ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン828】 ラーメン長山 (東京・鴬谷) ラーメン

【ラブホな街でラーメン&千ベロをするバレンタインデー】

 鶯谷ってどうもラブホしか思いつかないのだな・・・。別にそれだけではないのだけど、かつて京浜東北線南浦和から通勤利用していて・・・・・ここを列車が通るたびに、朝から艶かしい雰囲気を感じたのでした。・・・・・それにしても今日もまた、麺友「関東らー友」と待ち合わせ。アル方から、奴のチョコを預かったので手渡しするためです。結局肝心なチョコをオフィスに忘れてしまい、単なる飲み会になったけどね・・・・・(アル方!すみません!後日必ず!!)。 そう言えば、鶯谷駅って前の暗がりと駅舎の構造など、東十条駅と似てますな!旨いラーメン店が近くに2軒あるというところも共通点です。今日はそのうちの1軒を訪問いたしました。





【ドでかい寸胴と一人格闘するご店主】

 訪問時、先客ゼロ。一人でドでかい寸胴を一人でせっせとかき回しているご店主と遭遇。割と奥に深いL字カウンターの店づくりでして、一番手前の座席に着席いたしました。陸橋のふもとのせせこましいエリアに小さい店舗が集中しておりまして、お昼時の混雑振りが伺えるが、夜は少し寂しそう・・・。アタクシたちの雑談がすこし響き渡って迷惑だったか・・・・。実は春以降の勤務地が関西になりそうな「関東らー友」と、異動内示の有無や仕事がどうなるかなど、いかにもサラリーマン的な話をしているうちに、配膳が完了したします。





【味の決め手となるファクターは・・・ベースの豚骨スープ実力度がマックスだということ】

 配膳の瞬間に、雑談がピタッと止みます。ここからは・・・・・雑談を一切しないである程度食べきるまで無言。こういうところ、ラーメンレビュアーの習性ってやつですかね(笑)。そんな感じでまずはスープをすすります。その印象は、こんな感じ・・・・



「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「これは・・・こってり好きにはたまらん!まったりコクの肉厚ボディー!」

1)鶏とんこつのつもりが〜魚介っぽいファーストコンタクト
  ここに来て、入店前、駅からこちらの店舗へ向かう道すがらの「鶏とんこつ」と書かれた看板が、どうしても頭に浮かびまして、そのつもりですすります。それに見栄えもその通りですもんね! されどクチに含む前後の一瞬は・・・・魚介のふんわりした味わいの香りに一瞬包まれます。あれれ・・・魚介系?・・・と不可思議に思い、二口目をすすり出すと・・・・そこからはもう動物系一色な感覚・・・。この時は「鶏骨のニュアンスで勘違いしてしまったか?」とアタクシは軽く流しておりました。
  されど、完食間際になって、関東のらー友の鋭い一言アリ。「魚介がちょい入ってて旨いやんけ〜!」と・・・・。奴の独り言は大きい!(笑) 店内丸聞こえ! しかもシラフ!なので時々一緒に行動していてこっちが照れるシーンも多いのですが、今回は典型的なそれです! アタクシはこっそり奴のことを「サトラレ」と呼んでいますが、とは言え、そのサトラレ氏の振る舞いに念押しされたような気もいたしまして、この点は参考にさせてもらいますよ!

2)鶏骨エキスのすり潰しのようなゆるいザラツキ
  何といっても最初の見た目の濃さ!そしてその泡立ちが「濃厚」と思わせてくれます。この濃厚さは、また「無鉄砲」や「無極」とは違ったニュアンスですよね〜。こってり好きにはたまらんと思います。隣の「関東らー友@サトラレ」なんざードツボにハマっているのではないでしょうか。ゆったりとすすると・・・・豚骨でも豚魚でもない、独特な動物感を感じます。違いは「鶏」なのですが・・・・アタクシ的には「鶏骨」のエキスすり潰したかのような風味を感じ取り、また微妙に・・・・ザラツキ・・・・を感じる程度。それは「クリーミーさ」となって舌にまとわりつく感じが致します。これは独特な世界観ですね・・・。味噌スープともまた違う粘度を感じます。

3)やはりボディーのとんこつが濃厚でんな!
  そう、やはり基本は「豚骨が濃厚!」と行き着いてしまうのだが・・・・・。最初の風合いとか、ちょっと違った動物系に鶏エキスを感じるとか、特徴はいろいろあるけれど、基本の豚骨が非常に濃厚で旨いのだという結論になってしまうのです・・・。表面の泡立ちとスープのまったりした茶色が乳化したような色合い。その色合いを「MAXFACTOR ファンデーション」の色見本と比較致しますと、「OB-4(オークルベージュ4段階:小麦)」に匹敵いたしまする。うるおい補修でぴたっと美肌!そんなコラーゲンたっぷりな鶏とんこつスープなのであります!

 ※味のまとめ:鶏と豚と濃厚を掛け合わせてもさらりと融合した濃厚さがナイス!ベースの豚骨の丁寧さが決め手か?








【個性には個性で対応! こってりなスープには、反発と縮れな麺で対応!】

 一方の麺ですが・・・・店の奥の方に、「○○○花楼」とか書かれた麺箱があったような気が・・・・・・自信なし。麺をすするとこんな感じ・・・・。

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」

1)やや反発と黄色みを覚える縮れ麺
  食券を渡す時に、店主さんに太麺か細麺かと問われます。なぜか細麺と自然とクチをつく。それは、「先週太麺食い過ぎじゃい」ということの反動なのでしょうか。一方これに反して、関東らー友は、太麺。「ふといのが好きなんや・・・・」とまたサトラレなことを隣でつぶやいております。されど、アタクシの方に出て来た麺はそれほど「細麺」という感じもしなかったのだよな・・・・。少し黄色みを帯びたその麺は自然なかん水カラーも感じられ、北海道ラーメンの縮れほどまでは行かないけれど、そこそこの縮れっぷりを発揮しております。この縮れがまた濃厚スープを思いっきりリフトしますんで、麺を食し終えたら案外スープが減っているので驚きます。表面の絡みもいいのかも・・・。なかなか、濃厚スープに負けない個性を発揮しておりました。

2)少しばかりのモチモチ感覚もナイス!
  加水的には中から多の間と感じて、熱ダレしにくく、反発がぷりっとしている感覚です。麺の潰し込みも中から強いの間な感覚。前歯処理の感覚は、ブツリブツリという感じで束で千切れて行きます。そして奥歯の感覚となれば、モチモチと序盤に見せながら、クシ!として後はあっけなくすり潰せる感じ・・・。意外に見栄えほど重くないのですわ・・・・。なので大盛り・特盛りでも結構いけると思うのです。

3)大盛りサービスがうれしい!
  大盛りサービスしてくれます!麺量30%アップとのこと!こういうのは嬉しいですよね・・・・。しかもデフォルトが650円でっせ!このスープの濃厚さと、麺の食べ応えからして・・・これは誠に嬉しいサービスじゃありませんか!不況を生きるサラリーマンオヤジにとっては、泣けて来ますぜ(笑)。

 ※麺のまとめ:スープの個性に負けない縮れ麺(細麺)なれど、意外にスルスルと量を食べられるイケてる麺!








【肉の存在感が圧倒です〜】

1)チャーシュー
  しっとりバラ肉チャーシューが二枚!適度に厚みがあり、大きさも申し分なく、柔らかさが十二分に楽しめます。味付けも標準より少し濃いめでして、醤油ダレ系があまり主張し過ぎない自然な塩味!白ご飯にとても合いまするな!もちろん、麺を巻いてもナイスな出来具合です。

2)メンマ
  味が濃いめで染み込みがとても深く、歯ごたえが「コリコリ」でなく、「ふにゃり」としたタイプ。個人的にはタイプではないけど、嫌いでもないのだな・・・。いいかも。

3)海苔
  味付け海苔のような薄めの厚みと色合い。風味もあっさりしていて、逆に濃厚スープとコントラストになっていて、よい具合に調和が取れているのかもと感じますな。あっという間に麺に巻き付けてこれも頂きました。

4)薬味ネギ&薬味
  特筆するほどでもないけれど、やはりこの一杯には、さっぱりとした苦みがほしい!ということではナイス! ほか薬味としては、業務用のすり下ろしニンニクと、一味がテーブルセットとして置いてありました。アタクシは後半の最後にニンニクを投入いたしましたが、このスープにニンニクは合う!後半に投入することをおすすめいたします!

 ※具のまとめ:チャーシュー2枚がとても存在感あり、仕事をしているので、シンプルな構成が逆に引き立ちますな!





 総じまして、こってり系はいろいろあれど、ちょっと違った素朴な風合いを求めるなら、こんなのいかが?という感じでしょうか。昨今、鶏煮干しなど、鶏のバリエーションもいろいろ工夫された一品に感心しますが、鶏豚骨という風合いが少し懐かしく感じるのです。鶏好きというより、こってり好きに食していただきたい一品!周辺は、ラブホも多いが・・・・安くて旨い飲み屋もあるようです。このあと、隣の居酒屋で飲んでいい感じになりました(笑)。いいラーメン食ったあと、千円でベロベロ〜・・・・。意外に穴場!なので詠います!


 春思う
 人事異動を
 連想す 

 友と飲み食う
 夜を忘れん

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 



 

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