<伝説の跡地に名店の系譜・・・目指すJAPANプレミアム!>
某ラーメンSNSにて新店舗オープンの情報ゲット。その名も「Mensho」とのことで、これは名店「麺庄」の関係と丸わかりなので、行くしかないでしょ!。本当は、埼玉方面にオランダ留学するつもりでしたがー^^。そんなこんなで住所を頼りに訪問して見たら、見慣れたロケーション。ここは、あの伝説の名店「ちゃぶ屋」があった場所ではありませぬか。二重に驚きましたが、すでに開店前に20名程度の行列発生です。
しっかし気合が入ってる。開店前に店内で気合の奇声が上がっていざ開店。すごくロースタートで提供されますから、座ってからも待ちます。なぜかドアは開けっぱなしで店内ちょい寒いー。製麺室と厨房スペースが広めで、麺場と盛り付けは、カウンター内側と言うスタイルです。中には、開店一巡目にもかかわらず、待ちきれずに帰っちゃう客もいたりして・・・。ま、開店間なしは色々オペレーションもバタつきあるのは、仕方がないねー。券売機の前で懇切丁寧にご説明をも受けまして(店主から)、今回は2種類しかないうちの汁そば系で「潮らーめん」とさせていただきました。1000円也。それにお祝いも兼ねて、鴨のせも添えて。
汁:「潮の際立ちが生っぽくググーーーっと迫る魚介系100%の出汁!薬味を溶かして食う絶妙感」
ご店主から「非動物系で魚介のみ」と聞いて予備知識あったから、驚かないかと思ったけど、いえいえ・・なかなか澄みきった透明感で、魚のアラから出た煮汁がメインとはいえ、すごく崇高な面持ち。すでに上品な香りが立ち込めています。味わうと・・・鯛のような白身魚系のアラの出汁。庶民的な潮汁という馴染んだ味わいとも違い、やや高級な鮮魚系の煮出しが芳醇です。なので私にとっては、上品過ぎたかも。テーブルセットは一切なくて、丼の縁にある休憩所みたいなスペースにある黒い物体をスープに溶かし込むと味が変わるそうです。
この黒い物体は、ねぎを焦がしたもの粉末状にして、それをホタテの身にまぶしたものらしい。そのまま食ってもうまいのだが、スープに投入して、粉を溶かし込むと香ばしさが増すらしい。確かに溶かした方がわかりやすい美味さに変化だわ。昆布の出汁感がなくなってしまうかと心配したんだけど、両方生きている感じがちゃんとします。
余談だけど、この丼は個人的には食べづらい。丼の中で箸を扱うスペースが限られてしまうことと、丼の縁が反り返っているので、直に口をつけてグビグビって飲み干すことが出来ないため。そういうお行儀が悪い食べ方をしてはいけないのかもしれんが、そこが食ったー!ごちそうさま!!っという感じで吹っ切れななー。
麺:「自家製麺のみならず・・・自家挽き製粉!?すげ・・・」
この麺は、玄米ならぬ「玄麦」と小麦を同じく石臼で引いているので、香ばしさと甘みが両立しているらしい。そこまで駄舌で分かろうはずないけど、とは言ってもモチモチどが低くて風合いが少し違うくらいはわかる。また極細のストレート麺で、つぶ仕込みも抑えめであるためか、とてもスープの浸透がしやすいタイプ。なので腰がとても緩やか。一気にズボボボボーーーっと食い切ってしまいそうになります。まさに見た目も啜りも「和蕎麦ライク」ではあります。
しかしもっと面白いのは、丼の中の休憩所スペースには、カラスミが惹かれており、それに麺を寄せ付けて、貼り付かせたまま食らうのがおすすめらしい。確かに、ちょっと変わった風合いがして、味がプラスされて、うまいといえばうまい。しかし、そうなると・・酒が欲しくなるのだが、今回はまだ未準備みたいー。
具:「鶏のたたき以外はノン・アニマルに徹した高級素材!」
具は色々考えられてるねー。雲呑は、マグロのすり身の餡担っており、豆粒タイプなのですごく上品。唯一の鶏のたたきは大山鶏の朝引きだそうだ・・・。またメカブがゆるくコリコリしていて、このスープ感の中ではいい感じ。プレミアム価格な分だけ、しっかりと考えられてますねー。
そして鴨のせ。「のせ」とはなっているけど、別皿でご提供。野手溢れる鴨肉だけど、フレッシュ感もあってとても美味い。また焦げ目が香ばしく、アクセントとも受け取れ、さらに風味と旨味をアップさせてます。こうなるとどうしてもどうしてもそうしても・・・・酒が欲しくなるね。アル中かオレは・・・・。
総じまして、「こだわり尽くしの一杯!そのお店!!」と言う感想でしょうか。または「目指せ!ジャパンプレミアム」という感じかも。また、らーめんとはなんぞやとなどとも考えさせられるところも待って、賛否分かれるところかと。でも一度ご店主、こういうこだわりを貫いてみたかったんだろうなと、感じ入りもします。そう考えると「創作の庭」とも言えるかも。色々あって、語りつくせない店です。しかし、潮で終わってはもったいない気がしますので、いずれ醤油をいただきに上がります。提供予想価格800円。これならちょっとホッとするかも。ということで、今回は少し急展開で冒険してみました。穏やかな休日なればこそできたこと。なので詠います!
風緩み
長閑休日
バースデー
新店産まれ
祝いたる哉
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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