地元探訪・・・三鷹・武蔵野エリアでは貴重な本格背脂煮干を求めて
中華そば 一陽来復 (東京・武蔵境) 特製背脂煮干蕎麦 + チャーシュー炊き込みご飯 + キリン一番搾り生 中瓶 〜ラーメン食べて詠います
- <酒> キリン一番搾り生:グラスが違うと味わいも変わる!?ずっとキン冷え持続が好印象!
- <全体> 背脂と岩海苔のワイルド感!そして肉々しくも美しく整うスマートさ!質感伝えるキッパリさ!
- <スープ> チリっとしたニボ塩感覚に醤油の酸味がベストマッチ!ゆったりとした背脂の円やかさもナイス!
- <薬味> ゆっくり広がる岩海苔繊維と磯風味!フレッシュ玉ねぎが優しい甘みを届ける!
- <麺> ツルツルした地肌にウネウネさが強い太麺!モチっとしながらキュッと引き締まるような食感!汁を含んでも味わい深し!
- <チャーシュー> ソフトな鶏胸肉とハードな豚バラ肉!質量とも食べ応えありあり!
- <味玉にハズレなし!> とても緩いトロトロ感覚!しっかり甘みを感じるマチュアな旨み!
- <〆飯> チャーシュー炊き込みご飯:この量と質感で何と・・・50円!食わな損やで!
- 総じまして「ワイルド&スタイリッシュ!程よいバランス感覚でガッツリ食える燕三条系!」
意外と燕三条みたいな背脂煮干って、我が地元エリア周辺で探すと少ないもんです。武蔵小金井と、東久留米ではふと頭によぎるのですが、外出も自重気味にしないとね・・・。ホント「一陽来復」が近場にあって良かった良かった。ヨーカドー から近いってのもポイント。急に食いたくなって待ちきれず、開店前に来てしまいましたよ。
初開店から1年ちょっと経ったかな?。もうすっかり軌道に乗ってる頃に、コロナの影響は厳しいね・・・。されど私の後続に4名ほど入店されまして、認知度は地元では確かに上がっております。また煮干しお店という印象から、海老系のラーメンにも力を入れてるようで、今後も楽しみ。今回は初志貫徹で「特製背脂煮干蕎麦」とさせてもらいましょう!。
<酒> キリン一番搾り生:グラスが違うと味わいも変わる!?ずっとキン冷え持続が好印象!
その前に休日昼間はビールだぜ!以前は確かスーパードライだったはずだが、今ではキリン一番搾りと選べるようになってる。中瓶でワンコインってのも最近にしては良心的ですね。今回は一番搾りを所望!。
おおお!そうだった・・・こちらのグラスは真空ステンレス。外に水滴がつかないし冷気も持続するってやつだね。見た目は無骨だが、キンキンに冷えたビールがいつまでも保たれるので、ゆっくり味わうことができる優れものです。いつもは温くなる前に仕方なく空けるところだが、最後までゆっくりしっかり味わえる!。通販で買ってやろうかしらん!。
<全体> 背脂と岩海苔のワイルド感!そして肉々しくも美しく整うスマートさ!質感伝えるキッパリさ!
燕三条系らしく背脂の調整も対応してくれます。数年前だったら雪のように背脂を積もらせるところですが、生憎と歳を感じてるところに、在宅勤務の運動不足も重なるので・・・背脂量は「中」とさせてもらいましょう。そんな麺顔はこんな感じでした!。
おおお!もっと背脂と岩海苔でぐちゃぐちゃなワイルドさを想像してたんですが、肉々しくて別の意味でワイルド!。そしてトッピングの整い方もいい感じで全体がスマートにさえ感じるではありませんか!。扇状に広がった肉の断面は周囲の焦げ目が迫力ありつつ、肉繊維の文様はしっとり優しい感じ。背脂も立場をわきまえたようにスープの表面だけで止まっており、小さい真珠がぷかぷかと浮いているようにすら思えてきます。
<スープ> チリっとしたニボ塩感覚に醤油の酸味がベストマッチ!ゆったりとした背脂の円やかさもナイス!
さあスープだ!。煮干しのニボ感覚と背脂のコクの2点を念頭にいれ、最初の一口目を味わうが・・・ガツンと言うよりスマートで優しい味わい。まず煮干しのニボ感は、パンチと言うより「チリッ!」とした軽い刺激といったところです。むしろ軽やかだが、醤油の香と後味がサラッと煮干し苦味をフォローするって感じで舌の上を浸透させる・・・。ライト煮干しと言われればそうなんだが、薄いとか低いと言う類じゃないとお伝えしたい。
そして背脂。これが実に円やかな味風景として、煮干しの軽やかな塩気に絡みます。脂で甘みを感じるニュアンスがこの感覚でしょうか。醤油と煮干しの塩気とバランスよく、和やかに啜れます。ここまで緩やかだと、背脂もう少し欲しかったかもと・・・。
<薬味> ゆっくり広がる岩海苔繊維と磯風味!フレッシュ玉ねぎが優しい甘みを届ける!
そこで次の味わいアイテム「岩海苔」が花開く!。乾燥で縮まった岩海苔が、ゆったりとスープの水分を含んで何倍かと言うくらいに広がります。大きい海苔花で質がいいやつだね。背脂の円やかさに磯の風味が加わり、燕三条のイメージらしい味わいがここに完成!。嗚呼、この時点で興奮がMAXです。
さらにフレッシュ玉ねぎ微塵がじわじわとこのあたりから存在感を表します。軽やかなニボ感にはこってり背脂が浸透した味だったが、玉ねぎのフレッシュなる甘みが煮干しの旨味を取り合いすると言うか・・・味の三つ巴。こうすると醤油感がやや高まるのも好印象で、玉ねぎの流れや量によって幾重にも味風景が変化するのが楽しくてなりません。
<麺> ツルツルした地肌にウネウネさが強い太麺!モチっとしながらキュッと引き締まるような食感!汁を含んでも味わい深し!
ランダムな平打ちボコボコ麺だとは想像してましたが、弾力は意外でした。もっとふわっとしつつ、柔らかくてニュルニュル滑るイメージ。それで構えていたら、結構引き締まりがある歯応えだったので、少し驚きました。ツルツルした地肌にウネウネさが強い太麺!モチっとしながらキュッと引き締まるような食感!。
量もしっかりあります。後で調べてみたら、並で180gとのことでリーズナブル。当然のようにわざと岩海苔を貼り付けさせたりして、味と風味を楽しませてもらいました。また汁を含んでも味わい深いよね。太麺といいつつ汁を含んでも炭水化物と出汁の旨味の一体感が素晴らしい!。
<チャーシュー> ソフトな鶏胸肉とハードな豚バラ肉!質量とも食べ応えありあり!
これだけハッキリと肉を楽しませてくれるなら特製は価値ありですね。鶏と豚の2種チャーシューです。鶏は胸肉。フカフカと明るい弾力が楽しく、肉自体は淡白なる滋味って感じですがどんなスープとも相性良し。酒でもビールでも合う肉なので好きなタイプ。
一方の豚は、見た目以上に男性的でした。周囲は濃ゆく醤油タレが浸透しており、その部分は焦げが生じている。しっかりオーブンされたような焦げ目がまた醤油ダレと相まって実に旨い!。またバラ肉らしい3層の断面で一見してホロホロと蕩けくだけそう。しかし案外とギュッと引き締まっており、噛みごたえを楽しむタイプです。そのまま食らって香ばしさを味わうも良し、一旦汁に沈めて出汁を集めて食らうのも良し。質量とも食べ応えありあり!
<味玉にハズレなし!> とても緩いトロトロ感覚!しっかり甘みを感じるマチュアな旨み!
色合いから出汁浸透の深さが伺える。熟したようなコク深い卵黄の味わいなのだろうとは思っていたが、とても緩い卵黄の仕上がりだったのは読めませんでした。大抵の場合、マチュアで深い甘みを醸し出す卵黄って、ねっとりとややハード気味に仕上がってる場合が多いものでして・・・。こちらはいかにもトロトロ系で、まるで濃厚ソースのような卵黄です。しかしこの緩さが、私には新鮮に思えて旨く感じてしまいます。燕三条系のスープにはあまり溶かしたくなかったので、この後そのままレンゲで掬ったままで・・・3くちに分けて大切に味わいました。旨し!やっぱり今回も味玉にハズレなし!。
<〆飯> チャーシュー炊き込みご飯:この量と質感で何と・・・50円!食わな損やで!
ここはとても良心的ですよ。和え玉が100えん、チャーシュー炊き込みご飯が50円ですよ。しかもお値段相当ってな感じもなく、質も量もしっかりしてる!。前回は和え玉だったので、今回は炊き込みご飯とさせてもらった流れ。
粒が立ってるけど、しっとりした仕上がりで出汁が深く味わえる!。またお焦げに当たる部分もしっかりと入ってて、嬉しさ半端ない!。チャーシューは細かく刻んであるので、歯応えを感じるまでもないが、肉出汁の旨さを強調するには十分。ほぼ半数の客はこれを合わせて食ってるみたい。売り切れもありそうだから、ゲットするなら昼間がおすすめです。
総じまして「ワイルド&スタイリッシュ!程よいバランス感覚でガッツリ食える燕三条系!」
・・・と言う感想!。私的には等身大で楽しめる・・・そんな本格的燕三条系って感じで、すでにまた食いたくなってる:笑。特製で1000円以内で収まるのもいいし、何せ内容が濃ゆいのがコスパを高める感覚。バリエーションも多めだし、テーブル席もあるので家族にも使い勝手が良い。色々制約ある昨今だが・・・武蔵境界隈の方なら、激しくオススメ!って感じかな。ともあれ早くコロナが過ぎ去ってくれることを祈るばかり。そんな気分ではありますが・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います!。
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!