ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン829】 京都銀閣寺 ますたにラーメン 田町店 (東京・田町) ラーメン・麺かため・ねぎ多め

【そうだ 京都 行こう。】

 先日、荻窪で食した背脂煮干ラーメンが予想外に好印象・・・。あ、なんだか背脂を欲しがっているのが自分で分かります。でも自分にしては珍しいな・・・と感じていたら、「あ!京都ラーメンの背脂と同じもんを感じた!」のだと判明いたしました。なのでそんな背脂を無性に食いたいモード! そんな気持ちで「そうだ京都 行こう。」とあいなり、JR東海道新幹線ではなく、山手線田町駅のこちらを訪問いたしました。
 それにしても・・・・・昼間は行列! 近くの名店「らーめん丸」と同じくらい待ちましたよ・・・・。ここ、そんなに旨いのか?という期待と疑問を感じながら、18分後に着席!メニュー見ずとも「ラーメン、麺カタ、ネギ多め!」と決まった注文を飛ばしました!




【京都ラーメンって何?アタクシの中の「ますたに」って何?】

 実はハッキリわかりません。この「ますたに」にしたって、京都出身のアタクシとしては、それほど昔から馴染んだラーメンとも思っていないんです。生まれてから大学出るまで京都に住んでたアタクシでも、一つのパターンに絞れません。大体4つくらいになるんだよな・・・。

 <勝手な解釈・・・京都系(責任持たず)>
  1)天下一品:言わずと知れた全国チェーン。されど京都の中では後発。
  2)第一旭系:鶏豚メインのあっさり系の半濁醤油スープ。関西一円に広まった(と思う)。
  3)新福菜館:ブラック系醤油が特徴的(でもこの店系列以外にはあまり見ない)
  4)背脂醤油系:第一旭系を少し醤油コクを甘めに仕上げ、背脂を浮かせるタイプ。

 こうも綺麗に分類できず、実際は入り組んでいると思われます。ラーメン横綱来来亭(滋賀)、魁力屋などは、ハイブリッドなグループに入るのでしょうね・・・。そんな感じでいうと、「ますたに」は、4)の筆頭なのかもしれませんね。という雑学を前提に、以下のような印象を食してみて感じています。





【コッテリ強めて東京風アレンジがええやん!】

 京都本場と違うとかでどうのこうのとは言いません。土地柄でアレンジ歓迎です。ということで多少わくわくしながら・・・・配膳を待つこと5分程度でした(早いやん!)。レンゲくれと注文つけようとしたら、スーッと出てきてナイス! 心を落ち着けてレンゲですすります。その印象はというと・・・


「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「東京向けの隠しダマまで・・・・考えてはるやなんて!すこい!すこいわw!!」

1)背脂こってり感はイメージ通りかややオーバー
  背脂を求めて訪問しましたので、この脂の海は見た目から心が躍りまっせw。淡雪のごときちょい崩れな脂が細かく・・・そして一部緩やかに熱で溶け出してラード化しているところがそそります。ハッキリと二層化しているのが見て取れて、これぞ京都人の好きな背脂!・・・と言いたいものの、個人的には、少し量が多すぎるかなと思います。されど下の乳化したようなメインスープを脂で透かして見れば、実に旨そうに思えます。

2)思いのほかこってりなスープボディ!
その乳化したようなスープですが、これまた想像以上なまったり感ですな。ほとんどコッテリな領域です。動物系のエキスをさらっとしていながらも濃くかんじます。豚と鶏の煮出し感、構成半分半分といったところで、魚介や節をほとんど感じません。この動物系の煮出しが、やや骨の髄までエキスが前にでているという感じがいたします・・・。なので、醤油系のカエシのニュアンスを多い尽くしている感覚がいたしまして、そういうところがアタクシのイメージと少しズレるところかもしれません。されど、この方が東京では受けるだろうな・・・とは、確かに感じます。

3)底に沈んだ辛味がオリジナルを感じます
こんな感じか・・・・と全体を見切ったと同時に、唐辛子の赤い小さなかけらが浮いているのを発見します。あ?唐辛子の隠し味?と思った瞬間に、見る見るうちに、白めなスープがほんのりオレンジ色に変化いたします。すこい!すこいやん!どうもコチジャン系のタレが底に隠れていたようでして、後で確認したらそれがセールスポイントだったようです。これは、この店のオリジナルでしょうね。天下一品の味重ねからの発想でしょうか?これはこれでありかもなという感じです。

 ※味のまとめ:コッテリ目の背脂がナイス!豚鶏もコッテリで二重奏!そこへ・・・コチジャン風の辛味がナイス!




【麺はシルエットも固さもアレンジか・・・・】

 一方の麺ですが、一応本場通りに茹で上げの固さなど注文を聞いてくれるのがナイス!ですね。当然、前述の通り「固め」で注文!その感覚で頭が一杯になりながらも、一気にすすり上げます。その印象は・・・・。

「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「すこし柔わ目が特徴的かも〜・・・オリジナリティが生きてますな!」

1)細めのシルエット感がこれまた個性ですね
思いの他、細めんでして・・・ややもすると博多麺(それは言いすぎ)。関西で食った京都系の中でも細めに映るそのシルエットです。こういうのって見た目も綺麗だし好きなんですよね〜。ネギの青さとスープのベージュの海の中に、ささーっと白い目の麺がええです!

2)もう少し遠慮なく固めでもいいかも
されど、麺固めと注文したものの・・・ちょっと遠慮しすぎでっせ!アタクシ、どMでっさかい(うそです)もっと遠慮なく固めで攻めて欲しかったというのが本音ですな。どちらかというと加水が低めな麺ですから、ややもすると時間の経過でそうなってしまったのかもしれませんが、これが固めだったら普通はどれほど柔いのかと思いますな・・・。もっとも、柔目がますたに流と言われれば、尊重しますが!

3)スベリとのど越しは感じでてますね〜
  表面がつるつる過ぎないところとか、舌触りは、確かにそれほど違和感ないな〜というのが本音です。前歯でクツリクツリと千切る感覚とか、クチッ!クチッ!と奥歯で押しつぶれる感覚などは、一定のイメージレベルの通りだと思います。

 ※麺のまとめ:細身なやや低加水ストレート麺、やや柔いけどそれが持ち味? 固めへの調整可能!





【もっと・・・・ネギあってもええで!】

 もともと、白ネギ文化根付く関東平野ですから、青ネギばかりの山盛りは敬遠されがちかもしれませんね。しかも、アタクシは自称どMな「ねぎ変態」。でもしかたなしですが・・・・

1)ネギ増し有料は仕方ないか・・・東京では
これは仕方ないのかもしれませんが、ネギ多めが有料というのは少し残念。また多めと言いながらもこの量では・・・・京都ラーメンとしては不満なのですわ・・・。確かに、魁力屋や、来来亭でもネギラーメンというのは有料でお高めですが、「これでもか!」というほどの青ネギ量でないと満足しないのですよw。ま、九条ネギも東京ではお安くないでしょうから、仕方ないのかもですね。九条ネギだけに、ネギに苦情(オヤジw)。

2)チャーシューの感じは京都っぽく出来ているけど・・・
腕肉  煮出して超薄めのスライス!赤身が少しカスカスなところは雰囲気でてます。されど・・・・これまた量が少ないですな。一見、チャーシュー麺かと思うほど、薄めスライスがわっさわさ投入されているのが、京都のイメージっすが、東京だからコストも違うのでしょう・・・。

3)細もやしがオプションであればな・・・
  これはどうでもええのですが、どうせトッピングで有料なら、個人的には「細もやし」をリクエストしたいね〜。スープが思いのほかこってりだったのも手伝うのか、そういうあっさりトッピングも欲しい感じ・・・。モヤシがデフォで入っているのでもいいけど!

 ※具のまとめ:これでもやや大人しめの具のボリューム感!されど土地柄考慮すれば致し方なし・・・か・・・・。




 総じまして、それでも京都ラーメンを東京で食することができて、やはり嬉しい限り。ランチタイムの小ライスサービスも鑑みると、お昼でならドシドシと訪問したい衝動すら覚えますもん!たしか、日本橋にもこの店があったと記憶ですし、そちらの方もこれは表敬訪問せんといかんなと感じております(あ!明大前近くにある神戸ラーメン第一旭にも行かないとね!)。それにしても、どういう訳か・・・・・関西のチェーン店ラーメンを食べたくなってきて仕方がない・・・。天下一品とか王将じゃなくて、第一旭来来亭っぽいやつ!それに、高校時代に食ったラーメン藤も捨てがたい!ひとそれぞれに・・・・・青春の一杯あり!というわけですね〜。この一杯食った帰り道、東京砂漠で郷愁を激しく思うのでありました・・・・。なので詠います!

 
 背脂を
 ますます欲し
 たどり着く


 東京砂漠で
 西のオアシス

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。




followme