僕は、アドバイザーとして後輩社員の昇進選考に関わっています。なんでこんなオレが・・と正直思うのですが、先輩の仕事を受け継ぐのは僕しかいないわけです。自分の体験もさることながら、後輩社員の実績や能力・・・・そして人柄などは、僕以上!自分にはかなわねーやと思うほど、優秀なやつばかりです。しかし、そんなある後輩も、丸一年かけて取り組みながらも、残念な結果にあいなり・・・つらい一日でありました。
本人が一番つらいだろうに、世話になった先輩一人ひとりに頭を下げて回ってました。そして・・・・・・、通常と変わらず明るく仕事をしておりました。こっちが見ていて泣きそうでした・・・。昇進選考とは水もの・・・・・、きっと次の機会がめぐってきますので、彼にはがんばってほしいと思います。僕は仕事抜きで協力する覚悟です。
さて、そこで改めて選考に通った人物と、そうでない人物と、選考以外で何が違うか考えてしまいました。紙一重ですが、ビジョンに対する姿勢ですかね・・・。両方付き合いが深かったんでつい・・・考えてしまう。
1)荒削りでもビジョンを持つこと
・今回の選考に通った人は、新人のころから社長を目指すくらいでないといけないと公言してましたね・・・・。先輩や周りから、アホと言われながらも、言うだけあって努力してました。いうなれば、ひとつ上の見方が自然と日常からできていたのでしょう。ちっぽけな身の回りのことでしょうが、こうあるべきだというビジョンを持っていた。そして、それを語っていたのですな・・・。まず、間違ってもいいから・・・とまでは言わないが、組織のビジョンをもつことが大切。それが、課長への第一歩なのだから・・・。愚痴・批判とビジョンは大きく違う・・・。
2)さらにその上を目指すならビジョンを発信するひとになろう
・課長になってからその上へ行く先輩をみていると、実績や人格もさることながら、ビジョンはしっかり定義できて、それを機会を狙っては、発信している方が多いでしょうか・・。ビジョンは間違っているかもしれません。事実・・・・問題な部長も知っていますが、そんなことは結果であって、ビジョンを発信できなくては、経営者の端くれどまりということでしょうね・・・。
3)ビジョンを実際に行動を起こす人が幹部につながる
・そのビジョンを行動に起こすのが、更にその上になる方共通することかと思います。完璧なビジョンなんてあるわけない。新人や平社員クラスの方から批判があっても、粛々とそれに答えていく・・・。大きな組織のTOPたるや、そういう心構えが必要なのでしょうね。
今回の残念なは果になった後輩は、上述の2)と3)が上手くできる素質がある人・・・。最初がつまずいたけど、本人も原因は分かっていると思う。若いうちはあせるばかりだろうけど、結構年を喰うと、物事はすべて捉え方次第ということがだんだんわかる。落ち込まないでがんばれと・・・・来週の月曜日にさわやかに伝えたい。

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