ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン2573】 らーめん ぐうたら (東京・三鷹/東八道路) ぐうたら麺 〜東八道路の名物豚骨!?ぐうたらに・・・そのまま行けよ!行けばわかるさ!!

<「ぐうたら」してない「真面目」で質実な豚骨>


 年末近く正月前の休日にスカッと晴れて、いかにも行楽日和!ってときこそ、大掃除や家の補修とか一気にやるべきでしょうと説き伏せられる。いろいろ用具や用材が不足していることから、ホームセンターの梯子で必要部材を何とか取り揃えます。すると三鷹東八道路にあるホームセンター辺りで、ちょうど昼飯時になってしまった。今回だけは計算外だ、ラーメン食って帰ると電話して、ひたすらスマホからの情報と格闘です。すると以前から前を通り過ぎるたびに気になってた店を思い出して・・・・それが「ぐうたら」さん。東八道路をクルマで流すことが多いと、必ず目にとまる店です。真隣が家系の武蔵家ということも目を引きます。ラーメン本でも三鷹を語るとき、必ず出てきますからねー。一回食っとけ的な発想で、クルマをころがしいざ入店です。







 「ぐうたら」というと男臭いイメージだったのですが、店内は非常に明るく女性や家族でもすんなりと馴染みやすい雰囲気。厳しめの店主とサブスタフ、そして修行中というThree Men 体制で、接客もキビキビしています。これはいい店だ・・・・と直感でわかります。待つ間調べると10年以上は続いている店らしく、それも納得です。客の入れ替わりも多い方で、いかにも常連さんらしい風格も方も多く、スタフさんとのやりとりもあったりして、ガッツリと根付いている感じが伝わります。いわば一元さんの私は、ここは素直に看板メニュー「ぐうたら麺」をいただくことといたしましょ。









汁:「やさしくクセのないさっぱり豚骨!ナッツ系の風味とのコラボは斬新!?」


 ラーメン本で事前にチェックしてたから知ってたけど、いざ実物が運ばれてくると、独特な麺顔ですね。白い豚骨スープは想像以上にサッパリとサラサラとしているようで、ライトな中に旨みを感じさせるコラーゲン感も滲む。そして中央には黒ゴマを擦ったものが黒帯の如く引かれていて、左右に青菜と葱、そしてチャーシューという配置。無骨の中に絵心ありか。







 まずはスープをひと啜りですが、見た目の通り、豚骨のやわらかくい出汁が深く、そして濃く響きます。臭気はほとんどなしでこれなら、うちの嫁さんでもハードル低くて食える感じ。そして塩気も抑え気味に感じられ、その分擦りごまのコクが徐々に広がり、まったりと食えるという寸法です。なかなか計算高い演出か?。ただ豚骨系と頭から入って食いだすと物足りないという方もおられるかも。そういう方向けに当然テーブルセットが補完されてます。「紅ショウガ」「唐辛子」・・・そして「揚げ玉??」。当初は、粗微塵のニンニクかとおもってたのが肩すかしです。スープがアッサリ系なので、紅ショウガとコショウは一気に変化が突き抜けそうで注意が必要?と思って、私は「唐辛子」をひと匙だけ投入。これが実に好みに合いまして、結果として一気にスープを飲み干してしまった。







 でも第一の特徴は、擦り黒ゴマ。これがまったりとスープ全体にコク深く広がる。黒ゴマらしい香ばしさが全体的に上品でマイルドな味に仕上がっていく反面、見栄えは灰色混じってワイルドに見える。このギャップが面白い一杯かも。そしてそれだけでなく、擦り黒ゴマの中には、ナッツ類が投入されていて、それがなんだか判別つかなかったのだが、単なる歯ごたえの演出だけでなく、ナッツから滲みでるエキスなんかもスープに溶け込んでいるみたい。だから香ばしさがちょいと複雑かも。でも実は、豚骨だからニンニクが欲しかったなーと思っていたら、最後のスープの残りに、ニンニクの粗い欠片を発見。なんだ、ちゃんと出汁に溶けていたのね・・・・駄舌だからわからなかった(笑)。












麺:「ストレート細麺と擦り黒ゴマの絡みがいいね!汁を吸い込んで旨しで計算高いかも?」


 ポートフォリオでは、博多麺に寄せてはいるけど、加水の程度的には「中」に近いか?。細さも微妙に皮一枚厚めで、バクバク汁を吸いまくりという感じでもないです。クッシリとした歯ごたえで、パツパツっとしたタイミングをやや超えた感じ。でもその方が、スープとの相性は絶対よいと思われ、バランス感覚はいいなと思いました。これは、スープと絡ませ吸い込ませた方が旨かった。ストレート細麺だけど、毛細管現象のような「スープの持ち上げ」はあまり期待できず、それより麺自体にゆっくりと吸い込ませるか、レンゲを使いスープと一緒にして食ったほうが、美味いかと。







 後半になって、スープの浸透がはっきりしだしたら、もうここからは一気に、ズボボボボボーーと強力吸引で食いまくりですねー。もうここからはフィニッシュまで一直線です。









具:「擦り黒ゴマ&ナッツに圧倒気味だが、チャーシューが無骨そうで柔らかで旨し!」


 今回は、麺顔と擦りごまで一気に意識をもっていかれまして、肉のイメージを忘れそうでした。デフォルトとしては、やや小さめサイズなれど肉厚なロース肉で、脂部位も混じってジューシーな感覚。ただ柔らかいだけでなく、ほどほどな歯ごたえもあって、ジューシィー。チャーシューメンにもしたいけど、価格によるといった感じだったかな・・・。








 総じまして、「東八道路の名物豚骨!?ぐうたらに・・・そのまま行けよ!行けばわかるさ!!」という感覚でなんだか応援したくなる店とその味わい。そのうち、メニューラインナップも豊富なことから、再訪問は確実と言えましょう。さてクルマで来るかたなら、少し店前を通り過ぎて、一つ目の小さい角を曲がりましょう。丁度、ぐうたらの裏手に回るようにすると、駐車場があって「ぐうたら」と書いてありますからわかりやすいです。これ知ってから通いやすくなるかなーって思ったりして(笑)。これ食ってから、家に帰って水道周りの補修をいたしました・・・・。あーー、腰痛てぇーー。家の仕事を溜めてしまうから、こうなるのね。普段からちょこちょことやっておこうと心に誓う。すぐ忘れそうだけど。と言うことでなので詠います!。



   空青く
   行楽日和に
   家事集中



   溜息混じる
   豚骨旨し




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!




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ぐうたら上等

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ぐうたら山暮らし

ぐうたら山暮らし

【今週のラーメン2574】 よってこや 恵比寿本店 (東京・恵比寿) 醤油らーめん・大盛り

<京都ラーメンって難しい?>


 京都で人生のかなりを過ごしているんだけど、個人的には全く馴染みのない「よってこや」。なので、京都系鶏がらとんこつというコンセプトを踏襲した、いわば「京都オマージュの東京資本のお店」とお見受してたけど、ちゃんと京都の流れをくんでいるらしいのね・・・。知りませんでした。実は京都人の私も、「京都ラーメンってよく分からない」ところが多いのです。確かに「第一旭」ようなあっさり系もあったり、新福菜館のようなブラックもあったり、また背脂と一味を利かせ方によって個性さまざま。今回、なぜかこちらの「醤油らーめん」を食して、昔むかしの創業当時の天下一品を思い出してしまった・・・。全く別物なんですがね。








 京都ラーメンにも、豚骨と鶏がらを濃厚に利かせた「こってり派」があったような・・・かすかな記憶。それは、北白川に天下一品が代表格。豚骨を極度に濃厚に、そして鶏がらコラーゲンをコテコテに煮出したラーメンが登場し、それは衝撃的でした。天下一品がまだ神の味だったころです。その店先は豚骨臭が充満していて、子供の私は鼻を曲げつまみながら、最初のうちは食っていたような記憶です。この、今回の「よってこ屋さん」のスープを味わって、なぜか思い出したが、実はそれと似ているとか直結している風でもない。










 似ているとしたらその「濃厚さ」。醤油らーめんと銘打っていますが、いわゆる醤油ブラウンがほぼ感じ取れない、濃厚鶏白湯のような仕上がりです。とにかく、背脂と豚骨エキスと鶏ガラが、クリーミィーに撹拌されているような感覚。それゆえ、最近スッキリ系しか食べていない自分にとっては、妙に重いスープ感覚です。でも臭みなどは全くなく、むしろコラーゲンの濃密さと、それにまけじと塩気がやや高めなのが、印象的。あとから水分を欲してしまうだろうなーとの認識です。私自身は馴染みの薄い系京都ラーメンなんだけど、こうやって東京で京都ラーメンを目にすると、ちょっとうれしいー。







 麺は、多から中の間程度の加水ぶりで、ストレート細麺。コラーゲンクリーミィーなスープが絡みまくりです。いわゆる持ち上げという性格はすごく強いタイプで、スープを食っている感覚(それは言い過ぎか)。芯のない茹で上げだけど、ある程度風味も残っているし、じゅるじゅると吸い込んで、前歯でクスクスクスって切る感覚がとても軽い。奥歯へ運んでプレスしたらクチっと一瞬で潰れる。モチモチ感覚は低いけど、スープがヘビーなので、このくらいの軽やかさがあっていいねー。










 また意外にロールチャーシューが肉厚で、周囲が焦げて香ばしい。ハッキリ言って旨いし、酒よりライスの方が合いそうです。しかし、私の思う京都ラーメンらしくないチャーシューのような気が。ペラペラのバラとロースの肉を幾重かに重なっているのが、私の中の京都系のチャーシュー。で、これが嫌いか?と言われれば、「お好きですー!」と答えるがー。ここは東京だから、こっちの肉の方が合っているに違いない。










 総じまして、「庶民的京都系大衆濃厚オマージュラーメン」というそのままの感想でごめんちゃい。ケンミンSHOWでも以前にやってたけど、京都人ってのは、本音はこってり好き。ということで、京風とうたってごまかしているよりは、実にしっかりと「こってり派」を通してくれているのは好印象です。恵比須で飲むことがあったら、郷愁感じながらまた食ってみようかと考え中です。そろそろ年末年始の休暇だねー・・・。気がはやります。ということで、詠います!



   腹空かし
   都の風を
   恵比須にて



   濃厚エキスに
   郷愁誘われ




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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LEAF(リーフ)2016年12月号 (おもてなし京都)

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【今週のラーメン2567】 餃子の王将 阿佐ヶ谷南口店 (東京・阿佐ヶ谷) 王将ラーメン

<酔って一人で〆ラーメン、なぜか王将で>


 例年になく飲み会続きです。それでもラーメンで〆たいという欲望は失せず、帰り道の中央線阿佐ヶ谷駅で途中下車。もう邪魔くさいのと、飲んで散財したので、「王将でラーメン!」と決めてかかりました。そんな阿佐ヶ谷南口店に出没です。さて、王将のラーメンは少し馬鹿にしてしまいがちだけど、個人的には「牛骨塩ラーメン」というのが、安くてそこそこ好きだったのです。それであちこちと回ってみたけど、どこの店でも「販売中止」と言われ続け、たまたまその店だけだと思ってたけど、ひょっとしたらもう提供をやめたのかもしれません。残念・・・・。なので、今回は定番の「王将ラーメン」。ここの醤油ラーメンは、ちょっと好きではないのでね・・・・。というか、昔から醤油ラーメンってメニューにあったっけ??と昔の京都時代を思い出そうとするが、年のせいか忘れてしまったわ。


   







 配膳の瞬間、久しぶりだというのに、すでに見飽きた麺顔です(笑)。濃いめのMAXFACTORファンデーションを連想させるスープの色合い。横綱ラーメンよりは淡いベージュ色。そこにモヤシと薄切りチャーシューとメンマが、ぱぱっと盛り付けられて完成です。いかにも食いなれた関西の豚骨醤油感が溢れていますが、そこそこシャバい感じがありますねー。ま、酔い覚ましで食うにはちょうど良いかも。塩気がちょっと物足りないと思うけど、豚骨の甘味は出てますね・・・・センターキッチン制とは言え、そこそこ食わせます。


   









 麺は、馴染みあるややネリ水の風合いなんですが、意外に牛骨塩よりも、定番の豚骨出汁の方が敏感に響くのね・・・。量産的な感じはするのだけど、そこがまた承知で食いに来たわけで、なぜだか落ち着く。今夜に限った話ですが。啜りあげもツルツルした麺なので、非常に高速に滑り出します。別腹のようにスルスルと胃袋に収まるのが自分でも怖い。別腹とは贅肉に隠れた皺ポケットのことかも・・・。


   







 メンマは、ちょいと冷たいか常温な感じで、少し前まで冷蔵庫でお寝んねだったのが伺えるかも。またチャーシューは、妙に脂身が白くて固まっているところを見ると、メンマのお隣さんで休んでいたのかも。ま、一旦スープに沈めてしまえばいいのだから、この際気にしない。










 総じまして、「駅近で気軽に食えるワンコイン」という感覚でしょうか。そのまんまひねりないけど。中央線の駅にはたいていある「餃子の王将」。最近、日高屋や、ぎょうざの満州福しん等に流れておりました。しかし、ラーメン活動と言うより、日常食、晩飯としてならこういう鎖系中華屋も気楽でよいかも。そんなにもう、交通費と時間と労力とお金をつぎ込んでおれませんのでーー(苦笑)。嗚呼やっぱり、年末ジャンボを当てたいわー・・・。そしたら王将の株でも買い占めてやろうかしらん。あ、そうそう・・・思い出した!。昔、学生してたころ、餃子のお王将から就職案内が郵便で届いて、餃子クーポン券をどっさりともらったことがあったわ!!。ほんと久しぶりに記憶が結びついた・・・。無論、チケットは使い尽くして、会社訪問すらしなかったけど、今思うとそういう人生もあったんだなーっと・・・。という感慨にふけりながら、さっさと詠います!




   年忘れ
   焼肉宴会
   楽しいが



   冷麺食えずに
   王将ラーメン




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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奇跡の団地 阿佐ヶ谷住宅

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おしぼりをまるめたら

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【今週のラーメン2568】 餃子の王将 中野店 (東京・中野) 新日本ラーメン

<見せてもらおう・・・王将の本気とやらを>


 中野に来て、わざわざ王将で、ラーメン食うかと自分でもそう思う。だけど気になってしまったからしょうがない。王将が本気で日本素材にこだわったラーメンを提供しているので、あるうちに食っておこうと思った次第です。その名も「新日本ラーメン」。麺は北海道産の小麦粉、チャーシューもメンマも日本産にこだわり、白醤油仕立てだと言うではないか。「見せてもらおう・・・王将の本気とやらを!」ということで、今回は、腹減ったよりも好奇心が突き動かします。


   







 でも冒頭から、お隣のややこしそうなオヤジのそばに座ってしまったから、ちょっと失敗した。ビール片手に餃子を食ってて、ほろ酔い気分で店内を見渡してわ、ブツブツとつぶやく上機嫌なやつ。極力、かかわりございませんオーラを私から発しても、いろいろ言葉のちょっかい出してくる(笑)。えー、まー・・・とか適当に付き合って流してやりました。ええやんけ!別に餃子屋で餃子食わんと、ラーメンだけでも・・・。


   







 それでもって、早く来てくれと配膳を祈ってやってきたのがこの一杯です。なんとなくいつも王将醤油ラーメンとは違うのが良くわかるけど、一応ここではプレミアムラーメンなわけだから、盛り付けにはこだわってほしいねー(笑)。ま、食ったら同じかと気を取り直して、まずはひと啜り。すると初っ端から柚子にぶつかり、いきなり清涼感と遭遇。しかし確かに軽やかなスープ感覚だ。頼りない感じもするけど、良く味わうとすっきりとした白醤油のカエシの感覚が、まるで塩ラーメンかと思うほどにライトな風合い。それも、アッサリとしてキレがある感じ。うん、悪くないね!特に後から追加した花かつおが、時間が経つにしたがいジワジワと旨みを滲み出すではありませんか。なるほど・・・こういう演出なら、白醤油はアリですね。鶏ガラのアッサリコクも嫌味なく、むしろ上品かも。ただ・・・もう少し温度を上げてほしかったかも。


   



   







 麺もこだわったようだけど、日頃ラーメン専門店で食っている身としては、いつものレベルになったなという感じかな・・・正直な感想としては。でも、いつも食っている柔らかい王将麺に比べると、これは別格でして努力は認めましょう。その分価格に跳ね返るだけだけど。言い古された表現だけど、つるっとしていて、シコシコとした歯ごたえが楽しめる・・・・いわゆる「つるシコ」麺。いつもより細めで色白。キレイなストレート角麺ではあります。


   







 チャーシューは、日本産なのだそうだが、そう言われても困っちゃうな・・・。大き目で薄味で柔らかいロース肉だけど、ちょいと厚さは薄め。味も淡白な風合い。一方メンマは、明らかにいつもの王将ラーメンよりも旨かった!。コリコリ感があって、センターキッチン製とは言え、個人的には及第点。


   







 総じまして、「こういう取組は継続してねー、今後ともよろしく」と一応偉そうだけど、王将フーズにもお伝えしたい次第。やはり、ラーメンでも何でも、エースがあってこそ、ラインナップや組織も引き締まると思うので。正直、王将でどれだけこの【新日本ラーメン】を注文する人がいるのかと思うところはあるけれど、庶民感覚のプレミアムってのも悪くないのかも・・・。ま、王将の本気ぶりは感じた・・・・そんな感想。と言うことで、さっさと詠います!



   年暮れて   
   いろいろ鬱積
   思うけど


   気持ちを変えろ
   新たな日本



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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【今週のラーメン2569】 餃子の王将 グランツリー武蔵小杉店 (川崎・武蔵小杉) 辛味噌王将ラーメン

<冬は何でもチゲ味噌風にしてしまえー!暖ったかぁ〜いから・・・>


 最近どこへ行ったか最近見なくなった「クマムシ」だが、冬になると営業の季節で忙しくなるのだろうか・・・。などと思いつつ、私も忙しく、ランチタイムは移動に費やされるため、早々に乗り継ぎ駅界隈で、昼飯ラーメンを食らうことにしました。時間がとても中途半端な午前11時前。立ち食いソバしかやっていない武蔵小杉駅。しかし、ラーメンが食いたい。人間困ったら思わぬ発想力というか、勘が働くというか、近くのショッピングモールのフードスペースなら営業してるかも!と思って駆け足で飛び込んだ「グランツリー武蔵小杉」の4階スペース。狙った通りでした!!。餃子の王将しかやってなかったけどねー。ラッキー!。半分朝ラー気分です。








 でも王将ラーメンにあまり期待もせず、「牛骨塩ラーメン」狙いだったのですが、販売中止になったとのこと。それでも、醤油ラーメンや王将ラーメンに靡く気になれず、結局選んだのは「辛味噌ラーメン」という季節限定メニュー。結局午前から重いものを食ってしまったわー。







辛味噌はマジック!何でも足せばうまくなるコンテンツ!!」








 広いフードコートを10人そこらの客で独占状態。ロイヤルボックス席で一人ラーメンです。呼び出し端末が震えて、受け取り口で渡されたのがこの麺顔。590円・・・量販FCラーメンとしては上限か。丼のサイズは、日高屋にやや軍配があがるが、悪くない山盛りステータスです。モヤシの底上げの上には、チャーシューの座布団を敷いた辛味噌が鎮座なされてる。まずはそれを溶かす前のスープだが、いやはや・・・良く言えば「超マイルド味噌」。穿った言い方をすれば「薄い味噌味」「味噌風味」という感じ。それもそのはず、味噌はほとんど溶けていないわけだかえら・・・。以前諸兄が、街中華の味噌ラーメンは薄味が基本で、ラーメン専門店のそれとはレベルは別物と、語っていたのを思い出しました。ここからがスタートの味わい。






 そこで辛味噌をスープに溶かす次第ですが、いやはや味に厚みが増しますね!。味噌のコクがググッと来るし、辛さが加わるといきなり複雑な味わいに変化。モヤシの汁も溶けだしたりして、ネギの風味もアップ。味の分厚さでは、日高屋の「チゲ味噌」に軍配かもですが、これも決して悪くありません。










 麺は、悪くない。王将って店によって茹で上げが少しぶれると思っているのですが、私だけでしょうか?。フードコートだけに、マニュアルに忠実なのかもしれません。柔らかすぎず固くもなく。プツプツっとした歯切れが小気味よくて、奥歯でプレスするとクチりとつぶれるさまが気持ち良い。後半は汁を存分に吸って、グルテン自体が味を含む感覚でうまいです。空腹も手伝ってか旨かった・・・・なので、ズボボボボっとしたすすり上げが、勢いあまりすぎて白いワイシャツにハネが飛んでしまって、あとは大変でした。









 チャーシューは、心持ちいつもの王将ラーメンのチャーシューよりは、優等生な部位を選んだような感じ。デフォルトとの違いを見せつけますが、大した変化でもなく、それだけにいつも食ってる大衆な味わいになじみます。













 総じまして。「冬は味噌!寒さならチゲ辛!!」という単純明快な方程式なる一杯。ゆえに外れなしです。王将で餃子以外で何食うか・・・案外おすすめな一杯かもよ、と言うことでなので詠います!。



   風強く
   寒さ厳しい
   駅前に



   気分解放
   辛味噌パンチ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


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【今週のラーメン2570】 餃子の王将 武蔵境駅前店 (東京・武蔵境) しいたけ旨煮そば

<「武蔵境駅前店」限定のスペシャルメニュー!>


 「餃子の王将」は、子供の頃から身近にあって、小学高学年以上になると友達の家へ遊びに行くと、たまに餃子はおやつ代わりに出してくれた。高校から予備校までの間は、もっぱら「木須肉(ムースーロー)」とライスばかり食ってた記憶。確か、昔の京都にあった王将チェーンは、もっと店ごとにバリエーションが独特で(というばバラバラで)、限定メニューやセットが目白押しだった。例えば、プロレス好きな店主は、「ジャイアント馬場定食」ってのを勝手に考案して出してたような記憶(定かではない)。また、京都の貧乏学生は、王将で30分皿洗いをすれば、食事代は無料にしてくれる制度もあり、多分かなりの方がお世話になったんじゃないだろうか。私が就職で東京に出てきた時には、東京では王将がとても少なくて泣いた。それが今では、かなりどこでも食えるようになったのだから隔世を感じます。中央線なら気軽に食える。今回は、「武蔵境駅前店」に出没。近くのイトーヨーカドーへ用事があったついでに寄ってみただけ。








 王将でラーメンなんて、関西にいた頃は食ったことほとんどないんだけど、東京に出てきてから食うようになってしまった・・・。「他店では食べられない当店限定オリジナル」「しいたけ大好き大集合!」「しいたけ好きにはたまらない」「しいたけしっかり、たっぷりしいたけ」等、キャッチコピーにも熱がこもってる。ガチで推しているから今回は「しいたけ旨煮そば」なるものをオーダーしてみました。きっとこの店の店主はしいたけ大好き「しいたけ星人」に決まっとる。なんだか、王将本来の心意気を感じるところが良いねー。麺顔みた時は正直びびったわー。












「確かに宣伝文句に偽りなし!しいたけボリューム半端なし!しいたけ食いすぎ地井武男ーーーーー!」


 しいたけの洪水状態です。これで外税560円とは嬉しい。しかも肉厚で実に立派なしいたけばかりです。食っても食ってもしいたけが減らない(笑)。スーパーで売っている1パック分は絶対にある。それ以上かも!?。それにキクラゲも入ってるからさらに嬉しい。人参、白菜、玉ねぎ、さやえんどう、豚肉もがっつり入っている餡掛けトッピングが実にナイス。非常にお得感があります。











 スープは、どうせレギュラーの醤油ラーメンスープに、餡がのっただけでしょう・・・・と思ってたけど、理屈は外れてないけど、これが意外にうまかった。なぜかというと、【これだけたくさんのしいたけが入っていれば、旨味成分の滲み出が半端ないはずでしょ!】というもの。しいたけの出汁が実によく滲んでいて、いつもの化調を感じさせる塩気など、全然吹き飛んだか多い尽くしたかのごとしです。これは本当にびっくりで、しかも他の肉野菜炒めのエキスも滲むので、さらに感心をしてしまった。








 麺をリフトすると、一部ダマになってて笑った・・・こういうところが王将ラーメンなんだが、この場合は愛らしいではないか。しかし、ダマはこの一部分だけで、全体は偶然なのか、やや硬めの茹で上げでとても美味かったりします。当然、餡が全体に絡まって
スープの持ち上げが良いどころではないし、お食事としてもしっかりした一品に仕上がってるような印象です。














 総じまして「しいたけ大好き『しいたけ星人』に捧げる冬の贈り物」という一杯でして、こうなると中野坂上のしいたけの一杯も食わなければならななくなりました(しいたけ心に火がついた)。この「武蔵境駅前店」は、こういう昔ながらの王将スピリッツがあって好きだな・・・これは定期的に訪問したいかも。自宅に戻って、家族にこの話をして今度一緒に行こうと誘ったら、オレだけ行ってきて、帰りに餃子を買ってこいとのこと(泣)。関西人の大衆めいた郷愁は、伝わらなかったという結末・・・。ということで、とっとと詠います!



   年の瀬も
   きついノルマも
   もう限度



   しいたけ食って
   ストレス回避



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!


PS ちなみに、帰り道にスーパーに寄ってしいたけの価格を確認てみた。248円だってさ・・・このラーメンに比べれば少ないけど。やはりこの一杯のしいたけポテンシャルはすげー!
 





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多摩さんぽ~武蔵境編 [DVD]

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【今週のラーメン2571】 中華そば 幻六 (埼玉・朝霞台) 幻六 醤油そば

<片隅に名店!店舗小さくとも存在感大きく感じる「中華そば幻六」>


 週末は冬晴れだー、朝早めに起きて仕事を片付けて、久しぶりにラーメン活動もオランダ(埼玉)遠征へ!と意気込んでいた。そのはずだったのだが、親戚縁者のパソコントラブルに救急対応を余儀なくされる。終わったら昼に近い時間だったので、意気消沈。ちょっと遠征もスケールダウンすることとし、選んだお店がここ「中華そば 幻六」さん。ラ活先輩諸兄のレポートされてる「醤油」がとても気になっていた次第です。








 「朝霞台駅」は、「カネキッチン」が移転してしまうと、もう縁がないなーなんて思っていたのですが、いやいやどうして、幻六さんがあるではないか。店を見つけると、ビルの隙間に「生えた」ような小さく可愛いサイズのお店でして、写真に撮りたいと思わせます。そしたらあっと言う間に客が入ってゆくので、溢れる前にと急いで入店。小さい店舗内での調理なので、気温差と湿度の関係で、瞬間的に眼鏡が曇って全く見えないー(笑)。眼鏡を外して、券売機を操作して、なんとか空き席に座り込んだー。基本的に、「醤油」と「煮干し」の二枚看板。汁系とつけ麺の二本立て。シンプルさがいいですね。












汁:「ハマグリの出汁がじんわりと心地よく醤油ダレに響く・・・まさしく滋味!!」


 3杯1ロットの生産体制で、最後の1杯になんとか潜り込んだみたいで、座ってからが結構早めに配膳が進んで、こういうの気持ちが良いね。そしてその麺顔もとても気持ちが良い。穏やかな透明感と醤油ブラウンが、ビシッとキマった醤油系清湯です。パーツの配置もなかなか整っている方ではないか。一つ気になるのは、トッピングの貝肉くらいでしょうか。








 一通り写真メモを撮り終えていざ実食ですが、冒頭のスープのひとすすりで、頭の中に軽く電気が発生しました。「これは、貝出汁貝エキス!」。トッピングの貝肉から、それは「ハマグリ」とすぐに察しがつきます。この出汁が非常にアピール感がありつつ、丁度良い塩梅で、まさしく「滋味」というレベル感。じわじわっと内臓に沁みるような心地よさと、味わいの深さがいい感じです。貝の風味が深いけど、しつこくないレベルで、その他いろんな乾物・・・昆布とか節系とかの溶け込みもあるのでしょうね。







 しかし、決して貝一辺倒でもなく、鶏のエキスがすっきりしつつも、しっかりした味わいが出ているのがわかります。香味の油にも鶏の工夫が感じられるみたいだし(妄想)、貝と鶏と醤油ダレが三つ巴でバランス取れている感じ。これだけで、もう夢中でスープをゴクゴクと飲み干しそうになります。ここで一休みして、「山葵漬け」なる薬味を入れてみましょう。ご店主おすすめの味変化でして、柚子胡椒よりもマイルドのようで、フレッシュな山葵辛さが広がります。淡麗系のスープには絶対合うと思うし、貝の出汁感覚を邪魔しませんので、私からもおすすめです。












麺:「平型ストレート多加水麺、適度な締りとモチモチ感あり、スープの持ち上げも良好!」


 自家製麺なんですね。製麺所を確認しようと、店前の麺箱を見ようとしたら、「自家製麺」看板があったー。この麺もまたうまい。加水は多めでモチモチっとした歯ごたえと、ツルツルっとした滑りが特に映える感じ。しかもやや太めのようなストレート麺は、平型な切り口なので、舌に貼りつくように接地すると同時に、前歯や奥歯にも接地が広いため、歯ごたえの印象が残りやすいです。








 意外と麺同士の貼り付き度合いが高いため、スープの持ち上げも高く、スープとの一体感ある味わいが深いです。スープを吸い込む部分も少しあって、麺自体が味わい深いのではないか?とも思えます。デフォルト700円で、大盛りは+100円。これはアリですね!次回は大盛り必須でしょう。いや、ハマグリ飯も魅力的だな・・・。












具:「脂のサシが多めのロース部位!肉の旨味と脂の甘味!さらに醤油のほのかな香ばしさが染みてナイス!」


 スープと麺のうまさに埋没しそうな具の印象だけど、隙がない質感でありました。薬味の三つ葉が多めなのも好印象で、貝の出汁には抜群の相性で、これがあってこその貝エキスと言ってもいいぐらい。そのハマグリ肉は、一粒なれど十分な旨味をまだ蓄えていて、日本酒を欲する気分にもさせます。メンマも海苔も一定以上の質感ありで、うまいうまい。








 そしてチャーシューが一番印象薄そうであるが、抜かりなく美味かった。脂のサシが多めのロースみたいな部位で、適度は歯ごたえがある一方で、肉質としての味わいや歯ごたえがとても好印象。噛むとジュワッとスープと混じったエキス、そして脂の甘さが広がる感覚。これは、酒にあうタイプだけど、白飯でがっつりと食いたい気分にもさせますなー。












 総じまして、「目立たぬ立地に際立つ上質感!このままそーっと発展してね・・・」なんて矛盾めいたことを感じます。これはハッキリ言ってうまいので、広めたい気分なんですが、あの小さい店舗感もスペシャリティを高めます。このままが良いのかも。でも黙っていても、流行る味わいですでプチ行列店?。ここは少し遠くて、週末の空き時間しか利用できないですが、再訪問は確実です。次回は、すでに100%醤油つけ麺を食べるつもりになっております。あー満足ーと思って席を立つと、タイミングと掛け声よく「ありがとうございました!」と声で送り出される。店に出るとすでに行列が少し発生してた・・・。再訪問計画をもっと早めに前倒そうと少し焦った・・・・。さて、これからまた、年末年始の準備で買出しだーーー財布が痛む・・・。ということで、なので詠います!



   冬晴れに
   年末年始の
   あれこれと   



   貝出汁啜って
   買出し急ぐ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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【今週のラーメン2563】 ぎょうざの満州 荻窪南店 (東京・荻窪) みそラーメン

<店内どこもかしこも餃子で・・・PARTY!PARTY!!>


 大事な任せ仕事はとん挫するし、突然降りかかって買って出た調整役では、ぼろくそ言われ・・・まったくいいことなかった一日。どの店に行こうかと狙った店にも次々に振られ、夜も遅いのでここに来ました。「ぎょうざの満州」にまず来ると、餃子を注文しないとかっこ悪いとすら思えてきます。常連客の餃子への執着度合は、王将以上と思われ、サイドメニューになったとしても餃子はつきもの。私のように「みそラーメン単品」というのは、かえって不思議がられるのでは?と思えるほど。ああ、一日の労働が終わって、晩酌と晩飯をかき込むのに、白飯にもビールにも合う餃子を発明した人こそ、ノーベル賞を差し上げたいですね。それも平和賞を。








 さてその「みそラーメン」は、先日の「満州ラーメン」の記憶からそれを選ばせるのでして、ちょっと残念感あるスープでも、味噌味が加わればそこはかとなく仕上がり度合がアップするでしょう!との目論見からです。まあ、ベクトルは期待通りでありましたが、ワンコインラーメンという感じは、否めませんねー。しかしコンビニのレトルトに比べればかなり旨いには違いない。







「中華鍋の火力にはタジタジ・・・威力満点のアツアツ炒め!」








 全体的なイメージはスープより、麺より、トッピングの炒め物でして、ニラ・もやし・にんじん・きくらげ・ネギがそこそこ感じよく、熱烈に炒まっているのがナイス!。実にアツアツなのがまたうまさを高めます。もう少しボリュームがあるといいのだが・・・。








 またスープは、中華屋の調理麺という感じで、味噌味・みそ風味というセンスで、ガッツリとは攻めてこない娑婆さがあるね。そして唐辛子が少しピリリと効いていて、そこに微かな酸味を覚える。なにか味噌キムチっぽいニュアンスを連想したけど、キムチっぽいパーツがあるわけでもなし。味噌は熟成度が一般的なもので、少しぼやけているけれど、すりゴマなども投入されており、コクをアップせんと工夫のあとが見られます。










 麺が個人的に好きではないのだけど、すこし柔らか目が好きなかたには合うかも。熱烈な野菜炒めに高められた温度により、麺が少々熱だれをおこしておるように思えるのだが・・・。ちゅるちゅると啜れる感じは好印象なのだが、熱すぎてそうちゅるちゅるっと啜れるものでは実際ない。













 総じまして「餃子のサイドメニュー的みそラーメン」という感じかな・・・。単品で食うには、隣の席の餃子が眩しすぎて、正直集中できなかったかも。ま、餃子屋に行って餃子を食わない変な客のざれごとは忘れてくださいー。ともあれ、いいことなかった日は、最後までつきぬけなかったなーっということで、なので詠います!。


   やるせなく
   人のせいして
   女々しくて


   今日もさみしく
   一人で啜る


 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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BOYSLIFE vol.5 菅野博貴 吉祥寺&荻窪編

BOYSLIFE vol.5 菅野博貴 吉祥寺&荻窪編

【今週のラーメン2564】 ぎょうざの満洲 高円寺北口店 (東京・高円寺) もやしラーメン

<餃子を素直に食いたいのだが・・・やっぱり麺だな!>


 今回も飲み会の後はラーメンで締めるのが一番だと思い、小腹に余裕があったため、高円寺で途中下車いたしました。高円寺もラーメン屋が多く、しかも飲んだ後にはちょうど良い一杯も多数。その中で、今回は「ぎょうざの満洲」さんへと向かわせていただきました。先日、同じような境遇で中野で食った一杯が、すごく未練でしてね・・・。それなら「餡掛けならイケるかもよ!」と頭の中をよぎったから、実行するしかない流れです。


   





   






 入店したら「こちらへどうぞ」と案内された席に素直に座ります。カウンター&テーブルというか、スキガラス越しに対面するする先客の「唐揚げ定食」「餃子」「瓶ビール」が丸見えです。ぎょえーーーー、男前な晩飯!。ラヲタを貫くべきか相当迷いましたよ・・・。でも、今回は「あんかけラーメンシリーズ」の中から、「もあしラーメン」単品を選択させていただきます。この系列では餃子をセットにするのが当たり前でして、「(餃子)セットではございませんね」と一応確認が入るんです。









 で、8分程度かかって配膳されたのがこの一杯。意外と餡の粘りが少ないサラサラ系の「もやしそば」という感覚。横浜一円に展開される「本格中華風餡掛けもやしそば」とは別物ですが、オマージュ感覚は伝わると思えます。もやしは「ひげ根」をちゃんと処理したもの。しかも関西で言う「細もやし」に近いものがあって好印象ですよ。キクラゲも質感あるし、ワンコインとしては努力のあとが伺えます。










 スープは、前回の「食堂チック」なベースから、「餡掛け」と「野菜の汁」の影響でかなり食える度合いが高まり、質感も高まってます。やはり野菜エキスは天才だなと今更ながら思う。その上、麺は「満洲ラーメン」とは別物の「ストレート細麺」ですよ。これは期待を逆手に取りますな。とても量産的なストレート細麺なのです。はっきり言って肩透かし感覚が大きいのですが、実際に食い始めると「結構食わせるやん!」と前のめり。ねり水の反応と、密度感を客観視すれれば、ばくばくと食える雰囲気です。














 総合的に、この一杯はアリと判定ですね。なにせワンコイン+アルファで食えると言う事実はすげー。次回は、この系列で「味噌」を食ってみようかと画策中。やはりラーメンは安さがきほんなんですよ。とオリジナリティーを改めて考えさせられたしだいです。と言うことで、語ることも少ないので、とっとと詠って・・・・風呂入って、屁をこいて、寝ます。おやすみなさい。



   年末に
   暦配って
   ヘトヘトに



   埼玉もやしの
   優しさ深し




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

   




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高円寺の昼と千億の夜は楽しそう

高円寺の昼と千億の夜は楽しそう

【今週のラーメン2565】 冨士中華そば (東京・荻窪) 半チャーハンとラーメン

<老夫婦舟経営の穴場的名店 in 荻窪


 「荻窪北口駅前通商店街」にはラーメン店が3軒並んでいて、ちょっと「ラーメンの街、荻窪」っていう雰囲気を醸し出しております。駅からここを抜けて右に折れると、有名店「春木屋」があるという流れで、割とこの3軒は前を通るだけという方が多いです。しかし、この3店舗が中々歴史ある感じで、新参ラヲタを寄せ付けない何かがあるように感じます。「丸福」は西荻窪にもあって馴染み深く、これまでここでも何度か食ってます。隣の「萬龍軒」もなかなか常連しか寄せ付けないオーラを感じますが、そのまた隣の「冨士中華そば」は、さらにその上を行くという感じ。何と言っても、店先に積み上げられたダンボール箱と、中が分かりにくい磨りガラスで、入るのに二の足を踏んでしまいます。そこを、この夜は思い切って飛び込んでみることにいたしまいした。








 入ると瞬間的に泣けてくる・・・暖かくなる・・・そして癒される。そこは昭和の食堂の雰囲気で、浅田次郎重松清の小説にでも出てきそうな、昭和レトロな感じです。老夫婦の夫婦船経営。寡黙な店主と、気さくな女将という型がここでも形式美を感じさせます。カウンターとテーブル席の半分半分の構成。手書きのメニュー貼り出しが、やたらめったら賑やかで、「中華そば店」のようで実は「中華定食屋」という感覚に近い店。売りは定食物のようで、650円が定番ラインのようです。私は、「半チャーハンとラーメン600円」というのを少し大きい声で厨房に飛ばして、やっと一日が終わったーと深くため息をつきます。働いて、嫌な思いもあって、忙しくて。そんな一日のエンディングがこんな癒される空間で満たされて、良かった良かった。












半チャーハン:ラード炒めの香ばしさが食欲を誘う!男料理っぽいざっくり感が余計にうまさを誘う!


 半チャーハンとは言え、半分ではない。半分以上のしっかりしたボリューム感がこれまた良い印象。中々無骨なチャーハンという感じで、醤油の香ばしさもあるが、ラードの炒めた香りが強目に感じられた一品です。パラパラっというより、ラードを吸い込んで、ちょいと貼りつくような感覚。パラパラすぎるとスープをかけて、わざとびしょっとしてしまう自分からすると、ナイスなベト加減です。特に珍しい具材が入っているわけでもなく、チャーシューの深い醤油ダレの味わいが、上手く全体に広がっている。卵の味わいとからんで、マイルドな塩気がうまし。醤油ダレを炒めの途中で、味付けに使ったと思われ、それが若干染まり具合がまだらになっているところも、大衆中華っぽくって良い。特別な味わいというより、よく馴染んだ美味さ。だから安心感を高めてくれる味わい。思わず、チャーハンに没頭しそうになるが、いかんいかん、このままだとラーメンが伸びてしまう・・・・。













汁:「昔ながらの醤油味!醤油の味わい、塩気、微かな酸味がキリリーっとしたレトロな味わい」


 こちらにも、ラードが香味として、うっすらと表面をコーティングしたかのような麺顔。透明度の高い清湯スープに、醤油ダレの濃ゆい色合いが強めに響く感じですが、いかにも昔ながらという雰囲気ありあり。特に荻窪駅前ってところが説得力あります。味わうと、鶏系のすっきり感と豚肉のさらっとした甘みが広がる感じ。そこに醤油ダレのニュアンスの中に、チャーシューのタレっぽい肉味が滲んだ後口が残るところに、微かな酸味を覚えたりします。









 うー・・・醤油ラーメン感覚がいいね! 今風のラーメンとはまた別物の醤油の良さを感じます。さっぱりラーメンに醤油パンチを強目に効かせた感覚かな・・・。このスープと、半チャーハンの組み合わせはベストマッチ。ラード&醤油ダレというコンビネーションが、シンプルで良いね。















麺:「細縮れ麺!強めの縮れが見事なまでに懐かしさを覚え、そしてすすりの楽しさを誘う」


 麺は最近、個人的には久しぶりの「細麺強縮れ」で、ランダムな縮れが素朴感を感じさせ、店の雰囲気ともあっている。打ち込みというより、練り水の引き締まりを感じるようで、前歯で千切るとモチモチというより、ヌツヌツと低反発に潰れ切れて行きます。束になったそれを奥歯で潰すと、横ずれしても縮れの感触が楽しめる。







 すすりあげも楽しい抵抗感ですな。調子に乗ってたら結構熱々で、蓄熱するタイプですから、口の中の上顎を火傷しそうになりましたー。思っていたよりも汁吸いは少なく、最後まで一定の腰つきですすり食えた感じ。チャーハンと一緒に時間をかけて食う場合にはありがたいタイプです。












具:「必要最小限であり最大公約数なるレトロな面子の揃い踏み」


 定番の、チャーシュー・メンマ・ナルト・そして海苔。チャーシューは、昔ながらの小さめロース肉。周囲のタレ浸透が深くて香ばしく味が強い部分が美味しい。噛み締めて食うタイプだけど、そんなに固くもない。その他、メンマとナルト、海苔は一般品質なのだけど、海苔の三角形はどこかを連想するねー。「甲斐」だったっけ・・・「春木屋」だったっけ・・・・。













 総じまして、「日本人の喜びを感じる、レトロ半チャーハン&ラーメン^^」と言う感じでして、これは異様にテンション高く、無心になって一気食いでありましたー。意外と紹介されてないので是非!と言いたいところだけど、忙しすぎても気の毒のような、古くからの常連に悪い気もするようなー。まあ、三軒並んで一番入りにくそうなのもあるけど、入ってみると三軒の中では「一番くつろげます」から、機会があれば。ランチだったら、意外とフライ物の定食がお安くて美味しいかも。ということで、一日の最後はとても癒されました。ありがとうございます。なので詠います!


   年の瀬に
   深きため息
   つく夜に


   しみじみ沁みる
   レトロな中華



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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【今週のラーメン2566】 Mensho (東京・護国寺) 潮らーめん+鴨のせ 〜こだわり尽くしの一杯!そのお店!!

<伝説の跡地に名店の系譜・・・目指すJAPANプレミアム!>


 某ラーメンSNSにて新店舗オープンの情報ゲット。その名も「Mensho」とのことで、これは名店「麺庄」の関係と丸わかりなので、行くしかないでしょ!。本当は、埼玉方面にオランダ留学するつもりでしたがー^^。そんなこんなで住所を頼りに訪問して見たら、見慣れたロケーション。ここは、あの伝説の名店「ちゃぶ屋」があった場所ではありませぬか。二重に驚きましたが、すでに開店前に20名程度の行列発生です。









 しっかし気合が入ってる。開店前に店内で気合の奇声が上がっていざ開店。すごくロースタートで提供されますから、座ってからも待ちます。なぜかドアは開けっぱなしで店内ちょい寒いー。製麺室と厨房スペースが広めで、麺場と盛り付けは、カウンター内側と言うスタイルです。中には、開店一巡目にもかかわらず、待ちきれずに帰っちゃう客もいたりして・・・。ま、開店間なしは色々オペレーションもバタつきあるのは、仕方がないねー。券売機の前で懇切丁寧にご説明をも受けまして(店主から)、今回は2種類しかないうちの汁そば系で「潮らーめん」とさせていただきました。1000円也。それにお祝いも兼ねて、鴨のせも添えて。


   



   











汁:「潮の際立ちが生っぽくググーーーっと迫る魚介系100%の出汁!薬味を溶かして食う絶妙感」


 ご店主から「非動物系で魚介のみ」と聞いて予備知識あったから、驚かないかと思ったけど、いえいえ・・なかなか澄みきった透明感で、魚のアラから出た煮汁がメインとはいえ、すごく崇高な面持ち。すでに上品な香りが立ち込めています。味わうと・・・鯛のような白身魚系のアラの出汁。庶民的な潮汁という馴染んだ味わいとも違い、やや高級な鮮魚系の煮出しが芳醇です。なので私にとっては、上品過ぎたかも。テーブルセットは一切なくて、丼の縁にある休憩所みたいなスペースにある黒い物体をスープに溶かし込むと味が変わるそうです。








 この黒い物体は、ねぎを焦がしたもの粉末状にして、それをホタテの身にまぶしたものらしい。そのまま食ってもうまいのだが、スープに投入して、粉を溶かし込むと香ばしさが増すらしい。確かに溶かした方がわかりやすい美味さに変化だわ。昆布の出汁感がなくなってしまうかと心配したんだけど、両方生きている感じがちゃんとします。







 余談だけど、この丼は個人的には食べづらい。丼の中で箸を扱うスペースが限られてしまうことと、丼の縁が反り返っているので、直に口をつけてグビグビって飲み干すことが出来ないため。そういうお行儀が悪い食べ方をしてはいけないのかもしれんが、そこが食ったー!ごちそうさま!!っという感じで吹っ切れななー。












麺:「自家製麺のみならず・・・自家挽き製粉!?すげ・・・」


 この麺は、玄米ならぬ「玄麦」と小麦を同じく石臼で引いているので、香ばしさと甘みが両立しているらしい。そこまで駄舌で分かろうはずないけど、とは言ってもモチモチどが低くて風合いが少し違うくらいはわかる。また極細のストレート麺で、つぶ仕込みも抑えめであるためか、とてもスープの浸透がしやすいタイプ。なので腰がとても緩やか。一気にズボボボボーーーっと食い切ってしまいそうになります。まさに見た目も啜りも「和蕎麦ライク」ではあります。








 しかしもっと面白いのは、丼の中の休憩所スペースには、カラスミが惹かれており、それに麺を寄せ付けて、貼り付かせたまま食らうのがおすすめらしい。確かに、ちょっと変わった風合いがして、味がプラスされて、うまいといえばうまい。しかし、そうなると・・酒が欲しくなるのだが、今回はまだ未準備みたいー。














具:「鶏のたたき以外はノン・アニマルに徹した高級素材!」


 具は色々考えられてるねー。雲呑は、マグロのすり身の餡担っており、豆粒タイプなのですごく上品。唯一の鶏のたたきは大山鶏の朝引きだそうだ・・・。またメカブがゆるくコリコリしていて、このスープ感の中ではいい感じ。プレミアム価格な分だけ、しっかりと考えられてますねー。









 そして鴨のせ。「のせ」とはなっているけど、別皿でご提供。野手溢れる鴨肉だけど、フレッシュ感もあってとても美味い。また焦げ目が香ばしく、アクセントとも受け取れ、さらに風味と旨味をアップさせてます。こうなるとどうしてもどうしてもそうしても・・・・酒が欲しくなるね。アル中かオレは・・・・。













 総じまして、「こだわり尽くしの一杯!そのお店!!」と言う感想でしょうか。または「目指せ!ジャパンプレミアムという感じかも。また、らーめんとはなんぞやとなどとも考えさせられるところも待って、賛否分かれるところかと。でも一度ご店主、こういうこだわりを貫いてみたかったんだろうなと、感じ入りもします。そう考えると「創作の庭」とも言えるかも。色々あって、語りつくせない店です。しかし、潮で終わってはもったいない気がしますので、いずれ醤油をいただきに上がります。提供予想価格800円。これならちょっとホッとするかも。ということで、今回は少し急展開で冒険してみました。穏やかな休日なればこそできたこと。なので詠います!



   風緩み
   長閑休日
   バースデー



   新店産まれ
   祝いたる哉



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





東京都文京区音羽1-17-16-1F


護国寺 写真集

護国寺 写真集

キユーピーとリス ?護国寺?

キユーピーとリス ?護国寺?

【今週のラーメン2561】 萬龍軒 (東京・荻窪) ラーメン

荻窪北口駅前のラーメン屋密集地帯に潜入>


 「荻窪と言えばラーメン!」というイメージは、割と年配ならラヲタ以外の方たちでも、そういう反応があるのではと思うのだけどいかがかな?。私の偏見かな・・・。その荻窪でも、北口エリアの「春木屋」のある一帯は、ちょっとラーメン屋が密集していて、とても雰囲気がいい感じです。南口は「丸長」がデデン!と存在感ありますが、夜ではやっぱり北口がラーメンイメージなんだよなー。そんな北口ですが、中でも「荻窪北口駅前通商店街」は、いい感じをキープしています。


   




 しかし時代の流れか・・・ちょぼちょぼと、ネオ・レトロな店に改装している店もあって、昭和感が消えつつある感じ。それでも、本物のレトロで頑張っているのが「丸福」「萬龍軒」「富士中華そば」の3軒です。なんと並んで営業してるから、とっても存在感あります。「丸福」さんはすでに訪問済みなので、今回は「萬龍軒」さんへと飛び込んでみました。中途半端な時間だったのか・・・・先客1名のみ。とてもディープな常連さんらしく、追加オーダーの受け答えが息ピッタリです。客が喉が渇いたーって呟くと、もう店主が生ビールサーバーからジョッキに注いでる(笑)。こういう雰囲気を邪魔しちゃいけないよねー。そっと頃合いをはかり「ラーメン」をオーダーさせてもらいました。実に嬉しいワンコイン価格の500円也。


   



   











汁:「ワンコインラーメンと侮ってはいけません。とても温かみを覚える叙情的な一杯です。」


 なんだか、一番安いの頼んで申し訳ないなー・・・と思うほど、とても念入りに、とても丁寧に、その一杯の生産に取り組んでおられるのが、カウンター越しに見ていて印象的です。実際に配膳された麺顔は、いたって普通なのですが、いろいろなパートで温度感のキープなど、とても気持ちの良いもんです。さて、その麺顔は、とてもオーソドックス。絵画的な崇高さもなく、ラーメンってのはこうあるべきだと訴えてるかのような、オーソドックスさがあります。






 まずはプラスチック製のレンゲを使ってスープをひと啜り・・・・。これがまた何系か分からないのだが、複雑そうでとっても優しい味わい。春木屋ほど魚介に傾斜してないけど節の風味あり。また丸福のように豚鶏コクでさらっと食わせるようで、そこまで踏み込んでいない。さらに丸長のつけそばのごとく、ペッパー攻撃を尽くしているほどでもない。近場の名店のエッセンスを拾い集めたようでいて、むしろその逆でばらまいたと言う可能性もあるわけかな・・・。勝手な妄想の話なので、流してくださいー。







 しかし、「中庸さ」と言うのが、とてもしっくりと腑に落ちる感じです。動物系も、魚介系も、香味系も、それぞれが調和している。そこがまた優しさ感じる味わいです。甘さと、塩気と、旨味コクもどれも明確にぬきんでてませんが、バランス良いので総合的にうまいと思える次第。裏を返せば、人によってはハッキリしない味と言う危険性もある?。でもそこで、この店がこれを長年提供し続けていると言う実績は客観性あるわけで、これは旨いのだとレビュアーとして胸を張って言えるポイントかもしれません。







麺:「密度感ある縮れ細麺、これが妙に腹持ちが良くてボリュームもそこそこ!」


 ワンコイン以上に価値あると思えるのは、麺かもしれません。「ボリューミィー」であり「密度感があるため食いごたえあり」と言うところが、好印象のポイントです。ねり水の個性がややハッキリしている風味だが、前歯の歯ごたえがとても密度感があって、ヌツヌツっとした切れ味。そして奥歯へ運び込んでプレスすると、とてもクッシリとした固めのテンピュール感覚が広がります。






 汁はゆっくりと吸い込むタイプ。後半になっても物腰がソフティーという感じはあまりしません。それよりも、縮れた細麺と、ストレートな細もやしの絡む歯ごたえを楽しんでもらいたいかも。












具:「古風なメンマとブラックペッパーがナイス!ロース肉のチャーシューはティピカルな昭和風」


 最初の調理過程で、ご店主が私への配膳前に、何やらブラックペッパーを振りかけているから、そのままのデフォルトを確かめたかった私は一時怪訝な感じ出してました。しかし、このブラックペッパーが割と古風なメンマとコラボした時、それは大変うまかった!。酒のアテにもなりますし、早速帰り道にスーパーによって、パーツを買い集めたいと思いました。


 またチャーシューですが、適度な塩気の吸い込みと、スカスカっとした歯ごたえ。そして逆輸入のようにスープを吸い込んだ肉の味わいが絶妙です。小さいのがふた切れでしたが、ワンコインなら仕方なし。許せる!。











 総じまして、「ただただ・・・・・とってもハートフルな荻窪ラーメン」という、抽象的極まりない表現になってしまうのですが、ごめんちゃい。そもそも荻窪系ラーメンってのも、真面目に調べてなくて、こんなことを言ってるのですが。でも長年ここでやってきた実績とか積み重ねが、とても伝わる一杯でして、流行なんてどこ吹く風って笑ってるような気がしてしまいます。ここの親父さんが元気でいる限り、ずっと生き延びて行くんだろうなー。常連さんも、長生きして、この一杯を守り続けて欲しいものです。なんだか気持ちの温まる味わいをいただいて感謝。ということで、とっとと詠います!。



   業績に
   重圧感じる
   年の瀬に



   気持ち安らぐ
   レトロな一杯



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!



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【今週のラーメン2562】 ぎょうざの満州 中野南口店 (東京・中野) 満州ラーメン


<軽く食いたいとき・・・立食いそばか?ラーメンか?>


 遅い昼飯だったせいか、妙に腹が減っていない。それに夜のお付き合い宴会も続いたし、ちょっと胃弱。それにあまりお金も使いたくない。そんなときは、駅の立ち食いそばでさらっと食って帰宅したいもんだが、ホームの立ち食いそばは高い。ちょっと気に入ったトッピングすると、380円してしまうし、それならワンコインでラーメン食いたくもなる。そんなJR中野駅界隈なら「中野大勝軒」のつけそばが丁度良い。そんな感じで大勝軒へ向かったが・・・・定休日なのを忘れてフラれてしまった(汗)。もう気分はワンコインラーメンだったため、信号を渡って辿り着いた「ぎょうざの満州 中野南口店」です。一応、ほかにも何があるか店前のメニュー看板をチェックしようとしたら、それを真剣に眺めにらんでいるオジサンが先にいる。なかなかどいてくれないので、先店にはいってメニュー表チェック。結局、「満州ラーメン」という定番メニューになってしまったけどね。390円(税込410円)という設定が、とても魅力的な反面、ちょっと心配にもなりますな。









 店の中は活気にあふれている感じ。フロア担当のオヤジさんが結構ハキハキとしていて気持ち良い。厨房の中も結構な調理人がいるようで、とても繁盛しているような感じが、また楽しさを感じます。後客の野菜炒めが先に配膳されたりして、多少やきもきしながらも、8分程度たった後に私の満州ラーメンが、そのオヤジさんから提供されます。












汁:「お!食堂らーめんって感じ!?ちょっと肩の力ぬけて和むね」


 そんな気分の麺顔です。まあ、決められたパーツを並べたというだけのトッピング。ワカメの散らばりがそれを物語ります。スープも透明感あるようで、半濁りのような霞がかった醤油ブラウン。脂は豚系の煮出しという感覚で、いかにもセンターキッチンという感じがしないでもないです。味わうと、とてもさっぱりとしている感覚なれど、塩気というより化調のエッジングが、割と明確に感じ取れるタイプですねー。でも、学生食堂のラーメンを少し思い出したりして、それもこの夜は悪くなかったかも。どっちにせよ、立ち食いそば感覚でさらりと食いたかった次第だし、そんな気だるい気分で、昔なつかし学生時代の食堂ラーメンもいいもんだ。
















麺:「思っていた以上に食わせる平麺」


 当初はいかいも流通的なイメージがあったんですが、そこそこ食わせるかなという一定の安心感ありかな。多加水のニュアンスでねり水の個性が感じられるイエローカラーと光沢感なのですが、密度感とその風合いが悪くはなかった。スープ以上に食わせる力があるのが、ファーストインプレッション。汁を適当に吸い込んでも風味よく、ヌチヌチとした歯ごたえが心地よかったりするわー。スープが少々ペラいけど、これが味噌とか餡かけで絡めば、いい感じにまとまるかも・・・とちょっと期待したりしました。













具:いつもの3兄弟とワカメの組み合わせなのに・・・まとまりがないかも


 ワカメの散らばりがちょっと興ざめ。それに質感もないため個人的には要らない。また、メンマも散らばっていてまとまりないし、質感もそこそこカタメのタイプ。ナルトに至っては蒲鉾のような固さが印象的。チャーシューはサイズと厚さも原価率を意識し過ぎたという感じで、意識したにしては質感はあまり中の下と言う感じで、何の印象もなかったかな。まあ、410円で贅沢をいうほうが無茶なのだけど。












 総じまして、「三割うまいのが餃子の話だったか!?」という印象だったかな。しかし価格抑えた努力は感じ取れるし、見合った味わいだという感じはあるので、損した感覚は全くありません。こういう一杯があっていいと思う。胸を張ったB級ラーメンと言わせていただきましょう。褒め言葉ですよ、いやほんと。しっかし・・・冒頭の私が入店前に、この店に入ろうか入るまいかとかんばん睨んでたオジサン・・・・食い終わって出てきてもまだ店前で迷ってた。どんだけ迷うねん!と思いつつ、俺がものすごく食うのと出てくるのが早かったのかもしれませんが。といことで、今回はとっとと詠ってしまいます!



   疲れ果て
   仕事と酒宴に
   師走哉


   
   少し安らぐ
   B級ラーメン




 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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ゴールデン 第2号

ゴールデン 第2号

【今週のラーメン2558】 創麺 樹咲 kizaki (川崎・武蔵中原) 樹咲そば

<中野沼袋から移転!頑張れ再スタート!>


 また思いがけぬ新店舗情報を某ラーメンSNSからゲットー。と言うか正確には移転なのだけど。以前、沼袋にあった「樹咲」さんが、なんと今度は「武蔵中原」に移転です。たまたま、この日は外出途中で、新丸子の「とりとん」でカレーつけ麺でも食おうと思っていたんですが、移動車中で気づいて速攻に方向転換です。武蔵小杉乗り継ぎで一駅ということで、めちゃ都合がよかったしー。丁度ランチタイムのど真ん中に到着しましたが、丁度満席になった感じで滑り出しとしては良いのではないでしょうか?








 場所は駅前繁華街という訳でなく、住宅地の真ん中という感じですが、駅から遠くなく、近くにうどん屋もあったり、大型電気量販店や大手スーパーも近くにあることから、そこそこ人の流れはありそうです。個人的には、通過の人より、地元民に根付いてほしいなーと思っております。沼袋時代は、ご夫婦?のぺレーションだったような記憶ですが、今回は男性2名体制でしっかりぬかりなくという感じ。そんな流れで、応援も兼ねて、また沼袋時代と全く同じメニュー「樹咲そば」をチョイスしてみました。


   












汁:「相変わらずのたまり醤油っぽいじっとりした感覚に、すっきり鶏エキスの豊潤さが混じるー!」


 移転して少しマイナーチェンジがあるのかなと思ったけれど、そのままあるがままの移転という感じです。少しだけ当時から値上がりしてるけど、この店に限った話ではありません。さてその麺顔は、やはりじっとりとした色合いの醤油ブラウンがなんとも言えません。濁った醤油色という感じで、動物系のエキスを感じる油の流れと、たまり醤油っぽい深い色合いがじつに旨そう。最近になって誰が言ったか「ネオまたおま」な淡麗醤油系のものとは、一線を画する感じです。








 印象的にはやはり醤油だれの個性が強いです。塩気がありそうでそれを感じさせないスルスルっとした味わい。それなのい醤油の熟成した風合いは香り、酸味もほとんど感じさせない。しかしそれでも醤油の存在感がしっかりしているという、なんとも不可思議な仕上がり感です。そこに、鶏ガラの煮出しがほどよく絡んできて、醤油の個性と動物感が結びつきます。この組み合わせは炭水化物には絶妙にあうはず!。旨いわけです。







 また薬味が考えられてる。ネギの軽く削ぎきったものがふわっと盛り付けられて、三つ葉をあしらってます。しかし、今更ですが玉ねぎ微塵のあしらいがとても良い。苦みを切って甘みが強いフレッシュ玉ねぎ微塵が、実にこの醤油系のスープには合います。より一層くどくない味わいに昇華してまます。こうなれば、つけ麺はどんな感じなんだろうと、すでにそちらへ興味が飛んでおります。












麺:「マイクロ平打ちで軽く縮れて捩れたような麺!スープを含みモッツリとした歯ごたえ!素朴でニュルッとした滑り心地」


 麺もたしか前と同じではないかなと。全体的には平打ちなんですが、捩れが強くて、ところどころ縮れが発生しているフォルム。ナチュラルな小麦とねりの水やや黄色っぽい色合いが旨そう。中心はグルテンの風味をアピールするタイプだけど、加水は低くもなく高くなし。モチっとした高反発感はなくて、むしろ沈み込むようにモッツリと前歯で千切れ、ヌツヌツと奥歯で潰れていく感覚。そこでグルテンの味わいがスープに混じる感じがこれまた旨い。








 汁が吸いやすいとか言う前に、冒頭からなかなかにしなやかな腰つきです。なのですすり上げもなかなかライト。ずぼぼぼぼーーっと勢いよくすすり上げやすい。その一方、毛細管現象のようなスープ持ち上げは苦手ですが、そこは汁をあとから吸い込んできて、後半になると旨いタイプ。麺はやや汁を吸って伸びる寸前が一番うまいような気がします。












具:「希少な有難味を感じて味わうばら肉!?」


 チャーシューが正直言うと小さいな・・・と感じました。一枚ででん!と提供されるとまたイメージが違うんでしょうが。繊細すぎるというか。だかえら大切に味わいました。薄味でナチュラルな脂の甘みが印象的。これは飯よりも、酒にあうタイプかもです。あとは埋没してたから発見が遅れたが、ちゃんと移転してもヤングコーンが入っておりましたよ。メンマは細身で少しばかりコリコリしてて、これも酒にあうね・・・。













 総じまして、「地元に根付いて長く続けよ今度こそ!飲める方もこれから開発してね」とお伝えしたい次第。券売機には、冷酒一合とハートランドビールがちゃんと備わっておりました。わりと落ち着いて食えて飲めるテーブル席です。麺と酒があると、財布のひもも緩むかと(おれだけか?)。ともあれ、今後は末永く営業つづけられますよう、お祝いを込めて開店日突撃させてもらいました。頑張ってください。ということで詠います!



   中野から
   多摩川超えて
   種落つる
   



   永く咲かせよ
   春待たずとも



 お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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これでいいのか川崎市 (日本の特別地域特別編集)

これでいいのか川崎市 (日本の特別地域特別編集)

【今週のラーメン2560】 大三元 (川崎・武蔵小杉) ラーメン+半マーボー丼

<外回りには大変ありがたい・・・駅前ロータリー街中華屋>


 師走ど真ん中ー・・・昼飯時でも移動が続きます。選択余地はあまりありません。乗り継ぎの武蔵小杉駅前の「大三元」さんに飛び込むしかなさそうです。迷わず入店して何とか空席1つをゲット。メニュー選ぶ余裕もそれほどなく「今日のセット」を無言で指さして、まずはお水をゴクゴクと飲み喉を潤します。天気予報では、寒い日と言われていたのに、額には汗が滲んでいた・・・。








 レビューするか迷ったのだけど(初めはする気なかった)、なぜか捉えどころなく旨かったので記録に軽く留めます。価格は730円ということで、それほど驚くことも無かった。だけど、最初に出てきた黄色いお新香で食欲に火が付き、続いて供せられた「半マーボー丼」に心を奪われてしまったー。半分にしては、そこそこ満足のいく分量で、豆腐もケチケチしていない。味付けは、痺れ系排除の唐辛子と辣油主体なれど、ギチギチと責め立てることもない。餡かけがくすぐったくも、喉奥や舌に絡みつく感覚で、豆腐が駆け抜ける喜びというスタイルです。どこにでも街中華の味わいなんだけど、捨て置けない味わいです。







 多少舌がヒリヒリしたかと思うと、ラーメンで癒されるわけです。これも非常にどこにでもあるワンコイン街中華の麺顔。モヤシとワカメが大衆さを深く感じさせます。特に整形された麺顔でもなく、バババっと四分割に配置されたパーツが、昼間の厨房の忙しさをかたるようです。







 さてスープは、まことにあっさり醤油味。マーボー丼の刺激を中和するかのごとしで、穏やかな味わいに和みまくりです。魚介の存在感より、鶏や豚のエキス感ばかりがアピールですが、清湯醤油の味わいがスッキリ。特に塩気の穏やかさが、モヤシやワカメの風味まで感じ取れるほどです。ボディーは分厚くはない。だけどそれでいと思う日常の味わいがいいね。








 また麺は、ねり水の反応で密度が高まったような印象。かっつりとしているが、加水はやや高め。細麺でかるい縮れが生じている。なのでスパスパと切れ込む感覚がリズミカルな一方、熱だれが少ないイメージ。なのでサイドメニューをゆっくり食いながらでも、麺が伸びる心配はそれほどないというタイプです。すすり上げの時、縮れが口元や内頬を駆け抜けるフィーリングも楽しく、一般的な質感ながらも、これいいじゃん!ってな感じで気分よく一気に食切りました。


 トッピングは、もやし、ワカメ、メンマ、チャーシュー。メンマはまあ一般的で語るところ少ないですが、チャーシューは懐かしさを感じさせるロース肉。固さが懐かしい。スープに浸して汁を吸いこませてもハード。周囲には深く染みこんだ醤油だれが香ばしい。昔ながらのチャーシューという感覚で、ある年齢以上のオヤジ達なら、悪い気はしないはず。





 総じまして、「これぞサラリーマンの昼飯!大衆中華コンビネーション!」とい感覚でして、もの珍しくもない中華屋のセットメニューでしょうが、なんとも言えない満足感がさすがと思えます。これでとっても気持ちも元気になりましたわー。さて、食べ終わってようやく落ち着いて周囲を見ることができたが、結構、麺の単品オーダーもでている様子。なかでも「味噌ラーメン」は男女とわず良く出ているようすでして、次回は味噌ラー食うか・・・と自分にはインプットされてしまいました。あー腹パンで気分がいい。再び駅へ向かい、東急東横線へ乗り込んでしばし座っていたら、無意識に深く居眠りしてしまった・・・。車窓の風景は、目が覚めたら地下になってて、焦った焦った・・・・。慌てて渋谷へ引き換えし・・・・。といことで疲れが溜まる師走に、詠います!



   年の瀬に
   心空虚に
   街中華



   腹を満たして
   仕事を忘れ



 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!





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