ラーメン食べて詠います

ご訪問いただきありがとうございます。仕事の合間や、休日余暇を利用してラーメン探訪をつづけております。ラーメン食べて感じる、小さな喜びやストレス解放を、最後に詠って締めくくりますー。

【今週のラーメン4554】 でびっと 桜新町サザエさん通り店 (東京・桜新町) 桜ブラック味玉入り + 玉ネギ + 替玉 〜フツーに見えてローカル名物拉麺のいいとこどり満載!円やか仕立ての優しいブラック拉麺!

ブラックサザエさん→歳を取ったらいじわるばあさん

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 正直言って、都内のブラック拉麺を探し出すのに悶々としております。自分勝手に緊急事態宣言の間は、ブラック系を食い続けようと決めたことですが、この宣言期間で本当に悶々としているのは、飲食関係者の方々。悶々とした気持ちを少しでも共有できればと、最近感じている次第です。一緒にコロナが落ち着くのを願いたい。
 

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 さて・・・今回もブラック拉麺を何とか探し出しましたよ。なんとデビット伊藤氏が展開する「でびっと桜新町サザエさん通り店」。ここでのみで限定提供している「桜ブラック」を今回狙ってみました。この桜新町界隈って、サザエさんの舞台でほのぼのした下町かと思えば、さすがは世田谷ってな感じで、結構洒落てるのね。全く地縁がないので高級な街って、恥ずかしながら知らなかった・・・。磯野家もセレブだったのかと思いしりました。
 

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<全体> クッキリ生姜醤油?背脂醤油?豚骨ベースに細麺仕様?ローカル拉麺のエッセンス満載?

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 デビット伊藤氏は、伊豆の真鶴に拠点を移して拉麺活動中だとか。この店は女性スタフに任せているようです。やはり優しくも柔らかい雰囲気。威勢よくオーダーが通る店内。ポツポツと後客が入ってくる感じで、週末昼下がりって長閑な感覚で過ごします。そんな中で配膳を受けたのはこんな麺顔!。
 

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 おおお!別にナメてたわけじゃないが実にしっかりした漆黒のスープ感!そして旨さを演出する背脂の浮きが見事ですね。生まれの京都の一杯を感じさせるような背脂醤油感がいいね。そして良く見ると擦り下ろされたフレッシュな生姜がこんもりと盛られている!生姜醤油の一杯だったのか??ちょっと新潟長岡系にも通じるニュアンスがありなむか?。これは面白いとマジマジと更に眺めるが・・・意外と麺が細いのね。大盛り不可・替玉制ってのが頷けるストレート細麺。こちら豚骨系メインのお店だと言うなら、九州系のニュアンスも取り込まれているのか・・・。予想しなかった、各地のローカル名物拉麺のいいとこどりな一杯に設計されているのかも知れません。そんなに起用な店だったのか!?
 

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<スープ> 醤油は円やか塩気は低めでクリアー!背脂と乾物の甘味に溶ける生姜の清涼感!

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 さてスープ。全体的にはブラック系の割にはライトで角が丸い味わい。なのにコクと清涼さが感じられる独特なフィーリングなのでありました。
 
 
色合いに反してコク深いマイルドさ!背脂と乾物の甘味が芳醇に溶ける!

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 まず醤油だが塩気のパンチはすごく控えめ。そう言う意味では女性的でしなやかで優しいカエシと言えましょう。薄いという感覚とは別で、豚由来のコクがあるベースストックに醤油の風味高さと背脂が溶ける甘味がしっかりと表現されてます。上品なブラック出汁と言えましょうか。そして甘味。使っている醤油の風合いなのかも知れませんが、たまり醤油も少しブレンドされてるのかも知れませんね。ただそれだけではこの甘味は完成しないと思われ、乾物の溶け込みが妄想されるかと。手っ取り早く煮干を想像したが・・・そこまではっきりとした輪郭はなく、サラサラと流れるような甘味が印象的でありました。
 
 
生姜の清涼感で引き締まる塩気感覚!溶かすと緊張感が生まれる味バランス!

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 ここからがいいね!生姜の多さがいい!ジリジリと響く独特な清涼感が醤油の柔らかさに新たな個性・生命を産み出す味の広がりです。長岡系を想像すると一番分かりやすい味の展開ですが、長岡一辺倒ってな味風景でもないところがむしろ秀逸と言った感じでしょうか・・・はっきり言ってこれ好きな味ですよ。後から背脂のコクが交わるような展開の伺えますし、清涼感とコク甘味で新たな緊張感も産まれるようです。事前に想像してたより旨かった!。
 

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<麺> 出汁と絡んでも風味と甘味!少し博多系も感じるストレート細麺!

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 麺と出汁の相性も良いね。ブラック系だったら太麺が定番?なんだけど、これには細麺といった主張も感じ取れます。
 
 
出汁を吸ってもクツクツ感と風味が仄かに持続!

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 ストレート細麺の中でもスリムなタイプ。何でもかんでも博多系に結びつけて感じるのもどうかしてると思えど、クツクツとした歯応えがまたそう考えさせます。それは別にパツパツ低加水ってなわけではないが、出汁を吸ってもクツクツとした歯応えを感じさせ、その余韻として素地の風味を仄かに与えます。それが思っていたよりも結構に持続するものだから、尻上がりに好印象へとつながる・・・。元来、カタ麺主義者な私には合うといったところでしょうか。序盤から替玉召喚を決めましたよ。
 
 
湿りを噛み締めるとしっかり甘味も発する小麦粉感覚!

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 楽しいなと感じたもう一つは、噛み締めると甘味を感じる部分がある部分。博多麺だと熟成した風味と味わいを期待するところですが、この麺は出汁を微妙に濡れて吸ったところから、一体化した甘味を感じさせてくれる。甘味を発する小麦粉感なんて妄想を覚えてしまい、すすり飲み込むよりも奥歯で潰して味わいを感じる方に重きを置いて味わいます。具材の茹でもやしとも良く絡み、野菜由来の仄かな甘味も巻き込みながら食らう!
 

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<チャーシュー> 醤油ダレにしっかり染まった定番王道豚ばらロール肉!安心の旨さ!

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 しっかりと甘味のある醤油ダレが浸透し、ローストもしっかりめに周囲に入って壁ができてますね。優しい煮込みもいい感じで、脂身が香ばしくも甘さが芳醇です。醤油系の下味がスープと同じようで、まとまりがある旨さですね。柔らかい仕上げでも崩れることもなく、適度な歯応えも与えてくれます。塩気や醤油感より甘味が分厚い感覚。これは炭水化物と合わせ食いたくなる。例えば白飯など。昔から馴染んだ旨さって感覚で、今回も麺にも巻いてみました。それにしても・・・こう言った肉でビールを気軽に楽しめる日々は、本当にいつになったらやってくるのだろうか〜。気が遠くなりそう〜。
 

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<メンマ> 漆黒材木メンマ!醤油感の香ばしさと出汁の甘さを両立させる仕上がり最高!

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 実は隙のない一杯で、メンマの仕上がりだけでもそう感じます。しっかりとした太さと長さを感じる材木型の大メンマ2本。ブラック拉麺に合わせたと思うほど色合いが漆黒系にまとまっており、下味の深さを感じます。スープやチャーシューと同様に、丸みのある醤油感覚で甘い出汁感に浸る旨さ。繊維質は非常に柔らかく、サクサクと食えるのが快感です。そして妙に繊維質に背脂が引っかかってくるのが面白い。背脂のコクも合わせて食らうメンマの旨さがいいね!。そうと分かっていればメンマ増し100円は必定でしょう!。激しくオススメ。
 

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<玉ねぎ> 形が揃ったざく切り微塵!シャリシャリ歯応え痛快にしてフレッシュに弾ける甘味!

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 今回追加したのは玉ねぎ。ブラック系って、何となく玉ねぎ微塵と合いそうだし、その上にブラックペッパーなど存分にふってみるのもいいかと思って。小皿で別出しされたそれは、想像以上に粗微塵。一気に全部投入してみました。
 

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 粗いけど粒が揃ってるので見栄えがいいね。ちょうど奥歯の窪みにピッタリ引っかかるサイズで、潰して食らうのが楽しい。シャリシャリ歯応え快感でフレッシュに弾ける甘味がたまらんね!。スープにも野菜特有の優しくフレッシュな甘味が溶けるし、いいこと尽くし。スープが想像よりも円やかライトだったので、少し全体の味が薄まるかと怪訝だったのですが無意味でした。個人的には、すでに入っているもやしを増すより、玉葱の方がオススメかと!。
 

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<味玉にハズレなし!> 塩味玉にも似たナチュラルな塩気に絡む濃密卵黄!ハードジュレ感覚で舌に絡みまくり!

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 さて味玉。ブラック系で、チャーシュー・メンマと同一な下味醤油ダレの統一感があったのだが、味玉は他のメニューに配慮したのか塩味玉風なタイプ。塩味玉と言い切らないのは、ひょっとしたら白出汁風かとも配慮したためですが、割とナチュラルな塩味浸透。実はこの方が卵本来の味わいを表現すると個人的には思うタイプです。
 

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 卵黄の仕上がり具合がまたいいね。卵黄全体がハードジュレのような状態で、トロミは無くなってる様子。ゆるゆるな芋羊羹のようなペースト感でした全体に絡まる感覚です。塩気がストレートに卵黄本来のコクがナチュラルに引き出すように感じられる旨さ。あとで少し黒醤油出汁に絡めて味わうのも、ほんのりと風味が変わって楽しからず哉。嗚呼、やっぱり味玉はハズレのない旨さだね。今日も旨し。
 
 

 

 
 
<替玉> やや柔らかめな仕上げ!小麦粉感を最後の仕上げでしっかり堪能!

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 麺がとても好印象だったので、替玉召喚。ただちょっとイメージがズレてしまったかも??。ディスるつもりはないが、たまたまなのだろう。湯切りをもう1〜2回足して欲しかったような印象と、全体的に少し柔め。替玉は1玉めよりもちょっぴりハードな仕上がりを期待していただけに、少々好みから外れたかもしれません。
 

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 ただ柔らかい麺が好きな人には合うかも。例えば滑りの部分からは小麦粉風合いが濃ゆく感じられるし、味の強いのが苦手な方ならフィットするはず。またハードめが好きな方でも、ブラックペッパーを追加投入することでパンチが少し生まれますから、小麦粉の風合いともマッチするかと!。次来る時は、茹で加減を確認することと致しませう。
 

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総じまして「フツーに見えてローカル名物拉麺のいいとこどり満載!円やか仕立ての優しいブラック拉麺!」

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 ・・・と言う感動の嵐!。単にブラック系追い求めた流れで、話のネタとしての訪問ってな感覚があったのだが、フツー以上に好みにハマった感覚かと!。これなら特製とかトッピングアレンジを変更して、また食いたいと思うのでした。地縁がないエリアだが、別エリアでもこのブランドを試してみたくなったのは確か!。色々と楽しみが感じられる妙義なる一杯!東急田園都市線利用者なら激しくオススメかと!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
 
 

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 お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
 

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