ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン1966】 Mendesign (東京・花小金井) 汁なし担々麺 赤


 休日には、いろいろと家事を仰せつかりまして、ホームセンターやあちこちとクルマで駆け巡り。楽しみを絡めなきゃねということで、一人移動途中にあった「Mendesign」さんへと訪問いたしました。以前、武蔵野エリア版のラ本に紹介されてて気になっていたもので。それにしても、ラ本(ラーメン本)って最近すっかりと数が減りましたね。乱発しても書くこと紹介すること、あまり変わりがありませんしね。


  











【店:居なくても多くの常連に支えられてるオーラがあるね〜】


 などと考えつつ、ちょっと中途半な時間なのもあって、客入り50%未満といったところか? テーブル席が割と使いやすくて、休日ということもあってか、ご家族連ればかりでした。お子様メニューというのもあって、なぜか「ナポリタン」というのもあって、ジャンルをあまり問わない「メンのデザイン」という感じ? なるほど自宅近くにあるなら、ちょくちょく寄りたいあっとホームな店構えです。クッキー等もレジ付近で売られていても、なぜか違和感がない。ポイントカードも店にリザーブできるとう仕組みも面白いね。


  











【タレ:マイルド系を中心としたやさしい辛さとその風合いがナイス!】


 今回は、「赤」を選択させていただきました。ちゃんと「汁なし担々麺」という写真入りのメニューページがあって、「黒」「赤」「白」と三種類あります。なぜか「豆板醤」というポイントが気になりまして。







<辣油&豆板醤も柔らかな味わい!家族向けの上質感>

 配膳されたそれは、さすがに「デザイン」を感じますな〜。何がって、盛り付けが美しい。もやしと青菜が極力方向を合わせ立体的に盛り付け、その隙間に綺麗に並べたカイワレを崩れないようにトッピング。頂上には糸唐辛子。背景には、屏風のようにサニーレタス?が立てかけられてあり美しい・・。

 味の方はというと、まずタレは、きっぱりとした辣油の透明感が主体で、淡く豆板醤が滲むといったフィーリング。しかしとても「マイルド」で、山椒のビリビリとした痺れは排除かな? 挽肉から出る汁がナチュラルな旨味と感じられるし、辛いのだけどとても旨味を感じ取れるような柔らかな味わいがとても印象的。もやしの汁も混じってか、野菜的な淡白な甘みもプラスされているかのよう・・・・。パンチ追求なら物足りないけど、いえいえ・・・家族とシェアしあいながらとか、ちょと回して味見したりなど、一緒に食べたいと思えるところがいいね〜。なんか、こういうのホットする。辛さのHOTではなく、心が「ほっ」とする感じ。








<温玉が絡んでよりマイルド!卵黄パワーが生き生き>

 マイルドをより決定づけるのは、温泉卵。これでまったりな味わいに拍車がかかります。これは、タレのとんがりを丸めるというより、具材と麺との引っ付け役という機能もあり、麺のモチモチと、具材のプニプニ・・・ザクザク・・・といったのをひとまとめした味わいに昇華させてくれます。その一方で、辣油感は影を潜めますかな・・・。豆板醤と卵黄は、味わい的には意外に調和するみたい。












【麺:タレに反して・・・すこし主張を感じるウェービィーなしっかり麺】


 タレは優しさがいっぱいでしたが、麺は少しこだわりが見え隠れする、ハードさがあります。マイルド&ハードで全体が落ち着くといった感じですかね。







<こだわりの中太ボコボコ麺!もっちり感の中にしっかりとした噛み心地>

 こちらのお店は、麺にこだわりがあり、メニューによって使う麺の種類を分けているとのこと。なるほど!麺顔のデザインも気に入っておりましたが、もともとの店名「メンデザイン」の由来は、麺を使い分けるという趣旨からきているのか!もしれません。その両方かもしれませんが・・・・。

 豆板醤と辣油の絡みを計算されてか、軽くボコボコとした形状の中太麺で見るからに多加水。しかし締まりがとてもあるというか、弾力としては、硬いモチモチっとしたフィーリングで、伸びも強いという印象。なので、強い食べ応えを感じまして、150gとは思えぬ食べ応えを感じます。大げさに言えば、前歯でちぎる所作もスパスパと言うより「プッツンプッツン」とちぎれる妄想感覚で、その合間に麺の風合いをちょいと垣間見るような気分。奥歯では、具材を巻き込んでグニグニグニグニ〜とハードなプレス感を味わえます。地肌が、辣油に美しく染まりとても美しい〜。ところどころ、豆板醤の唐辛子も張り付いたりして辛そうに見える。








<温玉が絡むと極上のなめらかさ>

 ここでも温玉がとても存在感あり。具材と絡まる以上に、その滑りを決定づけますな〜。白身部分がジェルっぽくて麺にまとわりつきます。ツルツルと言うより、ズルズルニュルニュルチュルリン!と固まりになって滑り込んで行くような感覚。ボコボコ麺ですから、舌触りとか内頬にも小気味よくタッチして駆け抜け喉奥へ・・・。箸が止まりません。













【具他:ホスピタリティを感じるシステムがいいね】


 紹介が遅れましたが、こちらのお店、いかにも料理好き・・・・というか家庭料理のあったかさがにじみ出るサービスがあります。


<選べる一皿・・・これだけでも嬉しい>

 配膳の前に、小鉢が7つほど出てきて、好きなものを選ぶシステムになっとります。この小鉢が集まった見栄えがとてもまとまっているというか、全体調和があって美しい。一つ一つは正直パワフルでないけど、集まったのをチョイスするのも楽しい演出。私は、ど真ん中にあった、カボチャと揚げ出し豆腐の煮付けっぽいのとチョイスしたけど、軽い餡掛けになっててうまかった!







<挽肉の柔らかさとトッピングのシャリシャリ感が良いね〜>

 すでに少し紹介したけど、挽肉はとても薄味仕立てだけど、妙に癖になる味わい。ふわっとやわらかい。なので、どんなタレにも調和しそうでビールにも合いそう。もやしと青菜は、程よい茹で加減で歯ごたえがシャクリとして楽しく、噛んだあとも汁がほとばしりうまし。汁なし・・・は、混ぜそば感覚でぐっちゃぐちゃにして食うのが旨いけど、軽くかき回す程度で、具材を楽しめる程度で味わうのも旨いな〜と今回は思いました。













 総じまして、「確かな優しさを感じるデザイン力を感じる風貌と主張!そして味わい!」なる一杯かと。やや本格的でない独自路線と、武蔵野系油そばの本場といった個性が交錯する味わい感は、魅力的ですよ。なかなか地味な立地条件なので、目に付きにくいですが、平日昼間は近くの役所女子が食い集うのでありましょうか・・・・・。それはともかくとして、店の暖かみと、味わいの優しさの融合はいい感じですな。今回食した以外にも、もう2種類汁なし担々麺はあるそうですから、まだ楽しみは残してますし、これは再訪問しなければなりませんな。中々息が抜けませんがまた来ます。きっと・・・また家の用事を仰せつかること確実ですしね。なので詠います!



   休日に
   梅雨の昼飯
   さっぱりと



   家事の隙間に
   逃れて啜る




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした。






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究極ラーメン 麺を科学した新製麺術

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