こんな暑い日は冷やし系しか喉が通らぬ
本当に梅雨はどこへいった?。朝っぱらから翌週の仕事の準備とか、クルマの洗車とかしておったら、暑さで死にそうです。このまま今日は、冷房効いた自宅から一歩も出す麦酒をあおって一日過ごそうかと思ったのですが、郵便局へ出向く都合があり・・・それならついでに憂さ晴らしに、冷やし系拉麺で麦酒三昧と決め込んだ顛末です。
そんな感じですっかり出遅れてしまったから、どうせダメだろうと週末行列必須の「中華そば みたか」へ。開店1時間前から並ぶという強者もいる店で、開店15分前に確認程度で探り訪問してみたら、なんと一巡目が確保できそうじゃないか!。速攻で並ぶ!。そして10分弱早開けでスタートで、普段なら手前から客入れするところが奥からだったので、特等席の背もたれ付左端の玉座をゲット(単に店内の冷蔵庫が近いから背もたれになるだけ)。暑過ぎると行列が収まるみたいね・・・。
<サッポロ赤星> 毎度お馴染みの赤星!泡立ちと図太い苦味と軽やかな後味!カウンターで味わうだけで達成感!
厨房の奥の方で「シュポッ!」として音が鳴る。最近見かけるようになったスタフさんも腕を上げたようです。かなり大きな音で快感!。そしてゆっくり注ぐときめ細かい泡立ちが生まれる。そして泡が落ち着いた頃に最初はグビッと喉に流し込む。淡い泡の刺激が流れた後の、図太い苦味と軽やかな後味が良いな!。






へへへ・・・すでにこの店に来る前に、暑さのあまりコンビニで「緑茶ハイ」1本開けてるのだった。なので軽いほろ酔いでチビチビとスタート。瓶ビールは、こういうスタンスにはちょうど良いね。泡立ちと図太い苦味と軽やかな後味!。こうやって休日にみたかのカウンターでゆっくり過ごせるのが心地よいです。
<竹の子もやしピーマン皿> レギュラーの竹の子皿にピーマン・メンマをプラス!そして大量の細葱!大蒜醤油と辣油が合う!
ニンニク醤油ダレから辣油を垂らすのがいつもの流れ。ニンニクがガッツリ滲んだ醤油ダレが食欲と酒欲を高めます。そこい辣油を垂らす。調味料の塩気と葱の清涼感にコラボするように旨さの合体です。ニンニクに響く辛味刺激が実に痛快!。
さてモヤシ。空鍋炒りでクタったやつで、淡い甘味を残す感覚が良い。そしてピーマンは、程よい青い苦味が沁みてこれまた旨い。もやしとの相性もまたよく、清涼感がまたビールにも合う!。そして降り注ぐ細葱。その葱ザクザクさが入り混じる歯応えに魔法の醤油だれが滲む旨さがたまりません。
忘れてはならないのはベースは竹の子。つまりメンマ。これだけでも実にビールに合ってコリコリ歯応えがよくある絶妙感。そしてその味わいはあっさり。ニンニクと辣油が染みた醤油ダレと良く合います。
<全体> やっぱり細葱増し!隙間から穏やかな雲呑!素朴と華麗!可憐に映える大衆的冷しワンタンメン!
いつもの通り細葱増しをコール。黙ってても少しサービスくれるのを分かっているんだが、そこはやぱり葱好きとしては思い切っていこう。あえて細葱増しとアピール。そしたら麺顔の展開。ワンタンを覆い尽くすほどの、ほぼ葱だくスタイル。
これが良い!全体的に素朴さアピールの麺顔なのに、真夏なのに大雪が積もるような葱が実に痛快!。細葱をかき分けると、奥からワンタンが掘り起こされるという展開です。大衆さの中に華やかさが生まれるというか、細かい葱だけでとても可憐に映る冷し中華!。
<葱> タレにも麺も具材にもどれも絡んで華麗かつ濃密に旨さを広げる展開!細葱華やか!
葱もやはり冷やし中華となっても外せないアイテムかと。見栄えが華やかなだけでなく、量の多さと断面の多さから滲み出る葱本来の甘味とフレッシュさが全体に広がるじゃぁないか。噛み締めて淡い歯応えを醸すところもまた秀逸です。
<ワンタン> 冷やっとした口当たり!チュルンと口の中を冷涼かつ滑らかに駆け抜けて行く快感!
冷たいワンタンもオツなもの。いつもの温かいのとはまた違って、一層喉越しを明確に感じます。喉元を落ちゆく明確なシルエットは麺だけだったんだが、ここではワンタンもしっかり伝えてくる。まさに快感!。
ちょっとボリュームあるんじゃないかと思えるサービスぶりも泣かせる!。冷やし中華にワンタン追加!実は冷やし中華のタレとも相性が良いのでこれ好き!。
<他具材> 王道のナルト!懐かしのボンレスハム!昭和感覚のノスタルジック焼豚!みたからしく嬉しい具材!
ナルトがないとやっぱり拉麺って気がしませんよね。まさにアイコン的存在。これだけで安心する。
そしてラーメン具材としては珍しいボンレスハム。実は時代の流れと物価高と相まって、こんな昭和の何気ないハム類が、今や上等な存在感です。このボンレスハムは、この店でしかラーメン的には味わえない。昭和のご馳走感が、令和で楽しめるのがいい!。
<麺> 江ぐち系譜を強く感じさせる蕎麦ライク麺!冷えて旨し!風味高し!具材を徹底的に絡めて旨し!
麺の素地感を一番楽しめるのが、この冷し中華かも。独特な褐色が深く、和蕎麦のような見栄えは唯一無二ですが、冷しならそれを一番濃厚に楽しめる気がいたします。粉の味わいと言うものを、酢醤油タレの隙間から感じてるような妄想気分・・・。
また汁なし系みたいに、具材を絡めて味わいを足して食らうのもいいし、酒にも合いそうな気にさせる麺なのだ。うん!この冷し麺だったら飲みながら食えます。
<タレ> これぞ町中華王道の酸味醤油味!練り和がらしと特製ダレを遠慮!ピリッと刺激的!
魔法の醤油ダレの雰囲気は、正直言って酢によってマスキングされた感はあるが、醤油系の王道町中華冷しを食うなら、酢は排除できない!。まさにタレは王道の酢醤油タイプ。と言うか、王道のスッパ系醤油ダレなのだからこれでよしです。
和がらしを全部あるだけ溶かし込みましょう。冷しの場合、ちょっとづつ溶かして様子見なんて悠長なことができない性格なんですよねー。ダイレクトに麺に辛子が絡んでもよしとする。和がらし大好き!。遠慮なく全投入でピリッと刺激!
<スープ割> あゝ最後は温かみで心がほころぶ!酸味が効いた醤油味に野菜と昆布の滋味が溶ける!
冷やし中華でもスープ割をしてくれます。野菜と昆布をベースにした出汁なので、酸味が変化するわけじゃない。ただ少しほんのりとした酸味には薄まり、温かみを感じて醤油の塩気でゴクゴクと飲み干すのでした。最初は、冷やし中華の出汁で、温かい割スープ?って抵抗感が少しはあったが、今ではこれがないと〆た気にならない!。
総じまして「梅雨はどこへ?盛夏の暑さに最適涼味!ノスタルジック冷やし雲呑麺!」
・・・と言う感動!。こんだけ暑いとやっぱり冷やし系ですよ!そして合わせるのは冷たい麦酒!。そこにノスタルジックな冷たい雲呑がたまりません。この一杯食ってしっかり心と身体が涼やかに軽くなる感覚。これから冷やし中華が本格的になる季節ですが、多忙な中でもできる限り食いたいと思います。激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!