この3連休も、しっかりと全部休めない・・・・。でもせっかく久しぶりに解放されたよた休日は、なぜだか雨模様。ちょっと午前中に野暮用がありまして横浜へ・・・・。ふらっと特急1本で行ける上大岡が近いということで、もう少し足を伸ばしてしまいました。プチ気分発散じゃい!狙うは「G麺7」さん。名前の由来は存じ上げませんが、なんとなく「Gメン⭐︎75」を彷彿とする・・・と語れば自ずと年齢がばれてします:笑。組織にも、丹波哲郎みたいなリーダーが必要だと感じて仕事をしています。
訪問時、ちょうど満席!店前に見事に車が路駐。入れ替わりまた路駐。人気店ですね〜。でも回転がとてもよくて、あっという間に席に案内されます。当然メニューは「らーめん塩」。最近塩ばかり食い続けているので、沼にすっかりハマってしまったようです。
【スープ:穏やかな魚介が滲み、豚鶏の質実な下支え!塩気はやさしく・・・ほのかなに仕掛けた甘香味】
<穏やかな魚介に円やかでじっとりと感じさせる塩気>
配膳の瞬間、スープ表面のキラキラした動物系のエキス感が綺麗ですが、それよりもしっとりとした霞がかった「塩汁」な感覚あふれる液体感がいい感じです。見るからに「穏やかな魚介」を感じます。味わうと、やはり最初にコンタクトしてくるのは魚介の風合い。予想通りに穏やかなタッチで、軽やかさが印象的。煮干し系もじんわりと潜んでいるのでしょうが、どちらかというと、節系のようなキレも感じる魚介感です。こういうの好き・・・。
続いてコンタクトしてくるのは、塩気。強くないけど、決して弱くもなく、主張ははっきりとしていますね。魚介の味わいと結びついたような海塩系と食べ始めは感じていたのですが、食いだすと徐々に豚塩なエッジングも感じ出したりしてきて、食べ手の方が落ち着きません:汗。・・・オーディナリーな 塩系の中に、塩汁コンプレックスを感じます。
<微かに揚げネギ微塵のような浮遊物、優しい鶏豚のバランス感>
そのコンプレックスの原因は、スープの浮遊物にあると思う・・・。晴天をかっ飛ぶ飛行機の窓から下の景色を見ると、ほわっと小さい雲があちこちに浮かんでいるようなあの感覚。揚げネギを極めて細かく刻んだようなのがプカプカと浮いています。レンゲで救おうとすると霧散してしまう。これがほのかな甘みと香ばしさを放ち、魚介と動物の旨味を結びつけているのか、撹乱しているのかわからん。
しかしベースのスープには豚と鶏の丁寧な、そしてしっかりとした煮出しを感じるし、またクドクない。ラードのようなまどろんでクリアーな色気はないです。関係ないけど、そういえば日経で、ラードが高騰しているとの記事があったけど、ラヲタとしては少し心配・・・。まあ、この一杯、このお店のファンなら関係ない世の中の趨勢ですが。
【麺:スベリが素晴らしい!そして歯ごたえ・食べ応え感もナイス!】
<これはウケる滑らかさ!丸麺やや太ストレート麺!>
この麺は「スベリ」が最高!これは、老若男女、ラヲタの是非に関わらず広くウケるはずと確信いたします。個人的には、極太低加水麺に衝撃を受けて、やがて細麺ストレート中加水麺を好きになり、今やモチモチ多加水麺も深く受け入れている節操もない私は、麺の世界に限ってはドスケベに相違ありません。そんな私が「いい麺です!」と言ったところで、全く説得力がないのですが、これはいい!と伝えます。標準よりもやや太めで肉厚とすら感じるフォルムがまたスベリの良さに拍車とかけます。
<やや多加水の中でもクシクシとした反発感がむしろ好印象>
潰しこみもそう強くないので、クシクシっとした前歯での千切れ感もやや淡い。やや加水が多めの麺ですが、ぷりぷりというような明るさよりも、クシクシとした大人しさがあるような感覚。奥歯でのプレスがクチリクチリとやや固めの低反発を感じますが、どこかテンピュールなフィーリング。こういうのもいいね〜。
【具:二種チャーシューのうまさに、かすかに具の今昔を感じて・・・・】
<コンテンポラリーのようで昔ながら感覚も感じる・・・チャーシューでなく「叉焼」感覚>
肩ロースでやや脂の少ない肉ですが、薄味で柔らかい。しかも周囲が紅っぽいところもあって、今のラーメン・チャーシューといった感覚がある一方で、昔ながらの「叉焼」と感じさせる部分も残します。このバランス感覚もニクいと思わせてくれます。これは、白飯よりも麺!または酒と一緒にいただきたい。酒と一緒にといえば、二種チャーシューのもう片方、鶏胸肉のあっさりチャーシューもなかなかの出来栄え。もう最近は、デフォルトで二種チャーシューを出すところがすごく増えてきて、目新しさを感じなくなった自分が怖い気もしますが、本当に進歩というのを感じる部分ですね〜。
<カイワレとネギ+α のほどほど感が和む>
汁と麺と肉に感動したとろで、だんだん疲れてきた。なのでトッピングは、こんな程度で十分。薬味として刻みネギとサッパリとさせるカイワレ。あとは、箸休め程度に薄味で淡いコリコリ感あるメンマ数本。味玉も捨て難いけど、さっぱりと、そしてサクッといただく分には最高のトッピングバランスかもしれませんね。
総じまして、「普通に、そしてハイレベルにまとまった塩汁!スベリ麺!」といった感覚。日頃それなりにこだわって、選りすぐりラーメン食ってる私としても、こういうの食うとわざわざ来た甲斐あったわ〜と思えるレベル感でしたし、これは良かった。京急線なんて本当に滅多に乗らないのですが、こういうの食うと逆にツライな〜。忘れられなくなるじゃない。帰り道、そんな切なさを霧雨はやさしく包んでくれるのです。なので詠います。
週末の
しとしと雨音
落ち着きて
やさしい塩気に
潤うこころ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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