ブラペ効かせてハードに行こう!竹岡ブラック!
今日もまたブラック系の一杯を求めて!忙しいので都内中心部からあまり離れてないところで探し食らうしかありませぬ。東京西エリアを拠点にしている中、今回は渋谷から急行で2駅4分と言う「三軒茶屋」界隈に出没!。あの千葉三大拉麺に数えられる一つ、竹岡式ラーメンを提供する「らぶる」さんへと突撃し「コショウラーメン」なるものをゲットして参りました。コショウラーメンと言えば・・・品川「天華」のコショーそばが懐かしいですが今は無き名作。それに匹敵する刺激を期待しゾクゾクしながら訪問です。
いかにも三軒茶屋らしいカウンター主体の居酒屋風なお店。少しランチタイムからずれたばかりですが客入りは少なめ。竹岡式ラーメンに人気が集中しているようですが、他に勝浦タンタンもラインアップ。千葉意識が高いお店なので、オーナーが千葉出身なのかもしれませんね。あとアリランがあったら完璧なのですが!豚野菜にんにくラーメンがそれ意識なのか?などメニュー見えているだけで実に飽きませんな(ラーメンヲタクに限る)。
<全体> 醤油とペッパーのダブルブラック!ジャンキーさ溢れる迫力漆黒の麺顔!
ブラック系を追求するならブラックペッパーも期待したいところなのでこのメニューをチョイスですが、竹岡式なら玉葱追加が王道と察したのがこんな麺顔です!。
おおお!想像以上にジャンキーじゃないか!元から濃口醤油強めで漆黒な出汁なのだが、更にブラックペッパーの黒さが満遍なくまき散らされており、黒さに拍車がかかっております。丼の縁に貼り付くほどに。またこれは見るからに後から喉が渇きそうな塩気を感じる。そしてやっぱり玉葱増しといて良かったぁ~と少し安堵も覚えたかも。この塩気の強さをダイレクトに受け止めるのは、後半かなりキツクなりそうなところに、期待できるのが玉葱のフレッシュさ。+50円と言う割には多めでサービス性も感じます。
<スープ> 濃口醤油とブラックペッパー!ダブルの刺激!ベースもしっかり辛旨ブラック出汁!
玉葱混ぜて食らえば刺激もそこそこフツーなレベルでしょ・・・と思いきや、序盤からそんな甘えた考えは打ちのめされるのでありました。
痺れるほどのブラックペッパーの溶け込み!汗も滲ますホットな刺激が痛快!
出汁!出汁じゃ出汁の素になっとるブラックペッパー(ブラぺ)。少々パワフルさを感じさせる風味付けと思っておったら甘い。ブラぺが完全にスープにエキスを溶かし込んでる輪郭です。元からの塩気が濃口醤油の塩気がガッツリと結びつくだけでなく、刺激感が全面に出汁に吐き出されており、痺れすら覚える溶け具合なのだわ!。かなりホットで中盤からは額に汗が滲むほど。実にジャンキーであり、そのはっきりとした主張がキャッチ―な味わいと感じます。
これほどのブラぺ感。単に大量に後入れしただけで表現されるものなのか?。目の前が丼の山となっており、全くタレが見えなんだが、ブラぺし仕込んだタレかペーストが溶かされているかもしれませんね。それだけインパクトあった!メニュー名に偽りなし!。
しっかり塩気を感じさせる濃口醤油感!ちっともペラくないコク豚のコク!やる気にさせる!
竹岡式って素朴なイメージでそれが印象的。乾麺の茹で汁を醤油ダレに溶かしただけというシンプルさが原点。なので今の時代となっては少々ペラい味となりましょうが・・・いえいえ、この一杯はそんなことありませんよ。ブラぺの攻撃でかなり麻痺した舌とは言え、それと調和する濃口醤油の風合いは実に豊か!。しっかりとした塩気の輪郭を表現しているようです。またコクもしっかりあり!。これは妄想だが、チャーシューを煮た出汁とか豚肉豚骨も入っているのではと感じており、ちっともペラくなく安っぽさもありませんよ。がっつりと食らう気持ちにさせるやる気あるスープ!。
<麺> 都一製麺!竹岡式なら由緒正しく乾麺で!出汁を爆吸いで縮れ生麺風に味わい深し!
生麺と乾麺を選べる。「生でいいでしょうか?」と言われたところをしっかりと「乾麺でよろしくお願いします!」と返します。やっぱ竹岡式なら由緒正しく乾麺でいただきたい次第!。このお店は、お土産(テイクアウト)セットも準備しており、麺袋をみれば「都一製麺」でした!。おお正統派竹岡式!。
実にクッシリ感が楽しめる乾麺!出汁を吸い込み旨味の一体化がさすが!
その乾麺が旨い。強く縮れたフォルムが茹でて少し緩やかになってるところで、汁をバクバク吸って深い褐色に染まっております。昔のインスタント麺を創造してしまうが、ちょっと違う。昔ながらのノンフライ麺ってな感覚で、茹で上がるとしっかりと素地の旨味を感じるイメージ。乾麺なのに生地の旨味がしっかりしており、濃口醤油に染まった味わいが堪らんのだわ!。歯応えだって締まりがあり、どことなくクシクシとした歯応えすらある??。目隠しして出されたら生と分からんかもしれません(オレだけか?)。
縮れるフォルムで玉葱を引っかける喉越し楽し!
縮れが強いところがまたいいね。けっこうコシを感じる仕上がりで、ちゅるんと啜るとブルン!と震えるような食感あり。噛み締めて旨しなのは既述とダブるが、玉葱を縮れに引っかけてくるからこれまた楽しい!。縮れが滑って喉奥で軽く連続するタッチ感が面白いシルエットだが、その手前で麺と玉葱を一緒に潰すときの旨さもまたいい感じ!。縮れ麺と玉葱微塵のコンビネーションもテッパンの旨さですね。
<チャーシュー> 王道の豚バラ肉のロール煮込みスライス!塩気と甘味の旨さが炭水化物を呼び込む!
王道の醤油煮込みの豚バラチャーシュー。ロールタイプで昔から見慣れたすがたです。もうすっかりと脂身は煮込まれて蕩けており、そこには醤油出汁がしっかりと吸い込まれている。赤身に差した脂身はすっかり溶け出してスポンジ状態になっており、そこにまた出汁が吸い込まれ味わい深くなっております。もうトロトロの歯応えで、箸で持ち上げると自重で崩れるほどの柔らかさの極地!。崩して玉葱同様、麺に絡めてもよし、器用に玉葱を混じりあわせて食らうのも楽しからず哉。チャーシューメンにして肉増しがオススメですな!。
<玉葱> 強い醤油のカエシとブラぺの刺激を一気に受け止めサッパリと演出!必須アイテム!
正直言ってこれがあって良かった(汗)。デフォルトでは相当刺激が強いので玉葱がいいクッションになったような感覚です。唐辛子のような刺激とは違い、ブラぺはズシリとジワジワと図太いような刺激。なのでシャリシャリと潰れてフレッシュな野菜の甘さを溶かし出す玉葱が、実に頼もしい限り。50円という設定なら躊躇なく入れるべきです。またこのブラックスープを吸い込んだ玉葱をレンゲで回収して、白飯と一緒に食らうのも合うと思う!。興味ある人はやってほしいと願う次第です。
<メンマ> あっさり仕立ての極太サイズ!痛快な歯切れ!出汁を受け止める素地風味!
自家製かどうかは不明ですが、あっさり味のフレッシュタイプ。全体的に浸かっている濃口醤油とは別の風合いなので、仕入れかと思いますが全体の濃ゆい味わいの中ではいい箸休めとなってます。サクリと小気味よく千切れる歯応えもいいし、何となく素地を感じる味わいがナイス!。
<替玉> 三河屋製麺!乾麺の次は生麺で!品やかな腰つきにクッシリ歯応え!乾麺にも似たフィーリングが不思議!
刺激が強いスープが残って、何となくそのまま平らげて終えるのも寂しい感覚。なので替え玉を召喚です。やっぱり乾麺だと軽く感じたのでしょうかね。替え玉は生麺しかないというのでそれを1玉。じつは1玉は150gクラス(オーバー)なのでかなり多く感じました。フツーに替え玉したい程度だったら半玉対応もしてくれますので、そちらもおすすめ。
さて生麺だが、妙に艶っぽくて柔らかさそうに見えるが、結構クシクシ感があって風味よく食えるのだった!。何となく生麺に似た乾麺を食ったあとで、乾麺に似た生麺の感覚?。似たフィーリングでしたが、単に私が駄舌なのかもしれません(爆)。とは言え、プツプツと歯切れる感覚と、素地の風合いの強さはいかにも生麺っぽい。個性が強い出汁を受け止める分厚さについては、生麺の方が軍配かもしれません。トータルで竹岡式を楽しむなら乾麺。全体的にバランスよく醤油味を楽しむなら生麺。そんな感想。
総じまして「醤油とブラぺのダブル刺激!乾麺生麺のダブルアイテム!楽しさ4倍痛快竹岡ブラック!」
・・・と言う感動の嵐!。あれよあれよと痛快なる刺激にそそのかされて2玉も食らって腹パン!それだけ食欲をそそる魅力ある刺激ですので、昨今のご時世の鬱憤晴らしも含めて、パンチの激しく効いた一杯を求めるなら激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
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