【今週のラーメン５６０７】武蔵境つばさ家（東京・武蔵境）焦がしにんにくラーメン　〜家系豚骨醤油とマー油の相性が絶品！焦がし大蒜のパワフルさに豚骨＆鶏エキス濃密さ響く！

限定提供期間年内延長！すっ飛んで食いに行った！

　つばさ家の「焦がしにんにく」が好きです。期間限定メニューで先月は２年越しの再会。重ねて訪問するつもりが、１１月は忙し過ぎて願い叶わず。心惜しむ気持ちでお店公式ツイッターを見てみると１２月も提供延長！。行かなアカンでしょ！と突撃モードで訪問してみましたー。

＜全体＞じっとり豚骨醤油に混じる迫力！立ち込める色濃い家系風合い！湯気に滲む濃厚マー油の香ばしさ！

　元々のワイルドな風貌に家系らしい規律は感じますね。肉！ほうれん草！海苔！その三つ巴のバランス感覚がいつもながらナイスです。この漆黒の焦がしにんにくが色濃くてインパクトアリアリ！。

　熱々モクモクと立ち昇る湯気の中に、焦がし大蒜の香ばしさが漂い鼻腔をくすぐります。そしてやっぱり丼の内側に張り付く焦がし大蒜がまたそそる！。当然ながら、家系豚骨醤油らしい鶏油の明るさもあり、豚骨煮出しの濃厚さが滲む。もうすでに自分の中では、名作家系と感じておりますー。

＜出汁＞家系豚骨醤油とマー油の相性が絶品！焦がし大蒜のパワフルさに豚骨＆鶏エキス濃密さ響く！

　ひとクチ目の初動から旨いと感じ！。家系なりの豚骨の髄を感じる風合いに、鶏エキスの混じり合うのがスタンス。更に醤油ダレがまとまる！。クチの周りに微かにポタポタと貼り付くような、動物系コラーゲ感がまた良い。

　そして主役の焦がしにんにくと家系豚骨醤油の相性が最高！。これに負けず劣らず焦がし大蒜の香ばしさと、キレッキレな大蒜パンチが実に痛快なのです！。焦がし大蒜・・・いわゆる「マー油」が重厚な豚骨醤油と対峙します。にんにくは動物系のエキスと相性が良いのは当然だが、焦がした香ばしさが醤油風合いと塩気に結びつくようでそれが秀逸！。

＜麺＞焦がし大蒜香味に塗れ吸込む旨味！凛々しく図太い麺線！ワイルドそうでナチュラル！

　ナチュラルな物腰感が見てとれる中太麺な感覚は、まさに家系ってな風貌で、捩れやすいところがいかにも家系らしくいいね。定番の鶏油効果もあってか光り輝いてるではないか。仄かに薄黄色いところに、焦がし大蒜の黒さが貼り付きまとわりつきます。

　今回はデフォの茹で加減。ナチュラルな物腰で、それは芯を感じることのない、麺全体でなめらかさを感じさせます。噛応え・スベリ他、ややマイルド系な固さゆえに中加水の品の良さもナイス！前歯ではスパスパと千切れて行くようで、奥歯感覚は、クッチリ、ちょいワシッと潰れる感覚がいいね！。

＜海苔＞家系謳歌な凛々しく肉厚な海苔！オカズになる旨さ！出汁に濡れても風味高し！

　海苔の旨さを外して考えられんのが家系。肉厚さと熱ダレ少なさがとっても良いですな〜。やはり海苔を巻き込むと旨し！。

　やはり風味がよいでわないか！。今回も性懲りも無く、何度も何度も何度も何度も・・・麺に巻き付けて食らいますが、海苔単独で出汁で濡らして食らっても絶品！。

＜ほうれん草＞クタクタ加減がナイス！塩気と香ばしさが効いた汁を吸い込み甘味を滲ませる！

　この絶妙なるクタクタブリが、なぜか家系の上でなら実に旨さが水を得た魚のようにイキイキ！。出汁が沁みる旨さに泣ける。豚骨エキスの塩気を吸い込み、焦がしにんにくの香ばしさを纏い、そして受け止めるほうれん草の甘味が旨し！。

＜チャーシュー＞出汁を吸い込む！微かに香ばしく質感高し肉！ロース部分が程よく脂が抜ける？

　大きさもいいしボリュームもいいし、並びつけもナイス！。食べやすさというより、旨さが光る肉感がナイスです。また、噛んだときに、微妙に「ほろっ」と崩れる感覚がよいのです。なのでチャーシューメンも当然オススメですぜ！。

＜味変＞性懲りもなくダブル薬味で厚化粧！豆板醤・生姜！ガッツリ攻めて実に痛快！

　定番のおろしニンニクは今回はなし・・・焦がしにんにくとかぶるから。そして遊び心で豆板醤！そして自分のこだわりすりおろし生姜！。やはり溶かすと格段にキレが生まれます。そして時には金属的とも思える生姜のじんわり感が溶けると、相乗効果でキレと刺激が加わる！。味のダブル薬味攻撃！味変厚化粧激しくオススメ！。