ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5734】中華そば みたか(東京・三鷹)冷し中華 細葱 + もやしピーマン竹の子皿 + サッポロ赤星2本 〜「みたか」ならばやっぱり細葱増し!その素朴と華麗さ!とても可憐さが映える大衆的冷や中!

これを食わないと本当の夏が来ない気がする

 
 私が一番通い続けている店「中華そば みたか」の冷し中華を食わないうちは、本当に夏が来ない!。いや、正確にはまだ梅雨入り前ですがー(汗)。でもすでに晴れて暑さを感じる時は、梅雨気分をすっ飛ばして夏気分で過ごすのが一般的ではないでしょうか。とある週末の土曜日に、出遅れ気味で突撃してみましたが、運よく開店一巡目ゲットでした!。
 

 
 さて週末休日の午前。ここが一番の「みたか」らしさですよ。ここぞとばかり常連陣がビールの空瓶を並べ、シルバーのカウンターの上では、瓶でウォールマリア状態をあちこちで形成。その一方で、ラーメンだけ食って退店する客の方が、ずっと我々より純粋にここの拉麺を愛しているとすら感じます。そんな妙な後ろ髪引かれるに似た己の所業に歪みを感じながらも・・・いやいや!どうしてどうして!ビールとつまみと拉麺三昧を貫くオレです。
 

 
 
 
<サッポロ赤星> コールせずとも赤星配膳!ここでは己に存在感あり!泡立ちと図太い苦味と軽やかな後味!

 
 私の中では数少ない常連気分を味わえる店です。橋本店主の記憶力が凄いのでしょうが、入店するとサッポロ赤星の準備の指示が飛ぶ。そして厨房の奥の方で「シュポッ!」として音が鳴る。私の中ではファンファーレに感じます。
 

 

 ゆっくり注ぐときめ細かい泡立ちが生まれる。そして泡が落ち着いた頃に最初はグビッと喉に流し込む。淡い泡の刺激が流れた後の、図太い苦味と軽やかな後味が良いな!。チビチビとやるのが瓶ビールの楽しいところ。還暦近くなってビール3本が苦しくなってきたので、今回も2本で自重です。子供の頃、好きだった漫画「空手バカ一代」の主人公「飛鳥ケン」が、衰えを感じ年齢を言い訳にしたシーンがあったのですが、ようやく今になってその心境に達した感じです。
 

 
 
 
<もやしピーマン竹の子皿> 勝手に命名「とまそんスタイル!」メンマ!ピーマン!メンマ!そして大量の細葱!

 
 最近になって、とある古参の常連様が、このメニューをコールするシーンがあって、それを横目で見てて旨そうに感じた。なので正確にはその真似です。ただ、みたかの常連になると、顔見ただけで聞かなくともビールのブランドを分かって配膳が進む。その上になると、アテ・つまみ類がそんな感じで出てくる。更に重鎮となれば、アレンジ版のアテ・つまみ類が同様な対応・・・。ここに憧れる。
 

 
 まずはニンニク醤油ダレ。結構ニンニクがダイレクトに迫りつつ醤油感がしっかりしてる感じ。これだけでも味が濃ゆいが、ここの辣油を垂らす。調味料の塩気と葱の清涼感にコラボするように旨さの合体です。次に辣油好きとしてはその垂らした辛味刺激が実に痛快!。さらに大蒜醤油ダレを足すとパンチが生まれてまた旨し!。
 

 
 忘れてはならない。それはベースは竹の子。メンマじゃなくて「竹の子」。それだけでも実にビールに合ってコリコリ歯応えがよくある絶妙感。そしてその味わいはあっさり。秘伝魔法の醤油ダレと、ザク切り葱が山となって降り注ぎます。
 

 
 あゝ盛り上がるモヤシ。空鍋炒りなのでクタってしなっていても妙にもやしらしい淡い甘味を残す感覚が良いね。さらにピーマンもナイス。和らいで程よい青い苦味が沁みてこれまた旨い。もやしとの相性もまたよく、清涼感がまたビールにも合う!。そして忘れてはならない降り注ぐ細葱。その葱ザクザクと、竹の子コリコリが入り混じる歯応えに魔法の醤油だれが滲む旨さ!。
 

 
 
 
<全体> 「みたか」ならばやっぱり細葱増し!その素朴と華麗さ!とても可憐さが映える大衆的冷や中!

 
 私、正直言って「細葱変態アレンジ好き拉ヲタクソ野郎!」。いつもの通り細葱増しをコール。通常でも細葱変更でしかも多めに盛ってくれる常連サービスぶりだが、あえて細葱増しとアピールしたらこんな麺顔の展開になりました。ほぼ・・・葱だくと言っても宜かろう。
 

 

 

 しかしこういう痛快な感じが素敵なのですよ!。全体的に素朴さアピールの麺顔なのに、真夏なのに大雪が積もるような葱が実に痛快!。葱を掘り起こすと、奥から豚が現れさらに素朴に拍車をかけます。大衆さの中に華やかさが生まれるというか、細かい葱だけでとても可憐に映る冷し中華ではないか!。
 

 

 

 
 
<ハム> 今や貴重?王道のボンレスハム!みたかに来たと実感できる嬉しいパーツ!

 
 チャーシューの肉片の代わりに、このボンレスハム。実は時代の流れと物価高と相まって、こんな昭和の何気ないハム類が、今や上等な存在感です。このボンレスハムは、この店でしかラーメン的には味わえない。昭和のご馳走感が、令和で楽しめるのがいい!。
 

 
 
 
<葱> 細葱の華やかさ!タレにも麺も絡んで華麗かつ濃密に旨さを広げる展開!

 
 葱大好き「葱星人」な私。他客の注文で「ねぎ抜きでお願いします」と言うコール対して、だったらオレにそれ分をくれよ!と毎回心の中で叫んでしまいます。こういうやりとりや交渉・価値移転などができる神アプリが出ないか本当に望んでいる。葱ポイントとか、葱クレジットとか、はたまたポンタPOINTを葱増しに交換して食えるとか・・・。
 

 
 さて「細葱」。やはり冷やし中華となっても外せないアイテムです。見栄えが華やかなだけでなく、量の多さと断面の多さから滲み出る葱本来の甘味とフレッシュさが全体に広がるじゃぁないか。噛み締めて淡い歯応えを醸すところもまた秀逸かと。
 

 
 
 
<メンマ> ビールのアテで楽しませてくれたメンマ!酸味タレを吸い込んで更にフレッシュな旨さ!

 
 麦酒のつまみに相当食ったあとで、またお会いしましたねとういう展開。いわんや冷し系では尚更の展開。そのメンマは反りと歯応えがやや柔和になり、コリコリと小気味よく食える。こういう味わいもいいよね!ってな感じでしみじみ味わいますー。
 

 
 
 
<タレ> 町中華王道の酸味醤油味!黒胡麻多めがマジ嬉しい!練和がらしと特製ダレを遠慮!ピリッと刺激的!

 
 王道の酢醤油タイプ。醤油系の王道町中華冷しを食うなら、酢は排除できない!。と言うか、王道のスッパ系醤油ダレなのだからこれでよしだね。徐々に具材の汁も染み出してくるから、案外と酸味は気になりません。特に今回は、黒胡麻がこれまでの記憶以上にドバッと投入されてたのが嬉しい。
 

 
 へへへ・・・和がらしを全部あるだけ溶かし込む。冷しの場合、ちょっとづつ溶かして様子見なんて悠長なことができない性格なんですよねー。ダイレクトに麺に辛子が絡んでもよしとする。和がらし大好き!。遠慮なく全投入でピリッと刺激!
 

 
 
 
<麺> 唯一無二な蕎麦ライク!粉の力強さと風味の強さ!甘味すら覚える素朴で独創的な細麺!

 
 灰とと茶の混じり合う色合いが蕎麦にも見えるし、微妙にざらつきを感じさせる表情もそれに近い。そんな冷し中華で「和蕎麦」ライクな麺。実にユニーク!。茹でる前は灰褐色な表情で、茹でられると柔らかい茶褐色が滲む色合いに変わります。
 

 
 また黒胡麻ですが、その素朴な茶褐色に微かな斑点が貼り付くのが実に風流。味わいとしても甘味が深まる上に、麺の素地が蕎麦ライクとは言ったものの、小麦粉の甘味もしっかり伝えます。黒胡麻のコクがいい感じで混じり合います。酸味のある醤油タレを吸い込んでも感じる仄かな甘味がナイス!。
 

 
 
 
<スープ割> 柄杓でダイレクトに注ぎ入れる!冷やタレを熱々スープで割る!ラーメン感覚で楽しむ!

 
 冷やし中華で、スープ割をしてくれる店は、とても貴重。御店主からフレンドリーに「スープ割いたしましょうか?」と言ってくれます。年季の入ったスー柄杓がにょきっと出てきて、スープを注ぎ始める。タイミングはこちらからストップを伝えるシステム。嗚呼・・・いつものラーメン感覚が蘇る!。改めて、ベースのスープは、とっても野菜と昆布が溶けていると感じ入ります。いつものラーメンの喜びが復活した展開で2度楽しめた気分を味わえる!。
 

 
 
 
総じまして「江ぐち系で唯一無二の蕎麦ライクな冷し中華!この独特な大衆感覚が素敵!激しくオススメ!」

 
 ・・・と言う感動の嵐!。冷しにしても、やっぱり個性派失われないプレゼンスが見事。王道冷や中は、都内あちこちで似た味が食えても、この風合いはここでしか味わえません。ラーメンも然りなんだがね・・・・。三鷹名物と言っても過言ではありません。近くに来ることあれば、こちらを激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつもの様に締めたいと思います!。
 
 

 
 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!

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