【普段着じゃなく、ビジネススーツで単独訪問したりましたわー】
店名が「普段着の・・・」とありますが、とてもすっきりと綺麗な店舗です。テーブル席だけなのでラーメン店というより四川料理店という感じでして、普段ちょいといい中華レストランをリーズナブルな価格で・・・・という趣向ですね。先に言うと結構本格的な四川の麺料理でして、いい感じで仲間内で使える店です(居酒屋より価格帯は上ですが・・)。昨年、「電車に乗って昼休み内にラーメン食って来い」企画というのをパラパラとやってまして、振られた店でして、夜に思い出したように訪問決意いたしました。なぜって・・・・昨年来、さる方のレビで汁なし坦坦麺を知って以来、その魔力に吸い込まれまして、かと言って京都の桂まで訪問できる自由さはもうないためです。職場地元にそういえばあった!と神のお告げにより突撃体制ですよ。
【辛さは少なめにしましょうと店主らしい初老の方になだめられる】
四川人の坦坦麺が「汁なし」、日本人の坦坦麺が「汁あり」という区分です。そりゃ前者の大盛りを注文するわけですが、辛さの確認が入ります。「普通でお願いします」といったつもりが、「少なめにしておきましょうね」と肩透かし・・・・。なんやねん!・・・と思うものの、結果的には、ご忠告ありがとうということになります。手持ちぶたさのため、カールスバーグの生をやりながら、おかきみたいな突き出しをつまみを食べだす・・・。この何気ないつまみで、本格的な辛さを感じ取りました・・・。メインディッシュは、どんだけぇ〜・・・と不安になりましたしー。
【ほとんど粘土細工のような無骨なまでのビジュアルに本場四川を感じ取る】
前から情報知ってましたが、やっぱり配膳の瞬間は、「なんじゃこれ!」ですね・・・。粘土細工のような麺の太さですし、汁なしというより殆ど「味噌和え」的なビジュアルですやん!
麺の太さは讃岐うどんの極太以上はあろうかという太さで、うねりが強い麺です。噛んだ感じは初めての体験でして、すご〜く極端な言い方をすれば、お菓子のスニッカーズを噛み千切る時の・・・・中に入っているヌガーを噛みちぎるフィーリングが連想されます(話は十分の一としてね)。あの太さで芯らしい部分があり、それがそんな感じです。だけどもこれが、個性的な四川の坦坦タレをがっつりと受け止めるのですね。
【四川の味の洗礼を受ける・・・・】
坦坦麺なので、ゴマ風味の芝麻醤を存分に感じると言いたいが、本場中国山椒のピリリ感が支配的で、本場の辛旨の容赦ない攻撃です。しかしこの容赦なさが逆に爽やかでして、箸が止まらなくなります。しかし、いい加減にひりひりしてくるので、残しておいたカールスバーグでのどを潤すのですが、舌が麻痺してて欧州麦芽100%生ビールの風味が一切わからん!わからんけど、気持ちいい!これは白いご飯もほしい!次回はそうしたいし、昼のセットメニューがやっぱりいいかもという気になってくる・・・。
【何が入っていたか説明できません】
だって中国の野菜なんすから・・・・。麺の下には、青々とした中国野菜が入っています。この中国野菜とまた山椒辛い味が合うのです。たしか、伊豆で食べた「あしたば」に似たものと、長い三つ葉に似た薫り高いものが入っていた・・・・・。あと坦坦タレには、ニンニクの芽のようなのが小口切りになってて、賽の目に切られたザーサイに似た歯ごたえのものが入っていた・・・・。あとは、トッピングにナッツとゴマ。松の実もあったかもしれない・・・。
総じまして、一回食っとけ、坦坦麺をこれからも食うならな・・・という感じですかねー。日本のラーメンというより四川料理でしたが、これから食べるに基準となる体験をしたと思っています。あとは、この店の日本人の坦坦麺を食すれば、この店の考え方が分かるような気もしますので、いずれ同僚つれて再訪問したいです。
「辛さ足りなかったら言ってくださいね」と言った店主と思しき老人・・・、あれ本気だったのかようわからん・・・・・。とにかく、旨かったけど勉強になりましたということで!ありがとうございました。そして今日も本当にごちそうさまでした。
お探しの店舗のページはありませんでした