ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン812】 麺創研 かなで 紅 (東京・府中) 紅らーめん

【何でもいいからエキストリームな一杯を食いたい!】

 二郎でも良かったのですが、家族の手前・・・ニンニク臭い状態で家に戻るわけにいかず・・・。何かフェチな一杯ないかとラーメン本を朝からパラパラとめくる朝。たまたま目に止まったこちらに食いついてしまいました。量が駄目なら、辛さでガツンと逝ってみたいと・・・。たまたま、クルマのディーラーに用事があったついでにこちらを訪問とあいなります。しかし結果的にニンニクの洗礼を受けたのだけど(笑)。訪問前のチェックには、本とあわせてネットの情報を両方確認せんといけませんな・・・。

 それにしても、午後3時半でこの盛況ぶりは何ぞ!ほぼ満席状態で、アタクシはたまたま一つ空いていた座席を確保できたという幸運ぶりです。冬の最中・・・・寒さがこうも厳しくなると、やっぱり本能的に味噌らーを食いたくなるということですかね。



【あらゆる辛さの追求ぶりはナイス!辛さに調和すら感じまっせ!】

 辛みそを謳っている店ですからね・・・・、「紅らーめん」を食うのが鉄則ですか。カウンター席に陣取りましたが、両サイドの先客さんは、ともに辛さでむせておられて苦しそう。辛さにちょっとは自信があるとは言え、アタクシをびびらせてくれるに十分でした。5段階で3あたる中間程度の辛さの実体が気になります。出迎えてくれるお冷やがまた特徴的! まんまる氷がグラスに浮いています。あー・・・今夜はウイスキーをロックで頂きたいなと思いを馳せます。

 などと晩酌のことを考えながら待ちますが、結構待ったかも・・。麺もこだわりらしく、ちょっと手間があかった10分後に配膳が完了いたします。その麺顔がこいつ。黒い丼と赤い色使いがビシッと決まってますし、赤と野菜の緑の対比が鮮やかです。辛そうなスープをずずずずーーとまずは頂きます。その印象はと言うと・・・・

 「旨いがな!(*゚0゚)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
 「辛さがお尻から火が出そうなほど辛いというわけでもなく、いかにも食欲をかき立てる辛さでっせ!」

 ・・・てな感じかな? 真っ赤に見えるけど実は辣油や一味系の色合いの印象であって、スープ自体は味噌の風合いを保っています。味噌は味噌でも「辛味噌」ダレですけどね・・・・。しかし、この濃厚さと旨味は相当な動物系のエキスがベースに溶けていると感じますな!頭の中で最初に次のようにシャウトしてしまうのです。

 「味噌とは言うけれど・・・・ベースに豚骨エキスや鶏コクが随分効いてて旨いでっせ!」

 更に、豚ばら肉の上に存分に回しかけられている「食べる辣油」がズルいなぁ〜・・・。味噌ダレに仕込んである、一味系の辛さの上に、豚肉経由で辣油のシャープな辛さが響きます。その上にちょいと火を通したならではのニンニクの香ばしさがとけ込んでいますから、辛さに厚みが加わります。続けて頭の中でのシャウトは次のよう・・・

 「味噌仕込みの一味系、シャープな辣油系、こくを与えるニンニク系!トリプル攻撃が脳の満腹中枢を破壊!」

 この時点でもう家に帰ってニンニク臭いとののしられてもええと腹をくくります。アタクシ的には、これらのトリプル攻撃で完成した!と感じているのですが、丼の端にある「辛味噌」が実に憎たらしい・・・・。これ以上辛さを求めるとバランス崩すようで・・・。なので、入れるか入れまいか・・・溶かすか溶かさないか・・・食しながら迷い続ける・・・。でも結果的に悩んでも仕方ないんで溶かしてみました。やっぱり辛いやんけ!と泣く準備を心の中でしていたものの、泣く前に泣き止んだ・・・・。

 「この辛味噌は、このトリプル攻撃の辛さの濃縮版やんけ!」

 つまりスープのエッセンスでんな。直接に辛味噌を味わったらニンニクのエッジングを微かに感じた・・・・。実際に溶かして見ると、確かにより辛くなるけどバランスを崩すことはなく味がより濃厚になったと感じる。あ〜旨い、あ〜辛い、あ〜熱い・・・、冬の辛味噌らーめんの醍醐味ここにあり!という感じでんな。唯一無二なスープだと感じます。しかし、唯一無二はこれだけでは無かったのですがね・・・・。

 ※味のグラデーション:味噌コク>一味系パンチ>濃厚豚骨>鶏系(モミジ?)>辣油のシャープさ>ニンニクの香ばしさ>温野菜の甘み>その他塩等のエッジング



【ダレもが思いつきそうで、実行に移さない・・・・独創性な麺!】

 まず・・・麺を引きづり出してビビりまんな!細さ太さがバラバラですやん!しかも平打ち。中には端っこにブチ当たったようなピロピロな麺も見て取れます・・・。それにしっかりとした質感も感じますし、スープに負けない個性を、形と中身の両方で感じますよ!

 「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
 ※とにかく・・・潰しがよく効いている中加水麺!中心がクシりとしている感覚がいい!
 ※それに対して、表面部分が非常にすべり、丸みを帯びた全体感がまた滑らか。
 ※微妙にゴワゴワしているのが素朴でグッド!手もみ風とは風流!
 ※良く見れば弱い縮れあり?手もみ風と相まってスープに負けない個性を発揮でんな!

 ともかく、麺に至っても唯一無二な感じがぷんぷんです。このスープにはこの麺!組み合わせしかないというマッチング感がよりこの一杯を崇高に持ち上げますな・・・・。



【具は、これだけで白飯が何杯でも食えそうな勢いですね・・・・・】

 なかなか出来のいい豚キムチ風といいましょうか・・・・・いやそれ以上ですね。豚肉は柔らかく炒められていて、上にかかった食べる辣油が、あっさりした豚肉にかかっていかにも旨そうです。それに、温野菜のキャベツが思った以上にこんもりとした分量がありますし、何よりも野菜の甘みがやさしいでです。

 モヤシのシャキシャキ感も損なわれていないし、上に乗っかっている糸唐辛子も、この一杯にあっては、仲間が増えたような存在感も感じられます。このトッピングだけで白飯を何杯でもおかわりできそうです!

 ※具のおさらい:豚スライスのあっさり炒め、温野菜(キャベツ・もやし)、糸とうがらし、辛味噌、食べる辣油




 総じまして、辛味噌という荒々しさを感じさせるテーマの中に、繊細さと、シャープさの二面性を感じた一杯ですな・・・・。大体、薄い味とか淡麗系で崇高な一杯をえこひいきしてしまう体質なアタクシ・・・・。正直言って、滅多にこういったエキストリームな系統は食しません。されどなぜかそういうのも食いたいと思い、そのまま行動に移すというのも雑かなと思いましたが、やってみて正解だった!濃厚豚骨魚介、濃厚煮干しなど、ガッツリ系の崇高系は数有れど、辛味噌という世界の崇高系というのは滅多にないですし、とても勉強になったなと思っています。まさに、創造的な研究所な姿勢ですね。やらないことをやってみる。やりたいことをやってみる。こういうことってハマればとても気持ちいい!なので詠います!

 紅の
 唯一無二の
 おもしろきさ


 かなえるちから
 かなでる才能

お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。 






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