スキマ時間を利用して・・・煮干そば 流。の2ndブランドへ
しかしすっかりと昼飯に出遅れた上に、都会じゃかえってクルマを置くのにとても面倒。どうせなら・・・気になってた店に行ってみよう!と言うことで「オールドラーメンショップ 逆流」さんへと向かいました。確か「煮干そば 流。」の火曜日だけの裏ブランド「逆流」。そのスピンアウト的な独立展開と言うことですね。火曜日はずっと訪問できなかったので、個人的には非常に嬉しい拉麺情報でございます。
行列覚悟だったんだが・・・天候が晴れたり雨が降ったり、風が強かったりとコロコロ激変。意外と待ちなしですっと入れました。店内のカウンター席は、今後のコロナ対策?ニューノーマルを意識した仕切り壁が各々設置してありました。一蘭ほどではありませんが、結構しっかり仕切ってあって、今後の新店舗はこんなスタイルがフツーになってくるかもしれませんね。
<全体> 素朴さいっぱいの冷やしラーメンスタイル!ほっこりタイプの冷やし中華!
「オールドラーメン」とは言え、店箱はお洒落で若者ウケもするだろうし、この界隈団地やマンションが多いので、家族客にも使い勝手が良さそうなテーブル席もあります。広めで良さげ。本来は「肉煮干し」を狙ってきたんだが・・・「冷やし中華」が限定としてあったため、思わずそっちへ乗り換え!それはこんな麺顔です!。
おおお!めちゃ素朴やん!そして一面のほっこり感覚が溢れる!屋号とメニュー名からガチの町中華的な冷やし中華が出てくるのかと思ったが、これは冷やしラーメンスタイル。肉煮干し系のラーメンをそのまま冷やしに転向させたような面持ちだが、やっぱり紅生姜があるだけで、ググッと冷やし中華感覚に引き戻されます。ただやっぱり肉煮干しと冷やし中華のハイブリッドってなイメージが尽きない。
<スープ> 穏やかな煮干しと豚のエキス感!円やかなカエシとゆったりした香味油!
さて、まずスープを啜りますが、やっぱり肉煮干し系の円やかな旨味がベース。豚肉豚ガラ系の円やかコクが支配しつつ、やっぱり後味は煮干しの甘味がしっかり残るイメージ。冷やしにしても旨いね。また冷やし向けにアレンジしたのか、少し香味油に胡麻油のようなコクまろなニュアンスがあり、はっきり胡麻油とは言い切れないほどサラッとした香味の広がり。白胡麻が降りかかっていたから、勝手にそう感じているだけかもしれません。
丼の縁にネジつけられた和がらし。これは辛味が低めで鼻にツンと来ないので、苦手な方でも安心でしょう。やはり溶かした方が味がキリリと引き締まるので私は好きです。さて酸味ですが、最初はほぼ感じない程度の淡い存在であったんだが・・・紅生姜が全体に散らばり泳ぎ出すようになってからは、酸味の頭角を表します。ひょっとして、紅生姜の汁だけで全体の酸味を支配してたのか??。円やかな肉煮干しの風合いを壊さないような、丁度良い塩梅といったバランスで・・・これは想像以上に穏やか酸味でGOODでした。
<麺> 自家製麺?:明るくモチモチした多加水中太ストレート麺!引き締まりつつも伸びやかなるコシつき!!
確か「煮干そば 流。」が自家製麺だったはず?。その流れか??。これは多分人気の高そうな麺で、馴染み深い多加水系の中太ストレート麺です。つけ麺・混ぜそば・何にでも対応できそうで、前歯でプツプツプッツンと歯切れてゆく感覚がとても明るく感じられます。奥歯へ運んで束になったそれを潰そうとするが、ムチムチと弾むような感覚が押し寄せてくる。
ツルツルと表面も光沢あって滑りもいいね。たまに白胡麻を張り付かせたりするが、よく見るととっても細かい麸が見て取れる。確かに旨味も甘味もある麺で、これならつけ麺にしたらかなり旨そう!。またこちらは、どれもデフォルトで200gと言う麺量なのも個人的にはベストマッチ。
また流水で粗熱しっかり奪った多加水麺って、引き締まって伸びやかなるコシつきが素晴らしいね!。しなやかさんに縦伸びするような弾力も生まれるから、これは蕎麦やうどんよりも明確に感じる旨さだね。
<具材> 紅生姜とキュウリで王道たる冷やし中華のプレゼンス!メンマと海苔でやっぱりオールドラーメンスタイル!
トッピングでイメージが変わるもの。例えば冒頭に感じたように、冷やし中華の定番、千切りキュウリや紅生姜があれば無意識にそう感じます。辛子と白胡麻降ってあるのもヘルプになりましょう。個人的にはここに卵があったら決定的に冷やし中華に染まった感じ。
ただメンマとチャーシューのスタイルが肉煮干しって感じを保つかも。メンマはこの系統ならよく馴染みある、ふにゃコリっとした歯応え。薄出汁でもしっかりと浸った味付けで、酒や飯より麺に絡めて食うと似合うタイプ。大衆的な雰囲気あるタイプですね。海苔は正直言ってもう少しデカイのが欲しかったんだけど、麺に巻き込んで大切に食しました。
<チャーシュー> 出汁をスポンジのように吸い込み・・・スカッとした赤身には肉本来の味わい!脂の差しも適度な豚肩ロース!。
分かりやすい煮豚タイプ。脂の差しが多めでしっかりといい感じの肩ロース肉です。これも適度に脂が抜けてスカッとしつつもしっとりさを残す感覚。噛むと柔らかく解れるように千切れ、肉本来の味と吸い込んだ出汁の味わいがベストバランスと申せましょう。
冷やしにしても温かみすら感じる甘味で、これも気分をほっこりさせるアイテムです。冷やし中華スタイルの千切りにせず一枚肉で提供してくれたのも、この一杯のイメージからすると合ってますね。スタイルが分かってたなら・・・肉増しをすべきだったかとプチ後悔。
総じまして「スキマ時間の忙中有閑!昼飯でほっこりするなら冷やし肉煮干し!激しくオススメ!」
・・・と言う感動!。今回は初訪問なのに夏季限定からせめましたので、また来てレギュラー麺を食わねばなりませんな(笑)。背脂煮干し・肉煮干しのほかに、納豆系も人気が高く、ほっこり感だけでなく少し個性的なのもいい感じ。そんな独自性は他に流されたりしない「逆流」と言う意味合いなのでしょうか(考えすぎか)。とにかく、感じのいい店でした。また近くに来る機会に狙ってみます。駅から少しだけ歩くけどその価値あり!。激しくオススメ!旨し!なので・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!