忙しさに通し営業がありがたし!憂さ晴らしでガッツリ味噌麺!
正午前の会議が伸びているのに、午後イチの会議が設定され、嗚呼気持ちが休まらない・・・。腹は減るのだが腹が立つので、そのまま仕事を続けて昼飯タイムは後ろ倒しさせてもらいました。ところがその午後の会議も伸びてしまい、フツーに午後3時が近づいてくる。近場の味噌専門店で食らうつもりでしたが、時間の都合で通し営業の店で味噌麺をゲットしてまいりました。一駅分だけ移動して東小金井。またいつもの店「くじら食堂 nonowa東小金井」さんへGO!。
<全体> レギュラーメニュー昇格して背脂アップ?ワイルド感アップ?コーンと焼き目も加わりバージョンアップ!
昨年秋に限定麺として好評だった味噌麺が、今では秋冬レギュラーメニューとなっております。結構好きなのでこれは嬉しい対応!。憂さ晴らしに「特製」「大盛」とさせてもらいましょう!。
おおお!ちょっと麺顔イメージ変わったね。ワイルドの中に上品さがあった記憶だが、ワイルドさが強調されてバージョンアップ!。まず背脂感がアップし、肉にははっきりと炙りが入りカイエンペッパーが投入されているのが、変更点かしら。そしてコーンが加わったのは見逃せません。そして生姜がトッピングされ・・・上品なようでガッツリ!ガッツリなようでサッパリ??。へへへ・・・今回は「辛玉」と言う味変化アイテムも備えておりますので、既に知ってる味わいのはずが、初食のごとくワクワクしますな!。
<スープ> 麹の風合いに優しい甘味!円やかな濃密豚骨エキスに背脂じっとり!生姜とカイエンの刺激が馴染む!
さあスープ!やっぱり、やっさしぃ〜!そして円やかで濃ゆい!。昨年バージョンは、米麹の粒が浮遊してたりしてましたが、背脂で占められております。その味噌ですが、麹の発酵感が優しく甘味を感じる展開?。個人的には麦味噌っぽいのがブレンドされてないかと妄想しますが、アテにしないでください。ともかくベースの味噌はマイルド。ところがここに分厚く背脂が投入されて、胃袋にズドンと旨味を落とし込み浸透させるのです。
この時点で既に魅了されとりますが、ベースの出汁がまた分厚い。豚骨の煮出しはありましょうが、まるで鶏系のコラーゲンを感じるほど、口の周りに微妙に感じる貼り付き感あり。まさかモミジ投入とは妄想が過ぎますが、ともかくボディーがしっかりしてる上に、重くなくグビグビと飲み干させる余裕があります。さらに擂りおろし生姜が響く!味噌と豚骨の分厚いコクにジリリと響く清涼感!グイグイ飲ませる!麦味噌系の甘味に溶かしたような味風景と似ており、味噌麹の仄かな後味に痛快に結びつく清涼感がナイスです!。カイエンペッパーとも喧嘩しない刺激展開。
<麺> うほ?麺変更?少しハードで明るい平打ち手揉み太麺!濃厚味噌を受け止めるヌッチリ歯応え!野菜・薬味・肉を絡みつけて感じる素地の旨味!
駄舌ゆえに嗤ってもらって結構ですが、麺を変えてない??。スープが味噌に変わるだけで麺のフィーリングも変わるのかもしれませんが。いつもの定番手もみの平打ち太麺と思いきや、ヌチヌチした歯応えに引き締まりがあり、微妙に物腰がハード?。それだけでなく、色合いも少し明るくも感じはじめ、濃厚な味わいを受け止めつつ、ゆっくり染まってゆくような展開です!。
それにしても、背脂とスープを絡めまくるぜ。まるでスープで分厚くコーティングされた風貌。噛むたびに麺の甘味と出汁の旨味が一体化し、唾液で糖化を促され一気に別の旨さに昇華するようです。今回大盛にしてよかったとつくづく思うが、どうせなら特盛でもよかったかも。同一料金なのが泣ける!。一点注意すると、卵太麺のように啜るとぶるぶると震え暴れるから汁ハネはご注意を。シャツを汚してまた嫁に叱られる。
<チャーシュー> 焦がして香ばしく蕩ける脂身!脂の甘さが赤身と出汁に溶け入る旨さ!炭水化物系に相性抜群!
くじら食堂の肉と言えば定番豚バラ肉!。今回は徹底的に炙りが入れられ、焦げた部分を味噌出汁に浸して食らう喜びが溢れる。分厚く長めが一枚、そしてブロックカットが数個。整った赤身と脂身のパラレルを見せつける肉。外側はローストされた風貌が強く、肉の香ばしさが香りがナイスです。
はははっ・・・箸で持ち上げるだけで崩れそう!めちゃ柔らかい。そして汁をスポンジのように吸込み旨さが多層的にじわじわと広がります。赤身は下味とロースト風味を醸し、脂身は蕩けて円やかな甘み!。汁が染みこんだ部分は、まさにトロトロで崩れそう・・・・。最終的には麺に巻き付けて一気に味わいますが、白飯をサイドに置くのも手ですね。白飯オススメかと!。
<野菜> カイエンと生姜に塗れて熱々シャキシャキのモヤシ!汁浸して歯応えと甘味が濃厚味噌味に清涼さを与える!
味噌には定番の茹でモヤシ。熱々シャキシャキのモヤシ山だが今の私には最適のボリューム!?。ジロリアン諸兄には物足りないかもしれませんが、これはこういうジャンルなのでいい感じ。中盤は天地返しで汁浸しにしてしまいました。とにかく背脂が滲み濃密濃厚!なのでモヤシ汁が染みて仄かな野菜甘味が溶けるところが、期待通りの旨さです。さらに麺に混じると歯応えが実に複雑!旨さの体感が倍増かと!。モヤシ追加50円ってサービスあってもいいかも!。
また今回はコーンが入っていたが、バターコーンってのがいい感じみたい。後で語る辛玉とはかぶるので、今回は控えました。でもそのままのコーンの甘味がやっぱり味噌には定番的に合いますな。
<味変化> 辛玉!ただ唐辛子で辛いだけじゃない!複雑に薬味と甲殻がすり潰された刺激的旨さ!真っ赤に染めても味わい深し!
今回はこれを試したかった!。昨年の限定の時は悔いを残していたのです。期待のハードル高めたけど、上回る旨さ!相性の良さ!。
元々自家製辣油が得意なお店と存じておりましたが、ただ辛いだけでなく辛さに旨味をしっかり感じます。
唐辛子、及び唐辛子粉はもっとハードかと思いきや、他の旨味がしっかりカバーして溶けこむ感覚。山椒と言うより、もっと馴染み深い薬味が細かく入っているようで、しかも甲殻類もあるような味わい深さもあり様子。これを味噌出汁で溶かすのが一苦労しますが、ゆっくり硯をするように気を落ち着けて行きましょう。
<味玉にハズレなし!> 下味濃密で円やかな甘味が舌に纏わり旨し哉!味噌に負けずコク深し!
嗚呼、卵黄の出汁が浸透した味わいが好き。ハードジェル状態でトロミはほとんどないが、ねっとりと湿り気が多く濃厚さは確実。出汁がしっかりめに深く浸透し、熟成したような甘味がたまりませんな。濃厚な味噌味に浸しても負けずにコク深しですよ。やっぱりこちらの味玉は甘味アピールでナイス。味玉にハズレなし!。旨し!。
総じまして「麹風味に甘味が優しい味噌!背脂と具材の旨味!薬味が痛快にキマる展開!秋冬に激しくオススメ!」
・・・と言う感動の嵐!。秋も深まれば、やっぱり自然と味噌のコクが恋しくなる!一方で濃厚でコッテリした旨さも欲しくなる!両方一気に堪能できる上に、辛玉で激しく味変化もかなり楽しい旨さ!これは間違いなく激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!