ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン5141】中華そば 向日葵(東京・三鷹市下連雀)特製煮干しそば + サッポロラガービール赤星 〜店と接客は実にほっこり!拉麺は旨さしっかり!淡麗と濃厚のハイバランスな極上煮干しそば!

煮干しがリニューアルとのことで行ってみた

 
 三鷹駅・吉祥寺駅・井の頭公園駅・・・どこからも少々歩くことを余儀なくされる陸の孤島にあるお店。このエリアをベースに拉麺活動している身としては、もっと訪問しても良さそうなのですが、そんな事情があってあまり通えてません。今回は、どうも煮干しそばが従来とは変わっているぞとの情報を得て、それは確かめばならぬと言うこだわりで、ひさしぶりに訪問してみました。
 

 

 ひさしぶりだったけど、休日ランチタイムで結構賑わっております。陽当たりの良い行列だったので、そんなに苦労もせず、iPad片手に業務メールをサクサクと処理しながら20分少々で、カウンターに辿り着きましたー。
 

 
 
 
<サッポロラガービール赤星> 旨い店にはこの麦酒!図太さと軽やかな苦味が共存する不思議な旨さを堪能!

 
 ふと考えると、この店は元々、拉麺好きな女性が開業だったはず。忙しい時はご亭主のご理解と協力もあったシーンが今でも覚えています。ご亭主は、今は三鷹台で2号店を切り盛りですが、スタフも増えて定着化してる様子。着実にこのエリアの有名拉麺店のプレゼンス確立ですな。そんなことを感じながら、旨い店にはこの麦酒!図太さと軽やかな苦味が共存する不思議な旨さを堪能ってなことで、今日サッポロも赤星を堪能ですー。
 

 
 
 
 <全体> すっかり板についた美しさと肉の迫力!煮干エキスの漂いに濃厚感がアップ!名店の風格すら思う豪華淡麗煮干しそば!


 
 やっぱり配膳の瞬間は、作り込みの高さを感じる質感です。ハートフル!そしてゴージャス!もっと言えばビューティホー!単に具材の並びが整っただけでなく、スープや具材の質感とか、一体感がアップした感覚です。
 

 
 特に今回は、スープの濁り具合に興味津々でして、煮干しが濃ゆい色合いにしては、柔らかいニュアンスを表しており、濃厚と淡麗の中間を行く様なエキス感です。そして麺線は整っており、肉の迫力が追い打ちをかけてナイス!。
 
 

 
 
 
<スープ> 泡立つ煮干し感!苦味かなり抑えめな魚介感覚!煮干風味もしっかりしつつも後味スッキリ!旨味が濃ゆい!

 
 以前は 、清湯に近い淡麗系煮干しだったと言う記憶。ライトな塩気に煮干しの魚介感がピタリと寄り添う様な味わいと覚えてますが、かなり変化してますね。塩気にフォーカスした煮干しから、甘味に方針転換したようなリニューアルと感じました。とは言え、甘ったるいのとは全く違うようで、従来の淡麗感もキープした様な味の展開。その淡麗キープな感覚は、どんぶりの内側に貼り付く煮干しの泡とは、イメージが逆で・・・・淡麗と濃厚の合間をゆく様な煮干し感覚と申せましょう。
 

 

 
 見た目はざらつきを感じる煮干出汁ですが、実際はとても滑らかです。サラサラと流れて口の中で柔らかに広がる様子。ニボっとしたワイルドさがない割には、煮干しのアピールはしっかりしとりますなー。ぐちゃぐちゃ語ってますが、煮干の旨みをピュアに引き出したって感覚で、素直にうまし。
  

 
 
 
<麺> 淡いクツクツ感が楽しく風味を香らすストレート細麺!汁を吸いつつ大盛でも最後まで素地のフレッシュさを保つ旨さ!


 
 美しく揃い折り畳まれたストレート細麺。細麺の中でもスリムな部類。しかし見栄えとは裏腹にクツクツした歯応えがいい感じで、同時に風味の高い仕立てとなってます。その一方で所謂「足が早い」と言う感覚?。割と出汁を吸い易いようで、しなやかになり始めるのが早いです。
 

 

 

 出汁の吸い込みが良いために、汁の持ち上げがよろしいかと。噛み潰すと出汁と溶け合う素地の風合いもありなむか?。奥歯で潰した瞬間、糖化したような旨味を発するって感覚です。とは言っても汁を浸透しても風味はどこかでしっかり残ります。スパスパ!クチクチ!としたものに変化しきっても、麺の風合いは微かに楽しませてくれるし、大盛でも最後まで素地の旨さを楽しませてくれます。
 

 
 
 
<チャーシュー> 鶏豚2種の低温調理系!赤身と脂身バランス良いしっとり豚肩ロース!フカフカプルンと弾く鶏胸肉!
 


 
 まずは豚肩ロース。大判な肉スライスが3枚。綺麗に折りたたまれて扇状に並んでます。はがすように箸でリストして食らうが、肉本来の味わいと軽い塩気のバランスが良く、本当に直ぐにでもビールを欲してしまう味わい!。半レアっぽい部分がしっかりあって艶めかしき旨さを堪能。また3枚もあるからスープに浸したり、すこしそれでしゃぶしゃぶしたりして、熱と味の変化も楽しめましょう。
 

 
 そして鶏の胸肉。鶏胸肉のコンフィタイプの味わいは、実に旨し!。引き締まりと柔らかさを両立するような歯応えで、フカフカプルンと弾く。とても肉厚でサイズもいいのが更に嬉しいね。ペッパー感もないあっさり肉なので、汁に浸してスポンジのようにしてから食らうのも楽しいみたい。やはり特製は楽しい!。 
 
 

 

 

 
 
<他具材> 煮干し出汁によく絡み深く染み入る柔らか穂先メンマ!相性抜群の九条ネギ!そして煮干と言えば岩海苔!


 
 隠れているが大ぶりの穂先メンマ!。スープと似た味わいが深く浸透しているため、出汁との一体感がナイス。ひょっとして同じ出汁かも。鶏油とのマッチングがナイスで、節で分厚い部分も繊維が解れるような柔らかさ。またどんなスープに相性がいいのが九条ネギ。これはテッパンの相性の良さ!。肉でも麺でも何にでも絡めて旨し!。目にも鮮やかな色合いです!。
 

 
 煮干系に岩海苔はテッパンの相性ですな。パリパリな岩海苔が出汁を吸って柔らかくなり始め、そしてパリパリで複雑な縮れが嘘だったかのように、煮干出汁を吸って花が広がるように開きます。海苔の風味が出汁にも溶け、そして煮干の旨みにコラボしてうまし!。また細麺に貼り付いて麺の咀嚼でも海苔感を楽しませてくれます。
 

 
 
 
<味玉> あっさり出汁が染み入る旨味!塩気と甘味のバランス良い濃密ゼリー状の卵黄!


 
 薄い褐色に輝く味玉。薄い出汁にゆっくり浸透した感じで、そのまま食らうと軽く出汁の風味と味も感じます。柔らかいフルフルとした仕上がりもまたナイス!。
 

 
 一方の卵黄は全体的にトロトロ部分が多い状態で、舌全体に絡みやすい。味わいは見た目以上に、出汁浸透の熟成した甘みと、卵黄本来の持ち味が濃厚。それに出汁の塩気が結びついたようで濃密にして濃厚!。
 

 

 
 
総じまして「店と接客は実にほっこり!拉麺は旨さしっかり!淡麗と濃厚のハイバランスな極上煮干しそば!」

 
 ・・・と言う感動!。醤油や塩も作り込み高いし限定麺もかなり人気で名作揃い!結構器用さもあるお店です。これから春に向かう中で井之頭公園の散策ついでにお立ち寄りというのはいかがかと!。早春のお散歩ランチに激しくオススメ!。旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
  

 

 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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