ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4535】 ラーメン ちとせ (東京・八王子) チャーシューメン 大盛 ねぎまし 〜昭和から旨さのタイムリープ!これぞ正真正銘!八王子ブラック!!

正真正銘!THE 八王子ブラック!
 東京のブラック系と言うことで外せないのは、やっぱりここかな・・・。別名「八王子ブラック」と喩えられる、ラーメンちとせ@八王子のラーメンです。もはや○○ブラックと名乗らずとも通用するプレゼンス。前回訪問から9年も経過し、実に久しぶりに訪問して参りました。
 

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 相変わらず町中華を思わせる雰囲気が良いですねぇー。お元気でおられるかと思ったのですが、大将は調理と出前の掛け持ちで大忙し。その傍で奥様はひっきりなしに炒め鍋を振るうと言う、繁盛そのものです。繁忙なところに出前注文の電話に対応したり、また洗い物やったりと、対応は実にミラクル。やっぱり休日の昼間は、こういったいかにも昭和を感じさせる店が実に和みますねぇー。
 

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 店の雰囲気だけでなく、価格設定も昭和を感じさせます。ラーメン430円って設定が泣かせるじゃありませんか。醤油・味噌・塩・辛い系・餃子や炒め物などなど、大体500円代前後でまとまっており、自宅近くにあれば間違いなくヘビロテしてしまうことでしょう。地元の方々が実に羨ましい!。
 

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<全体> 大衆的で宇宙感覚な漆黒スープ!星屑のように眩いばかりの大量玉葱微塵!ブラック拉麺!

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 何やら醤油タンメンがよく注文されてるようですね。550円とのこと。激しくそれにそそられましたが、もうちょっと売り上げに貢献しようと、今回はチャーシューメン!大盛ねぎましとさせてもらいました!程なく提供を受けたのはこんな麺顔です!。
 

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 おおお!まさにブラック!漆黒の度合いが素晴らしくてエキス感が丸出し。八王子と言えば玉葱の微塵切りですが、表面を多い尽くすほどに展開されておる!。それだけでなくデデンと山になって盛り上がる様は興奮するばかりです。これは鶏のエキスなのだろう・・・細かい脂の層があり、それを吸い尽くすかのように玉葱が埋め尽くされて漂う。よく見ればペッパーが仕上げで振りかけてあるのが分かり、まさにブラック系のティピカルなフォーマットを感じさせます。ワンポイントにさやえんどうが一つだけ浮かぶのも、ちとせのアイコンと言えましょうか・・・。9年ぶりで食らうブランクなど、麺顔見ただけで吹っ飛んでしまいました。
 

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<スープ> 見た目より塩気を感じずにしっかり伝わる醤油感!ペッパー滲み鶏豚煮出汁がしっかり受け止める!

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 どうしてもワンパターンになってしまうが・・・見た目以上にサラッと食える、ゴクゴクと飲み干せる塩梅です。そして期待通りに、醤油の輪郭をしっかりと受け止めます。塩っぺーと言う感覚はなく、醤油の風合いが濃ゆいという前向きなイメージ。たまり醤油の円やかさなどが頭に浮かびますが・・・ここは濃口醤油のズシリ感と申しておきましょう。醤油の風合い、香りがしっかりと伝わるところが痛快にさえ思えるほど。
 

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 そして味わいも深い。ベースは動物系で、オーディナリーに鶏豚ミックスと思われます。見た目の脂で鶏メインかと思ったのですが、柔らかな輪郭に馴染みのある豚エキスを連想してしまいました。チャーシューの豚の影響かもしれませんが、まぁ出汁が効いてるのは確か。またペッパーの風合いは豚の旨味によくマッチすると思われ、それがフックとなって旨味を感じたのかもしれません。
 

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 そう、ペッパーなのだよな・・・。そんなに暴力的ではなく、軽くアクセントとなっている程度。豚肉にフィットするようですが、醤油味にも影響を与えてるかと。これにより醤油感がキリリとした輪郭に引き上げられるような妄想すら覚えますよ。まさにブラック系の旨さという感覚で、これがヤミツキ度合いを高めるようで旨しですな。
 
 

 

 
 
<薬味> 玉葱微塵切りをねぎましで!玉葱が汁を滲ませさっぱりに!シャリシャリと噛み締めながら甘味を感じる!

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 味わいやすく、飲みやすく、ゴクゴクと飲み干せるようにしているのは、やっぱり玉葱の微塵。多少ランダムな微塵ですが、全体的には微細な表情です。生の玉葱は、ジリっとしたフレッシュさが特徴で、濃ゆい醤油味をさっぱりと感じさせる役割は果たしてると思う。また熱の浸透で独特の濃ゆい甘味を出すのも玉葱の特徴で、円やかに仕上げる役目でもありましょう。今回はねぎましだったので、それらがとても発揮されてるのがいい感じです。
 

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 またスープに溶けてるが、シャリシャリとした歯応えも演出しているようで、それがまた楽しい!。口に含んでごっくんと飲む前に。一度噛んでシャリっと潰して味わい、それから出汁の嚥下が始まるというプロセスになりましょう。これだけ大量な玉葱微塵だからねぇ〜・・・誰だってそうなるかと。
 

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<他具材> 玉葱微塵の奥に守られてる鶉たまご!愛嬌感じる箸休めとして楽しい!

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 すっかり忘れておりました。遊び心というか、真心と言うか・・・鶉たまごが玉葱微塵の山の中に埋まってます。まるで玉葱の集まりが、鶉の卵を守る巣のような状態。箸で玉葱を崩すとそこから、ひょこっと鶉たまごが顔を出します。お弁当でしか見ない、どこか懐かしい具材。愛嬌感じる箸休めとして楽しいのです!
 

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<麺> 加水仄かに抑え目?軽くボコつく細麺!醤油に染まり褐色に輝く地肌!終盤まで風味よく味わう!

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 本当に9年も経つと覚えてないものです。麺がこんなに旨かったのか!あまり言い過ぎると逆に失礼か。超個性的なスープをこれほどまでに、しっかりと受け止めていたかと旨さ再認識です。引き上げると、それはもう序盤から醤油に染まった色をしており、まさに褐色です。ソース焼きそばを連想してしまうほどの色合い。フォルムはストレートとい言うより、多少ボコ付きがあるので、それでまた焼きそばチックに見えてしまいます。
 

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 これほどまでに染まっているなら、さぞかし出汁を吸い込んでいるだろうと思いきや、何と風味も感じるのね。これは驚き。茹で上げも多少短めなのか、何となくクシくしとした歯応えで、素地の風合いを伝えるって感覚です。時間が経過するとゆっくり出汁が浸透してゆくのだが・・・それでも最後まで風合いが片鱗として残るところが実にいいね!。大盛で最後まで風味の余韻を残すなんて・・・好きになってしまう麺でしたわ!。
 

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 また泣かせるのは、価格抑え目なのに大盛の量が多いのよ!。体感としては2玉なのだが、たまたま体調がそう思わせたのか、はたまた単に前回から9つも歳を取ったので、胃袋が衰えているだけなのか。たまたまメニュー表でみた冷やし中華が、5月から提供とのこと。この麺で冷やしになるとどうなのか・・・すでに気持ちは夏に翔んでしまいました。
 

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<チャーシュー> 王道豚バラロールのスライス!漆黒スープが下味つけダレと同等に深く浸透!貼り付く玉葱旨し!

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 漆黒のスープ!大量の玉葱!そっちに気が取られて肉まで回らなったのだが、笑うほど楽しく食させていただきました。やっぱり我々世代になると、豚バラロール肉が大量にあると、おおお!と言う気分になるのよ。子供の頃は、豚肉の脂身が大嫌いだったのだが、拉麺チャーシューの脂身で旨さを知ったと言う記憶。自重で砕けるほどの柔らかさと、醤油ダレが十分に染み込み甘辛い旨さは、バラ肉の本領発揮というところでしょう。
 

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 さてその豚バラ肉だが、この一杯で面白いのが、下味のタレと、ブラックスープのレベルが似てるところ。スープに泳がしたり下に沈めたりすると、まるで下味を一緒に食ってるような感覚になるから面白いのです。また玉葱が、脂身と赤身の隙間に入り込んだり、表面に大量に貼り付いたりするのもナイスで、玉葱の旨さも滲む旨さ!。これで白飯が無限大に食えそうな気がします。
 

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 おいおい・・・オレをどこまで泣かせれば気が済むのだ。この価格設定にして豚肉も多いのです。玉葱の下に隠れていたり、スープの色合いから沈んでいるとから分からなかったが6枚は確実にある。ひょっとして8枚なかったか?と迷っているところです。食っても食っても、丼の底から、ひょっこりはんのように顔を出してくるじゃないか。随分と楽しませていただきました。食ってる最中、笑みが溢れたおし・・・。
 
 

 

 
 
総じまして「昭和から旨さのタイムリープ!これぞ正真正銘!八王子ブラック!!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。質感と旨さ、そして価格設定のみならず、サービス精神までもが昭和のそれを今に伝えると言う感覚のお店です。これは八王子ラーメンの宝だと思うのだけど!。暗闇のような漆黒な出汁を味わって、気分は晴れ晴れと空を突き抜けるような感動です。八王子は良いラーメンが多いけどこちらも間違いなく激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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