあるけど、この若干ライトなスープにはニンニクだとそれに支配されてしまいそう。なので後半残すところ少しというタイミングでさらっと一味で仕上げて、最後までおいしくいただきました。







麺:「程よいボリューム設定と価格バランスがいい感じ!」


 【少】とは言え、1.5玉、240g。それでこの質感で620円はアリでしょ!。麺はあーやっぱり大勝軒と思えるあの質感。加水多めでモチモチつるつる感に秀でて、その上そこそこ麺の密度感が高い。汁の吸いこみが控えめなので、どちらかと言えば柔らかい方が持ち味と自分では勝手に解釈しております。グルテンの持ち味がさらりと上質に味わえるのがいいなー。







 こちらは捩れがほとんどなく、本当にストレートさが美しい。なのでスープの持ち上げよりもスープと一緒に啜り食うという感じが一番旨いです。レンゲでは限界があるので・・・・私は丼に直付で、丼の端に麺を引き寄せ、そこで強くすすり手繰る食べ方をしてみましたが、スープもたくさん押し寄せてくるので旨しでした。良い子はマネをしないように。













具:「やはり玉子は半熟部分が少しでも残ったほうが旨いね」


 この価格設定にしては、頑張っているチャーシューです。一枚をわざわざカットして2枚にした感があるけど(笑)、それも客への愛情です。スカスカっぽい脂の抜けが気持ち良いロース肉でして、一般に比べては厚い、大勝軒としてはやや薄すめ感じですが、その分スープの吸い込みが全体にゆきわたっており、一口で食いきってしまいましょう。ジューシーさが一番伝わりますので。







 一番気に入っているのは、実はハーフ玉子。大勝軒としては、固ゆででなくてやや半熟部分を残す。この半熟部分が少しでもあるだけで・・・・なんて玉子って美味しいものでしょう!と感じ入ります。最近は味玉もトロトロ部分の演出が発展して、どえらく艶めかしい味玉が増えてますが、この程度で一番ジャストなのかもしれません。












 総じまして、「どこかしらスマート感ある東池袋系!!」と言うそのまま何の捻りもない感想でごめんちゃい。最近、こうも立て続けに大勝軒を食べ続けていると、東池袋という看板でも、いろいろ個性があって改めて面白いと感じてしまった!。何千杯もラーメン食ってて今更なんですが、ここのスマートな豚骨魚介っぽい醤油味も中々な、計算と主張を感じます。次回訪問では、そろそろつけ麺系か、辛味系を食してみたいと思う。そしてまた、レビューでは何回も、○ープランドのコメント触れては、うだうだと語ることでしょうが・・・・。とまあ、新しい発見もあったということで、何も考えず詠います!。




   雨あがる
   濡れた路面に
   浮かぶ文字



   艶めく色欲
   腹減る食欲



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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懐かしの吉祥寺 昭和29・40年

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