【東京メトロ東西線って使える!】
中央線三鷹・吉祥寺界隈を最寄りとしてますんですが、この東西線の利用実力度を侮っておりました・・・。なんと、中野・高田馬場を経由して、飯田橋、九段下、日本橋、茅場町を経て西船橋まで抜ける。メチャメチャ便利ですやん!ラーメン食ったら、これ一本で帰れまっせ!東西線車内で怪しい男がmac book airを叩いてたら、それはアタクシかもしれません。気軽にお声がけください。
などと考えて地図を見ると、木場も通っているのを今更ながら気がついた!昼間だったら「吉左右」を目指したいところですが、夜となれば・・・ここしかない!名店との実力は、十二分に聞き及んでおりましたので、そろそろと突撃させていただきました。
【めちゃ常連さんばっかりやん!明るい店内がいいね!】
訪問時、待ちなしの満席状態です。或る程度覚悟はしてましたが、気を利かせてくれた先客がアタクシを見て席をすぐに開けてくれました。残ってたビールをぐぐぐーと一気にあけて、「また来るね!」と明るくご店主に語りかけてさっていきます。そんなこんなで、カウンターに座ったものの、両サイドも常連さんやん!明るくて朗らかに会話が弾みます。一杯ひっかけてラーメンすする常連さんをたくさん抱える人気店なんですね。それもそのはず、接客も丁寧な中に、アットホームな感じすらしますもん。そんなこんなで、アタクシは、店前に掲げてあった「塩ラーメン」の宣伝に従い、塩ラーメン・・・・それに味玉をトッピングさせていただきました。いわば、一番のレギュラー自信作なんでしょうね。
【うーむ旨し!!魚介濃厚鶏+塩豚骨のような・・マッタリ感がええねん!】
大体、7〜8分程度でそのメニューはやって来たのですが、カウンターの前が高いので、中腰になってそれを両手で恭しく受け取ります。さて麺顔の見た目・・・・。予習してなかったら、ライト系豚骨魚介のようにも見受けられますな。まぁ・・・全くの外れでもなさそうですが、この魚介系白濁を眺めると、関西時代に食った大阪の「天啓」の一品を連想したりもします・・・。などと考えつつもレンゲの投入・・・そして味わう!その感想は・・・
「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「濃厚まったりな鶏コクに、ふわっと魚介煮干しがクリーミーでんがな!」
1)一口目の魚介の広がりが柔らかい甘み!
最初の一口目から、やわらかい煮干し系の甘みがぶわっと広がります。スープをレンゲで透かしてみても、魚介系の細かい欠片・浮遊物が確認できますし、丼の周囲の壁にまとわりつく泡に、上質でかつ濃厚な魚介成分を視認できます。苦みが一切排除とも言える煮干しの軽やかさとまったり感が堪りません!
2)魚介を包み込むような動物系との相乗効果がいい!
魚介だけでなく、それを下支えしている動物系のスープが秀逸です。配分でいうと、魚介と動物の印象は半分半分なれど、動物系の中では「鶏>豚」なニュアンスを感じています。豚はあっさりコク程度の上品さ、その濃厚さをリカバリーするがごとく、鶏系のコクがまったりと広がります。
3)特にモミジのちょい多めなトロミが全体的に貢献している!
この鶏系のまったりコクに大きく貢献しているのが、モミジではないかと勝手に推察しております。比較的多めのコラーゲン感による、まったりとした「トロミ」を感じてしまうのです。しかし、「いかにもトロミつけてまっせ!」的な過ぎた感覚もなしで、そこそこというところが、全体として落ち着き感を保っていると思います。
4)それにしても・・・すっきり感じるのは野菜系の甘みもプラス?
全体的に、魚介だの動物系だのすっきりと仕上げるとしても、妙にゴクゴクと飲めるのが不思議です。濃厚系なのに喉の乾きも少ないタイプでして・・・。これは、野菜の貢献か??と推察。
※味のまとめ:煮干系魚介甘み>鶏コラーゲン系コク>豚サッパリコク>野菜のさっぱりさ>その他薬味影響
【麺もマッタリスープに負けてまへんで!やさしく質実な麺ならこれ!】
麺も負けてないのです。ざっくりと言うと、質実だし食べ応えあるし、腹持ちがええのです。あーエエもん食ったと思えるのは、麺もスープもスキがないという充実ぶりなんでしょうね・・・。その感想は・・・
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「濃厚スープと実力が拮抗しとりまんがな!どっちが主役でんねん!」
1)濃厚スープに負けない中太麺がよく合っている!
ラーメンでいう中太麺で、これが濃厚スープとの対比ではよく合っていると思います。ボリューミーでもありますし、基本ストレートながら、手もみ風にやや捩れが生じて、見栄えと絡みがスープと合いそうだと感じさせます。表面の光沢もよさそうです。
2)モチモチ加減とシコシコ加減のバランスもよく合っている!
見た目だけでなく、食感もバランスいいとかんじさせます。加水でいうと王道の「中加水」と思いますが、潰し込みがそうドギツくなく、もちもち感も適度に残っていたナイスと感じさせます。それでいて、最後は「クッシリ」と強そうなコシも感じさせてくれるので、さらに食べ応えアップです。
3)表面のつるつる感が、濃厚スープとの絡みがよく合っている!
俗に言う「スベリがいい」という感じです。スープのちょいトロミある性格とよくマッチしますし、舌触りがとても滑らかと申せましょう。スベリがいいのに・・・・よくスープと絡むという少し矛盾した考えですが、スープがこの麺の表面にペッタリと吸い付き膜を形成しているかのごとく・・・感じてしまいます。
※麺のまとめ:柔らかさと剛さをあわせもった中太麺。そして見た目も歯ごたえも穏やかそのもの。
【具もなかなか・・・・常連さんがビールを頼みたくなるチャーシューがナイス!】
常連さん・・・・そういえば、皆さんバラバラだったのに。みなビールを飲んでたな。さては・・・チャーシューを肴にやってたのかな!
1)チャーシュー
肩ロースの炙りの、クッサリとした固め歯ごたえが芳ばしく食べ応えあり。全体的な歯ごたえの中にあっても、ちょい固いところがクリッピングポイントのように心に残る。
2)味玉
気味の中心部のトロミがとても緩い系・・・それゆえに、麺との絡み、スープでの漂いも感じれて面白いコクを与える。
3)海苔
一枚海苔の凛とした表情がナイス!風味もよく、熱ダレとは無縁で麺と絡めて食べて芳ばしい!
4)メンマ
薄味で、ふにゃっとしたところ少なく、「しゃくり!」と歯ごたえ重視!その系統の中でも柔らかいしゃくり感で気持ち良く裂ける。
5)葱薬味等
葱と胡麻だけかと思いきや・・・・白菜の炒めも混じっているのが後半おどろく。炒め鍋でのスープ調理だったのか???見逃した上に、聞けなかったのが残念(お忙しそうだったから)。
※具のまとめ:チャーシューはきっぱりと「ビールのアテになる!」旨さ。それだけに質実な作りで、それはどれも同じく感じらる。
総じまして、「まごころ」とは良く言ったものだ!という安心感と丁寧感、質感のある店ですね〜。定番レギュラーの一品が、きちっとしている!というのが、ええ店の証だと思うのです。限定だけは旨い店ってのは、確かにある。だったら、それをレギュラーにしてコシを据えてやればええのに・・・とか思うこともしばしば・・・。定番のメニューをきっちりとやる、そいうことも「まごころ」なのじゃないかな?と思うわけです。ということで詠います!
まごころを
込めて賑わう
木場の店
来る客みなみな
笑顔で店出る
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。