ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1689】 神楽坂 田中屋 (東京・神楽坂) 中華そば


 塩汁求めて神楽坂。個人的には昼間に来るイメージないロケーションですが、なかなか休日昼間となれば、いろいろ美味しそうな店が軒を連ねてるのが改めてわかります。学生からご年配まで、またハイセンスな昼食から庶民的な甘味まで、実に懐深い街ですねwww。いろいろ散策しても楽しそうですが、私は単なるラヲタ。目指すは、ラーメンのみ。田中屋さんに決まってる!!


 訪問時、滑り込むように最後の空き席をゲットした後は、すぐに10名以上の長蛇の列が発生してラッキー。なかなかすでに評判と人気を獲得しているようです。街並みを移すように、その行列は大人しく落ち着いた感じの方ばかりなのがまたいい感じ。女性店員さんもテキパキと処理をされて、厨房とスタフさんたちの感じもいいですね〜。


  









【スープ:どこまでも透明度が気になる塩スープ!ほんのりとした動物系甘みがやさしい〜】


<クリアーさと優しさを突き詰めたような塩スープですね〜・・・。豚の煮出しと甘みの丁寧さが光ります>


 言わずもがな「田中そば店」ブランド。この一品は秋葉原で食して以来、かなりいい印象を持っています。とは言っても、前回実食から日が経っているので、今回はかなり新鮮に感じました。そのスープのクリアーさに!食券(プラ券)を示すときに「こってり」と伝えれば背脂投入してくれるというシステムですが、こうもスープのクリアーさを目の当たりにすると、デフォルト味わいを選択してよかったと安堵します。







 以前の印象よりも、クリアーさが増しているような錯覚です。鶏ガラも入っているのでしょうが、豚のまろやかな甘いコクが全体的にしっとりと感じさせます。それが「やさしい」と感じられてなりません。神楽坂をちょっと散策して美味いもの一杯!というのにもとてもマッチしますし、なんとなく場所柄と合っています。またこの界隈で上品に飲んだとしても、この一杯なら〆の一杯としても興ざめをしないだろうしね。とにかく、丁寧な豚煮出しを覚える崇高な清湯。中華系とも少し違う何かを感じます。








<塩気をこれほど甘いと感じれるとは、かなりのハイセンス!>


 そして、塩気が極度に丸い・・・。旨み成分と区分けができないほどに、淡い塩気でして、どことなく淡いコラーゲンとも結びついて、塩気がしっとりと感じられる次第。その上ににトッピングとして重要なチャーシューの脂部分がじわじわとスープ熱で溶け出すようでして、動物系甘みがプラスされます。麺もスープを吸い出して、グルテン成分を吐き出す。それが徐々に霞がかってきて、いい感じでシルキーな印象に変わります。これなら、老若男女広くウケると思います。


  











【麺:平打ち多加水麺が泳ぐ姿を感じる、やさしい滑らかさを知る】


<ちゅるちゅるりんとした多加水ならではの滑らかさ!滑る姿も柔らかでやさしい感覚>


 スープの素直なクリアーさもいいけど、この麺の滑らかな滑りもなかなかです。夏ならそうめんつゆに浸して食ってもかなり美味いはず!そんな薄味の出汁にとてもマッチする作り込み。それがこの麺のファーストインプレッションです。


 とにかく表面が滑らかでスープを程よくまとってツルツルとスベるさまが、気持ちよいかもwww。子供や老人にもするすると容易に啜り上げられる軽やかさを持ち合わせています。また見栄えも平打ちで流れが美しい〜。辛味噌浮かべて欠片が張り付くのもいいけど、スベリの邪魔を極力避けてデフォルトの啜り上げを楽しむのも一興。これ好き!








<クチクチっと淡白な歯ごたえに、どこか上品さを感じる!これは広くウケる!!>


 麺の密度感は低いけど、それが持ち味といったところ。前歯の千切りとか、奥歯でのプレス感とか、とにかく軽やかでクチリ!と短いタップでつぶれこむ。いや潰しこむ行為自体が楽しいかも。そして淡い千切れ感と淡白な反発感は、どことなく上品と感じる部分もあって、これは広くウケると思います。












【具:すでに出汁の素とすら感じる豚肉の脂】


<すでにスープに溶け出している脂身が甘い!塩豚チャーシューも優しい>


 最高にやさしい塩豚肉。バラ肉をロールにして熟成させた味わいは、白身部分ですらしっとりと感じるし、赤みは自重でほぐれるほどの柔らかさ。そこのスープの熱が加わって、エキスを互いに受け渡ししえいる段階で、脂が半分溶け出して甘く感じます。大判2枚というのもサービス性あると思いますし、これは好印象です。酒にも合うかも。








<これだけクリアー一色だったら、薬味ネギもイキイキと感じる>


 とても丁寧に作りこまれた一杯の中で、薬味ネギが意外とワイルドな感じがするほどに「分厚い小口切り」なのです。これが歯ごたえをしっかりと表現してフレッシュな苦味を感じさせます。スープがクリアーなだけに、とてもシンプルに葱薬味の個性を味わえる。とても生き生きと感じられて、クリアーなスープをまた欲してしまう。メンマも薄味で半分クニャリとした柔らかさありつつも、最後はコリ!として鮮烈。













 総じまして、「神楽坂によく似合う淡麗薄美味!」といった塩汁。神楽坂近辺の散歩、飯田橋界隈のビジネスマンの昼飯、夜の飲みの〆など・・・・とても幅広く応用がききそう。やはり神楽坂には淡麗塩がよく似合うと個人的にはそう思えてなりません。もう、定期券が使えなくなったエリアだけど、また来ます。なので詠います!





   秋深く
   冬の足音
   雲重く



   気分は軽く
   すっきり塩汁




 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!








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